美醜逆転アズレン世界における色物系Yongshiber SHIKI-KAN☆TV   作:SHIKI-KAN

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ルビ振りを習得しました。そしてついでに特殊タグも覚えました。でも乱用は今回の一部の箇所だけです。多分。


#16 重工堂からお手紙貰いました! ヤギさんにあげたらどうなるでしょう!?

 

 

 

 な、何とか自分の家の前まで戻って来れたぞ。

 疲れた。重桜の基地を見に行っただけなのに。

 

 でも、おかげでKAN-SEN達の状況は(おおむ)ね理解できた。

 俺が見たKAN-SEN達の状況は大まかに分けて2種類だ。

 

 まず、綾波ちゃんや雪風ちゃんのように、辛い状況でもそのまま軍隊に所属して働くタイプ。

 

 俺から見たら完全に超ブラックな職場だけど、一応生活できるレベルの給料は貰えてるらしい。もう他の仕事を探す気力がないKAN-SENは、大体が軍隊に所属して雑務をしているようだ。

 

 もうひとつは、赤城さんや加賀さんの様に、籍は軍隊に置いているけど、仕事は完全に別の事をして、お金を稼いで生活しているタイプだ。バイトとかアフィリエイトとか資金運用とかで。

 

 一応、籍は軍隊なので、規約違反をしたら罰則があるらしいけど、他の仕事をするのは別に構わないようだ。ワークシェアリングって奴だろう。日本でも推奨している会社がいくつかあったはずだ。

 

 仕方ないね。軍隊に所属していても仕事ないもんね。セイレーンさん達はKAN-SEN達の為にもっと脅威活動を頑張ってください。俺に被害が来ない程度で。

 

 まあ、大体のKAN-SENの状況もわかった。雪風ちゃんと赤城さんと加賀さんの居場所もわかった。みんなそれぞれ苦労していたけど、なんとか頑張ってるみたいだ。良かった良かった。

 いや良くはないわ。やっぱりこの世界はKAN-SENに厳しすぎる。

 

 まあ交流していけばその内、俺でもKAN-SEN達の助けになりそうな良いアイディアを思いついたりするだろう。赤城さんとか和菓子店開いたら繁盛しそうじゃないか?

 

 

 ……でも、加賀さんのあの反応聞くと、俺以外にはあの和菓子も、クソまずなお菓子になってそうだな。ううむ、この世界の人達の感覚がまだ掴めていない。まずは俺もこの世界の常識を知る所から始めなければ。

 

 というか赤城さんから和菓子の在庫を購入するの忘れてたわ。家に帰ってきちゃったよ。

 

 まあいいか。またコンビニに行く口実が出来たし。とりあえず今日は家でゆっくりしよう。

 

 

 ……ただいま! 俺の家! 俺は修羅場を越えて帰って来たぞ!

 

 

【……カチッ! ……ガチャ!】

 

 

 「……シキカン、おかえりなさい、です。 ……ずっと待ってた、です」

 

 

 ……おやおやぁ? なんで家の中に綾波サンが居るんですか? 俺の家鍵かかってましたよね? 今ドアの鍵開けたばかりですよね? 何故既に家の中にいらっしゃるのでせうか? なぜ部屋の中央で三つ指をついて正座でお辞儀していらっしゃるのでしょうか? お辞儀してるのに俺のことガン見ですね? 流石は三つ指式ですね? というか綾波サンの隣に雪風ちゃんもいるじゃん。なにこれ? どうなってるの?

 

 

 「シキカン! お帰りなのだ! この雪風様を待たせるとは良い度胸なのだ! ……でも今回は許してやるのだ! 雪風様は偉大だからなー。ハッハッハー!」

 

 

 「……? ……シキカンから、今日の朝とは少し違う臭いがしてくる、です。 ……何処かに寄っていたのですか?」

 

 

 「……そ、そんな臭いする? 自分ではわからんのですけど? ……あの後、綾波サン達と別れた後に、ちょっとコンビニにね? そこで欲しい商品があったから、その後店員さんに在庫のある場所に連れて行って貰ってたんだけど。 ……その後も色々あって、結局欲しい商品は貰い忘れちゃったけどね。まあ売ってる場所は分かったし、その商品はまた、重桜基地に行った時にでも買おうかなって思ってた所なんだけど」

