星々の王と妃   作:旭姫

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そのままアイスピラーズブレイクの決勝リーグに入るつもりでしたが、大会タイムスケジュールを調べたところ、決勝リーグは翌日にあることがわかったので、次の日になります。

また、先にバトルボードの決勝からです。

では、本文をどうぞ


三章 第二十話 熱戦の女子新人戦

演舞のような達也と深雪の試合を見て、将輝は

 

将輝「はぁ、全く。達也のやつ、こんな公の場所で挑発しやがって。……楽しみだな。負けるなよ、達也。」

 

将輝は将輝でやる気を出した。

 

 

その後、達也と深雪、エイミイに雫は決勝リーグに進出した。

 

そして、将輝に栞も、また決勝リーグに進出した。

 

――――――――――――――――

 

翌日

 

この日は、新人戦バトルボードと新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクの決勝リーグを行うことになっている。

 

―新人戦バトルボード 決勝リーグ―

 

決勝リーグに進んだ8名の選手が競い合っていく。

 

第一試合は第三高校一年、四十九院沓子が圧倒的な実力差で決勝戦に進出した。

 

第二試合は第一高校一年、光井ほのかが自身の得意魔法をうまく利用して勝利をもぎ取り、これまた決勝戦に進出した。

 

よって、決勝戦は第三高校四十九院沓子VS第一高校光井ほのかの一騎討ちとなった。

 

沓子「よろしく頼むぞ、光井ほのか殿。」

 

ほのか「よ、よろしくお願いします。」

 

 

そして、試合が始まると、沓子が先行し、ほのかがその後を追った。

 

沓子が差を開くために、水面に干渉する魔法を使うが、未然に防がれた。

 

沓子「(……魔法が消された!?……そうか、見えて(・・・)いたのか……ということは彼女は、光のエレメント)……なるほど。これだからこの勝負は飽きんな。」

 

沓子は懐からCAD(・・・)を取り出して、魔法を放つ

 

ほのか(今までは、呪符だった筈……まさか!?)

 

沓子の魔法はコース全域に干渉していた。

 

ほのか「……全域!?(って、ことはさっきのは囮。)でも、負けない!!」

 

ほのかは沓子の魔法を自身の特訓した身体能力で交わして行った。

 

そして、コースに影を落として、差を縮めた。

 

沓子(コースが…!?まさか、)

 

ほのかがどんどん差を縮めて行って、

 

残りの直線で並んだ。

 

沓子「さすがじゃな、なら、わしも最後の足掻きだ。」

 

沓子は自身のすぐ後ろに干渉して波をおこした。

 

ほのかとの差が開く。

 

沓子「これでわしの勝ちじゃ。」

 

そのとき、突然ほのかが横を抜き去った(・・・・・)

 

沓子「なに!?」

 

そのままほのかが一位で抜き去ってゴールした。

 

沓子「さすがじゃな、ちなみに最後のはどうやったんじゃ?」

 

ほのか「実は、横に並んだ時から幻影で隠れてて、油断したところを幻影を解いて抜いたの。」

 

沓子「なるほどな。……これはわしの完敗じゃな。……来年もよろしく頼むぞ。」

 

ほのか「う、うん。よろしく」

 

――――――――――――――――

 

新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク決勝リーグ

 

決勝リーグ最初の試合は女子の部のエイミイVS栞だった。

 

この試合の後は達也がやって深雪がやって雫がやって将輝がそれぞれ準々決勝を行う。

 

エイミイと栞がそれぞれ舞台に上がる。

 

試合が始まると、エイミイが自分の氷柱を栞の氷柱に飛ばす。

 

栞の氷柱はエイミイの氷柱によって滑って行ったが、三列目で止まった。

 

 

控え室で見ていた達也は栞と作戦を考えたと思われる友人を心のなかで誉めていた。

 

達也(なるほど、摩擦係数をゼロにして慣性を無くしたのか。……このまま行けば栞の勝ちだが……。エイミイ、全てはお前次第だ。)

 

そして、エイミイの氷柱がどんどん減っていき、栞の氷柱が半分を下回った頃にはエイミイの氷柱は残り二、三個程で優位が栞の方に傾いて行った。

 

 

エイミイの心は揺れ動いていた。

 

―負けたくない!

 

―でも、私はもう頑張った

 

―ここで負けても深雪が勝ってくれる。

 

―でも、負けたくない!!

 

彼女は友人と競争したり勝負したりすることが多かった。

 

そして、ある日、彼女の友達は勝負に負けてしまって泣いてしまったのだ。

 

それからエイミイは無意識のうちに手加減をするようになった。

 

―魔法は嘘を本当にする力

 

―想いは魔法を強くする

 

この二つはエイミイが幼い頃から祖母に言われていた教訓みたいなものだった。

 

(やっと意味がわかったよ、グランマ。)

 

エイミイの周りに本来の(・・・)自分の想子があふれでてくる。

 

栞(うそ……!? そんな力いったいどこから。)

 

エイミイは氷柱を思いっきり飛ばした。

 

栞(このコース…このまま行けば勝てる。)

 

エイミイ「(想いは魔法を強くする。……私は)勝ちたい!!」

 

エイミイの氷柱が栞の氷柱に当たって砕け、白い靄がかかると、栞もエイミイも想子を使い果たして、膝を付いていた。

 

結果は……エイミイの逆転勝ちだった。

 

 

達也(壁を越えられてよかったな、エイミイ。……にしても、“魔法は嘘を本当にする”……か。…まるで俺の魔法(・・・・)のことを言っているようだな。)

 

その後、達也、深雪、雫、将輝とどんどん準決勝に進出した。

 

―一高控え室―

 

真由美「すごいわよ、達也君。これは快挙よ。」

 

達也「そ、そうですか…。」

 

摩利「すまないな、達也君。この後準決勝と決勝があるのに。」

 

達也「まだ少し時間はありますのでその時に調整して、彼奴を潰します。」

 

摩利「そ、そうか。」

 

真由美「それよりも、達也君。これは君にも聞いてほしいのよ。……りんちゃん。」

 

鈴音「実は、大会委員会より、3人を同時優勝にしてみないかと提案がありました。」

 

達也「なるほど、楽したいんですね。……まぁ、エイミイは棄権した方がいいでしょう。」

 

真由美「だそうですが、明智さんはなにかありますか?」

 

エイミイ「私は言われる前から棄権にするつもりだったので、問題ありません。」

 

真由美「そう……。北山さんに深雪さんは?」

 

雫「私は……戦いたいです。……深雪と全力で戦えるのはここしか無いので。」

 

深雪「私も、北山さんがそれを望むのでしたら、喜んで相手をします。」

 

鈴音「わかりました。……明智さんが棄権、北山さんと司波さんで決勝戦をすると、大会委員会に報告します。」

 

真由美「さて、2人の決勝は男子の決勝進出者が決まってからだから……達也君、頑張ってきてね?」

 

達也「はい。」

 

 

そして、行われた準決勝にて、達也は今までずっと使ってきた『氷炎地獄(インフェルノ)』で瞬殺して勝利し、

 

将輝は一条の代名詞、『爆裂』で同じく相手を瞬殺して勝利した。

 

よって、

―女子新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク決勝戦は

 

一高司波深雪VS一高北山雫

 

―男子新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク決勝戦は

 

一高風間達也VS三高一条将輝

 

となった。

 





次回は、男女新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク決勝戦を行います。

順番は先に深雪VS雫で、その後に達也VS将輝の予定です。

では、また次回。
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