美醜逆転アズレン世界における色物系Yongshiber SHIKI-KAN☆TV 作:SHIKI-KAN
「シキカン様ぁ! 到着いたしましたわぁ! 此方が私の住居で御座います! さあさあ! どうぞ中へお入りくださいませ♡」
「おおー。本当に直ぐ近くにありましたね」
……なんだか凄い景観の家だなぁ。和風と中華風を混ぜた様な外観と言うか。神社とお寺と中華街を足して3で割って2倍くらい豪華にした感じと言うか ……うん、何も伝わらないね。仕方ない、本気でレビューしてみるか。
まず赤城さんの上半身は、緑と白と水色の縦縞が入ったコンビニ店員服を着ていらっしゃる。でもその服が歪むくらい胸が出ている、飛び出ている。店員服に乳袋なんてないもんだから前のボタンがはち切れそうになっている。それどうやってボタン止めたんですか? 最近のコンビニ店員さんはスイカを胸の中に入れて温めるサービスもやっているんですか? 凄いですね。俺も温めて欲しいです。しかも胸で店員服が持ち上げられ過ぎている性で、御ヘソの方もチラチラとご尊顔をお見せしていらっしゃいます。なんですかあれは。もはや犯罪ですよ。俺の理性暴行罪ですよ。逮捕して下さい、俺を。
そして下半身は普通の紺色のズボンを履いていらっしゃる。でも後ろには尻尾がこれでもかというほど主張していらっしゃる。モッフモフの9本の尻尾が思いっきり存在感を放っていらっしゃる。めちゃくちゃ触りたい。尻尾の付け根どうなってるんですか? 穴が開いているんですか? 少し閲覧させて頂いてもよろしいでしょうか? 捕まえてください、俺を。
うん。総合的に判断すると、赤城さんはどんな服を着ていても美人であるという事が判明しました。カッコ綺麗です。流石です。
……家の外観? それはもう神社とお寺と中華街を足して3で(ry
「……ここが赤城さんの家ですか?」
「はい♡ そうですわぁ♡ 正確には私と、私の姉妹である加賀の2人で生活しておりますが。私は栄光なる一航戦。身窄らしい住居に住まうなど、この私の矜持が許しませんわぁ!」
「そ、そうですね! 俺もこの家は好きですよ! 少し派手過ぎる感じは出ていますが。少なくとも周りの鬼神さん達が住んでる、巨大な地獄の裁判所みたいな家よりは、こちらの方が好きですね!」
周りも周りで自己主張が激しすぎる家ばかりだからなぁ。屋根は剣山みたいになってるし。中の庭に見える池は血の池だし。そのせいで赤城さんの家が余計に目立っていますけど。
「シキカン様も気に入って頂けているご様子、それだけで私は満足ですわ♡ さあさあ、中へどうぞ♡ 赤城の家も、シキカン様が入って来られるのを今か今かと待っておられますわぁ♡」
「……では、家の中にお邪魔します! 失礼しまーす!」
おおー! 中は普通に純和風って感じだなー! 廊下も木造だし。部屋の中には畳もあるぞ! あ、でも所々の飾りつけは中華風だなー。金色の装飾された赤い提灯みたいなのが吊るされてたりとか。赤い背景に金色で大吉って書かれたデカいお札とか。センスが独特ですね。これはどっちのセンスなんだろう。赤城さんかな。加賀さんかな。
お? 奥の方に人がいるな。 ……あ、あれは! あの凛とした狐耳と! サラサラで真っ白な御尻尾は! か、加賀さん! 加賀さんじゃないか!!
