カーク・ターナーの憂鬱   作:ノーマン(移住)

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5章からはオリジナルの出来事も記載します。
原作での出来事で未確定の物は『?』を付けています

     【原作年表】
宇宙暦640 ダゴン星域会戦
宇宙暦669 コルネリアス1世の大親征
宇宙暦682 フェザーン成立
宇宙暦696 シャンダルーア星域の会戦
宇宙暦720 ★第一話スタート
宇宙暦726 730年マフィア 士官学校へ入校 
宇宙暦728 ジークマイスター亡命事件 
宇宙暦728 フォルセティ会戦    
宇宙暦730 730年マフィア 士官学校卒業  
宇宙暦738 ファイアザード会戦   
宇宙暦742 ドラゴニア会戦     
宇宙暦745 第二次ティアマト会戦  
宇宙暦751 ミヒャールゼン提督暗殺事件?
宇宙暦765 イゼルローン要塞完成?
宇宙暦767 ヤンウェンリー誕生
宇宙暦770 シェーンコップ 祖父母と亡命
宇宙暦776 ラインハルト誕生
宇宙暦786 カーク・ターナー没
宇宙暦787 帝国フェザーンへ進駐
宇宙暦788 ウルヴァシーの奇跡
      老提督との邂逅 ←ここ


最終章 日はまた昇る 宇宙暦745~804年
第98話 老提督との邂逅:旅立ち


宇宙暦788年 帝国暦479年 11月初頭

惑星テルヌーゼン ローザス邸

ヤン・ウェンリー(少佐)

 

「先輩、ご足労ありがとうございます」

 

「アッテンボロー。この度は何と言うか......。ご愁傷様です.....」

 

「止めてください。先輩にかしこまられると俺もむず痒くなりますから」

 

そんなやり取りをしながら芳名帳に記帳する。ローザス提督が急死されたのは私が話を伺ったその夜だった。急な事で驚いた。もっと話を聞いておくべきだったとも思ったし、提督を回想の世界に私が追いやった事で、こんな事になったのではと後悔と言うには少し複雑な感情を抱いた。

 

「軍部葬という事もあって軍からも人員は出ているんですが、孫の婚約者として出来る事はしてやりたいと思いまして」

 

受付を終えた私を先導しながらアッテンボローはそう零した。幼い頃から提督の出版社に出入りしていた彼にとって、実の祖父のような存在だった。いつもの不敵な斜に構えた様子も鳴りを潜めている。彼がここまで懐くという事はローザス提督はやはり良い方だったのだろう。もっと話を聞いておくべきだったという想いが強くなった。

 

「レイチェル、先輩が来てくださったぞ」

 

「レイチェル嬢、この度はご愁傷様です」

 

「ありがとうウェンリーさん。祖父も喜んでいると思うわ。貴方の事を気に入っていたみたいだから.....」

 

「先輩、俺は雑用係なので失礼します。レイチェル、先輩の相手を頼む」

 

「おかしいでしょ。ダスティの奴ったら妙に張り切っているの。曾祖父の時は子供で何も出来なかったからその分もしっかり送り出すんだって......」

 

返事も聞かずに受付に戻って行くアッテンボローの背中に視線を向けながらレイチェルは苦笑しつつ話を切り出した。

 

「先に渡しておくわ。ダスティに預けるか迷ったけど、あいつは程度をしらないし祖父の関係した事では妙に張り切るから。ウェンリーさんならしっかり対応してくれるでしょ?」

 

「これは?」

 

ポーチから取り出されたヌメ革のバイブルサイズの手帳を受け取りながら確認する。

 

「祖父の日記帳と言うか、回顧録の草稿みたいなものね。出版されたのはこの内容をキレイに整えたものみたい。このまま世に出すのは悩む内容も書かれているわ」

 

「私に預けて本当に良いのかい?」

 

「自慢じゃないけど私は祖父に判断を否定された事は一度もないの。それにブルースさんやカークさんの事を話せなかったことを気にしてもいたしね。貴方に預けるのが一番だと思う」

 

この場で内容を確認したい気持ちを抑えてアタッシュケースにしまい込む。香典は内ポケットに収まるから手ぶらで来るつもりだったが、官舎が隣のミンツ大尉のアドバイスに従って正解だった。彼は紅茶を淹れる達人で、息子のユリアンにもその技を伝えている。

 

練習相手として味を見る役得に預かっているが、私なんか足元にも及ばない腕前を6歳にして有している。ユリアンがカフェをオープンしたら毎日通うのだが、父親を始め軍人に接する機会が多い彼は、自然と軍人を志向しているようだ。

 

「内容を確認しても驚かないでね。正直、祖父がそんな事を考えていたなんて思わなかった。深夜にレポートに詰まって飲み物を取りに行くときにね、妙に怖い表情をして考え事をしている姿を見た事があるの。きっとあの時にその事を考えていたんだわ」

