「音楽の天才」と呼ばれた俺がなぜガールズバンドに振り回されなければいけないのか   作:弾正

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亮くんは音楽が関わってくるとかっこよく見える場合があります。これでも「音楽の天才」なのでね。
後、亮くんはナルシストではありません。すぐ調子に乗るだけです。


今日の晩ご飯・1000万・DOGEZA・かっこいいらしい俺(最後絶対要らないだろ)

 ふぅ...今日も学校疲れたなー。

 あーでも家の食材少なくなってきているんだよね。買いに行かないと。今日の晩ご飯どうしよう?ハンバーグとか良いかもな?いやでも、唐揚げも捨てがたい。パスタも美味しいだろうし、親子丼も悪くない。

 

 

 「おや?亮ではないか。こんなところで会うとは奇遇だね」

 

 

 と、ここで知り合い登場。この人は...

 

 

 「あ、薫さん。どうも」

 「ふふっ、今日は素晴らしい日だ。学校の終わりに君に会うことができたのだからね。ああ、儚い...」

 

 

 瀬田 薫先輩だ。通称(俺が勝手に呼んでるだけ)ハカナイ先輩。儚い儚い言ってるんだもん。気になって一度儚いの意味を調べてみたことあるんだけど、消えてなくなりやすいや不確かであてにならないという意味があるらしい。やったね、知識が一つ増えたよ!!まあつまり何が言いたいのかというと、薫さんの儚いの使い方は正しくないということだ。

 また、薫先輩は演劇部のエースである。演技が本当に上手いんだよこの人。しかも男の役を担当することが多く、その見た目も合わさって女子からモテる。俺よりモテる。何度俺がこの先輩を殴りたい衝動に駆られたことか。安心してください、一回も殴ってませんよ。だけど演技自体はプロ級に上手いから、「儚い...」とか言う口さえ封じておけば普通にかっこいいと思う。

 

 

 「こんなところにいるってことは、今日は演劇部休みなんですか?」

 「いや、部活自体はあるよ。だけど、私には別の用事が入っていてね」

 「別の用事?」

 

 

 演技大好きなこの人に別の用事?マジ?

 

 

 「実は私、最近バンドを始めてね。そろそろ来る頃だと思うんだが...」

 「薫ー!!」

 「どうやら、子猫ちゃんたちが到着したらしい」

 

 

 バンド?この人が?へぇ~。世界は広いな(唐突)

 この感じだと、あっちから走ってきた人たちがバンドメンバーかな?制服を見るかぎり、全員近くの花咲川学園に通っている生徒かな?本当に近いからたまに見かけるんだよね。だから覚えた。誤解されると嫌なので先に言っておくと、決して制服に興味があるとかそんなんじゃないからな?これガチな?

 

 

 「やっほー薫!早速練習に行くわよ!!」

 

 

 おーこれはまた元気な女の子だ。金髪の子も、隣のオレンジの髪の子も、走ってきていたのに全く息を切らしてない。その体力はどこから?

 

 

 「薫くん薫くん!隣にいる人は誰なの?」

 「俺か?俺は佐竹りょ」

 「わかったわはぐみ!ハロハピの新メンバーよ!」

 「は?」

 「なるほど!薫くんが誘ってくれてたんだね!!」

 「え?」

 

 

 この元気っ娘たち、会話が通じない、だと...!!いつから俺はお前らのバンドに入っていたんだ?そんな記憶ないぞ?

 

 

 「ふっ、その通りさはぐみ。彼はハロハピの新メンバーさ」

 「おい」

 「やっぱりそうなのね!それじゃあ、練習に行きましょう!!」

 「ちょ」

 

 

 薫さん?あんたは何言ってんだ?

 俺、気が付いたらバンドに加入してたんだけど。これはあれか、俺がおかしいのか?で、あの3人は正しいのか?あれ?訳がわからなくなってきたぞ~?

 

 

 「行くわよ!!」

 「えちょっと待って腕引っ張らないで痛い痛いそんなスピードで走らないで」

 

 

 誰か助けて(切実)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「という訳で俺はここにいるんですよ」

 「た、大変だったね...」

 「ご愁傷様」

 

 

 あの後連行されて、着いた場所がここ、弦巻邸。簡単に言うと豪邸だな。ハロー、ハッピーワールド。縮めてハロハピのボーカルである弦巻 こころの家だな。

 豪邸に連れてこられたときはマジで驚いたよ。てか、家の近くにこんな豪邸があったなんて俺知らなかった。世界って広いな(2回目)

 

 

 「2人とも苦労してるんですね、なんとなく見てわかります...」

 「あ、あはは...」

 「良かった。亮が常識ある人っぽくて」

 

 

 三馬鹿(こころ、はぐみ、薫さんのこと。美咲がそう呼んでたので使わせてもらう)になんか連行されてきた俺だが、このバンドの中で花音さんと美咲は俺の気持ちをわかってくれた。この二人良い人。はっきりわかんだね。

 