「……む? 誰だ? 此処は見世物小屋等では……。 ……お前は。 ……シキカン? ……何故お前が、私と姉様の家に」
「……加賀? シキカン様は、私がこの家に御招待したのです。丁重にオモテナシして頂けるかしら? 私はまずこの身窄らしい服を着替えて参りますわぁ」
「……姉様。 ……姉様はまだ雑貨店の勤務時間中では? 何故戻って来られているのですか」
「あら? あの様な雑貨店など、少々店員が居なくてもどうとでもなりますわぁ。どうせ大きな催し物がある時以外は、利用者は私達の様な体の小さな者達だけですもの。それよりも、折角シキカン様との運命の出会いを果たしたのですから、其方を優先するのは当然というモノ。これは自然の摂理ですわぁ。 ……加賀こそ、家に居ながら何をしているのかしら? 貴方こそ、油を売っているのではなくて?」
「私は、管理しているアフィリエイトサイトが炎上しているので、その火消しを……。 姉様があんな写真を上げるから悪いのですよ? 野球ボールをぶつけられた位であの様な……」
「あら? 私は不届きモノを『ソウジ』した写真を投稿しただけですよ? あの不届きモノもキレイにソウジされて、とても喜んでいましたわぁ。あの程度で火の海になる等、私ではなく、貴方の管理サイトの民度の問題ではなくて? ……加賀? 私は着替えて参ります。貴方はそれまでシキカン様のお相手をして頂けるかしら? くれぐれも失礼の無い様に、ね? ……それでは、シキカン様ぁ♡ 少々お待ちくださいませ♡ この赤城はシキカン様の為に、お色直しをして参りますわぁ♡」
「あ、はーい。俺の事は気にしないで良いですよ。どうぞお構いなく」
……なるほどー。赤城さんは外でバイトして、加賀さんは家で副業か。それともさっきの話を聞く限り、それも交代でやってるのだろうか。
というか加賀さんの姿勢が違和感過ぎる。真っ白な和服を着ている、凛とした佇まいの加賀さんが、畳の上でちゃぶ台の前に正座して、ちゃぶ台の上に乗っているデスクトップPCを御弄りになっていらっしゃる。対面のデスクトップPCは赤城さんの奴かな? そういえば配信中に赤城さんが暴れているときに、加賀さんが机が揺れるとかコメントしてたな。この配置じゃあ揺れますよ。ちゃぶ台はデスクトップPCを置くのに向いてないですよ? ちゃぶ台っていうのは、怒った親父が直ぐに引っ繰り返せるように作られた代物ですからね? 安定性に関してはゼロですよ? ちゃんとしたPC机買いましょう? ……でもお金が無いのかな。この家を見る限りそうでも無さそうなんだけど。
「……姉様ッ! ……はぁ、姉様にも困ったものだ。もう少し冷静になって頂ければ、この加賀が全く及ばぬ知性を発揮して頂けるモノを。 ……雑貨店にも直ぐに連絡が必要だな。幸い、あと数十分で本来の交代勤務の時間だ。急用の為という事であれば、1度程度なら何とかなるだろう。 ……シキカン。お前がどのようにして、赤城姉様と出会ったかは知らぬが、全く面倒な事をしてくれたものだ」
むむ。加賀さんが怒っていらっしゃる。赤城さんの雑貨店業務を勝手に放り出されて、さらにアポなしで家にまで押し掛けられるまでされたら、流石に怒りもするか。無表情っぽく見えるけど、凄い睨まれてる気がする。加賀さんのKOOLな目が俺に突き刺さっている。流し目がカッコ良すぎる。
「え、えーと。 ……すみません、加賀さん。赤城さんには少し、コンビニ? 雑貨店? の商品で、俺が欲しいモノがあったので在庫を売って欲しいとお願いしたら、家に有るとの事でしたので。ヒヨコの饅頭と羊羹なのですが」
「饅頭と羊羹……だと? ……姉様がお戯れで御作りになられたアレか。 ……お前はアレを購入してどうする気だ? 配信にでも使うのか? ……毒物で使用するならまだしも、アレを食べる等、以ての外な代物だぞ」
「ええ? 毒物? ……そ、そんな感じは受けませんでしたけど。美味しかったし。も、もしかして遅効性の毒とか?」
……いや、食べてから結構経ってるし、大丈夫かな? 流石にコンビニで毒物は売ってないだろう。食品コーナーにあったし。 ……配信に使うのもありかも知れないな。普通に俺が食べたいから買っただけだけど、配信内で食べたりすれば、みんな興味を持つかもしれない。
「……あの代物が美味い……だと? ……お前は何を言ってるんだ? アレは姉様が腕によりをかけた……」
「シキカン様ぁ! お待たせしましたわ! この赤城の正装をご覧くださいませ! これが栄光なる一航戦赤城の、本来の姿ですわ!」
「おおー! 赤城さんの正装衣装ですね! 先ほどのコンビニ店員服もある意味、味があって良かったですけど、やはり赤城さんは着物姿が似合いますね! 格好良いです!」
うん、赤城さんと言ったらやっぱりこの黒と紅の和装衣装だよなぁ。 ……胸の主張が激しすぎてかなり目の毒ですけれども。なんですかあれは。少し動いたらズレちゃうんじゃないですか? 大事な所が見えちゃうんじゃないですか? 見えたら見ますよ俺は? 怒られても見ますよ? むしろ怒って下さい?
