「音楽の天才」と呼ばれた俺がなぜガールズバンドに振り回されなければいけないのか 作:弾正
ここ最近涼しくなってきたよね(唐突)
あ、主人公のプロフィール作ったから、見てくれると嬉しい
諸君、私だ。佐竹亮だ。
弦巻家所有の島に来て海を満喫した(満喫できたとはいってない)俺たち。俺の場合途中から大変だったけどな!!ハハハ!!
...ハーレム羨ましいと思ってるやつちょっと表出ろ。実際辛いから。ここにいる25人の美少女の中で、半分くらいは常識をどこかに置いてきてるから。某お嬢様とか某ソフトボールキャプテンとか某天災とか某胃袋ブラックホールとか某(以下略
それで、現在は夜。俺たちは外で線香花火やってるんだよね。これがまた綺麗なんだよ。
「綺麗っすね」
「うん!そうだね!」
普通に綺麗なのを楽しむ俺と彩さんがいたり...
「あ、また負けちゃったよ~!!おたえ強いよ~!!」
「私には花火の神様がついてるから」
「花火の神様ってなんだよ...」
線香花火で誰が最後まで光っているかの勝負をしているポピパがいたり...
花火の神様ってなんだろうね?そこにツッコむ有咲には同情するよ。頑張れポピパの常識人。
「もっと大きな花火をやったら楽しいと思うわ!!」
「ふふ...それなら、打ち上げ花火をやってみてはどうだろうか?」
「いいね!!こころん、打ち上げ花火やろう!!」
「それはいい考えね!!」
...打ち上げ花火をやろうとする3バカがいたり。
え、待って?マジでやるの?黒服さんなんかめっちゃ動いてるし。これだから弦巻家は(諦め)。
「打ち上げ花火ってこの前の夏祭りにやりましたよね?」
「ご、ごめんね?うちのこころちゃんが...」
「流石ハロハピの癒し。可愛い。養いたい」
「ふえぇっ!?か、可愛いって...」
いや~今日もふえぇ先輩は可愛い(現実逃避)。ハロハピは3人のバカと1人の常識人と1人の癒しで構成されてるって日本書紀にも書いてあるから(大嘘)。
結局、打ち上げ花火やりました。線香花火も続行しました。どっちも綺麗でした。
...と、実はここまでが回想シーンなんですね、はい。
島にある弦巻家所有のホテルに温泉があってさ、今入ってるのよ。その途中でついさっきの花火のことを思い出して感傷に浸ってたってわけだ。色々あったけどまた皆でこんなイベントやりたいな。まだ1泊目だけど。
にしても、この島温泉沸いてるんだな。知らなかった。弦巻家だからね、しょうがないね。
何かあっても「弦巻家だから」の一言で全てが解決しそう。魔法の言葉だ。
だけど、流石の弦巻家にも限界はあったみたいで、この温泉男女共用なんだよね。あ、混浴とかじゃなくて、時間で分けられてる感じ。
20:00~21:00が男(実質俺1人だけど)で、21:00~22:00が女。俺がここに入ったのが20:40くらいだったはず。それで、今は何時だ?お、あんな所に時計が。現在21:03。なーんだまだそんな時間か。でも20分以上に入ってたことになるのか。温泉って気持ちいいからな、つい長く入ってしまう。
.....ん?21:03?21時3分?午後9時3分?
えーっと、男がこの温泉を使える時間は21:00。21時、午後9時か。なーるほど...
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?!?やらかしたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?!?!!?」
3分も過ぎてるやん!!ま、まずい!!とにかくまずい!!
...お、落ち着け俺。まだ女子たちは入ってきていない。いくら温泉だからって流石に時間になってすぐに入りに来るせっかちなやつはいないってことだな。
今ここには俺、すなわち男しかいない。うん。セーフセーフ。時間過ぎてるけど結果オーライ。
よくやった少し前の俺!!今気づかなかったら女子と会って人生詰む詰むしてたぞ!!さっすが俺!!素晴らしい!!
「よし。こうなったらとっと出るぞ。見つかる前に...」
「ねえモカ。亮の声が聞こえた気がしたんだけど」
「そんなまさか~。いくらりょーくんでもこんだ大胆なことはしないでしょ~」
あ、危ねぇぇぇ!!!?!!!
全力で温泉を出ようとしたところに入ってきた蘭&モカ。反射神経のおかげでぎりっぎり岩の陰に隠れられた。死ぬかと思ったわ。過去最大の命の危機を感じた。
「まだ誰も来てないみたいだね~」
「そうだね。つぐみも巴もひまりも後から入るらしいし」
今の状況を図に表すと...