 

 

 「……そうですか。シキカンに何かあったと思って、綾波は心配していた、です。でも、何もなくて本当に良かった、です。何かあったらまたすぐに、綾波に連絡して欲しい、です。どこへでもすぐに駆け付ける、です」

 

 

 「この雪風様にもすぐに連絡するのだ! 何処に居てもこの偉大な雪風様がすぐに参上するのだ! 雪風様にお任せなのだー!」

 

 

 「そ、そんな危険な状況は、早々無いと思うけどね? でも本当に必要だったら呼ぶ事にするよ。2人ともよろしくね?」

 

 

 ……あれあれ? なんだか綾波さんが少し怖いんですけど? 朝の臭いと違うって何? 臭いで誰と会ってたかバレるの? 怖くない?

 

 

 ……うん。まあでも、女の子は臭いに敏感だって聞くし? 全国のお父さんが『明日からお父さんの下着は私のと別々にして洗ってよね!』って娘さんから言われるのは通過儀礼らしいし? 臭いで誰か分かるのは普通なのかな? うん、普通普通。普通って事にしておこう。心の平穏の為に。

 

 

 ……というか、改めて思うんだけど、2人ともなんで俺の部屋に居るんだろう。俺、鍵とか渡したっけ? ……渡してないよな? 朝もちゃんとドアのカギ閉めたよな? ……どうやって入ったの? 窓とか開いてたの? それとも無理やり?

 

 

 ……ちょっと聞いてみるか。

 

 

 「えーと。お二人はどうして俺の部屋にいらっしゃるのでしょうか? 家のドアの鍵は確かに閉めたはずなんですけど? ど、どこか戸締り忘れてた? 部屋の窓とか開いてた?」

 

 

 「……今日の朝、シキカンの家を出る時、シキカンが2秒ほど、ドアのそばにある植木鉢の方を見ていた、です。ですので、綾波も見てみたら、植木鉢を2cm程動かした跡があったので……。植木鉢の裏を調べたら、鍵が出てきた、です」

 

 

 「綾波は天才なのだ! 雪風様だけだったら絶対に気付けなかったのだ! 綾波は探偵の才能があるのだ!」

 

 

 「な、なるほどぉ……? 良く気付いたね……? 流石は綾波さんですね? でもそれ俺の家の予備の鍵ですので? 出来れば返していただけるとありがたいのですが?」

 

 

 「……わかったです。シキカンが帰って来たら、返す予定でしたので。 ……どうぞ、です。お返しするです。全部で3本あるので、1本は綾波が持っておく、です。 ……あと、もう1本は、雪風に渡して置く、です。これで何時(いつ)でも、シキカンの家に遊びに来れる、です」

 

 

 「ありがとうなのだ! これで何時(いつ)でもシキカンの家に突撃出来るのだ! 綾波は流石なのだ!」

 

 

 「……お、おやおやぁ? オカシイなぁ? 植木鉢の下に隠しておいたのは1本だけのはずだったんですけど? どうしていつの間にか、俺の家の鍵さんが、そんなに増殖していらっしゃるのでせうか?」

 

 

 「……先ほど、近くの鍵屋さんで複製して貰った、です。簡単な鍵でしたので、すぐに終わった、です。シキカンの家の周りの地理は、既にほぼ把握済み、です。綾波の、情報処理能力と、通信設備の状況は完璧、です。」

 

 

 「……そ、そっかぁ。複製しちゃったかぁ。 ……まあ良いけどね? 綾波サンと雪風サンになら、渡して置いてもね? なんだか少し怖いけどね? 出来ればもう、鍵さんの増殖は止めていただけると助かりますけどね?」

 

 

 「……了解、です。シキカンがそう言うなら、鍵の複製はもうしない、です。綾波はシキカンの言う事なら、全て従う、です」

 

 

 「雪風様も複製なんてしないのだ! これは雪風様の宝物にするのだ! 誰にも渡さないのだ!」

 

 

 「う、うん。よろしくね? いや~。2人が良い子で助かったな~」

 

 

 ……いや、良い子じゃないだろこれ。なんなの、この2人の行動力は。半端ないんですけど? 特に綾波さんは俺の事見過ぎなんですけど? 俺が2秒凝視してただけで、その場所を調べられるの? 俺これから綾波さんが居る時は視線にも気を配らないといけなくなるの? マジで?