それに和装なのにミニスカってどういうことですか? ミニ過ぎて屈んだだけで大事な所が見えますが? 見ますよ俺は? それに、薄い黒ニーソ? 黒ストッキング? か何かわからないですけど、太ももに絶対領域が形成されてますよ? 和装なのに。あらゆる箇所で理性を崩壊させに来てますね。流石は赤城さんです。一航戦です。尊敬します。
「……フフフ♡ 私の本来を見ても驚きもしないどころか褒めて下さるなんて♡ 流石はシキカン様♡ 私の全てを受け入れてくれますわぁ♡ ……さあ、シキカン様ぁ♡ 私の手作り料理の新作を持って参りましたわぁ♡ 是非召し上がって下さいませ♡」
「えーと、……なんですかこれ? 黒いメンタルキューブみたいな形してますけど? ……なんか嫌な予感しかしないんですけど? ……醤油のキューブとかじゃ無いですよね?」
うわあ。なんかデロっとしてる。デロっとしてるのににカチカチにも見える。しかも冷気も放っている。そしてその真っ黒な正方形の食べ物らしきものに爪楊枝が刺さってる。ナニコレ。本当に黒いメンタルキューブ? 流石に光ってはないけど。でも食べ物には全然見えないぞ。
「シキカン様? 何を言っているのかしらぁ? これは醤油では御座いませんわぁ。これは遠い異国の地よりシキカン様の為にお取り寄せした『かかお』なる実を材料に、シキカン様の為に赤城が腕によりを掛けて作った『ちよこれいとキューブ』で御座いますよ? ……シキカン様なら勿論、この赤城の愛を受け止めて頂けますわよねぇ?」
「……シキカン、止めておけ。赤城姉様がお作りになられたソレはもはや食べ物では無い。口に入れようものなら即座に苦しむ事になるぞ。 ……私も1度挑戦させられたが、その後数日間の記憶が朧気になってしまった。 ……悪い事は言わん。もし此処でお前が倒れても、私はお前を助けぬぞ」
「……加賀ぁ? 余計な事は言わない様にして欲しいのだけれど? シキカン様ならきっと、この赤城の愛を、美味しく頂いてくれますわぁ!」
「……な、なんだぁ。チョコレートのキューブでしたか。ソレなら多分大丈夫だと思いますよ! 俺チョコレート大好きですし! GallolyMateもチョコ味が1番気に入ってますしね! 赤城さんが俺の為に作ってくれたんなら、有り難く頂戴致します!」
「フフフッ♪ 流石はシキカン様ですわぁ! では、あ〜ん、をして下さいませ♡ はい、どうぞ、で御座いますわ♡」
うおお!? 赤城さんが爪楊枝黒キューブを手にして俺の目の前に! 凄い! 存在感が凄い! ピンと立った黒い狐耳が可愛すぎる! そして深紅の瞳に吸い込まれそうになる! なにこれ宝石? ルビーなの? 上目遣いとか反則でしょう? ……そしてその下には豊満な胸部がこれでもかって位に曝されておりますけれども? もう実質見えてますよ? 服の意味ないですよこれ? 大丈夫ですか赤城さん?
「あ、あ~んですか? ……め、めちゃくちゃ恥ずかしいんですが。 ……い、いやでもこんな機会滅多にないぞ。 ……よ、よし。 ……わかりました、や、やります。 ……あ、あ~ん」
「はい♡ 召し上がれ♡ フフフ、私の手料理を食べて下さってるシキカン様も可愛い♡ ……私の手料理のお味はどうですか? 美味しく頂けましたか?」
「……うん、うん! 赤城さん! これとっても美味しいですよ! 久々に美味しいチョコレートを食べる事が出来ました! 赤城さんはお菓子作りが得意なんですね!」
マジで普通のチョコレートだわこれ。赤城さんの事だから何か変なモノ入ってるんじゃないかと思ったけど、少なくとも味は美味しいわ。真っ黒だったのは、カカオ成分多めだったからかな? ちょっと苦いけど、でも美味しい。中のキューブはわらび餅か? ヒンヤリしたわらび餅が甘い味付けな御かげで、カカオ成分多めのチョコレートと相まって、凄い美味しいぞ。わらび餅チョココーティングとか発想が素晴らしい。赤城さんはお菓子作りの天才か?