 

「.....」

 

独白しているレイチェル嬢の話の内容についていけず、かといって遮るのも違う気がして私はいつもの癖で頭を掻いた。

 

「ごめんなさい。話が飛び過ぎたわね。祖父は第二次ティアマト会戦で自分が死ぬべきだったとずっと悩んでいたみたい。私の結婚式までは......。とも思っていたみたいだけど、数年前から回想の世界に浸る方が楽しくなっていたのは確かね。安心して、自殺じゃないわ。睡眠中の急性心筋梗塞だったみたい。だから祖父の死に責任を感じる必要は無いのよ?ウェンリーさん」

 

一瞬中身を確認しようかとアタッシュケースに視線が向くが、自制心で何とか堪えた。私の内心を見透かしたかのようにレイチェルは苦笑している。

 

「ブルースさんの事は今でも尊敬はしているつもり。祖父の栄達が彼のお陰だった事も確かに事実だわ。でも彼の死が祖父を含めた730年マフィアの面々に重たい十字架になっていたのかと思うと、なんだかやりきれないのも確かね」

 

提督ご自身は謙遜ではなく本心から自分の栄達はアッシュビー元帥の補佐役になれたことに因るとお考えだったのだろうか?どんな天才も、それを翻訳し周囲との軋轢を和らげてくれる存在がいなければ夢想家で終わる。

 

ローザス提督を始め、元帥の天才性を認め、補佐した優秀な男たちの存在こそが重要だったと私は思う。そう言う意味では組織人としては欠けている部分があったアッシュビー元帥を組織内で力が発揮できるようにしたという点で、ローザス提督の功績は大きい。

 

「軍人に限らず、親しい人が亡くなると人は何かしら影響を受けます。その存在感が大きければ大きい程、影響も大きくなる。それ位しか私には言えませんが.....」

 

なぜが、叔父のような存在のヴェルナー提督の事が頭をよぎった。親友が結婚直後にイゼルローン回廊内部での遭遇戦で戦死した彼は、内縁関係を続けながらも入籍はしていない。

 

「レイチェル嬢、この度はご愁傷様でした。ウルヴァシーの英雄殿も元気そうだな。親父さんが気にしていたぞ」

 

想い浮かべた直後に聞きなれた声と共に肩を強く叩かれる。振り返ると父親譲りのエメラルドの瞳に母親譲りの金髪の男性がおもちゃを見つけたような視線をこちらに向けてくる。

 

「ヴェルナーさん、遠路はるばるありがとうございます」

 

「気にするな。ローザス提督には父もだいぶ世話になったしな。本来ならビュコックの親父さんも来たがっていたんだが、方面軍司令が今任地を抜けるわけにもいかんのでな。俺が代理で来させてもらったんだ」

 

ヴェルナー提督は現在52歳。中将として第2艦隊司令の職に就いている。催し好きな彼はマフィアの会合にも良く参加していた。幼い頃に会合で面識を得て以来、何かと親しくしてくれるが、存在感が良くも悪くもある彼の傍にいると気後れする私には少し苦手な人物だ。

 

「キャゼルヌに調整期間を埋める任務を任されたらしいな?そんな暇があるならうちの司令部に来ればよいんだ。もっともうちにはワイドボーンがいるからやりにくいかもしれんが.....」

 

「あらあら。ヤン少佐は第5艦隊の司令部が先に目をつけているの。妙なスカウトはやめて頂けるかしら?」

 

「その声はイヴァンカに......。姉さん?なんで姉さんがイヴァンカと一緒なんだ?」

 

「当然じゃない。3人も子供を産ませておいて変なジンクスを勝手に真に受けて入籍もしない。おまけにお母さまが何も言わないのを良い事に子育てを押し付けた馬鹿な弟と、軍務に精勤しながらもターナー邸に頻繁に顔をだして母親業もおろそかにしない義妹。どちらを応援するかなんて自明の理でしょうに」

 

ヴェルナー提督と内縁関係にあるイヴァンカ提督は今年45歳。3回の産休を挟みながら軍歴を重ね、一昨年、第5艦隊司令に任じられた。同盟軍初の女性艦隊司令の誕生は一時同盟の話題になった。

 

ヴェルナー提督のフォローをさせてもらうとしたら、彼女が正規艦隊司令を熱望していた事も入籍しない理由ではある。軍人同士の結婚はよくある話だが、両親が戦死する事の無いように基本的に妻を後方に配属する暗黙のルールが存在する。ヴェルナー提督と入籍すれば必然的に彼女の正規艦隊司令への道は閉ざされてしまうのも事実だった。

 

「ウェンリー君もお元気そうね。ご活躍は耳にしているわ。貴方の旗艦の設計を今から発注しようかしら」

 

