「音楽の天才」と呼ばれた俺がなぜガールズバンドに振り回されなければいけないのか 作:弾正
今回はハーレムもの(になったら嬉しいな)に挑戦してみます。まだ最初なのでハーレム要素皆無だけど、楽しんでくれると嬉しいデス!!(リゼ〇のぺテルギ〇ス風)ごめんなさいふざけました。
先に言っておくと、私、音楽の知識がないです。主人公天才なのに...
後、まだ振り回されたりしません。やっぱり、前段階の話って必要だと思うの。タイトル詐欺とか言わないで(泣)
ガールズバンドとの出会いは唐突に
「音楽の天才」
人は俺___
ギター、ベース、キーボード、ドラム、バイオリン、DJ、トランペット、タンバリン、カスタネット...楽器なら大体なんでも扱える。もちろん歌も歌えるぜ。そのどれもがプロ級(事務所の人とかがスカウトしに来るレベルと言えばわかりやすいか)だ。
まあ、そんな自慢を長々とされてもつまらないだろうから、ここらへんにしておくこう。
そんな俺は今、楽器を弾くためにライブハウスに来ていた。家で引くと近所迷惑じゃん?だったら、防音設備が整ってるライブハウスに行くべきだと思うんだ。ちなみに、このライブハウスの名前は「CIRCLE」というらしい。直訳すると「円」とかいう意味になるんだが、本当にこの訳で良いのかな。俺、難しいことはよくわかんないや。
「こんにちは亮くん」
「こんにちはまりなさん」
俺がCIRCLEに入ると、スタッフのまりなさんが挨拶してくれたので、俺もしっかりと挨拶を返す。挨拶をしっかりとできないと苦労するって親父が言ってたからな。つまり、挨拶ができる俺は将来苦労せずに成功できる...!?ごめんなさい調子乗りました。
「今日も一人で楽器弾きに来たの?」
「失礼な。それではまるで俺がぼっちのように聞こえるじゃないですか」
「だって本当のことじゃない?」
「俺はぼっちじゃない!一人で楽器を弾くのが好きなだけなんだ!」
そう、決して俺はぼっちなどではない。一人で音楽を奏でるのが好きなだけの人間だ。そう、決して一緒に楽器を弾く相手がいないとかそんなんじゃない。本当だからな。本当の本当に本当だからな。
「なるほど。つまり、一緒に楽器を弾く相手がいないんだね」
「まりなさん違います」
「ところで、亮くんってライブとか出てみたいとか思ったことってある?」
「話そらさないでください」
い、一緒に楽器を弾く相手の一人や二人くらいいるからな(震え声)
うまく話をそらされたが、ライブか...一度は出てみたいと思ったりはするな。俺は「音楽の天才」と呼ばれてはいるが、実際のところライブには一度も出たことがない。コンクールや大会には何度も出たことはあるのだが、ライブはなぁ。一人で出るというのもあれだし...
「でもライブですか...出たいと思ったことはあるけど、一人で出るのもなぁ」
「亮くんなら一人でもなんとかなるよ!というわけで、今週末うちでやるライブに出演してみない?」
「随分と急ですね」
今週末とは急だな。もっとそういうのは事前に言っといてほしいぜ。
一人でなんとかなるものなのかね...?それに、ライブってことは他の出演者もいるわけだし、俺が勝手に出ても良いのかな?
「あ、他の参加者のことなら心配はいらないよ!特別ゲストとして出てもらうから」
「えぇ...」
この人勝手にハードル上げやがった!
といった感じで、俺のライブ出演が決まった。ハードルが上がっていても、ライブに出てみたいという気持ちには勝てなかったよ。さて、今週末に備えて準備しないとな。何の曲やろうかな。今のうちに決めとかないと。
ライブ当日になった。
俺は特別ゲストなので、他のバンドの演奏が終わってから一番最後に曲を披露することになっている。思うんだけどさ、一番最後って緊張するよね。小学生のときとか、何かを皆の前で発表するってなることあったけど、あれ最後の人ってほんと可哀想。前の人が上手ければ上手いほど緊張するやつ。
とりあえず舞台裏からこっそりと他のバンドの演奏を見てみる。ちなみに、俺の存在は出演者たちにも伏せられている。ガチの特別ゲストだ。知ってるか?俺、これがライブ初めてなんだぜ?初体験なんだぜ?...今、やましいこと考えたやつ、先生怒らないから正直に言ってみ。
まりなさんが教えてくれたライブに出るというバンドは二つ。AfterglowというバンドとRoseliaというバンドらしい。二つともガールズバンドというやつらしい。最近話題のやつだ。
ふと気になってバンド名今ググった結果によると、Afterglowは夕焼けって意味らしい。Roseliaは知らん。作った言葉なんじゃないか?