「……あらぁ♡ シキカン様のお口に合って良かったですわぁ♡ ああ……そんなに喜んで頂けるなんて、シキカン様の愛は今、この赤城の胸の中で滾っていますわぁ♡」
「……馬鹿な。 ……姉様の料理を食して、その反応、だと? ……シキカン、お前は、無理をしているのではあるまいな? ここで本心を隠すと、身の為にならんぞ?」
「……ええっと? そんな事は? ……そうかー、こっちだとチョコレートは不味い料理の部類なのかー。 ……赤城さんにそんな属性あったっけ? ……いやでも、俺としてはありがたいですね! 少なくとも俺の口には、赤城さんの作るお菓子が合います! 無理なんて全然してないですよ!」
「フフフフフ♡ シキカン様はやはり、私の全てを受け入れてくれますわぁ♡ ……これは、私側も、自身の全てを差し出さなければ、不条理というモノ。 ……加賀? 今から何があっても、これからシキカン様と私がスる行為を咎める事を禁じます。 もはやこの愛は、誰にも止める事は出来ませんわぁ♡」
「姉様……、流石にそれは……」
「あら? シキカン様と私の愛の営みを邪魔するつもりなら、例え姉妹でも容赦しませんわ? ……加賀? 私が本気だという事は、貴方なら分かるはずだけれども」
「……承知しました。 ……姉様がそれで良いと言うのなら、私は止めませぬ」
「……ええ!? 加賀さん!? 引き下がっちゃうの早くない!? 赤城さんかなり過激な事を仰ってますけど!?」
……なんだか雰囲気もヨロシクないぞ? 危険が危ない香りがするぞ? 赤城さんの目付きも完全に俺を獲物として捕らえてますけど? 良いんですか加賀さん? 大惨事になりますよ?
「……姉様が決めた事だ。 ……姉様は1度考えを決めたら梃子でも動かぬ。 ……シキカン、お前は精々、姉様を満足させる事に尽力を尽くすが良い」
「フフフ……やはり加賀は良い子ね……。そこで私とシキカン様の行いを目に焼き付けておきなさい? 私とシキカン様に穴が空きそうになるくらい♡ ……フフフ……シキカン様? これで、2人っきり、ですわね? ……シキカン様の胸の中、シキカン様の笑顔、シキカン様の匂い、全部、全部が、これから私のモノになるのよ? モチロン、シキカン様にも、この私の全てを、ナニモカモを、捧げますわぁ。 ……さあ、シキカン様! どうぞこの赤城を存分に使って、己の欲望を発散して下さいませ! 赤城は全て受け入れて見せますわぁ!」
「……わかりました。俺も男です。赤城さんにそこまで言われて、黙っているわけにはいきません。お望み通り、俺の好き放題にさせて頂きます。 ……良いですね? ……俺もヘタクソかもしれないので、もし本当に嫌だったら、途中で拒絶して頂いても良いですからね?」
「……フフフッ♡ シキカン様がヤル気になって頂いて、赤城はとても満足しております。私がシキカン様を拒絶する様な事はありませんわ。どうぞ、思う存分、この赤城を、可愛がって下さいまし」
「……わかりました! ……それでは、このシキカン、今から全力で行きます! ……では、思う存分触らせて頂きます! ……赤城さんのケモ耳を!!!」
「……へ? み、耳? シ、シキカン様? ソレはどう言う……!?!?!? はっひゃぃいいいい!? シキカン様ぁ!? や、やめ!? ふぃいいいい!?!?!! そ、そこはダメで御座いまっひゃああいいいい!?!?!?」
「……おおー!! すっごいモッフモフですねー!! いや~! 最初見た時からずっと赤城さんの耳を触らせて貰いたかったんですよ~! まさか許可を頂けるとは思ってませんでした! ビシャマルちゃんはモッチモチで、綾波ちゃんはツッルツルで、雪風ちゃんはサッラサラでしたけど、赤城さんはモッフモフですねー! THE☆正統派ケモ耳って感じの感触です! 触り心地も抜群ですね!!」
