「音楽の天才」と呼ばれた俺がなぜガールズバンドに振り回されなければいけないのか 作:弾正
結構僅差だったけど、美咲優勝でしたね。美咲メイン回がある...かもしれない。そろそろ物語が夏休み入るから色々ネタができそうで嬉しい
あ、今後のアンケートも協力してくれると嬉しいです
予告通りさよひな回
前回、俺の家にハロハピが突撃ィィィィィ!!してきたことについて話したと思う。あれはあれで楽しかったけど、正直、勝手に入ってくるのはやめてもらいたいものだ。疲れる。
別に家に来るなと言いたいわけじゃない。せめて来る前に連絡してから来てほしいというだけのことだ。普通アポなし突撃とかしないでしょ?無断で鍵を開けたりしないでしょ?つまり、そういうことさ。
なんで前回のことをこんなに引きずっているのかというとだな、俺は今ある人の家にお邪魔しているのだ。もちろん、しっかりと相手の許可を得ているぞ。俺は常識を守る人間だからな!え、それが普通だって?ぶっ飛んでるやつと一緒にいるから感覚が狂ったのかな?まあ細かいことはいいや。
「君が佐竹亮くんか」
「はい」
「娘たちから話は聞いている。2人を仲直りさせてくれて本当にありがとう」
「いえ、俺なんか何もしてませんよ。あの2人が自分から動いたのであっt」
「単刀直入に聞こう。君は娘たちの何なんだ?」
「は?」
こちら氷川家。たまたま買い物してたら氷川姉妹に会ってさ、なんか気が付いたら連れてこられてた。日菜さんがめっちゃ誘ってきて、本来なら止めるべき立場のはずの紗夜さんが止めなかった結果こうなった。
んで、またまた気が付いたら、今度は氷川父と1対1でお話中。この人頭良さそうだな。そんな雰囲気出てる。眼鏡かけてるし。あ、蘭パパも眼鏡かけてたわ。眼鏡かけてる人って頭良く見えるよね。でも、このさよひなパパ、言ってることめちゃくちゃだけど。何なんだ、って言われてもねぇ...
「いや、少し早とちりしすぎたかな。娘たちが男を連れてくるなんて初めてだから、つい驚いてしまってさ」
「は、はぁ...」
言葉自体は頭良そう。文単位で考えると別だけど。以前会った蘭パパといい、さよひなパパといい、娘のことが大好きなのはわかるけど、俺のことを警戒するのはやめてほしい。別に、その気があるとかそんなんじゃないんだから。あ、付き合ってくれるっていうなら大歓迎だよ。断る理由ないし。
「あなた、落ち着きなさい。日菜と紗夜が佐竹くんを待っているのよ。そろそろ行かせてあげなさい」
「いや、そうは言ってもだな...」
「あの2人が連れて来たのよ。絶対悪い子じゃないわ」
さよひなママが来てくれた。お父さんと違って、別に俺のことを疑っているような感じはない。そして、髪の色が水色。紗夜さんも日菜さんも、髪の色はお母さんから受け継いだのか。
というかさ、今ふと思ったんだけど、ここら辺珍しい髪の色の人多くない?あくまで俺の偏見だけどさ...つぐみとか美咲とか、リサさんとか燐子さんとかは普通だけど、モカは銀髪(地毛)で、こころは金髪(地毛)。はぐみはオレンジ(地毛)、あこちゃんは紫(地毛)、彩さんはピンク(地毛)、エトセトラエトセトラ...