まず出てくるのはAfterglow。ギターボーカルの子、メッシュ入れてるな。不良か?不良なのか?お兄さん怖い。てか、そのメッシュの子以外クラスメイトなんだが?こいつらいつも一緒にいるなと思っていたんだが、まさかバンドやってたとは。
まあ結果だけ言うと普通にすごかったわ。ロックって感じの曲調だったんだけどね、カッコいいんだわ。うん。
次に出てきたのがRoselia。ボーカルの人とギターの人、なんかストイックさ感じるな。俺、怖いの嫌い。
とかふざけたこと思ってたけどさ、Roseliaの演奏技術はプロ並みだったんだな、これが。近くにこんなにすごいバンドがいたなんて知らなかったぜ。技術面で言えばさっきのAfterglow以上だな。
「AfterglowとRoseliaの演奏は終わりましたが、今日は特別ゲストをお呼びしていまーす!!」
お、そろそろ俺の出番だな。ギターの準備、良し。長年使い続けてきた相棒を今回は連れて来たぜ。
「彼は今まで一度もライブに出たことはありませんが、その実力はかなりのものだと私が約束します!!」
そこまで言っちゃっていいのかね?信頼してくれてるのは嬉しいけど。
「では、どうぞ!!」
俺の初ライブ、成功させてみせるぜ!!
「えー、初めまして。先ほど紹介された佐竹 亮と申します」
とりま自己紹介。だけど、ここでの自己紹介ってクラスとかでする自己紹介とは全然違う。何が言いたいのかというと好きな食べ物とかを言う必要がないってことだ。他人の好きな食べ物知って何になるんだろうね、あれ。俺は寿司が好きだ(唐突なカミングアウト)
「とりあえず、一曲聞いてください」
余計なことを考えるのはやめよう。そろそろ音楽に集中しないと。
「ロストワンの号哭」
一曲目。俺の好きなボカロ曲の一つだ。キーは原曲より少し下げてるから十分歌える。原曲通りでも歌えないことはないけど、どうせなら気持ちよく歌いたいじゃん?
まずは力強い前奏から。ここで一気にお客さんを演奏に取り込む。最初が肝心だ。
サビでは、少し叫ぶように歌う。この曲は綺麗に歌うというよりは、感情をぶつけるという方が合っている気がするからな。
あっという間に一曲目が終わる。この曲テンポ早いからな、流れるように演奏していたらすぐに終わってしまう。さて、お客さんの反応は...
「す、すげぇ...」
「演奏に引き込まれてしまったわ」
「脳が、震える」
「ガールズバンドのライブを見に来たけど、こっちも良いわね」
...一人リ〇ロのペテルギ〇スいたけど大体反応は良い感じだな。拍手も歓声もある。悪くない。むしろ最高だ。ライブって楽しいもんだな。俺のテンションは現在最高潮だ。
「次、二曲目いきます。天体観測」
某有名バンドの曲だ。あのバンドほんとすげえよな。この天体観測だって昔の曲なのに、今でも人気あるんだもん。俺はこのバンドの曲は歌詞が好きだ。よくこんないい言葉思いつくよね。俺、曲自体を作るのは得意だけど歌詞が作れないから、結果的に作曲ができないんだよな。
最初は少し優しめに、サビは激しく。思いを歌詞に乗せるように歌う。気分が乗ってきていたからか、さっきよりも楽しく歌えた気がした。もちろん、ギターもしっかり弾いてるぞ。
「やっぱりすごいな」
「あっという間に引き込まれてしまったわね」
「素晴らしいデス!」
「ソロというのも捨てたもんじゃないわね」
やっぱりペ〇ルギウス好きな人いるよね?微妙に語尾意識してるし。俺は〇ゼロはよく知らんけど、ある程度はオタクの友達から聞いたことある。そこでペテル〇ウスも教えてくれたんだけどさ、キャラが濃いよねこの人(人なのか?)。
ペテ〇ギウスのことは一回忘れよう。
二曲目終わった後のお客さんの反応は、一曲目が終わった時よりもいい感じだな。お客さんも気分が乗ってきたのかな?テンションが上がってきたのかな?いいね。ライブ最高。
「では、最後の曲です」
俺が用意してきたのは三曲。だから、これが最後となる。もっと演奏していたいという気持ちはあるけど、これ以上やるとメインであったガールズバンドにに申し訳なさを感じるからやめておこう。だって、本当は彼女たちがメインなんだし?俺はゲストだし?