 美咲曰く、俺は常識がある人間らしい。なんでも、三馬鹿に常識は通用しないとか。そうだよね会話成り立たなかったもんね。

 

 

 あの後30分の弁解の末に俺が新メンバーではないことがわかってもらえた。ただし家に帰れたとは言ってない。でも、それをわかってもらうのに30分かかるってェ...もうやだ(諦め)

 

 

 「で、一応聞いておくけど、亮はなんか楽器弾けたりするの?」

 「イエス。むしろ音楽の天才とか呼ばれてるくらいには楽器得意だぞ」

 「す、すごいね!」

 「いやーそれほどでも」

 「亮は楽器が得意なのね!!」

 「げっ」

 

 

 なんだろう。地雷踏んだ気がする。

 

 

 「折角の機会だわ!亮も一緒に練習しましょう!!」

 「えぇ...」

 「皆で練習すればきっと楽しいわ!!」

 「でも俺この後晩ご飯の食材を買うという用事が」

 「佐竹様。先ほどご自宅の方に様々な食材を輸送させていただきました」

 「ありがとうございます黒服さん.....え?」

 

 

 食材送った?どういうこっちゃ?よくわからんけど、俺の逃げ道を塞いでいるもだけはわかった。でも、ガチで食材送られてたらかなり嬉しいかも。

 

 

 「俺今楽器持ってないんだよなー残念だなー練習できないなー」

 「佐竹様。こちらを」

 「ありがとうございま...ってこれ1000万くらいするギターじゃないっすか!?え、怖くて弾けないっすよ!!」

 

 

 この際黒服さんがギターを用意したことには目を瞑ろう。だけど、高級ギター差し出されても逆に怖いんだけど。弾いてみたい2割、怖い8割って感じなんだけど。1000万あればうま〇棒100万本買えるんだぞ!?

 

 

 「心配ありません。1000万くらいならばすぐに買えますので」

 「弦巻家怖っ」

 

 

 弦巻家の財力どうなってんの?なんかヤバいことに手染めてない?大丈夫?

 

 

 「もし今回の練習に参加していただけるというならば、このギターは無料で差し上げます」

 「...マジっすか?」

 「はい」

 「喜んで練習に参加させていただきます。むしろ参加させてください」

 「物に釣られた...」

 「だって1000万のギターとか弾いてみたかったんだもん!!」

 

 

 急に楽器の練習したくなってきたなーこころたちと練習したいなー(高速手のひら返し)

 一応親父も金持ちだけど、流石に1000万のギターは買ってくれないんだもん。人生でこれが弾ける日が来るなんて。感動して泣きそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハロハピの音楽は、楽しい音楽だった。Roseliaと真反対って感じだな。ハロハピは初心者が多いからか、特別演奏技術が高いわけではない。でも、楽しそうに演奏していて、一緒に演奏させてもらっていた俺が思わず笑顔になるくらいだった。

 ハロハピは「世界を笑顔に!」を目標に掲げているらしい。一見無謀に見えるけど、弦巻家のお嬢様が言うと現実味があって怖い。

 

 後、最も驚いたのが美咲の存在だ。演奏時にはミッシェルという熊の着ぐるみに入っているのだ。そのうえ三馬鹿はそのことを知らないときた。意味がわからない?安心しろ、俺にもよくわからん。

 ただ、これだけはわかる。美咲苦労してんだな...

 

 

 その中で俺は...

 

 

 「これが、1000万の重み...」

 

 

 1000万の重みを味わっていた。やっぱり高級品は違う。音に重みがある。格が違う。なんかもうね、ヤバい(語彙力)

 

 今の俺なら、最高の演奏ができる気がする!!この1000万の重みがあれば、「音楽の天才」は無敵になれる!!

 

 

 「皆、もう一回やろう。今の俺なら最高のギターが弾ける気がする」

 「ふ、ふえぇ...亮くんの雰囲気が変わったきがするよ...」

 「すごーい!!りょーちゃんかっこいいー!!」

 「ああ、亮。なんと儚いのだろうか...」

 「さっきまでのふざけてた雰囲気はどこに行ったんだ...?てか、本当に同一人物なの?」

 「良いわね!!皆ー、準備はいいかしら?」

 

 

 説明しよう!!

 佐竹 亮は本気で音楽をやっているとき、今みたいに別人みたいになるのだ!ライブしたときとか、Roseliaのコーチしたときとかがそんな状態だ!!だが、1000万の重みを背負った彼は今、これらを大きく上回るほどの進化を遂げていた!!

