フラワーナイトガールの二次創作です
某所での秋桜を元にした現代パロディです

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某所で
ホシくんのにゃ長本を見て制服ホシくんとかいいよね→学園生活を送るパロディ見たいね→学園ホシくんが先輩だったらこんな感じ?→こんな感じもいいよね
みたいな感じで秋桜の流れになったのをきっかけにざっくりとですが高校生ホシくんを書いてみた現代パロディです

書いてみたはいいのですが、はたしてこれは花騎士のSSに入るんだろうかという不安!



高校生ホシクジャク先輩

一目惚れだった。揺れる赤いツインテールの髪。部活のテニスをしている時の真剣な格好いい表情。可愛さを感じられる中に綺麗さも感じてしまう笑顔。

一つ上の学年のホシクジャク先輩。全国大会でも上位の成績を納めているテニス部のエース。テニスしている時の姿、実力は性別は違えど自分の憧れともなった。

花騎士高校に入学してテニス部に入って練習をしていた時その姿が目に入った。その瞬間彼女に一目惚れしてしまった。

ホシクジャク先輩と話してみたい。一緒にテニスをしてみたい。

そうは思っても男女で部活の練習場所は別々であるし、学年が違うのだから話しかける機会はなかった。

だが、そんなある日転機が訪れた。部活道具を準備中にホシクジャク先輩がやってきたのだ。それをきっかけに憧れの存在である、今はまだ自分は未熟だけどいつか先輩とテニスをしてみたい等と先輩と話していると先輩が部活後自主練をする際、時々テニスの特訓をしてくれることとなった。

迷惑になってしまうと断ったのだが、人に教えるのも自分の上達に繋がるから大丈夫と言ってもらったこともあり先輩のご好意を受けることにした。

部活が終わり先輩を待っていると制服に着替えた先輩がやってきた。今まで学校生活でチラッと先輩を見かけたことはあったけど、間近で制服姿を見るのは初めてだ。控え目に言って可愛すぎではないだろうか。見とれているとどうしたの?と先輩が顔を覗いてきた。慌てて何でもありませんと返す。

それじゃ行こっかと笑いながら声をかけてくれ、その言葉にはい!と返し練習場へと向かう。こうして先輩との練習の日々が始まった。

 

憧れの人と時々一緒に下校して練習して、そんな幸せな、充実した日々を送っていると時はあっという間に過ぎていき冬になった。その頃には先輩の特訓のおかげで1年生の中でも上位のうちに入るようになれていた。

先輩のおかげでより成長できてるなぁ。そんなことを思いつつ放課後日直の仕事をし、遅れて部活に参加し走り込みを始めようとしていると、同じく遅れての部活参加なのか先輩も走り込みをしていた。

先輩と一緒に走り込みできるチャンスかなと思っていると…先輩が倒れてしまった。駆け寄ると膝を擦りむいているようであり、一緒に保健室に行くことにした。

 

「格好悪いところを見せちゃったね。君の前では格好いい僕でいたかったんだけど」

「実は子供の時から体が弱くてね…。今ではだいぶよくなってるんだけど夏と冬は体調崩しちゃうこともあるんだ。幻滅…しちゃったかな?」

 

先輩がそんなことをぽつりぽつりと言い出す。すぐさまそんなことなどありませんと返した。

 

「先輩と一緒に特訓するようになってから先輩がどれだけ頑張っているのか知っています」

「体が弱いのでしたら体力をつける為ということもあるのでしょう。そんな先輩を幻滅なんてすることできません。むしろ尊敬してます」

 

「尊敬…そんなこと言ってもらえたのは初めてだよ。ありがとう、嬉しいよ…!」

 

この日を境に先輩と一緒に登下校することが増えたり下校中いろんな場所に寄ったりすることが多くなり、先輩との距離が縮まった気がしていった。

先輩はとにかく熱い性格だ。自分をリードしてくれるようにいろんなところに連れていってくれ、何かあれば燃えてきたー!とテンションが高くなる。春の間は特に元気いっぱいで、大好物のポン・デ・ケイジョを食べてる時は見てるこちらも嬉しくなるくらいの笑顔とテンションになる。

しかし、本人も言っていたけどどうやら夏と冬は暑いの寒いの苦手で春の間ほどテンションMAXとは行かなくなるようだ。冬の間なんかは雪が降った日は眠たそうにしてる時もあるくらいだ。あの先輩が倒れた日をきっかけに先輩と一緒にいることが多くなったこと、自分にそういう部分も見せてくれるようになったからかなんとなくだけど分かるようになってきた。

