「音楽の天才」と呼ばれた俺がなぜガールズバンドに振り回されなければいけないのか 作:弾正
そしたらね、なんかもう500ポイント超えてるんですよ
ありがとうございまぁぁぁぁぁす!!!!感謝の極み!!!!!
私はかつて、皆様にアンケートをとった!!
もし個人回書くなら誰が良いか、というアンケートを!!
今こそ!その結果に応える時!!
Q:今の俺の気持ちを答えよ(唐突)
A:暑い
夏。それは夏休みという素晴らしいイベントがある季節である。
しかし、夏はクソ暑い。冬の寒さは上着を何枚も着れば解決するが、夏の暑さを解決するために脱ぐのには限界がある。脱ぎ過ぎたら刑務所行きだ。
夏休みがなかったら、俺は最も嫌いな季節は夏だと断言できる。
え?エアコンは使わないのかって?使うに決まってるだろ?
だけどね、屋外でどうやってエアコンを使えと?
俺今外出中。暑いのに。こんなに暑いのに。でも、今日はとある人との約束があってだな...
「おーい亮ー」
「ん?来たか、美咲」
「ごめん待った?」
「待った。こんなに暑いのに待たせやがって」
「いやそこは嘘でも全然待ってないって言うところでしょ...」
その人の名は奥沢美咲。ハロー、ハッピーワールド!のDJであり、演奏するときはミッシェルという熊の着ぐるみの中に入っている。着ぐるみの中の人。そして、ハロハピ最大の苦労人。主に3バカのストッパーを務める。ある意味尊敬してます。俺には無理なことだもん。
そして、なぜ俺が今美咲と一緒にいるのか。
それは、簡単にいえばお買い物デートをするためである。というのも、美咲に誘われて、俺も暇だから一緒にショッピングモールに行くことになったのだ。実際、美咲がどういう気持ちで俺を誘ってくれたのかは知らんけど、少なくとも俺の中ではもうデートだから。異論は認めない。
「んじゃ、もう中入るぞ」
「亮って暑いの嫌い?」
「嫌い」
「即答だね...あたしも好きではないけど」
うるせー人類は皆暑さが嫌いなんだよ。
ショッピングモール内部
このショッピングモールは、俺の家から比較的近い所にあって、俺もたまに行く。軽い買い物は別のスーパーとかで済ませるから、ここに来るのは服とか買うときくらいだ。
最初、俺は羊毛フェルトのコーナーに来ていた。美咲が羊毛フェルトが好きらしく、よく作って妹にあげているとか。いいお姉ちゃんやんけ...んで、今日ここに来たのは材料の補充のためらしい。
「羊毛フェルト、ね...」
「亮も興味あるの?」
「美咲が結構ハマってるみたいだからちょっとは興味あるけど...難しそうだな」
「そうでもないよ。最初は確かに難しいけど、慣れれば簡単」
羊毛フェルトの作品のサンプルみたいなのが置いてるんだけど、どれもすごいんだよな。こんなのを人間が作れるとは思えないレベル。あ、このウサギとか可愛い。おたえが喜びそう。
「.....」
「ん?どうした美咲?後、こっちをジト目で見るのはやめようぜ」
「亮、今もしかして他の女の子のこと考えてた?」
「な、なぜわかった...!?」
「そこは嘘でも否定しようよ...」
「俺正直者だから」
「そこドヤ顔するとこじゃない。はぁ...なんでこんなやつのこと好きになっちゃったのかな...」
「なんか言った?」
「なんでもない!!とにかく!!女の子と話してるときは他のこと考えすぎない方がいいの!!」
「さーせんした」
あらやだこの子怖い。俺の心を読むなんて。もしかして、俺がわかりやすいだけだったりしない?ちょっと不安。
うーむ。乙女心は難しい。
「...あ、話戻すけど、亮も羊毛フェルトやってみる?あたしで良ければ教えてあげるけど」
「それじゃ、お願いしようかな」
「わかった。それじゃ、そこにセットが売ってるから好きなの選んで。あ、その中だったらなんでも良いから」
「了解」
なんか美咲から「羊毛フェルト一緒にやろうオーラ」を感じたのでやります。それ抜きにしても実際ちょっと楽しそうだし。針が指に刺さらないように気をつけないとな。小中学校の授業でやった裁縫とか嫌いだったな。1授業で1回は針が刺さるんだもん。針に嫌われてる?でも、今回は頑張る。
この後、適当にショッピングモールを見て回って、それで美咲の家にお邪魔することになった。え?デート中何か起きなかったのかって?清々しいくらい何も起きませんでしたよこの野郎。少しだけ期待してたのに...悲しいです。
場所は変わって奥沢家。
「お邪魔しまーす...」
「どうぞー」
女の子の家とは緊張するものだ。いやでも美咲弟いる(妹もいるぞ!)って言ってたし、弟のこと考えれば実質男の子の家だったり?