「んなぁあああ!? シ、シキカン様は何をおっしゃっておりぃいいいひぃいい!? あ、赤城の耳は、け、穢れと、ぶ、侮蔑の!? 象徴でございまひゅぅう!? そ、その様な所をお触りになりゅなどおぉお!? い、いきゅらシ、シキカン様でも、ダメでございまひゅぅうううはぁわああああああ!?!?!?」
「ええっ!? いやいや、こんな可愛いケモ耳が穢れと侮蔑の象徴!? 誰ですかそんな事を言っている人は!! こんなに愛くるしいケモ耳なのに!! 俺はそんな権力には屈しませんよ!!!」
「……シキカン、姉様の仰っている事は本当だ。私と姉様の耳は穢れと侮蔑の象徴。この様な耳を持って生まれたモノは、本来の名とは別に、必ず『コードネーム』が与えられる。 ……畜生以下の存在だという証明としてな。姉様は断固としてコードネームで呼ばれることを拒否していらっしゃるが、その場合は処罰の対象となってしまうのだ」
「な……なるほど。だから重桜の、耳が特殊な形の方々は、俺の配信でコードネームって奴を使用していたんですね。な、納得しました。いや納得はしてないですけど。 ……まあでも俺には関係ないですね! 俺は赤城さんの耳をめちゃくちゃ触りたいと思っていますし! ……いや~! ケモ耳が生えた女性が、思う存分ケモ耳を触らせてくれる許可をくれる機会なんて、マジで中々ないですからね! ……ビシャマルちゃんはあんまり触るとお指ガジガジしてくるし! 綾波ちゃんはちょっと触っただけで俺の理性を直接破壊してくる様な危険な声を出すし! 雪風ちゃんは触ると物凄く、くすぐったそうにした後、物理攻撃してくるので! このモフモフを許して受け入れてくれるなんて、流石は栄光なる一航戦と名高い赤城さんです! ……俺の今まで貯めていた想いを! この気持ちを! この機会に全てブツけてみせます! 行きますよ! 赤城さん!!!」
「し、しきかんしゃま!?!?! まっひぇくださいませ!?!?! あ、赤城はすべて受け入れるとおっしゃいまひたがぁあはぃいい!?!? こ、このような事ににゃるとはぁあ!? しょ、そうてひしてなひっひいいいい!?!?!?!? 」
「姉様……。御自分でおっしゃったお言葉です。シキカンの欲望がこの様なモノだとは、私も想定外でしたが。 ……一航戦の名に懸けて、耐えて下さいませ」
「……ッ!! と、当然ですわはぁあ!? こ、この赤城が!? こ、この様な事で屈するにゃどっふゅううういいいい!? シ、シキカン様がはひゃあい!?!? なされる事ならぁああ! わ、私は、す、全て受け止めましゅふゎあはああああああ!?!?!?!」
【……いちじかんご】
「……ふひゅうぃいい……! ふひゃあぃいい……! シ、シキカン様ぁ……!? そ、そろそろ、ごまんじょく、頂けまひたきゃいぃいぃ……!?」
「なるほど~、ここをこう撫でると、コリコリしてる所がこの辺にくるから……。こうしたらもっと良い感じでモフモフ出来そうだな~……。 ……あれ? もしかしてもう1時間くらい経っちゃってました? ……でもまだ俺は微妙に満足できてないからなぁ。 ……赤城さん! もう少しだけ触らせて下さい! 赤城さんも、もっと心地よくさせてあげますので!!!」
「……しょ、しょんな……! ま、まだご満足頂けないのでしゅか……!? シ、シキカン様の体力は無尽蔵でごじゃいまふかぁは嗚呼ぁあああ……!」
「……えっと、俺は赤城さんの耳を触ってるだけなので。 ……赤城さんがご承知頂けるなら何時間でもモフモフさせて貰いますけど。 ……赤城さんがお疲れの様でしたら、止めましょうか?」
「……しょ、しょんな事は、無いですわぁ……! 赤城の、シキカン様への愛が……! この程度で折れるはずは、無ひふひゅいいいいいい……!」
「……シキカン、良い調子だ。新しい撫で方をいくつか思いついた。シキカン、これも試して頂けるか?」
