「音楽の天才」と呼ばれた俺がなぜガールズバンドに振り回されなければいけないのか   作:弾正

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感想がきて嬉しい弾正です。

随時意見は活動報告で募集中。


ぶっちゃけ料理下手でも自分が食べる分には問題ない

 「今日の家庭科では、皆さんに調理実習で作る料理を考えてもらいます」

 

 

 そう家庭科の先生が言う。

 次の家庭科で調理実習をやるらしい。俺一人暮らしだから飯くらい余裕で作れるんだけど。でも、数学とかやってるよりは楽しい授業だろう。

 

 

 「では、まずは調理実習をするグループを作ってください!1グループ4~6人くらいが良いですね!」

 

 

 グループ決めかー。いつも思うけどさ、これってグループに入れなくて余る人っているじゃん?あれほんと可哀想だよね。ただの公開処刑だよ。俺のオタクの友達がそうなってたのを中学生の時に見たことがある。その時はざまあみろとか思ったけど。

 よし、とっととグループ作ってしまいますか。

 

 

 「おーい俺も入れてくれ」

 「悪いな佐竹。もう6人なんだ」

 

 

 それはしょうがないな。仲良しグループとかで作るもんな。他のとこに入れてもらうか。

 

 

 「ねえねえ俺も入れてくれない?」

 「ごめんね佐竹君。僕たちのところ6人揃っちゃったんだ...」

 

 

 そう申し訳なさそうにクラスメイトに言われる。ここもグループ作り終わったのか。早いな。

 ...べ、別に焦ってねえし!!俺このままだとぼっちだとか思ってねえし!!

 

 

 「佐藤。俺もそのグループ入れてよ」 

 「俺たちすでに6人。この意味がわかるな?」

 

 

 Oh.....

 はっはっは。まさかこの俺がぼっちだなんてそんなことあるわけないじゃないか。HAHAHA!!

 

 

 ..........

 

 

 「先生、一人でも料理はできると思うんですよ」

 「皆で協力するのが大事だからね」

 「」

 

 

 クソがっ!!!

 だからグループワークは大っ嫌いなんだよ!!こうやって一人余る者を公開処刑するというクソみたいな取り組みがな!!あーもうやる気失せたわー帰ってゲームしてえー。

 

 

 「亮くん、もし良かったら私たちのところ入る?」

 「つぐ神様...!!」

 

 

 前言撤回。ここには神がいたわ。つぐ神様~!!俺、今日からつぐみ教に入ってもいいよ。マジで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つぐ神様のおかげもあり、俺はグループに入ることに成功した。つぐみ以外のメンバーは、やはりAfterglow組だった。蘭は別クラスだからいないけど。

 

 

 というわけで何を作るか決めることになったのだが...

 

 

 「じゃあ、何か作りたいものある人言ってってー」

 「ラーメン作ろうぜ!!絶対美味しいって!!」

 「...巴。一つ聞いておくけど、ラーメンのスープはどうするんだ?」

 「豚骨醤油だろ」

 「それを調理実習の時間内に作れるか?スープから作れるか?」

 「気合いでなんとかなるだろ」

 「なりません」

 

 

 「モカちゃんは~、パンがいいで~す」

 「パン?」

 「うん。小麦粉を買ってきて~...」

 「俺たちパン職人じゃないから。一般人だから。無茶言わないで」

 

 

 「パフェ作ろう!!」

 「お前が食べたいだけだろ。そもそもデザートだし、作るというよりは材料放り込むだけだろ」

 「え、えへへ~...駄目?」

 「...太るぞ?」

 「女の子にそういうこと言っちゃダメ!!」

 「ぐはっ...鳩尾入った...」

 

 

 「コーヒー淹れよう!」

 「うん。まず食べ物を考えようか」

 「紅茶でも良いかも!」

 「一回飲み物から離れよう。ね?」

 「いや、でも、ミルクティーも...」

 「話聞いてる?」

 

 

 「ここは無難にハンバーグとかにしようぜ」

 「地味だな」

 「つまらないと思うな~」

 「そーですよ!どーせ私は何食べても太りますよーだ!!」

 「つぐみ~皆がいじめてくるよ~!!」

 「あ、あはは...でも、ひまりちゃんのやつは自業自得なんじゃないかな?」

 「つぐみにも見放された...」

 

 

 

 

 

 という感じで全く決まらなかった。だから昼休みに俺たちは蘭に相談してみた。蘭の答えは...