 

 

 ……まあ、別に良いのか? 綾波さんも俺の言う事になら一応従うって言ってるし。言ったら止めてくれそうだし。見られて困る薄い本は既にビシャマルちゃんが食べちゃったし。まあ本当に危険な状況になったらその時に考えよう。うんそうしよう。

 

 

 「あっ! シキカン! そういえば、あんたが家にいない間に宅急便が届いていたのだ! しょうがないから雪風様達が受け取っておいたのだ! 感謝するのだ! ハッハッハー!」

 

 

 「あ、ありがとう? そうかー! 俺が居ない間に宅急便も届いてたのか―! 本人じゃないのに、良く受け取れたね?」

 

 

 「……あそこの棚に、シキカンの認印が入っていたので、それをお借りした、です。荷物の中はまだ何も見ていない、です。綾波はシキカンのモノを、勝手に盗ったりなんかしない、です。安心してほしい、です」

 

 

 「な、なるほどですねー! 家の中のモノも既に把握済みですかー! いやー! 綾波さんは仕事が早いですねー! 情報収集能力も抜群ですねー! 良い秘書艦になれますよきっと! す、少しだけ方向性の修正が必要になりますけどね?」

 

 

 「……そうですか? ……シキカンが褒めてくれて、綾波は嬉しい、です。もっとシキカンの力になれる様に頑張る、です。何かあったらすぐに言って下さい、です」

 

 

 「……綾波だけじゃなくてこの雪風様にも頼るのだ! シキカンに会ってからは、なんだか本当に幸運が上がってきた気がするのだ! 運が絡むことはこの雪風様を頼ると良いのだ!」

 

 

 「……わ、わかったから! 俺の力になってくれるのは十分わかったから! そんなに張り切らなくて大丈夫だから! 逆になんだか少し不安だから! 普通で大丈夫だから! は、はい! この話はおしまい! ……さ、さーて荷物は何が届いたのかなー? ……うーん、『差出人:株式会社 重工堂』?」

 

 

 ……重工堂から? 俺、何かしたっけ? ゲームしてただけだよね? 何の応募もしてないよね?

 

 まあネットプレイの為に重工堂Onlineで住所登録とかはした気がするけど。一体何が届いたんだろう。

 

 

 ……取り合えず、中を見てみるか。

 

 

 ……おぉ? なんか重工堂のゲームソフト一式が入ってるぞ? やりたいと思ってたから物凄く嬉しいけど。

 

 なんかのキャンペーン? でも応募した覚えもないよな? なんだこれ?

 

 あ、ソフトと一緒になんか手紙も入ってる。なになに~?

 

 

 

 

 

 

 

 

【必読】【御当選】【敷金礼金無料】【必ず見るにゃ】

【簡単】重工堂からの大切なお知らせ 【高収入】

【重要】【熱烈歓迎】【満員御礼】【絶対来てにゃ!】

 

20XX年 1月29日

四季 漢 様

 

 

謹啓(きんけい)

 平素より重工堂Onlineをご愛顧(あいこ)いただき、誠にありがとうございます。

 この度、お客様がご遊戯していただきました、弊社(へいしゃ)のゲームソフト『飛び出る!? オフニャコの島』に()きまして、前人未到のエンディングを達成致しました事、心よりお祝い申し上げます。㊗㊗㊗

 つきましては、弊社の代表取締役より、感謝の意をお伝えする為、ささやかな☞歓談(かんだん)(うたげ)☜を(もよお)したいと存じます。

 ご多忙中恐縮(きょうしゅく)でございますが ご臨席賜(りんせきたまわ)れば幸甚(こうじん)でございます。

【シキカンも忙しい事はわかってるにゃ!でも絶対来て欲しいにゃ!損はさせないにゃ!約束するにゃ!】

 略儀(りゃくぎ)ながら書中をもってご案内申し上げます。

敬白(けいはく)

 

☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨

【ぬいぬいの文章は固すぎにゃ。明石が可愛くしてやったにゃ!】

☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨☯♨

 