 

春が来て自分は2年生、先輩は3年生となった。今日も先輩とのテニスの特訓が始まる。先輩の教えのおかげで先輩ともそこそこ打ちあえるようになってきていた。しかしこちらが押していると燃えてきたー!と盛り返し、未だ先輩に勝つことはできていなかった。性別なんて関係ないかのように強い…!先輩の強さにこちらも燃えてくる。

自分を特訓してくれ強くしてくれる先輩。いつも自分を引っ張って楽しませてくれる先輩。燃え上がるような元気と笑顔をくれる先輩。自分に弱いところも見せてくれるようになった先輩。一目惚れした最初の頃は漠然と話したい一緒にテニスをしたいと思うくらいであったが、いつしかそんな先輩の隣に立てる自分になりたい、側にいて支えられる自分になりたい、そう思うようになっていた。

一目惚れした時から好きであったが先輩のことをしってからより先輩に惹かれてるな…と特訓の休憩中にそんなこと思ってた時だった。先輩が声をかけてきた。

 

「ぼーっとしちゃってどうしたの?」

 

「あ、いえ…先輩の夢って何かありますか?」

 

急に話しかけられたことや先輩に惹かれてる、先輩のことを知りたいと思っていたらそんなことを聞いていた。

 

「急な話題だね、夢かぁ。幼い頃の元気になってテニスをしたいって夢は叶えているところだし…」

 

「…あ、お聞きしたいんですが先輩ってどうしてテニスを始めたんですか?」

 

「ん?そういえば言ってなかったね。幼い頃病弱だった僕を元気づけてくれた人がテニスをしてる人でね、その人のおかげで僕は勇気を貰えたんだ。そして自分もテニスをしたい、その人に恩返しをしたい、そう思ったからテニスを始めたんだよ」

 

「なるほど、先輩にとってその人やテニスはかけがえのないものなんですね」

 

自分にとっても先輩やテニスはかけがえのないものになってる、なんだかちょっと似てるような気がするな。

 

「あっ最近新しい夢がてきたかな」

 

「なんですか?その夢って」

 

「熱い恋をしたい」

 

「…え?」

 

「恋の歳頃なのかな、燃えるような恋をしたい。そう思ってるんだ。…叶うかな?」

 

「……あっえと…きっと叶いますよ」

 

先輩の夢を聞いたのは自分であるが、そんなことを言われるだなんて思ってなかった。自分に恋をしたいだなんて聞かれると…それに一緒にいることが多くなったり、最近できた夢だなんて言われると…勘違いしてしまいそうになる。

もし…自惚れじゃなく勘違いでなかったとしても、自分はまだ先輩を熱くさせられるような人間ではない。せめて先輩の幼い頃からの夢であるテニスで勝って燃え上がらせられるようにならなければ、自分が先輩を楽しませられるようにならなければ先輩の隣には立てない。

自分が先輩と恋仲になれるのかは分からない。しかし、テニスで熱くさせられるようになりたい、この気持ちに変わりはない。新たな目標も決まり燃えてきたー!と心の中で叫んだ。なんだか先輩の口癖が移っちゃってるな、そう思ったのだった。

 

春が過ぎ夏がやってきた。先輩が卒業する前にはテニスで先輩に勝ちたい。その思いの強さからか上達できたようで春の間より先輩といい勝負ができ、なんとフルセットにまで持ち込むことができていた。でも先輩は押されていたり一進一退の攻防が繰り返されている時の方が調子を上げてくる。不死鳥を思わせてくるような強さがあり、ここからこそが油断なんてできない。初めて先輩に勝つ為にもより一層気を引き締める。

先輩がマッチポイントを2度握るもなんとかそれを凌ぎ、こちらのマッチポイントを握ることができた。ここでなんとしても勝ってみせる!

ラリーを繰り返し、前に出るチャンスだと前に出るもそれを読まれていたのかロブを上げられてしまった。しかし───それはこちらの誘いであった。ロブを上げてきた瞬間に下がり相手のコート角にスマッシュを放つ。しかし先輩はそれに追いつき返してきた。その打球をドロップショットで前に落とす。先輩が走ってくる…が、追いつくことができず試合は決まった。

ようやく先輩に1勝することができた…!そのことに体が奮え思わずガッツポーズをした。

 

「ふぅ……強く…なったね…!」

 

日陰のベンチに移動し休んでいると先輩が微笑みながらそう言ってくれた。自分を鍛え上げてくれた人にそう言ってもらえるのはとても嬉しかった。

 