 

 

 「行くぞ!俺の全力をこいつで演奏してみせる!!」

 「マジでキャラが違うんですけど...」

 

 

 ドラムの花音さんの合図で演奏が始まる。その瞬間、俺は極限まで演奏に集中した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気が付けば、あっという間に演奏は終わっていた。集中し過ぎていて詳しくは覚えてないけど、とても楽しかったことは覚えている。

 

 

 「す、すごいよりょーちゃん!!なんかこう、グワーって来た感じ!!」

 「嘘...さっきと全然違う!なんていうか、ギター弾いてる姿、ちょっとかっこよかった...」

 「美咲ちゃんどうしたの?」

 「か、花音さん!?なんでもないですよ...」

 「ふふっ。でも、美咲ちゃんの気持ちもわかるなぁ。本気で演奏しているときの亮くん、かっこよかったよね」

 「すごいわ亮!!流石よ!!」

 「儚い...」

 

 

 美咲と花音さんが何を言っているのか詳しくは聞こえなかったけど、皆すごいと言ってくれた。わーい(本気モード終了のお知らせ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、もう少し練習した後、休憩となった。

 

 俺は練習スタジオ(弦巻邸の中にある)の外に出て行ったミッシェルを追ってスタジオの外に出る。何かと美咲苦労してるんだろうし、一言くらいかけてあげよう。俺優しい(自画自賛)

 

 

 「美咲お疲れ様...あ」

 「...」

 

 

 なんとそこには、着ぐるみから出たばかりで、ノースリーブ姿の美咲がいた。もう一度言うぞ。黒いノースリーブ姿の汗をかいてエロく見える美咲がいた。

 

 

 「...」

 「...」

 

 

 エロっ。

 じゃなくて!!この状況、よろしくないのでは?非常によろしくないのでは?俺、絶対絶命のピンチなのでは?

 

 

 「亮」

 「はいなんでしょう」

 「最期に言い残すことは?」

 「待って美咲落ち着いて俺が悪かったから。だから近くにあった花瓶を振り下ろそうとするのやめてくださいお願いします」

 

 

 花瓶を持ち上げる美咲。俺命の危機。全力で謝って許してもらわないと。

 

 

 「本っっっ当に申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 これぞ日本人が誇る伝統のDOGEZAである。正座で座り、両手を前方につき、額を床にくっつける。完璧なDOGEZAだ。これで許してくれ...

 

 

 「謝れば許されるとでも?後、私を見た瞬間に目をそらせばよかったのに、なんでしばらくじっと見てたのかな?」

 「Oh...」

 

 

 ませんでした。むしろ花瓶がレンガにグレードアップしてた。どこで拾ったそのレンガ。

 

 

 「ごめんなさい本当にごめんなさい」

 「もう一度聞くよ?なんでしばらく私を見てたのかな?」

 「いやー男の本能には逆らえないというか...待ってレンガ降ろして」

 「へぇーそうかー。亮変態だったのかー」

 「俺は紳士だ」

 「は?」

 「ごめんなさい許してくださいなんでもしますから」

 「ん?今なんでもするって」

 「あ」

 

 

 やらかした。美咲が怖すぎてやらかした。なんでもするってそれ一番言っちゃいけないやつ。

 

 

 「...またハロハピの練習に参加してほしい」

 「へ?」

 

 

 あれ?思ってたんと違う。良いことだけど。めっちゃ良いことだけど。俺の覚悟は無駄になったけど。3回回ってワンという覚悟はできてたのに。

 

 

 「私一人だと疲れるというか...花音さんは言っちゃ悪いけど戦力にならないし。その分常識人がもう一人ほしいんだよね。別に毎回じゃなくて良いから、たまには参加してほしいなーなんて」

 「確かに美咲大変そうだからね」

 

 

 美咲が色々と苦労してるのは見ていればわかる。ほんと大変そう。並の人間にはできないね。ツッコミ疲れて過労死しそうなレベルだもん。

 

 

 「そ、それに...」

 「どした?」

 「...本気で演奏してるときの亮、その、か、かっこよかったし...あ、そういう意味のかっこいいじゃないから!!」

 「」

 

 

 かっこいい!?俺が!?美咲にとって!?ちなみに美咲はかなりの美少女である。美少女が俺をかっこいいと。演奏している姿とはいえかっこいいと。

 

 

 

 

 

 .....

 

 

 「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!今宵は宴じゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 「亮落ち着いて。はぁ...黙って演奏していればかっこいいのになぁ...」

 「なんか言った?」

 「なんでもない。ほら、そろそろこころたちのところに戻るよ」

 

 

 そうだった。皆待ってるのか。そろそろ戻らんと。1000万のギターを弾くんじゃあ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 練習終了後、マジでギターもらえた。だけど、1000万の重みはそんな簡単に扱えるものじゃないので、普段はお家に飾っておくことにした。またいつか弾こう。

 後さ、美咲に話しかけるとなんか顔赤くして逃げられたんだけどなんで?さっきかっこいいって言ったのは嘘だったのか...?




1000万のギターで演奏すると、そのかっこよさに女の子は惹かれます。流石「音楽の天才」...ここだけの話、早くハーレムにしたいの。無理矢理かもしれないけど許して。



感想・評価ほしい(ド直球)くれると喜びます。
意見やアドバイスもくれると喜びます。
まあ最大の驚きはハーレムものを書いてみた結果、今まで書いてきた作品よりもUAやお気に入りの伸び率が高いんですわ。お前らハーレム好きだな!?(笑)
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