「あ、今家族は出かけてていないから」
「そうなの?折角だから美咲の弟と妹に会ってみたかったのに」
「...もしかしてそういう趣味?」
「違います」
俺はロリコンでもショタコンでもありません。いたってノーマルです。普通に同い年前後の女の子がいいです。
そう、例えば...
「お前の弟妹よりは、断然美咲の方がいい」
「それって遠回しな告白?」
「なわけ。俺の名誉を守るための措置です」
「だよねー...でも、そういうのって勘違いされるから気を付けたほうがいいよ」
「?」
「そうだよね伝わらないよね。はぁ...」
なんかため息つかれた。解せぬ。
所々理解できない部分が今みたいにあるけど、美咲と話してるのは普通に楽しい。美咲は良くも悪くもドライなところあるから、変に気を遣わずに話せるし。俺が接する女の子の中では一番話しやすいかもしれない。
他に気を遣わないで話せるのはこころとかかな?こころ相手に一々気を遣ってたら精神がもたないので頭の中を空っぽにしてるだけなんだけどね。黒服さんいつもありがとうございます。でも拉致するのはやめてください。でも高い楽器くれるの嬉しいです。欲望には勝てぬ。
...はっ!さっき美咲に他の女のことを考えるなって言われたばかりだった。この言い方だとヤンデレとかメンヘラみたいだな。美咲は普通の人間。いや、熊か?
「一つ聞いていいか美咲」
「どうしたの?」
「美咲って人間?熊?」
「...怒っていい?」
「ごめんなさい」
これ以上言うとガチで怒られそうなんでここら辺にしておきましょう。俺、怒られるの、嫌い。
「亮、どんな感じ?」
「こんな感じ」
「思ってたより上手だね」
「あざーす」
なんやかんやで羊毛フェルト作り開始。始めてから10分くらい経ったかな。
こういう作業っていざやってみると楽しいんだよね。時間があっという間に過ぎてく。
俺ってこれでも手先は器用な方なんだよ?楽器を演奏するときの細かい手の動きとかで鍛えられたからかな。
「痛っ」
ただし針を手に刺さないとは言ってない。すごい痛いってわけじゃないけど地味に痛いんだなこれが。針刺したことある人ならわかるだろうけど、あの痛みだよ。ほんと嫌な痛み。
でも、個人的に最も嫌いな痛みはタンスの角に足の小指をダイレクトアタックしたときかな。あれに勝る痛みはないと思う。
「大丈夫?」
「大丈夫だ問題ない」
「それは大丈夫じゃない人が言うやつじゃ...」
「あ、マジで大丈夫です」
まあ、ちょっと痛いだけで大したことないけどさ。
「てか、美咲は針刺さることってないの?」
「よくあるよ。もう慣れちゃったけど」
だよねよく刺さるよねこれ。俺が特別針が刺さりやすい体質だとかそんなんじゃなかった。安心安心。
「あ、亮は何作ってるの?」
「パンダ。このセットに丁寧に作り方まで載ってたから」
「初めてにしては結構難しいのに挑戦するんだね」
「一応天才なんで」
「音楽限定でね」
そう!俺が今羊毛フェルトで作っているのはパンダ!使う色は白と黒だけだからめっちゃ難しいってわけでもなさそうだったし。もっと簡単そうなのはあったけど、ちょっとだけ挑戦してみました。
「そういう美咲は何作ってんの?」
「ミッシェル」
「ミッシェル!?」
流石です美咲先輩。ミッシェルとか絶対難しいじゃん。知らんけど。
「その、頑張れ」
「ありがと」
お互い集中しちゃうからあまり会話は続かない。でも、たまにはこういうのも良いかもね。
集中した結果か、パンダも少しだけそれっぽくなってきたし。完成まではもう少しかかりそうだけど、終わりが見えてきた。これ完成したときの達成感はすごいだろうな。
「そういえば、さ」
「ん?」
その静寂を破るかのように、美咲が話しかけてくる。この感じは、そこそこ真面目な話か?