「先輩の特訓のおかげですよ、ありがとうございます」

 

「そう言ってくれると僕も嬉しいよ。でも…負けちゃったのはやっぱり悔しい!」

 

「ようやく1勝できた自分としてはとても嬉しいです。自然とガッツポーズしちゃってましたよ」

 

「そんなに僕に勝てたことが嬉しいと思ってくれてるの?なんだか嬉しいような恥ずかしいようなって感じだよ」

 

「1年とちょっと先輩と特訓してるのに今まで1度も勝ててませんでしたからね。そりゃあもう跳ね上がりたくなるくらい嬉しいですよ!」

 

「君との試合、僕もとても熱くなれたよ!そうだ、ご褒美をあげたいと思うんだけど、何がいいかな?」

 

「ご、ご褒美ですか?」

 

「うん、負けちゃったのは悔しいけどそれ以上に君の成長がとても嬉しいんだ。初めて僕に勝ったことのご褒美を何かあげたい」

 

急にそう言われても…うーん。……あ、そういえば近いうちに夏祭りがあるな。…先輩と一緒に夏祭りに行きたい。

 

「先輩がよければなんですが、その…自分と一緒に夏祭りに行ってくれませんか?」

 

「夏祭り?あぁ、近いうちにあるね。…うん、いいよ。一緒に行こっか!」

 

「ほ、本当ですか?やったああ!」

 

まさかOK貰えるとは!誘ってみてよかった。先輩との夏祭り楽しみだ。

テニスで先輩に勝ち、先輩を熱くさせることができ、ひとまず目標は達成できた。まだいろいろ未熟な部分はあると思うけど夏祭り中に先輩に告白をしたい、そう思った。

 

夏祭り当日。待ち合わせ場所で待っていると先輩がやってきた。燃え上がるような先輩にぴったりな赤を基調とした浴衣を着てきた先輩。髪型は普段のツインテールと違い髪を降ろしている。このような姿を見られるだなんて感無量である。

普段は先輩がリードしてくれるのだが今日はそれではいけないと思う。こちらが先輩の手を引いて、ゆっくりと進んでいった。

焼きそばやタコ焼きなど食べたり、射的や金魚すくいなど屋台を一緒に楽しんでいく。

その際も先輩は燃えてきたー!と熱くなっていたが、金魚すくいだと熱くなるのは逆効果だったようでなかなかすくうことができずちょっと落ち込んでいたりもしていた。ならば自分がすくってみせようとしたものの、自分もなかなかすくうことができず、お互いの下手さに笑いあったりした。

タコ焼きを食べてる最中に口周りにソースがついていたようで先輩が拭き取ってくれたり、人混みの中歩いていて先輩が少しバランスを崩してしまったのを支えたりとドキドキしてしまうこともあった。

先輩と一緒に様々な屋台を楽しみ、そして花火大会の時間が近づいてきた。祭り前に見つけてた花火を見るのに絶好な特等席へと移動することにする。

 

「うわぁ~。ここいい眺めだね。花火…綺麗だねー」

 

花火が上がり先輩がそんなことを言ってくれる。喜んでくれたのならよかった。

しばらく花火を眺めながら、一旦花火が落ち着いたところでふと先輩を見る。笑っている横顔がとても綺麗だ。その横顔を見ていると自然と口が動いていた。

 

「先輩!ずっと前から先輩のことが好きでした!自分と付き合ってください!」

 

先輩が驚いた表情をする。しかしその表情はすぐに笑顔に変わり

 

「僕も…君のことが好きだよ」

 

と言ってくれた。

 

「最初はかわいい後輩だった。でもいつしか君は僕にとって大切な存在になっていた。僕の弱いところも見せられる安心できる存在になっていた。君と一緒にいると胸が熱くなるんだ。君は僕の熱い恋をしたいって夢を叶えてくれてるんだよ」

 

「自分が…先輩にとってそんな存在になることができてるんですか?」

 

「うん、僕にとって君はそんな存在だよ!この夏祭り、大好きな男の子とじゃないと異性とお祭りに行ったりしないよ。誘ってくれてありがとうね」

 

ガッツポーズをしてよっしゃああと雄叫びを上げてしまった。

 

「男の子とはいえ、後輩である君に告白してもらったから先輩として僕から…させてもらおうかな」

 

ん?何を…?と思っていると先輩の顔が近づいてきた。ま、まさか…!?

花火が再度上がり始める。

 

チュッ

 

花火の光に照らされて2人の影が重なった───

 

 

 

 




花騎士の制服姿や私服姿が見たいです

見たいです!

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