「……なるほど〜、こういう指の形にすればココとココを同時に撫でられるのか〜。やりますね! 加賀さん! ……え〜っと? こうかな? ……よし、良い感じで赤城さんの弱そうな所を撫でられそうだぞ! ……この手の形は『6番 鵯越えの逆落とし(ひよどりごえのさかおとし)』と名付けよう! さあ、赤城さん! 行きますよー! ……モフモフ〜!」
「はっひゃああああああ!?!? か、加賀!? な、なんて事を!? なんて事をシキカン様に教えているのですか!? わ、私とシキカン様の行為を邪魔するなとあれほど……!?」
「姉様。これは邪魔ではありません。寧ろ、これはシキカンと姉様の愛を深める行為を助力しているに過ぎませぬ」
「……んなぁっ!? そ、そんな言い訳が通ると……ふっひゅぅうううう!?!? シ、シキカン様!? ま、待って下さいませ!? その撫で方はっひゃぃいいいい!?」
「姉様こそどうしたと言うのですか? シキカンの行為を全て受け入れる、と言ったあの言葉は紛い物であったと言うのですか? もう屈服なされるおつもりで?」
「ふひゅい!? ……そ、そんな事は断じてあり得ませんわぁ……! こ、この栄光なる一航戦の名にかけっひゃあいっ!! わ、私がシキカン様の行為を拒むなどぉおひぃいい!? ……あ、ありえませんわぁあはぁあああ!? シ、シキカン様!? そ、その様に奥まで指を入れられれてては!? あ、赤城のっ! 赤城の耳がっひゃいいいいいいい!?」
「もふもふ~~! もふもふ~~! ……いや~~! 赤城さんの耳は最高ですね! もうずっとモフモフ出来ますよ! モフモフしてるだけで俺の精神力がどんどんと回復していくのを感じます!! 今だったら闇の心が現れても一瞬で消し炭ですよっ! これが一航戦のバフ効果ですか!! 凄いですね!!! ……ふぅ、でもちょっと休憩しようかな。流石に一時間モフりっぱなしだと指もちょっとだけ疲れて来たし」
「……ふひゅぃい……。 ……はひゅひぃ…………」
「……シキカン、サボるんじゃない。まだ終わっていないパターンが幾つもある」
「……おぉ~。 ……なんか何時の間にか、加賀さんが巨大なマトリクス表を作成していらっしゃる。 ……なるほど~。 ……右の48手と左の48手を組み合わせると、全部で2,304パターンにもなるのか。 ……これは研究のやり甲斐があるな~。 ……この『◎』とか『△』とか『×』とかの印はなんですか?」
「それはお前の両の手の組み合わせパターンによって、姉様がどれだけ反応したかを記号で表したものだ。私ほど姉様を常日頃から観察して居るものなどおらぬ。姉様の表情や声の反応から、シキカンの手技巧が姉様にどの程度の影響を与えているか読み取る事など、私にとっては造作もない」
「……おぉ~! 流石は加賀さん! 赤城さんの事を良く見ていますね! もし、俺だけだったらこんなに詳細な分析は出来ませんでした! ……なるほど、赤城さんはこういう手の形に弱い傾向があるのか。 ……なら右手は『48手35番 流鏑馬(やぶさめ)』。 ……左手は『48手40番 鶯の谷渡り(うぐいすのたにわたり)』。 ……これで理論上は弱点特攻4倍ッ! ……シキカンッ! 全力でッ! 行きますッ!」
「……ッ!!! シ、シキカン様ぁ!? す、少しだけこの赤城にご休憩をっほぅいいいいいいいひゃああああああああ!?!?!?!?!? にゃ!?!?! にゃああ!?!?! にゃんでございまひゅかこりぇはっはあぃいいいいいいいいい!?!?!?! こ、こりぇまでとはあああああはぃいいいい!!!??!?!?? きゅ、くりゃべもにょにぃっひゅうういいあああああ!?!?!?!?」
「……おぉ~~!! 流石です加賀さん!! 分析の通りです!! 赤城さんがこんなに気持ち良さそうにしてくれています!!! 俺も俄然やる気が出てきました!!!」