株式会社 重工堂【明石が創ったにゃ!】

【強靭にゃ!】代表取締役【無敵にゃ!】

【最強にゃ!】社長【最強にゃ!】

【どうにゃ?】赤茶 明石【明石はとっても偉いのにゃ!】

 

 

 ……なにこれ? ガッチガチな文章なのに色鉛筆で凄く派手な装飾がされてる。これ文章考えた人と装飾した人は別人だろ。絶対に背後にゴーストライターがいるだろ。そしてそのゴーストライターさんは怒っても良いと思います。ていうか手紙の上に色鉛筆で書いただけなのにどうやって文字動かしてるの? 色鉛筆担当の方は特殊技能持ちですか? 凄いですね。

 

 

 ……えーっと、内容は、パーティのお誘い? 代表取締役から?

 

 なんで? ゲームのエンディング1個見つけただけで? そんなに凄い事したの俺? あのゲームは完全に適当にやってただけなんですけど?

 

 というか代表取締役社長の名前が『赤茶(あかちゃ) 明石(あかし)』になってるんですけど? 赤茶さんそんなに偉かったの? 普通のゲーム開発者の人だと思ってたんだけど? ていうか明石ってKAN-SENの明石? なんでKAN-SENがゲームなんて作ってるの? 作るならKAN-SENの装備を作れよ。

 

 

 ……いや、この世界ではKAN-SEN装備の需要なんて無いのか。暇を持て余し過ぎてゲーム開発者になったのか。まあ腹マイト特攻よりはゲーム作ってる方が良いですよね。俺もそう思います。

 

 うーん、明石社長からのお誘いかー。まあ折角だから行ってみようかなー。無料だし。ゲームソフトも沢山くれたし。行ったらなんかお土産とかもくれそうだし。大企業の社長とコネ作っといて損はないし。なんなら俺が社長になるし。

 

 

 ……いやそれは面倒そうなのでやめておこう。

 

 

 ……兎に角、祝ってくれるって言うのなら、俺に損はなさそうだ。是非とも参加させていただこう。

 

 お、2枚目に開催日時とか重工堂本社の場所とかが書いてある。

 

 

 ……って開催日時が明日じゃねえか! 急過ぎだろ! 俺が手紙に気づかなかったらどうするつもりだったんだよ! まあ俺はニートだから暇なんですけど! 是非とも行かせていただきますけどね!?

 

 

 「シキカン、一体何が入っていたのだ? ……おお! ゲームソフトなのだ! しかも沢山入っているのだ!」

 

 

 「重工堂のゲームソフト、ですか。綾波は普段、あまり重工堂のゲームはやらない、です。怖いものが多いので。 ……でも、入っているソフトを見る限りでは、怖くないゲームもいくつかあるみたい、です」

 

 

 「うん。なんだか、重工堂からゲームソフト一式が送られて来たみたいだね。なんか『オフニャコの島』の隠しエンディングを発見した報酬? みたいな感じで。エンディング発見したらこんな物を貰えるなんて知らなかったけど。なんかのキャンペーン中だったのかな?」

 

 

 「確かに、あのエンディングはシキカンしか発見できなかったのだ! あのゲームの攻略組が探しても、発見するのには大分時間がかかってたはずなのだ! 発売して直ぐにアレを発見出来る人がいたら、祝われてもおかしくないのだ!」

 

 

 「……アレは綾波でも絶対発見できなかった、です。綾波はあのゲーム自体が少し苦手、です。ゲーム会社さんからお祝いされるなんて、シキカンはやっぱり凄い、です」

 

 

 「いや、そんなに祝われる事をした覚えはないんだけどな。 ……まあ、祝ってもらえるなら祝われに行くけどね。 ……よーし、じゃあ折角だし、みんなで何か重工堂のゲームでもしようか! これだけあればみんなで出来る協力ゲーム位あるでしょ。 ……えーっと。 ……お? これなんて良さそうじゃないか? 最大4人協力プレイって書いてあるし。 ……えーっと、タイトルは。 ……『伝説の☆のオフーニャ』ね」

 

 

 うん、なんか見た事あるぞ。多分アレだろう。まるかいて、おまめがふたつ、おむすびひとつ、あっという間に描けるピンクの悪魔さんが活躍するあのゲームだろう。

 