 

 

 「普通に亮の言ってたハンバーグで良いんじゃない?」

 

 

 蘭話聞いてた?俺がそれ提案して却下されてたよね?

 

 

 「おお!蘭、良い考えだな!」

 「流石だよ~蘭~」

 「蘭の意見に賛成!!」

 「うん!すごく良いと思う!!」

 

 

 ...俺、泣いていいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調理実習前日になった。俺は、つぐみとひまりと一緒に買い出しに来ていた。なぜこのメンバーになったのかと言うと、公平なじゃんけんの結果だ。でも、まさか最初に一人負けするとは...

 

 

 「よし、つぐみは調味料を、ひまりは野菜を頼む。俺は肉を見てくるから」

 「りょーかい!」

 「うん!任せて!」

 

 

 ここは分担してパパっと終わらせてしまおう...

 

 

 「きゃっ!!誰か助けてください!ひったくりです!!」

 

 

 ...マジ?

 声の方向を見ると、黒い服に黒いズボンを着て、黒い帽子を被って黒いサングラスをつけて男の人が、黒いカバンを持って逃げているところだった。黒黒うるせえな。

 そして、そのひったくり犯は俺の方に向かってきて...え、俺の方?

 

 

 「「痛え!!」」

 

 

 ☆正面衝突☆

 痛い。この野郎、俺は怒ったぞ。前見て走れよこのひったくり犯。

 

 

 「やっべ逃げないと...」

 「待てひったくり犯!!」

 「うごっ!!」

 

 

 俺のストレートがひったくり犯の頬に命中!ひったくりはよろけた。その隙に俺は回し蹴りを叩き込む。

 

 

 「ぐはっ...こいつ、よくもやりやがって...!!」

 「俺はな、機嫌が悪いんだよ」

 「は?」

 「よくも俺にぶつかりやがったなこの馬鹿野郎!!」

 「怒るとこそこかよ!?普通ひったくりされたことに怒るだろ!!」

 「知るか!!問答無用!!」

 「ごふっ」

 「今もおでこが痛てえんだよこの野郎!!」

 「理不尽だ!!」

 

 

 俺の怒りの攻撃で、ひったくり犯はぶっ倒れた。完全勝利。(^^)v

 

 

 「あ、カバン」

 

 

 カバンをしっかりと持ち主に返すのも忘れずにね。

 

 

 「ありがとうございます!!本当に助かりました!!」

 「いえいえ、俺はただぶつかってきたやつをぶっ飛ばしただけですよ」

 「その言葉だけ聞くとヤンキーだね...」

 

 

 ひまり?誰がヤンキーだって?ヤンキーってのはぶつかってきたやつにいちゃもんつけて、ガン飛ばしたり殴りかかったり...あれ、俺じゃん。俺殴ってるじゃん。

 まあ、細かいことはいいか。日頃のストレスとか諸々含めてあのひったくり犯にぶつけたから、今の俺は機嫌がいい!!今なら何されても怒らない自信ある。

 

 

 

 

 

 「今がチャンス!逃っげるんだよぉ~」

 「あ、やべ」

 

 

 や・ら・か・し・た

 ひったくり犯を押さえつけとくの忘れてたわ。警察に突き出すつもりだったのに。追うか?いや、カバンは取り返してるし、無理に追いかけて疲れる必要もないか...

 

 

 「邪魔だ、どけ!!」

 「うわぁ!!?」

 「つぐ!?」

 

 

 しかし次の瞬間、つぐみがひったくり犯に突き飛ばされた。つぐみは尻餅をついている。特に怪我とかはなさそうだな。

 

 

 「大丈夫!?」

 「う、うん。大丈夫だよ、ひまりちゃん!」

 「...じゃあ、なんで泣いてるの?」

 「え?」

 

 

 泣いている?ひまりのその言葉で俺はつぐみの方をよく見る。ほんとだ。確かに泣いている。仕方ないことだろう。急にひったくり犯に突き飛ばされたら怖いだろう。

 

