男女ともに決勝戦のみ残した新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクは先に女子の決勝をしてから男子の決勝を行うことになっている。
女子新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク決勝
白熱したアイス・ピラーズ・ブレイクも残すところ、男女含めてあと二試合となった。
先に行われる女子の決勝では、第一高校の司波深雪と北山雫の一騎討ちとなった。
達也の姿は選手控え室―ではなく、一高生徒会陣―真由美と怪我人である摩利―と試合会場の観客席に来ていた。
ちなみに、今回はリーナもエリカ達と観戦しているので久し振りに1人となった。
真由美「達也君はどっちの応援かしら?」
摩利「まぁ、妹を応援したいところだろうがな。」
達也「さすがにどちらも担当していますからね。どちらかを応援するなんて出来ないですよ。」
真由美「今日は何かあるのかしら?」
達也「さぁ?どうですかね?それよりも、渡辺先輩は休んでなくていいんですか?」
摩利「私はもう大丈夫だ。…それよりも、試合が始まるぞ。」
試合が始まると、雫が自身の氷柱を『情報強化』で守りを堅め、深雪の氷柱を『共振破壊』で壊しにかかる。
対する深雪はここまでの試合と同様に『
雫(届かない……さすが深雪。…でも)
雫はCADを操作していた左手を自身の裾の中に入れる。
取り出したのは―拳銃型CADだった。
そのCADから放たれた魔法は不意を付くように深雪の氷柱を一本破壊した。
そう、CADの同時操作という
もちろんこれには、真由美も驚いたが、深雪も驚いていた。
深雪(特化型と汎用型の2つのCADの同時操作……そして、『フォノンメーザー』。……お兄様も人が悪い…。ですが、)
しかし、驚くのはこれだけではなかった。
深雪は一度発動していた『氷炎地獄』を解く
その隙に雫が『フォノンメーザー』で一本ずつ氷柱を破壊するが、深雪は別の魔法を使った。
その魔法は領域内の物質を比熱、
A級魔法師でもほんの極一部の人間でしか使いこなすことが出来ないといわれている振動・減速系魔法『ニブルヘイム』。
無慈悲な魔法によって膨張した氷柱は深雪が再びかけた『氷炎地獄』によって呆気なく崩れた。
そして、試合終了の合図が鳴り、新人戦女子アイス・ピラーズ・ブレイクの優勝者が決定した。
真由美「なんか…驚くところが多すぎてどこから突っ込んでいいのかわからない…」
摩利「『ニブルヘイム』……か。それに、『フォノンメーザー』…。まさに魔境だな。」
達也「では、俺は試合を終えた2人を労って決勝戦に行ってきますよ。」
真由美「達也君、頑張ってね?」
達也「もちろんですよ。」
達也が選手控え室に入ると、深雪と雫が2人揃っていた。
達也「2人ともお疲れ様。」
深雪「お兄様には驚かされました。…雫にお兄様の十八番である同時操作を教えて『フォノンメーザー』まで使ってくるとは…妹が可愛くないのかしら?」
達也「全力じゃなかったらそれでこそ怒るだろうに…。それよりも、雫。悪かったな、『フォノンメーザー』は雫の魔法適正的にも問題ないと思ってたんだが…同時操作は時間が足りなかったな。」
雫「そんなことはない。私は達也さんのお陰で深雪と戦うことが出来た。同時操作が完璧じゃなかったのは私の練習不足。」
達也「しかし……。」
雫「それに、私は出場した2種目どっちも優勝または準優勝してる。それも、達也さんの力がなければ出来なかった。」
達也「雫……。」
深雪「雫、私は楽しかったわよ。…そもそも『ニブルヘイム』なんて使うつもりは無かったのに雫に圧倒されてつい…。だから、私は雫を好敵手と認めているわよ。」
雫「深雪……。ありがとう。次は負けないよ。」
深雪「こちらこそ、次も私が勝つわ。」
達也「さて、俺は彼奴との決勝があるから準備してくるよ。」
深雪「お兄様も頑張ってください。」
雫「応援してる」
達也「ありがとう。じゃあ行ってくるよ。」
その後、達也が決勝戦用に着替えた服は黒色を基準として、赤色の帯を巻いて、所々に金色の星が付いている浴衣で、真夜が特別に発注した達也のための浴衣である。
そのデザインには達也の異名【星王】や、達也と真夜の親子の魔法である『
そして、和服に着替えた達也はそのまま試合会場へ向かった。
次回は達也VS将輝です。
そして、投票をこの回で付けます。
内容は原作同様あの事故の代理選手についてです。
締め切りは達也が代理として指名される回の投稿までの予定です。
では、投票よろしくお願い致します。
では、また次回。
新人戦モノリスコード代理選手案
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達也&幹比古&レオ
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達也&幹比古&鋼
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鋼&幹比古&レオ
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達也&幹比古&エリカ
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達也&幹比古&リーナ