 表紙はオフニャだけど。オフニャが大口開けて敵を吸い込んでるけど。

 

 お? 裏表紙にゲームの説明が書いてあるぞ。なになに~。

 

 

 『199X年。世界は核の炎に包まれた。文明社会は消え去り、世界は暴力が支配する弱肉強食の時代へと突入した。 ……しかし、オフニャ達は全滅していなかった! ……核の力により、突然変異したオフニャ達は、吸い込んだ物の能力を奪い取る新たな力に目覚めたのだ! ……オフニャ達とNIN-GEN達との、生き残りを賭けた闘いが、今始まる!!』

 『※この製品は限定版です。限定版には【等身大オフーニャを購入する権利】が与えられます。購入をご希望の方はこちらにご連絡ください。XXX-XXXX-XXXX』

 

 

 ……思ってたのと大分違う設定が書かれてるぞ? ジャンルも【ホラーアクションアドベンチャー】になってるし。この世界ではオフニャが出てくるゲームは全部ホラーになるのかよ。

 

 しかも等身大オフ―ニャを購入する権利ってなんだよ。オフニャのぬいぐるみでも送られてくるのかよ。しかも付属じゃなくて権利だけかよ。欲しいので後で連絡します。

 

 

 ……まあ、ゲームシステムはピンクの悪魔と同じそうだし。気になるから今日はこれで遊んでみよう。

 

 

 「……『伝説の☆のオフーニャ』なのだ? ……なんだか怖そうなパッケージなのだ」

 

 

 「……また、ホラーゲーム、ですか。 ……でも、シキカンがやりたいなら、綾波は頑張る、です」

 

 

 「あ、あれ!? 2人からはそんな風に見えてるの!? こんなに可愛いパッケージなのに。 ……どうする? 2人が嫌だったら別のゲームにするけど」

 

 

 「こ、この雪風様に怖い物なんて、あ、あるはずないのだ! きょ、協力するゲームなら雪風様は得意なのだ! 余裕なのだ! 楽勝なのだ!」

 

 

 「綾波も、大丈夫、です。 ……今回は、シキカンだけでなく、雪風もいる、です。余裕、です」

 

 

 「……2人が大丈夫なら俺はやってみたいけど。ピンクの悪魔のゲームも好きだったし。 ……じゃ、じゃあこのソフトで行くよ? ……よし、ゲーム起動完了! ……じゃあ行くよー! はい、スタート!! …………」

 

 

 

……………………

 

 

 

…………

 

 

 

……

 

 

 

 

 「雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵雪風は無敵ユキカゼハムテキユキカゼハムテキユキカゼハムテキユキカゼハムテキ」

 

 

 「一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌一人は嫌ヒトリハイヤヒトリハイヤヒトリハイヤヒトリハイヤヒトリハイヤ」

 

 

 

 ダメだった―――――!!!!

 

 2人とも病んじゃったー!!!

 

 今度は2人して俺ごとベッドにINしちゃったー!

 

 完全に両腕ロックされちゃったー!

 

 

 右に綾波、左に雪風!!!

 

 そしてお腹にビシャマルちゃん!!

 

 もう1ミリも動けねーーーーーー!!!!

 

 

 ……ま、まさか2人があんなにビビるとは。内容も完全にホンワカしてたのに。オフニャコの島みたいなバッドエンドも無かったのに。終始明るい感じのゲームだったのに。

 

 なんなんだ? 確かにオフニャがNIN-GENを飲み込んで咀嚼してるシーンはアレだったけども。2人ともそこで顔がかなり引き攣ってたけども。

 

 でもかなりデフォルメされてましたよ? いつものピンクの悪魔オフニャさんでしたよ? あれでもダメなの? むしろデフォルメがダメなの? どうなの?

 

 

 ……ぐ、ぐわあああ! あ、綾波さんの人類最高峰のメンタルキューブマシュマロがまた俺の右腕に! き、昨日より多めに引っ付いておりまぁす!! 引っ付きすぎて、形が変わっておりまぁす! た、隊長! どうするでありますか!

 

 

 

心の闇AR:かまわん、やれ。

 

 

 

 ……やれって何をやれと言うんですか! 俺は何も出来ません! というか動けません!