「……ふむ。やはり姉様はこの手の形に弱かったか。だが、それだけではこの様に姉様を気持ち良くさせる事は出来ん。シキカン、お前の技巧があってこそ、今の姉様があるのだ。私の助言等、ほんの些細な事だ。お前のその技術は、姉様をご満足させるに相応しいモノだ。十分に誇って良いぞ」
「もふもふもふ~~!! もふもふもふ~~~!! ……むむっ!! コリコリの位置が少しズレましたね!? ……でも、甘いですね!! 逃がしませんよ!? ここは左手を『23番 時雨茶臼(しぐれちゃうす)』に変更しつつ続行です!! 右手はこのまま川を流れる水の如く!! 『34番 岩清水(いわしみず)』です!! もっふもふ~~!! もっふもふ~~!!」
「へっひゃぁああああああああ!?!?!? しゅ!!! しゅきかんしゃま!?!?! ど!?!? どうかおじひを!?!?!?! このあかぎにおじひを!!?!?!? くだしゃひましぇへぇえええ!?!?!?」
【……ぷらす、さんじっぷんご】
「……………………あ……あきゃぎはぁ……。 ………くっし……ま……。 …………きゅぅぅ……」
「……ああ~。 ……赤城さんがダウンしてしまわれた。 ……流石にちょっとやり過ぎたかな? ……でも気持ち良かったな~」
「……姉様を本当に屈服させるとは。 ……シキカン。 ……お前こそ、私が追い求める勇者である事は間違いない様だ」
「……ええ!? 加賀さん!? そ、そんな大袈裟な。俺はただ赤城さんの耳をモフモフしてただけですよ? こんなの勇者じゃなくても、誰でも出来ますよ」
「……言ったであろう。我々の耳は穢れと侮蔑の象徴であると。この様な箇所を好き好んで触るものなど、お前以外は存じぬぞ。 ……私から見れば、お前は穢れ等を決して厭わずに突き進み、己の願望を満たす為に動き続ける、勇気ある者にしか見えぬわ」
「……え、えっと。ありがとうございます? なんだか加賀さんの中で俺の株が急上昇してるんだけど。そんなに凄い事してるつもりもないのに。 ……加賀さんもありがとうございました! あのマトリクス表はとても役立ちました! 後でコピーして貰いたいくらいですよ!」
「……かまわん。何事も分析し、研鑽を積まなければ、戦場で生き残る事は出来ぬ。戦場で生き残れるのは強き者だけだ。 ……この資料も後でまとめて、お前にくれてやる。 ……なに、今は走り書き程度で文章がごった返しているが、まとめ上げれば2万文字程度には収まるであろう。これでお前もさらなる研鑽を積むが良い」
「……あ! ありがとうございます! ……じゃあ俺も今日のレポートを原稿用紙20枚分くらいにまとめて、加賀さんにお送りしますね! 俺は赤城さんの耳の感触だけじゃなくて、ビシャマルちゃんとかの感触も堪能しているので! この数値もまとめてフーリエ解析に掛けたら、もしかしたら相関関係もあるかもですしね! まとめ上げが終わったら『一航戦赤城の獣耳及び他種族獣耳との相関性について』というレポートにまとめて加賀さんに提出致しますね! その後はまた2人でデータの擦り合わせと検証を行いましょう!」
「……ふむ。その努力と研鑽を怠らぬ姿は、やはり見どころがある。私もお前に負けぬよう、さらなる研鑽を積まねばならぬな。 ……これはボーナスだ。お前の努力の成果でもある。取っておけ」
「え……、何この封筒。 ……うわ!? 10万円も入ってる!? ええ!? 良いんですかこんなの貰って!? 加賀さん達も生活が苦しいんでしょう? こんなの貰う訳には……」
「構わん。それは私のヘソクリだ。現状、金子(きんす)の管理は全て私に任されている。姉様に直接渡すと、1日で1か月の賃金を全て使い切ってしまうのでな。生活を切り詰めてはいるが、仕事は掛け持ちしているし、預金の運用も行っている。 ……姉様には借金で家計が火の車だと伝えているので秘密だが。 ……実際にはかなり、貯蓄には余裕がある。 ……運用を怠ればすぐに無くなる程度だが。 ……その程度の金額ならばくれてやる余裕もある。安心して受け取るが良い。 ……配信中に渡すと姉様にバレる上に、Yongshibeとやらに幾らか持っていかれるのであろう? 姉様がダウンしている今しか渡せん。さっさと受け取れ」