余談だけど、俺の髪はごく普通の黒だぞ。これ知ってても別に良いことなんてないけど。今度染めてみようかなー。
さよひなママのおかげで、俺は解放された。母は強し。
「それで、俺はなんで連れてこられたんですか?」
「るんっ♪てきたから!!」
「だと思った」
解放後、とりあえず日菜さんに俺を連れてきた理由を聞いてみる。答えは予想通りだったけど。とりあえずるんっ♪と言っとけば許されるとか思ってないかこの人?後、るんっ♪って結局何?天災、恐るべし。常人には理解できないね(白目)
「その...流れで連れてきてしまって申し訳ありません」
「いや、別に謝ることはないですよ。ぶっちゃけ俺暇だったんで」
紗夜さんが一応謝ってくれる。ホント、根は真面目だよねーこの人。ポテト好きだけど。ゲームハマったけど。最近ではお菓子作りに挑戦してるとか。羽沢珈琲店主催のお菓子作り教室に参加していたらしい。
暇だったのは事実。買い物来てたのも暇だったからだし。家帰っても楽器弾くかゲームやるかマンガ読むか寝るかくらいしかすることないもん。意外とあったな。
「てか、俺、普通に女子の部屋にあがってるけど大丈夫なんすか?」
「「大丈夫!!(です)」」
「アッハイ」
俺は結構気にするけどね!
今俺がいるのは紗夜さんの部屋。日菜さんの部屋はまた別にあるらしい。
紗夜さんの部屋は、The・普通の部屋って感じだ。勉強机があり、ベッドがあり、本棚があり、PCがあり...PCは完全にゲーム用な気がする。紗夜さんのことだから調べものとかにも使ってるんだろうけど。
また、この部屋かなり綺麗。よく掃除してるんだろうな。俺とは大違いだ。俺なんか気が向いたときしか掃除しないもん。
そのせいかどうか知らないけど、この前家にゴキブリ湧いたからね。あれは大変だった。
「...?」
「どうしました紗夜さん?何かあったんですか?」
「先ほど何か黒いものが通ったと思ったのですが...気のせいでしょうか?」
「黒いもの?そんなまさか。ゴキブリがこの綺麗な部屋に現れるわけ」
その時だった
奴がベッドの下から顔を出したのは
人類の敵、ゴキブリが姿を現したのは
「「「.....」」」
暫くの沈黙
しかし、奴が更に動いて机の下へ向かい始めた時、その静寂は破られた
「ギャアァァァァァァァァ!?!?!?!?!?!?!?!」
「あはは!!亮くんビビってるー!!」
「佐竹さん...」
俺の悲鳴によって
「ゴキブリの野郎、調子に乗りやがって...今ここで殺す!!」
あの後、さよひなパパ&ママからゴ〇ジェットなど対ゴキブリ用セットを借りた俺は、満を持して紗夜さんの部屋へ向かう。さっきはよくも俺を叫ばせてくれたな。女子の前で。もう一度言おう。女子の前で。
...恥ずかしい。穴があったら入ってそのまま埋まってしまいたい気分だ。
俺はゴキブリ大っ嫌いだ。あのガサゴソという不快な動き。そのおぞましい見た目。あれは人類とは共存できない。なぜ人類はあのような生物を生かしてしまったのか。なぜ撲滅しなかったのか。俺は今、怒りでいっぱいだ。
「...俺、なんで人ん家まで来てゴキブリ退治なんてやってるんだろう?」
「気にしたら負けです(だよ!!)」
「はぁ...」
最近、俺ツッコミ役の時が多い気がする。本来はボケ役のはずなのに。有咲や美咲がうつったかも。ガールズバンド界の2大ツッコミ役。
とりあえずさ、紗夜さんはそんなキャラじゃなかっただろ!?俺の知ってる紗夜さんは超絶真面目でストイックなクール系の人だったのに。人って話してる初対面とかなり印象変わるよね。
「あ、ベッドの下に逃げた」
ゴキブリは現在逃亡を続けており、現在は紗夜さんのベッドの下にいるとのことです。
遅かれ早かれやつはベッドの下から出るしかない。そうなった時がやつの命日だ。ふふっ...ゴキジェッ〇の錆にしてくれる!!