俺
岩岩岩岩岩岩
岩湯湯湯湯湯湯岩
岩湯 蘭モカ 湯岩
って感じ。めっちゃ近いでござる。俺の紳士の名に懸けて、決して2人の生まれたままの姿を見てはいないぞ!!ちょっと見たいけど!!かなり見たいけど!!でも見た瞬間蘭に気づかれて抹殺されそう。あいつ勘鋭いし。
このままここで1時間耐えられるか?無理だな。どんどん人が増えてきたら気づかれるだろうし。今のうちにここを出るのが最善の策だな。よし、蘭とモカがあっちを向いているのを確認して...
「流石は温泉。気持ちいいね~」
「年寄りみたいなこと言わないでよ...でも、ちょっとわかるかも」
確認する=2人を見なきゃいけない=どういうことか察せ
後ろからだからアウトな部分は見えてないけどさ。それでも、後ろ姿だけでも十分ヤバい。女特有の色気?みたいなのを感じるんだけど。特にあの背中のラインとかが...おっと危ない危ない。ごめんなさい蘭モカ。今のは仕方ない覗きだったんだ許してくれ。
だけど、あの感じならいけそうだな。頑張れ、佐竹亮。今このチャンスを逃したら次はないぞ...!!
...今だ!!突撃ィィィィィィィィィィィィィィィ!!!
「あら?美竹さんに青葉さんじゃない?」
「お、蘭とモカじゃん。やっほー☆」
OKギリギリ神回避ー!!!いや状況は最悪だけども!!
別の岩の後ろに隠れる俺氏。友希那さんもリサさんもタイミング悪すぎ...
「あ、そろそろ皆来るって言ってたよー」
もう駄目だ...おしまいだぁ...!!
あれから30分経過...
俺氏、現在奇跡的にバレずに隠れ続けることに成功!!これを奇跡と呼ばずしてなんと呼ぶ!!
しかし、敵は4人から25人に!!彼女らの誰かに見つかった瞬間、俺は死ぬ!!いい人生だった...
ちなみに、この間、少しだけ女子の体が見えちゃったりしたことがある。見ようと思って見たわけじゃなくて、見えちゃうの!!しょうがないでしょ!!
くっ...!!命の危機じゃなかったらもっとゆっくり見ていたのに...じゃなくて見ずに済んだのに。女子たちには本当に申し訳ないことをした。あ、この謝罪の気持ちは割とガチ。俺はただ欲望に忠実なだけで変態ではないから。蘭にはよく変態と言われるけど、蘭基準でいくと世の35億人の男全員変態になっちゃうから。
このまま待つのはかなり危険だと思われる。いつこの岩の裏に人が来るかわからない。とはいえ簡単に脱出ができるというわけでもない。何このクソゲー。無理やん。俺死んだやん。
とりあえず、ここから脱出できる方法をもう一度考えるんだ。
バレないように移動。うん、無理。絶対バレる。
逆に自分からバレにいって大人しく捕まる。無理無理。俺だって自分の命は大事だ。
もう見つかってもいいから全力ダッシュ。駄目だはぐみとこころには勝てない。
隠れ続ける。安全そうだけどそろそろバレる。
助けを求める。助けを求められる相手がいない。
神様に祈る。現実を見なさい。
えーとですね。どうやら俺の命はここまでのようです。今日が最終回みたいです。皆さん今までありがとうございました。次回から「渡辺英一 ~2次元に生涯を捧げる男~」をお送りします。あれ?この展開この前もあったぞ?
...ってなってたまるか!!もう最終回詐欺はごめんだぜ!!最終回詐欺ってそれ銀〇じゃないんだから。〇魂ってギャグセンス高いよね(唐突)
「そういえば、亮くんは今何してるんだろうね?」
唐突にそう言ったのはひまり。俺が何してるのかって?お前らから隠れてる。
「そうだな...1人で部屋で寝てるんじゃねえのか?」
流石巴姐さんよくわかってらっしゃる。俺だって本当はそうするつもりだった。
「星の鼓動を感じてるとか!?」
「亮は多分それできないぞ...」
俺にはそんなことできません。有咲の言う通りです。俺は生まれてから今まで星の鼓動を感じたことなんて一回もないです。流れ星なら見たことあるけど。
「きっとブシの道を極めているんです!!」
極めません。ごめんねイヴ。俺、武士になった覚えはないわ。
武士ってかっこいいとは思うけどさ、なりたくはないかな。刀で切られたら絶対痛いじゃん。
「もしかして覗いてるとかー?そうだったらある意味るんっ♪てするな!」
「日菜!そのようなことを言うものじゃありません!」
「いや~、あの亮だよ~?覗きをするような度胸があると思う?」
「ないわね」
君のような勘のいいガキは嫌いだよ。ガキとか言っても先輩だけど。そもそも覗きたくて覗いてるわけじゃないけど。
紗夜さんは相変わらず真面目だし、リサ姉は地味に俺のことを侮辱してくるし、友希那さんはリサさんと同意見だし。今日もこの人たちは平常運転です。リサ姉のはちょっとムカつくけど。誰がヘタレじゃ。否定はしないけど。
...今この感じだったら、謝ればノリで許してくれるのでは?覗く度胸がないとか言ってる中で「誰がヘタレじゃゴラァ!!」って登場して、その後全力で土下座すれば生きれるのでは?