準備完了。では、いこうか。
「ピースサイン」
これは某人気ボカロ作曲家で、最近は自分で歌ってる人の曲だな。米津〇師はええぞ~。俺は〇チさんのときも好きだけど。確かピースサインは僕のヒーローア〇デミアの主題歌だな。ヒ〇アカは個人的に好きだから見てたけど、俺も個性欲しくなったよ。とりあえず個性を創造できる個性頼む(チート)
この曲って意外と早口なんだよね、俺の主観だけど。異論は認める。まあ、早口だろうとゆっくりだろうと米〇の曲は好きだ。というわけで歌う。
ラスサビ。これが最後だから全力で歌いきる。余力を残す必要はない。今までよりも強く、優しく.....
終了後、お客さんたちが大きな拍手をしてくれた。やったぜ。ライブ最高だったわ。うん。
俺は人生初ライブを終えて、満足して家に帰ろうとしていた。帰ってYoutu〇e見るんや。モン〇トもやるんや。
「あなた、ちょっといいかしら?」
...俺を呼ぶ声がした気がしたけど、多分きっとおそらく気のせいだ。別人を呼んでいるんだろ。
そう思って俺はギターを持って歩き始める。
「あなたに言っているのよ、佐竹 亮」
「...俺っすか?」
「ええ、そうよ」
振り返ってみるとそこには、美人なお姉さんがいました。
確か、Roseliaのボーカルの人だった気がする。この人、声の伸びが尋常じゃないんだよな。声量もあるし。プロからスカウトかかってもおかしくないレベルだと思ってる。
なんでそんな人が俺を呼び止めたのかという疑問は残るけど、とりあえずボーカルの人に着いて行くことにする。というのも、話があるらしい。話、か.....
もしかして、俺っち、何かヤバいことした???
「佐竹 亮。単刀直入に言わせてもらうわ」
「俺が、俺が何をしたって言うんですか!?」
「か、会話になってないねー、あはは...」
少なくとも、俺は何かまずいことをした覚えはない。それでも俺が悪いと言うなら、もちろん俺は抵抗するで。拳で。このネタ古いか?
俺が連れてこられたところには、Roseliaのメンバーが集結していた。俺、ガチで何かやらかしたのかなぁ...
「あなたの演奏はとても素晴らしかったわ。ボーカルとしても、ギターとしても、あなたは一流だった」
「え?...あ、ども」
なんか褒められたんだけど。俺氏困惑中。怒られるのかと思われたら褒められたぞ!わーい。
「だから、私たちのコーチをしてくれないかしら?」
「...ワンモアプリーズ」
「私たちのコーチをしてくれないかしら?」
「...ほえ?」
コーチ?俺が?なんで?あ、演奏が素晴らしかったとか言ってたな。でも、それでコーチって急過ぎない?
「あなたの教えがあれば、私たちRoseliaは高みを目指せる...そう確信したのよ」
「高み?」
「アタシたちはFUTURE WORLD FESっていう大きなイベントに出ることを目指してるんだー☆」
「あ、それ聞いたことあります。ガールズバンドのめっちゃ大きなイベントですよね」
「うん!その通り!」
ボーカルの人の隣にいたギャルっぽい人が補足してくれる。ギャルっぽいのにフォロー能力高いなおい。しかも、普通のギャルと違ってキャピキャピしてないから話しかけやすいし。
「リサの言った通りよ。そして、その目標を果たすためにあなたの力を借りたい」
「俺なんかの力ですか?」
「あなたが音楽の天才、でしょう?」
「それはまた、よく知ってますね」
この人、俺の通称を知っていたなんて...!!俺嬉しいよ。
でもなー、俺がコーチかー。俺のオタクの友達に言わせれば、ガールズバンドのコーチをできるなんて役得なんだろうけどさー、そんな簡単にコーチなんて引き受けて良いもんなのかね?
「申し訳ないですけど、今すぐには決められないです。コーチなんてしたことないんで...」
「そう...じゃあ、今度私たちの練習を見に来てくれないかしら?実際の練習風景を見れば考えもまとまると思うのだけど」
ここでボーカルの人から良い意見が出た。そうだな、一回くらい練習を見て、それから決めるのなら良いか。別に、コーチが嫌だとかそんなんじゃないし。家に引きこもれる時間は減るけど、俺自身音楽大好きだし。
「わかりました。今度見に行かせてください」
これが、俺とガールズバンドの最初の出会いだった。
こんな感じでやっていきます。どうですかね?
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あー、早くハーレムにしたい...