なお、スプレーに錆なんてないという意見は受け付けておりません。俺、中二病治ってないのかな?もう治ってたと思ってたんだけど。
あ、黒い影が2つ動いた。よし、今だ!!...って待って、2つ?
俺たちは落ち着いてやつを観察してみる。すると...
「「「.....」」」
ゴキブリが2匹に増えていた。どうやらベッドの下にもう1匹隠れていて、それが今出て来たらしい。しょうがないよな。ゴキブリは1匹見たら100匹はいるって言うからね。
でもね...
「ふふふふふふ増えたぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!??!?!?!」
「「..........」」
「あ、すいません」
叫んだら変人を見るかのような目で見られました。解せぬ。
結局、氷川家にいたゴキブリは確認できただけで3匹。もう1匹いたぞ。全員成仏させました。ゴキ〇ェットは偉大。はっきりわかんだね。
「というわけで、今からお菓子を作ろう!!」
「いやどういうわけですか」
ゴキブリ討伐後、日菜さんはそう言った。いや、なんで?
「亮くん。細かいことは気にしない方がいいと思うよ!!」
「あなたがそれ言わないでください」
「日菜。あまり佐竹さんを困らせないで。でも、お菓子作り自体には反対しないわ」
妹に注意しつつ、それでいて妹を否定しない。紗夜さんマジ姉の鏡だわ。俺もこんな姉が欲しかった(一人っ子)。
あ、俺もお菓子作り反対じゃないよ。急過ぎて戸惑ってただけで。ただし俺がお菓子作れるかと言われると微妙なところだ。普通の料理ならともかく、お菓子作りなんてほとんどしたことないからな。お菓子は食べる専門。
「じゃあクッキーを作ろう!!」
「良いわね」
「異議なーし」
作るものもすぐに決まり、早速始める。
知り合いとお菓子作りなんて初めてだな。料理なら調理実習でやったことあるけど、あれは大変だったな(第6話・ぶっちゃけ料理下手でも自分が食べる分には問題ない、より)。今回はあのようなことにならないことを願うのみだ。
「それじゃあとりあえず材料ドバーッて入れちゃおう!!」
「日菜。しっかり分量を量りなさい」
「いや紗夜さんは細か過ぎますって。1gずれるたびにやり直してたらいつまで経っても終わりませんよ?」
不安だ。誰か、紗夜さんと日菜さんの間をとったような性格の方はいらっしゃらないでしょうかー!!え、俺が頑張るしかない?氷川家に来てから頑張りっぱなしだな、俺。ゴキブリ討伐とかで。あ、お菓子作りなのにゴキブリの話をするのはやめておこう。
「亮くんって甘いの好きー?」
「え?あ、はい。どちらかといえば甘党ですね」
「わかった!じゃあ、とりあえず砂糖たくさん入れとくね!!」
「待って日菜さんそれは多すぎ。俺病気になっちゃう」
...頑張るしかないな
結果だけ言おう。できたクッキーはめっちゃ美味しい。できるまでは大変だったけど。
お菓子作り経験者の紗夜さんのおかげもあって、確かに美味しいクッキーはできた。でも、紗夜さんの細かさと日菜さんの雑さがすごくてね、なんか色々とすごかった(語彙力)。
いやまあね、実際紗夜さんの言う通りかなり細かいところまで分量を量った方が美味しいのはわかるよ。でも、それだと時間がかかり過ぎるんだよなぁ...
逆に日菜さんの言う通りにしてたら多分食べ物じゃない何かができてた。天才のやろうとしたことだからワンチャン美味しいクッキーになってたかもしれないけど、俺には怖いね。あんなに砂糖とか卵とか入れようとして、一体何個作るつもりだったんだあの人...?特に砂糖の入れ過ぎは体に毒だぞ!皆も気を付けようね!!