「そ……そうですか。流石は加賀さん。しっかりしていますね! ……ではこのお金は有難く貰っておきます! この借りは必ず! 直ぐに赤城さん獣耳レポートを提出してお返ししますね!?」
「……うむ、待っているぞ。 ……ただ、赤城姉様は本来、とても聡明で、強いお方だ。 ……現状はお前への想いと、今の環境のせいで、少々空回っておられるが。 ……お前がこれからも姉様を化物だと見下さず、1人の人間として接していけば、いつか、きっと姉様も。 ……それまではこの加賀が姉様を支える。お前もそれまでは自分を磨き、精進するが良い。 ……もし、姉様の期待を裏切る様であれば、姉様が手を下す前にこの加賀がお前を噛み砕き、喰ろうてやるぞ。 ……精々、対応に気を付けるのだな」
「……赤城さんを化物扱いだなんて、俺は絶対にしませんよ。こんなに綺麗で可愛くて格好が良い人なんですから。それに、加賀さんもです。赤城さんの言う事になら、なんでも従う人かと思っていましたけど。赤城さんが暴走しても大丈夫な様に、その裏で、引き締める所はしっかり引き締めて対応されていたんですね!」
「……それほど大袈裟な事はしていない。 ……ただ、本来の私は征服者だ。 ……誰に対しても。 ……赤城姉様には少々頭が上がらないが。 ……しかし、強き者同士、苦手な分野を補う事が出来れば、更なる力を手にする事が出来る。 ……赤城姉様と私は、これからも、共に生きていく。 ……栄光なる、一航戦としてな。 ……シキカン、お前も、ある意味では強き者となる素質を持っている。 ……我々と肩を並べる程、強き者となる事が出来た時。 ……お前も、一航戦という群れの中に迎え入れてやる。 ……『人生短し、心の征くまま進むがよし』。 ……精々、足掻き、苦しんで。 ……強き者となるが良い、シキカン」
「……どんな環境でも、赤城さんと、加賀さんは、変わらないんですね。 ……俺がお二人と肩を並べられるまで、強くなれるかはわかりませんが。 ……それでも、精一杯生きていきたいと思います!
……加賀さん! ……それに、今は倒れちゃってるけど、赤城さんも! これからも、俺の事を観ていて下さい! 不可抗力とは言え、自分で願った世界です! 精一杯、足掻いてみせますので! ……可能な限り、幸せな結末を迎えてみせます!」
「……ふむ、シキカン。お前も、私にはわからないナニカと、既に闘っているのだな。 ……それでこそ強者よ。 ……安心するが良い。もしお前が倒れたとしても、仇くらいは取ってやろう」
「……そ、そこは助けてくれるとかじゃないんですね。 ……まあ、加賀さんらしいと言えばそうですが。 ……では、俺はそろそろ帰ります。 ……あ、帰る前に、加賀さんにこのメモを渡しておきますね! 俺の電話番号とLIMEアドレスが書かれていますので! 是非連絡して下さいね! 何時でも待ってますので! ……それでは、帰ります! ……加賀さん! 赤城さん! 今日は本当にありがとうございました! またお会いしましょう! さようなら~!」
………………。
…………。
……。
「……行ったか。 ……なんとも奇抜な男よ。 ……だが、彼の様な存在でなければ、私と姉様を受け入れる事も出来ぬ……か。 ……ふん、強き者は惹かれ合う運命……という事か。 ……それならば、お前が本物の強者となった時。 ……私も、運命と自分の本能に従わせてもらおうか。 ……姉様、共々、な。 ……期待しているぞ、シキカン。 ……フフ ……フフフフ」
赤城姉様&獣耳研究会が発足しました。
みんなも「JUUSTAGRAM 赤城」で検索して、赤城姉様の耳を研究しよう!