「ありがとうございます。ただ、私はまだ少佐です。それに将官になれるかもわかりませんから.....」

 

イヴァンカ提督と一緒に現れたエリーゼさんは今年56歳。幼少の頃からターナー元帥の資産を一部運用し、兄のシュテファンさんがフライングボールのプロ選手になった影響で、スポーツディレクターのような事を始め、それが高じて自分のチームを所有するまでになった。正式な結婚はせず、愛人との間に4人の子供をもうけている。

 

一時期、ターナー邸にはシュテファンさんのご子息も含め10人以上の子供たちが生活していた。クリスティンさんは孫たちとの生活を楽しんでいたそうだが、保育園のような有様だったと聞いたことがある。

 

父さんが納税で軍に貢献したのに対して、エリーゼさんは納税だけでなく知己の将官が艦隊司令になった際に旗艦を贈るという祝い方をすることでも有名だ。幼少の頃から親しく接していたビュコック元帥のリオグランデを始め、マフィアを通じて知己のある提督方の旗艦はほとんど彼女の資金で建造された。

 

一部からは『軍内部の公平性』を問う声も上がっているが、豊富な予算で最新技術を詰め込んで作られた旗艦の存在は、結果として全軍の生還率向上にもつながり、肯定的な意見が大多数を占めていた。

 

「タイロンさんはいらしてないの?ミリタリーマニアも良いけど兵器開発には多額の資金が必要ですもの。あの人もまだ64歳でしょ?趣味に生きるのは早いのではないかしら?」

 

「はぁ。父としては退役軍人会とマフィアの事務方の仕事がだいぶ気に入っているようです。それに『今日から提督』のリーグ戦の運営にも関わっているようですし、楽しくやっていると思うので投資の世界に戻るのは難しいかと.....」

 

「楽しく過ごすのは良い事ね。本人に直接伝えようと思っていたんだけど、『今日から提督』のプロチーム。うちも設立しようと考えているの。ウェンリー君はかなりの腕前なのよね?一度見に来てくれないかしら?」

 

「私で良ければ喜んで。もちろん任務に支障がない限りですが.....」

 

父がダメなら息子かぁ。ただ、この人の頼みを私は断れない。投資業界で父さんとエリーゼさんはある意味伝説的な存在でライバル関係でもあった。生涯納税金額が当時の一個正規艦隊の整備費に達した時、父さんは突然ファンドを清算した。

 

残った資金の預け先にしたのが彼女のファンドだ。ヤン家の大黒柱が趣味に生きていても控えめに言って多額な収入があるのは彼女のお陰でもある。それに父親に負けずに恩に着せるのがうまい。

 

淑女然とした見た目に騙されて甘く見ると大変な事になる。ターナー邸にひと夏預けられたときに身近に接する機会が多かった私は、女性を敵にしてはいけないという事をこの2人から学んだ。

 

「レイチェルさん、セシリアさんには伝えたのだけどシュテファン兄さんは式には間に合わなそうなの。丁度リーグ戦でエコニアに行っていた所でね。選手で終われば自由になれたのに監督まで引き受けて。普段は出来るのに肝心な時に間の悪い兄をどうか許してね」

 

「フェザーン派が顔をだすとはどういうつもりだ!」

 

そんな会話をしていると受付のほうから聞き覚えのある声が聞こえ、何やら周囲がざわついている。

 

「ちょっと様子を見てきます」

 

「ウェンリーさん、私も行きます」

 

苦手な存在から逃げる様に受付に歩みを進める。それに続くレイチェル。近づくにつれ見覚えのある後ろ姿と正対する男性の姿が目に入る。

 

「どういう事だと言われても、ローザス提督の葬儀は軍部葬と聞きました。国防委員の一人である私が参列するのは当然でしょう」

 

「同盟市民の生き血をすするだけでなくローザス提督の死まで利用するつもりか!それは許さんぞ!」

 

「いくら退役軍人会の主幹とは言え言ってよい事と悪い事があります。侮辱罪で告訴しますよ」

 

「父さん、落ち着いて」

 

「おお、ウェンリーか。これが落ち着いていられるか!フェザーン派がしたり顔で参列しようとしとるんだぞ」

 

「トカゲのトリューニヒト......。よくもまぁ」

 

感情的になっている父さんの声の後に、レイチェルの冷えた声が小声にも関わらず耳に残った。帝国からの亡命者を亡命派と呼ぶのに対し、同盟の国力が明らかに帝国を上回った頃から増加したフェザーンからの亡命者をフェザーン派と呼んでいる。彼らの主張はフェザーンを併合しての帝国との全面戦争だ。

 

