星々の王と妃   作:旭姫

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予告通り、時間が進みます。


一章 第五話 スターズが新しく…

2091年

 

達也がUSNAに来て、スターズに入ってから早5年。

 

達也の身の回りでは色々あった。

 

まずは、達也の槍であるゲイボルグが完成して達也の持ち武器となった。

 

次に、達也はリーナと婚約者になった。

 

ちなみにこの婚約は日本にいる真夜と深夜が盛大に祝ってくれた(画面上で)

 

さらに、達也とリーナはスターズ内での活動が上手くいって少佐に昇進した。

 

そして、総隊長であったウィリアム=シリウスが作戦中に新ソ連の戦略級魔法師である、イゴーリ=アンドレイビッチ=ベゾブラゾフの奇襲魔法攻撃を受けて亡くなった。

 

その為に次のシリウスを決めるためにリーナと達也がバランスに呼び出された。

 

それと同時に達也に国際魔法協会の理事の話が来た。

 

バランス「達也、リーナ。どうする?」

 

達也「俺は理事になってもいいと思ってます。でも、シリウスにはなりたくないです。」

 

リーナ「即答なのね……。じゃあ私がシリウスを受けてもいいですか。」

 

バランス「わかったわ。では、リーナ。貴女を次代のシリウスとします。貴方は明日からアンジェリーナ=シリウス少佐として総隊長の座につきなさい。達也、貴方はリーナからシールズの名を借りてタツヤ=シールズ少佐として国際魔法協会の理事とリーナの補佐をお願いするわ。」

 

達也・リーナ「「了解しました。」」

 

達也「ところで、リーナの補佐とは?」

 

バランス「達也。リーナが事務作業できると思う?」

 

達也「いいえ、全く。」

 

リーナ「ちょっ、タツヤ、即答!?」

 

達也「実際できないくせに何いってるんだ?俺の仕事を増やしやがって…。」

 

バランス「そうね、とりあえず、来年の夏に日本の沖縄で日本陸軍の魔法を取り入れた独立部隊との合同訓練があるから。頑張ってね。」

 

達也「日本ですか…。」

 

バランス「あ、この事は真夜さんに伝えてあるからこの時に旅行に来てるかもよ?」

 

リーナ「真夜さんって、達也の母親で四葉家当主だったわよね。」

 

達也「ああ。俺の目標でもあるんだよ。」

 

バランス「ついでにあってきたらどうかしら?訓練の一週間前から行けるように手配しとくわよ。」

 

達也「いいんですか。」

 

バランス「ええ。久しぶりの家族会議でもしてきなさい。」

 

達也「ありがとうございます。」

 

バランス「そういえば、あの魔法はどうなのかしら?」

 

達也「リーナのも俺のも理論的には実現可能になりました。」

 

バランス「リーナの『ヘビー・メタル・バースト』に達也の『星屑の穴(スターダスト・ホール)』ね…。」

 

達也「はい。リーナの『ヘビー・メタル・バースト』は金属の自由電子を崩壊させてプラズマを発生させる魔法で、俺の『星屑の穴』は『流星群(ミーティア・ライン)』を発動した状態で、『流星群』の威力を利用して空間を『分解』して穴を開ける、コンビネーション魔法です。」

 

バランス「なるほど。まぁ、使うまでは秘密でいいでしょう。使っても公開はしない方がいいでしょうね。」

 

達也「そうですね。」

 

バランス「なら、仕事の話はここまでにして…。おめでとう、達也、リーナ。」

 

達也「ありがとうございます、義母さん。」

 

リーナ(にしても、さっきまでのやつはどこまでが仕事の話なんだろう。)

 

バランス「とりあえず、明日スターズに公表します。」

 

リーナ「私はいつから総隊長なのですか?」

 

達也「何をいっているんだ?明日からに決まってるだろう。」

 

リーナ「は?明日?聞いてないんだけど…。」

 

達也「どうせ、リーナはろくに仕事しないだろ。」

 

リーナ「何よ、私だってやるときはやるわよ。」

 

達也「ほぉー。ならこれからしっかりと仕事してもらおうか。」

 

リーナ「えっ?ちょっ、まっ」

 

バランス「そう、なら明日からはいつもの倍やらせるわよ。」

 

リーナ「そ、そんな~。助けて、タツヤ。」

 

達也「自分で頑張るんだな。」

 

 




次回、沖縄防衛戦。

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