よし、ここは正直に謝るか。人間素直さが大切だって先生に何度も言われてきたからな。ここは素直になろう。誠実になろう。
「だr」
「でも、もし覗いてたらどうしますか?」
「一発殴る」
「巴と同じく」
「黒服さんたちにどうにかしてもらう」
「お仕置きが必要になるわね」
「風紀委員として、然るべき対応をさせていただきます」
「ウサギの餌?」
「切腹ですね!!」
「きっと、亮は私たちと一緒に温泉に入りたいのよ!!」
ストップストップ。これ出たら殺されてた。危なっ。
ちょっとおたえが軽く怖いこと言ってるんだけど。ウサギの餌って何それ怖い。俺ミンチにされてるじゃん。イヴの切腹も殺しにかかってるし。黒服の人たちに見つかったら俺の存在が抹消されかねない。
そしてこころの純粋さが刺さる。マジでここにいるのが申し訳なくなってくる。
...やっぱり隠れ続けるべきだな。時には素直さを捨ててでも生き残ることが必要だ。俺はまだ、こんな所で死ぬわけにはいかないんだ!!どんな手を使っても生き延びる!!
そもそもの話、俺がこんなに色々煩悩丸出しで考えてるからいつかバレそうという不安に駆られるんだよ。心を無にすればいいんだ!流石俺、天才的発想!!
俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石俺は石...
いやー、人生ってなんとかなるものですねぇ~。
佐竹亮、無事生還。女子たちの間で温泉が熱いから早めに出ようかという流れになって助かった。時間を守ることの大切さが身に染みてわかりましたよ。もう二度とあんな状態にはなりたくない。
温泉覗けてラッキースケベだとか思ってるそこのキミ!一回自分でやってみてから言いなさい!こちとら命懸かってたんだぞ!え、感想?すごく...綺麗でした(変態)。不可抗力的な何かで見えちゃうんだもんしょうがないじゃん?
「見て見て亮くん!星だよ!!星!!」
「はいはいわかったからそんなに騒ぐな」
「星の鼓動を感じれるかも!!」
「香澄は知らん。頑張れ」
俺の隣で騒いでる馬鹿が2人。星のカリスマこと戸山香澄と、不発の大号令こと上原ひまりだ。2人とも高校生なのに星くらいでこんなにはしゃいで...確かに綺麗だけどさ。都会では見れないような星だ。都会は明るすぎるからな。
これでわかっただろ?俺たちは今、夜空を見ているのだ。夜空に浮かぶ無数の星の数々を。超絶綺麗。これだけでも島に来て良かったって思えるくらいにはね。
「あ、月だ」
何も考えないで空を見ていると、月が見えた。満月だ。月の満ち欠けとか小学生で習ったな。星座早見表とかあったな懐かしい。1ヶ月に1回くらい満月になるんだっけか?俺勉強わかんな~い。
「...月、綺麗だな」
思わず感想を呟く。満月ってほんと綺麗だよな。めっちゃ光ってるし。あ、正確には太陽の光を反射して光ってるように見えているだけなんだけどな。皆知ってた?
...それと、俺がこの言葉を発したことによって場がフリーズしたんだけどどうすればいい?俺何か変なこと言ったっけ?怖い。
「あの......佐竹さん......」
「燐子さんこの状況の説明を求む」
燐子さんが話しかけてきたので、説明をお願いした。燐子さんって読書好きだから色々知ってそうだし。
「月が綺麗とは......愛の告白の言葉です」
「へ?」
「諸説ありますが......夏〇漱石がそう訳したそうです......」
「わかりにくいわボケェ!!ふざけんなよ夏目〇石ィィィ!!!」
月が綺麗=愛の告白、はおかしい。月が綺麗=ムーン イズ ビューティフルとかでしょうが。え?何か色々と違う?細けぇこたぁいいんだよ。てか〇目漱石ってめっちゃ有名人じゃん。
その後、なんでかは知らんが、ここに修羅場が誕生してしまったことを記しておく。俺の周りで修羅場誕生すること多すぎて萎えそう。
2泊3日なのに1日しか書いてないけど、ここで終わりにします。海という最大の目的は果たした!!そこ、ネタ切れとか言わない!!
新作書き始めました!!宣伝させてくださいな
https://syosetu.org/novel/236459/
美咲メインの日常恋愛ものです。音楽の天才とは全く違う作風ですが、読んでくれると嬉しいです。
コラボも始めました!!こっちも宣伝させて
https://syosetu.org/novel/236542/
うちからは亮が参戦してます。ただし、コラボの方の時間軸が2nd seasonと同じなので、亮の年齢は1つ上がっています。あくまで番外編として読んでくれると嬉しいな