同盟の人口は300億人を超えているが、帝国全体を飲み込む国力はまだない。ターナー財務委員長がぶち上げた『民主共和制の勝利条件論』は今でも盛んに議論されている。様々な経済学者が分析をしているが、どんなに生産性を高めても400億人を超えないと厳しいという意見が主流だ。

 

フェザーン派の意見は完全併合ではなく戦争の勝利によって帝国に憲法を作らせ立憲君主制にするだけなら今の国力でも可能だというものだった。

 

「タイロンさんが声を荒げるなんて珍しいと思ってきてみれば、面の皮の厚さは銀河一のトリューニヒトさんでしたか。貴方の面の皮の厚さなら戦艦のビーム砲も貫けないのじゃないかな?主張通り戦争がしたいなら、フェザーン派で大隊なり連隊なりをつくって最前線の一部を担われてはいかがです?」

 

騒然としかけた受付に別の声が響く。声の主に視線を向けるとオスヴァルト代議員だった。彼は今年48歳。父親と同じ財務委員会に所属し、数年以内に委員長職に就くと言われている。

 

記念大を卒業後、法曹界に進んだ彼は、弁護士として成功しその後政界に転身した。弁舌の鋭さで多くの支持を集めているが、その鋭さから敵も多いとされる。

 

「それは暴論でしょう。実際フェザーンの経済力は現在でも魅力的です。彼らと協力できれば同盟の国力は更に高まるのは自明の理だ」

 

「ここで政策論争をしますか?では確認しましょう。その経済力の根幹は交易にありました。フェザーンの行いを正すために同盟は交易の停止と為替市場の停止を実施しました。交易の出来なくなったフェザーンにどれだけの価値があるのでしょう?外装だけは派手な中身のない宝石箱なのでは?」

 

「20億人の教育をうけた人材がフェザーンには存在する。彼らが帰化すればそれだけで国力が増強されるのは間違いない。その上で戦争に勝利し、帝国に憲法を作らせるのです。そうすれば.....」

 

「なぜ完全併合を否定するんです?そうか!帝国が存続すれば交易が再び行われる。貴方方の得意分野が再び金になりますね。それにフェザーン派の票も20億増える訳だ。同盟市民の血と血税を使って自分たちの利権の復活をもくろむ訳ですね。さすがは面の皮の厚い貴方の政策論だ。それともオブラートに包んで言っても恥知らずのサンフォード党首の意見かな?ハイスクールの生徒でも分かりそうな事を無視されている」

 

『吸血鬼が!』

 

『戦争を煽るなら最前線で義務を果たしてみろ』

 

トリューニヒト代議員の論説を鋭く叩き切ったオスヴァルト代議員に煽られるように場が騒然となり始めた。

 

「困ったわね。要は軍部葬だからトカゲさんは参列しようとするんでしょ。ならこの式の費用は私が持つわ。公費でないなら貴方たちは尻尾を撒いて帰るんでしょう?」

 

「エリーゼ・ターナー.....」

 

トカゲ......。じゃなくてトリューニヒト代議員の視線の先には、エリーゼさんが楽し気な表情で優雅に佇んでいる。フェザーン派の対抗馬に惜しげもなく政治献金を公然と行う彼女は、フェザーン派からすればオスヴァルトさん同様、目の上のたん瘤だ。

 

「トリューニヒト代議員、貴方の弔意は親族を代表して私が受けました。ですのでお引き取り頂けませんか?祖父を静かに送り出したいという孫娘の意向は尊重されるべきだと思いますが」

 

意を決した様に進み出てレイチェルが頭を下げる。それを見たトリューニヒト代議員は、変わらず笑みを浮かべていたが額の汗を拭うと、踵を返して立ち去って行った。

 

「あらあら、レイチェルに全部持って行かれるなんてオスヴァルトも大したことないわね。献金を打ち切ろうかしら.....」

 

「エリーゼ姉さん、それとこれは話が違うよ」

 

騒然としていた場の雰囲気は、ターナー姉弟のこのやり取りで一気にほぐれた。

 

「ヤン、なにやらあったようだが、大丈夫か?」

 

「キャゼルヌ先輩......。ええ。何と言うべきか......。姉は強し、孫娘は強し......。と言った所でしょうか?」

 

「お前さん、早く身を固めた方が良いな。一番大事な母は強しが抜けているぞ。オルタンスも母になってからだいぶ強くなった。おちおち昼寝もできないからな」

 

そんな会話をしながら式場にもどる。興奮して少し疲れた様子の父さんの背中をさすりながら、さすがにファンドマネージャーが務まる体力は無さそうだと感じた。式自体は生前のローザス提督の人柄を表すかのように悲しみに包まれながらもどこかぬくもりを感じる物だった。




アルフレッドに関してはもう少し余生を生きてもらい、戦争の結末がある程度みえてからとも考えました。また、原作通り自裁も考えたのですが、こういう形にしました。


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