「いや、マジで美味しい」
俺たちはできたクッキーを食べながら、軽く雑談していた。美味しい食べ物があると会話が弾むな。
「そうですね、成功して良かったです」
「うんうん!3人でクッキー作るの楽しかった!!」
「そうですね、俺も楽しかったです」
こんな感じでごく普通の会話をする。平和な日常って感じだな。
「.....」
「どうしたんすか紗夜さん?」
「いえ。日菜と仲直りできて、今ではこうして一緒のことをやれていると思うと、嬉しくて...」
「あたしも!おねーちゃんと色々なことをするの楽しいよ!!」
「グハッ」
「どうしたのですか?」
「姉妹愛が眩しすぎて俺には近づけない...」
何この姉妹。尊い。俺なんかが近づいちゃいけない雰囲気だよ。こういうの目の前で見せられると、俺がひどく小さい存在に思えてしまう。
「佐竹さん」
「はい?」
「日菜と仲直りできたのはあなたのおかげでもあるのですよ」
「いやいや、俺はちょっと話しただけですって。そんな大げさな」
「あなたにとっては大げさなことかもしれませんが、私にとってはそうでもないですよ」
嬉しいこと言ってくれる紗夜さん。ちょっと過大評価な気もするけどね。俺は音楽しか才能がないただの一般人なんだから。
「あの時佐竹さんが声をかけてくれなかったら、私は何もできませんでした。しかも、あの時私と佐竹さんはほぼ初対面。別に親しくもなんともない他人を心配して声をかけるというのは、普通の人にはできませんよ。ですが、佐竹さんはそれを平然とやってのけた。それは、あなたが優しいから」
「俺が優しい、ですか...?」
「はい」
紗夜さんが大きくうなずく。俺が優しい、か...
言われてみれば、俺は今までたくさんの人にお節介焼いてきたな。つい見てられなくて声かけちゃうんだよ。そして、その後我に返って恥ずかしくなる。よくあるパターンだったな。それを優しいと言うのか俺にはわからないけど。見方変えればただのうるさくてうざい人だろうし。
でも...
「...そーですか。そう言ってもらえると嬉しいですよ」
折角褒めてくれたんだし、素直に受け取っても良いよね?調子に乗らない程度に。あ、調子に乗りすぎると痛い目見るぞ。これ、俺の体験談。よく調子に乗りやすいと言われる俺の。説得力あるでしょ?
「あ、後...その...」
「?」
紗夜さんがまだ何か言いたそうだ。なんだ?俺を褒めても何も出ないぞ?
「さ、佐竹さんは...か、かっこいいですから...」
「!?」
「お、おねーちゃん!?」
思考回路フリーズ中...
は?え?俺が?かっこいい?紗夜さんが?そう言った?
「抜け駆けは良くないよおねーちゃん!!...亮くん!あたしも亮くんのことかっこいいと思うよ!あ、冗談とかじゃなくてマジな方で!!」
「!?!?」
思考回路オーバーヒート中...
ゑ?日菜さんもかっこいいって?俺のことが?マジな方で?
...はっ!!危ない危ない。つい調子に乗って勘違いするところだった。紗夜さんも日菜さんも俺のことが好きなんじゃね?とか思ったけど、そんなんだから調子に乗りやすいって言われるんだ。恋愛的な意味じゃない方のかっこいいだな、うん。あれ?そう考えると少し悲しくなってきたような気がするぞ?
悲しくなる必要はないか。少なくともマイナスの感情ではないんだし。そう言われるだけの存在であると考えれば。
「2人とも、ありがとうございます」
ぶっちゃけ、美少女がかっこいいと言ってくれたという事実だけで頑張れるし(単純)
最近文章力が落ちてきたのではないかと思ってる。悲しい
さよひなの家行ってゴキブリ退治って、何やってんだろ...
「もっと恋愛書けや」「ハーレムものだろ」「何面白くもないギャグに走ってるんだよ」「眠い」「暑い」とか思ってる人ごめんなさい。
評価、感想くれくれ~
定期的に言ってる気がする。なんかね、たまに言っとかないと気が済まないの