「亮ってさ、彼女がほしいって言ってたじゃん」
なんだそんなことか。
「当たり前だろぉ?そろそろ俺にも春が来てもおかしくないと思うんだよな」
「その性格さえ直せばすぐにでも春は来ると思うよ」
「マジで?俺の何がいけないって言うんだ?」
「女心に極端に疎いところ?」
「極端?え、そこまで酷いの俺?」
「うん」
「即答かい」
俺だってちょっとくらい女をわかっていない自覚はあるよ?でも、俺って男だからさ。女のことはよくわかんないの。世の男は皆そうだと思ってたんだけど、極端に酷いと言われてしまった。悲しい。
「例えばさ、今亮はあたしの家にいるじゃん」
「そうだな」
「女の子はね、どうとも思ってない男の子を家に呼んだりはしないんだよ」
「なるほど。それはあれか?美咲は俺のことを大切な友達だと思ってくれているってことか?」
「間違ってはいないけど、違うというかなんというか...」
「?」
今日の美咲はなんかいつもと違うな。いつもだったらここではっきりと言うはずなのに。
「えーと、友達以上に大切に思ってるって感じかな...」
「ふむ...親友?嬉しいな。美咲がそう思ってくれてるなんて」
「違くないけど違う!」
「えぇ...」
違くないということは今日から俺と美咲は親友だ。やったね!
...多分だけどそういうことじゃないんだよな。うん。
「俺が何か勘違いをしているのはわかった」
「やっとわかった?」
「だけど、美咲が何を言いたいのかは全くわかんねぇ」
「そういうところは亮らしいね...ほんっと鈍感」
「どん...なんだって?」
「なんでもない気にしないで」
「そう言われると気になるやつやん。気にしないでほしいなら忘れるけどさ」
うーん。美咲が何を言いたいのかわからないな。ちょっとだけ顔を赤くして。告白じゃないんだし、何をそんなに恥ずかしがるんだ?
「...亮。実はあたし、好きな人がいるんだ」
「好きな人?もしかして、ライクじゃなくてラブの方?」
「うん」
「へぇー...」
少し間を置いた後、突然美咲が言う。
話の関連性がまったく見えないな。なんで俺の話から急に美咲の好きな人の話に...?
ん?美咲の好きな人?