 

 

 

 

 いいぜ。俺の知り合い怖い目に合わせたんだ。その分はきっちりやり返してやる

 

 

 「あの野郎...ここで沈めてやる」

 「り、亮くん?どうしたの?」

 「つぐみになんてことをしやがる...この落とし前はここでつける」

 「亮くんの雰囲気がいつもと違う!?」

 

 

 さあ、戦争の時間だ

 俺はひったくり犯目掛けて走り出す。

 

 

 

 

 

 「待ちやがれえぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 「ファ!?」

 「ただのおっさんが男子高校生に走りで勝てると思うなよぉ!!!!」

 「やべえ追いつかれた!?」

 「俺をぼっちから救ってくれたつぐみになんてことをするんだクソ野郎!!」

 「それ自分で言ってて悲しくならないのか!?」

 「うるせえ黙れ」

 「ひどい!」

 「じゃあ、ここで〇ね」

 「え?」

 「Plus Ultra!!」

 「ヒロ〇カー!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、無事に警察が来てひったくり犯は回収されていった。なんだろう、あいつ。死ぬほど嫌なやつだけど憎めないやつだったな。ツッコみ上手かったし。

 

 

 まあその後ひまりやつぐみと買い物続けるわけなんだけど。え、事情聴取はどうしたのかって?うるせー細けえこたぁいいんだよ。

 

 

 「ねえ、亮くん?」

 「どしたのつぐみ」

 「...なんで、さっきひったくり犯を追いかけていったの?最初は追いかける気ゼロだったのに」

 「あーね。別に大した理由じゃないよ。知り合いが傷つけられた。それに俺はムカついたから全力で追いかけて潰した。それだけだ」

 「!?」

 「自分のことじゃないのに、か、かっこいい...!!」

 

 

 なんかつぐみとひまりが驚いた目で見てるんだけどどういうこと?俺、おかしいこと言った?(無自覚)

 

 

 「俺、何かおかしいことでも言ったか?」

 「そ、そんなことないよ!」

 「つぐの言う通り!」

 「顔赤いぞ?あ、もしかして、俺の活躍に惚れちゃったり?」

 「え!?...も、もしかしてバレてたのかな...」

 「嘘!?...な、なんで気づかれちゃうの...」

 「何か言った?」

 「「何でもない!!」」

 「あ、はい。まあ、さっきのは冗談だから。俺なんかがモテる時代とか来たら逆に怖いくらいだもん」

 「「.....」」

 「ねえ待ってなんで2人とも置いてくのさっきの冗談は謝るからお願いします待ってください」

 

 

 解せぬ。なぜ2人は顔を赤くしたと思ったら急に不機嫌になるんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 調理実習当日。

 

 

 「ヒャッハー料理じゃー!!」

 「ヒャッホー!!」

 「切れ切れー!!」

 

 

 あ、あれ?全員料理とか全然しない男子で組んだグループの末路。いやー、俺あのグループに入んなくて良かったよ。俺を仲間に入れないからこうなるんだ馬鹿め。

 

 

 「お~、あれはひどいですな~」

 「俺はああはならないから安心しろ」

 「流石一人暮らしだな」

 

 

 俺はこれでも、他の男子高校生と比べれば料理が上手いという自信はある。一人暮らしなめたらアカンで。

 

 

 

 

 

 料理スタート!!

 俺たちのグループのメンバーは全員料理は一通りできるため問題なく調理実習は進む...と、俺は思っていた(過去形)

 

 

 「ハンバーグだからな、まずは食パンをちぎらないと」

 「いただきま~す」

 「食・う・な」

 「美味しい~」

 「だから食うなって」

 「このモカちゃんから食パン取り上げるとは~、りょーくん、覚悟はできるよね~?」

 「包丁に手伸ばすのやめようか。ヤンデレか?」

 「ヤンデレ...亮くんはそういうのが好きなのかな?」

 「なるほど...でも私たちには難しいと思うな」

 「どうしたんだ二人とも?包丁を見て難しい顔して。おーい。戻ってこーい」

 

 

 こんな感じでモカが食パンを食べるのを必死に止めたり...