 

 

 ……ぐ、ぐわああああ!? ひ、左腕に!! 左腕にぃ! 雪風さんの柔らかいのが左腕にぃ! こ、この感触は!? ゆ、雪見大福ですか!? あったかホカホカ雪見大福ですか!? あったかすぎて中身が溶けてますよ!? 大丈夫ですか!?

 

 

 

心の闇AR:大丈夫だ、問題ない。

 

 

 

 問題大ありです! このままだと大事故に繋がります! 心の闇ARさんは何もわかってない! 危険予知訓練が必要ですよ! 事故は心の中で起きるんじゃないんです! 現場で起きるんです!

 

 

 

心の闇AR:……フッ。閣下も強情な男だ。やはり、その精神力は称賛に値する。だが、今日は駆逐艦が2人。つまり、私の力も昨日の2倍、という事になる。閣下よ、これがどういう事か、わかるか?

 

 

 

 ……ど、どういう、ことですか?

 

 

 

心の闇AR:……駆逐艦の温かく力強いマシュマロが、私に力を与えてくれるんだ! 両腕に2人の駆逐艦を装備している今日の閣下に、最早勝ち目は無いという事だ! さあ、閣下よ! そろそろ、ご退場願おうか! ……ソードフィッシュ中隊! 発進!

 

 

 

 ……ぐわあああああ! 俺が……!? この俺が……!? 心の闇なんかに……! こんな事が……! こんな事がぁ……! ……ちくしょーーーー!!!

 

 

 

心の闇AR:はーはっはっは!!! はーはっはっは!!!

 

 

 

 …………なんちゃって!

 

 

 

心の闇AR:……は?

 

 

 

 ……忘れたのか? 今日の俺は、昼間の赤城さんと加賀さんのおかげで、一航戦バフがかかっている事を! 

 

 この程度の攻撃、なんともないぜ!

 

 

 

心の闇AR:ば、馬鹿なッ! 駆逐艦2体が両腕に装備されているのだぞ! そ、それで理性を保てるはずもあるまい! 閣下よ! やせ我慢もいい加減にするんだ!

 

 

 

 ……確かに、駆逐艦2体を装備している俺の理性は、今も悲鳴をあげている。

 

 だが、悪い事だけじゃない! 何故ならこの2人には、それ以上の力が眠っているのだから!

 

 

 

心の闇AR:……なん……だと?

 

 

 

 ……心の闇AR! お前に見せてやる!

 

 これが! お前の闇のソードフィッシュ中隊を打ち砕く!

 

 俺とKAN-SENとの、心の絆だ!

 

 

 

 ……エンハンス・アーマメント!

 

 

 ……顕現(けんげん)せよ、心意(しんい)(かいな)

 

 

 ……鬼神剣(きしんけん)綾波(あやなみ)』!

 

 

 ……氷雪剣(ひょうせつけん)雪風(ゆきかぜ)』!

 

 

 

心の闇AR:りょ、両腕のKAN-SEN達を、心意の力で具現化した、だと!? し、しかもそれは!? 『双KAN-SEN流』スキル!? 全SHIKI-KANの中でも、最も反応速度が速い者にしか発現しないそのスキルを、何故閣下が!?

 

 

 

 ……『一航戦』スキルで強化されている今日の俺に、不可能は無い!!

 

 

 ……そして、これが!

 

 

 ……俺とKEN-SEN達との、心の絆の、真の力だ!!

 

 

 ……リリース・リコレクション!

 

 暴れ廻れ!! 鬼神の刃よ!!

 

 狂い舞え!! 氷雪の風よ!!

 

 

 

心の闇AR:……ぐぅううう!? だ、だがしかし! この程度で今日の私は!

 

 

 

 ……これで、終わりだッ!

 

 『双KAN-SEN流』奥義ッ!

 

 

 ……スタァァバァアアアアスト!

 

 ストリィイイイイイイイム!!!

 

 

 

心の闇AR:ぐわあああああああポワワワワワ~ン♡

 

 

 

 

 

 

 ……このあと朝までめちゃくちゃソードで芸術を描いた。

 

 

 

 

 




シキカンの部屋に雪風が着任しました。



#18まで、1日1話更新します。
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