「ちょっと待て美咲。お前好きな人いたの!?初耳なんだけどぉ!?」
「いや初めて言ったから」
「遂に美咲にもそういう時期が...俺嬉しいよ」
「あんたはあたしの親か」
だって美咲は俺の親友だよ?(※ついさっきから俺の中で美咲は親友である。)親友に好きな人ができたなら、それは非常にめでたいことだよ。
「ただし俺より先にリア充になったら...覚悟しとけよ?」
「あんたのそのリア充ヘイトはなんなの?」
嬉しいしめでたいが、もしその人とくっついたら許さん(自己中)。
「まあ冗談はさておき...半分くらい本気だけど」
「結構ガチじゃん」
「その好きな人ってどんな人なの?美咲が好きになるくらいだからかなりすごい人なんだろうけど」
最初に好きな人が誰かって聞いても教えてはくれない。だからまずはその特徴から聞くんだ。そこから、まあ、気合いと根性で特定する。俺の中学の頃の友達がそう言ってた気がする。あいつ脳筋かよ。なんだよ気合いと根性って。世の中そんな甘くねえよ多分おそらくきっと。
「その人はね...普段はちょっと、いや、かなりふざけた感じの人なんだよね」
「ふざけた感じ、ね...」
なんか教えてくれるみたいです。やったぜ。
なーるほど。ふざけた感じかぁ...これだけじゃわからんな。
「だけど、いざという時にはかなり頼りになる」
そういう人いるよねー。普段と緊急時のギャップがエグイやつ。そしてそういうキャラは大体強い。あ、これアニメの話な。
「口ではなんだかんだ言いながらも、困ってる人を見捨てられない、心の優しい人」
いい人だな(鈍感)。
結局人にとって最も大切なのは優しさだと思う。俺の16...いや、まだ15年か。の人生で得た俺の持論な。生意気なガキが何をほざく、って感じかもしれないけど。俺珍しく真面目なこと言った気がする。
「自分の好きなことに熱中してる姿が、とてもかっこいい人」
美少女にかっこいいって言わせるだなんて羨ましいぞこの野郎(超鈍感)。
俺も美少女にかっこいいって言われたい人生でした。
「亮」
「どした?急に名前なんて呼んで」
これまた突然美咲に呼ばれる。なんかめっちゃ真面目なこと言いそうだなこれ。なぜか顔めっちゃ赤いし。俺もちゃんと聞かないと。
「あたしは、そんな佐竹亮のことが___」
「好k」
「ただいま姉ちゃーん!!」
「あれ?お客さんですか?」
「...ん?美咲の弟と妹か?」
家族が帰宅。弟も妹もどことなく美咲に似てるな。
「はい!奥沢美咲の妹です」
「姉ちゃんの弟だ!!」
「初めましてだな。俺は佐竹亮。美咲の親友だ。ところで美咲。さっき何言いかけたの?」
「...タイミング最っ悪。折角抜け駆けできると思ったのに」
「へ?」
「ううん。なんでもない。また今度機会があったら言うよ」
「わかったー」
なんか絶対後に送っちゃいけない話しな気がするけど、本人がそれで良いなら。
「やべっ」
「どうしたの亮?」
「俺らまだ羊毛フェルトの途中だった」
「...そうだったね」
「お姉ちゃんは私に色々なものを作ってくれるんですよ」
「そうか。良いお姉ちゃんを持ったな」
「亮兄ちゃーん!!遊ぼーぜ!!」
「兄ちゃん...義兄ちゃん...あ、あたしと、亮が、け、結婚...」
「良いけど、もうちょっとだけ待っててな...って美咲!?大丈夫か!?」
なんか奥沢家の面々と仲良くなりました。
前話とは違って平和過ぎたお話。たまには平和回も必要だと思うの。修羅場とかアルコールとかきたからね、たまにはほのぼの。
でも、美咲は惜しかったね。んでもって亮くん鈍感過ぎ案件。自分で書いててイライラするくらい鈍感(笑)
ハロハピの浴衣復刻ガチャ20連引いて、ハロハピ関係ない☆4ひまりが出たことをご報告させていただきます。個人的には☆3でも良いから美咲欲しかった。あのイラストしゅきなの。
~次回予告的な何か~
ガールズバンド25人と一緒に海にやってきた亮!しかし、夏祭りで修羅場を引き起こしたメンバーと海に行って平穏に済むはずがなく...!?頑張れ亮!死ぬなよ亮!あ、やっぱり羨ましいんで爆散してどうぞ