 

 

 「そしたら野菜を切って...」

 「痛っ」

 「モカ!?大丈夫か!?」

 「待ってろ俺ちょうど絆創膏持ってたはず...あった」

 「流石りょーくん、用意が良いですな~」

 「そりゃどうも。モカ、手出せ.....ほらよ」

 「い、いきなり手を触ってくるなんて.....ありがと~りょーくん...モカちゃんその優しさに惚れちゃうかも~」

 「マジ?」

 「さあ~どうでしょう~」

 「モ、モカちゃんまで...」

 「恋のライバル...!?」

 「2人とも?なんでモカをさっきから睨んでるんだ?おーい。聞いてるかー?」

 

 

 モカが包丁で指を怪我したり...

 

 

 「アヒャヒャヒャヒャヒャ」

 「卵電子レンジで温めたら爆発したぜ」

 「ちょっとあなたたち何してるのかしら?」

 「やべぇよ...先生キレてるよ」

 「ちょっとこっち来なさい」

 「「い、嫌だぁぁぁぁぁ!!!!」」

 

 

 卵をそのまま電子レンジで温める馬鹿が他のグループにいたり...

 

 

 「あの2人やりますな~。あたしたちも卵を温めてみましょ~」

 「「モカやめろ」」

 

 

 それに影響を受けたモカが、電子レンジで卵を温めようとしたり...

 

 

 「モカちゃんは~、お腹が空いて死んじゃいそうです~」

 「もうすぐできるから待ってろ」

 「りょーくんのことを食べちゃおうかな~?」

 「モカ?その発言はあまり教育的によろしくないから気を付けような?」

 「安心して~。あたしだって誰にでも言う訳じゃないからね~」

 「...ん?それってどういう」

 「そのままの意味だよ~」

 「...はっ!俺、異性として見られてない!?」

 「なんでそういう解釈になっちゃうのかな~...」

 「モカ?何か言ったか?」

 「ううん。なんでもな~い」

 「モ、モカ大胆...」

 「私も負けてられないな...!」

 「2人とも何か決心した顔してるな...何を決心したのかは知らないけど、まあ頑張れよ」

 

 

 モカが問題発言したり...

 

 

 とまあ、こんな感じで色々あった。あれ?ほとんどモカじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、なんやかんやあって、ハンバーグは完成した。やったぜ。

 現在食事中...

 

 

 「亮、お前、本当に料理上手いな。アタシより上手いんじゃないか?」

 「料理なんて練習すれば誰でも上手くなるよ」

 

 

 巴が褒めてくれた。嬉しい。

 

 

 「りょーくん」

 「どした?」

 「はい、あ~ん」

 「」

 

 

 ふむ...どうやら俺は夢を見ているらしい。モカほどの美少女があ~んと言っている。俺に対して。そんなの有り得ない。これは夢だ。

 

 

 「巴。俺多分夢見てるんだ。一回思いっきり叩いてくれない?」

 「いや、アタシも今の光景が信じられないぜ...」

 「モ、モカちゃん...!?」

 「このままじゃまずいよ...」

 「ふっふっふ~。2人とも、行動しないとダメだよ~?」

 「こ、これはもしかして、3人とも、そういうことなのか...!?アタシだけ仲間外れなのか!?」

 「どうした巴?何かわかったのか?」

 「...いや、亮はわからなくていい」

 「?」

 

 

 巴も信じられていない。2人混乱してるってことは、多分夢じゃないな。うん。

 .....

 

 

 「はい、りょーくん。あ~ん」

 「.....あ、あ~ん」

 

 

 亮は、考えることを放棄した!!

 あ、ハンバーグ美味しい。

 

 

 

 

 

 

 この後、なぜかつぐみとひまりにもハンバーグを食べさせられて、それを見ていた他のグループの男子たちに罵声を浴びせられたのは別の話だ。

 俺のグループで唯一まともだったのは巴だけだった。3人ともどうしちゃったんだろう?考えてもわからないな。うん、考えるのはやめよう。




え、展開が無理矢理じゃないかって?うるせえ細けえこたぁいいんだよ。早く堕として亮くんとイチャコラさせたいんだよ(本音)...ごめんなさい

亮くんはたまにかっこよくなります。本人に自覚はない(←ココ重要!!)けど。でも、普段は色々とアレです。
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