ようこそ暗殺至上主義の教室へ   作:全桜

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Room:6 カルマの時間

朝オレが教室に着くと教卓の上にはある物があった。・・・これは確かに先生が怒って何かやらかす可能性はあるな・・・。だがこんなこんな事をして何か状況が劇的に変わるとは到底思えない。赤羽が何をする気なのか気になったのでオレは直接本人に聞く事にした。ちょうど席も隣だし聞きやすいしな。

 

「なあ赤羽。あれはどういうつもりだ?」

 

「ん〜?決まってんじゃ〜ん。先生を怒らせるためのただの道具だよ」

 

「・・・そうか」

 

オレの質問に対し赤羽はわざとらしくとぼけていた。これ以上何を言っても無駄だと判断したオレは席に着くことにした。その後入って来たクラスメイトも教卓の上の物を見てびっくりしていた。そりゃそうだ。そしてクラスメイトの反応を見ていたらもうホームルームの時間なのか殺せんせーの声が聞こえてきた。

 

「ヌゥ 計算外です・・・。ジェラートを買うお金がないとは・・・。給料日まで収入の当てもなし・・・。自炊するしかありませんねぇ・・・」

 

・・・何か悲しい事が聞こえてきたぞ。この先生ってどういう食生活してんだ?

 

「おはよう御座います!」

 

先生が挨拶をするが誰も反応を示さない。それどころかみんな俯いている。

 

「ン? どうしましたか?皆さ___」

 

先生はそれを見て驚いたのか言葉が詰まってしまったようだ。教卓の上の物の正体はアイスピックで貫かれた本物のタコだ。これで怒るのか悲しむのか何にせよ充分に見る価値はある。

 

「あ!ごっめ〜ん。殺せんせーと間違えて殺しちゃった〜。捨てとくから持ってきてよ」

 

「フム 分かりました」

 

赤羽が完全に舐めている発言をすると殺せんせーはこの事態の原因を把握したのかそれに応じた。・・・隣の席のオレだからこそ分かる事だが赤羽はナイフを隠し持っている。来たところをナイフで刺す魂胆だろう。この事から見ても赤羽の考え方は物理的に殺すより先に精神的に殺すつもりだ。オレがそう分析してたら触手の先端がドリル状になった。さらにその瞬間先生は超スピードでミサイルと小麦粉や卵などみたいな食材や調味料を持ってきた。おいおいこれってまさか・・・。

 

「見せてあげましょうカルマ君・・・。このドリル触手の威力と自衛隊から奪っといたミサイルの火力を・・・! 」 

 

「・・・!」

 

流石の赤羽もこの状況は予想してなかったのか冷や汗を流し驚いていた。

 

「先生は・・・暗殺者を決して無事では帰さない・・・!」

 

「!ゴフッ」

 

そしてたこ焼きが出来上がった瞬間赤羽の口に入れられた。しかし赤羽は熱かったのかたこ焼きを吐き出した。・・・さてここで問題が発生した。赤羽の口から落ちたたこ焼きがオレの机の上に着地した。・・・何やってくれてんだよ。

 

「その顔色では朝食を食べていないでしょう。マッハでたこ焼きを作りました。これを食べれば健康優良児に近づけますねぇ。はいあーん」

 

「!」

 

「カルマ君。先生はねぇ手入れをするのです。錆びてしまった暗殺者の刃を・・・!今日一日本気で殺しに来るが良い・・・。その度に先生は君を手入れする・・・!」

 

「クッ・・・!」

 

「放課後までに君の心と体をピカピカに磨いてあげよう・・・!」

 

先生・・・。まずオレの机をピカピカに磨いてくれ・・・。まあ赤羽vs殺せんせー戦・・・開幕だな。正直成功するとは思えないが。

 

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1時間目 数学の時間

 

 

「___っとこの様にどうしてもこの数字が余ってしまう。そんな割りきれないお悩みを持つ貴方!でも大丈夫。ピッタリの方法を用意しました。黒板に書くのでみんなで一緒に解いてみましょう」

 

みんなが授業に集中している中赤羽は銃を取り出し撃とうとした瞬間___

 

「あーカルマ君?銃を抜いて撃つまでが遅すぎます」

 

いつの間にか銃が取り上げられていた。

 

「!」

 

「暇だったのでネイルアートを入れときました」

 

「クッ・・・」

 

そしてネイルアートまで施されていた。

 

__________________________

 

4時間目 家庭科

 

「どうです?不破さんの班は出来ましたか?」

 

「んー?どうだろう?何か味がトゲトゲしてんだよねー」

 

「どれどれ?アム」

 

不破達が調理実習中赤羽が乱入し___

 

「へー。じゃあ作り直したら?一回捨てて___フッ」

 

殺せんせーの方に捨て赤羽はナイフで襲いかかったが____

 

「エプロンを忘れてますよカルマ君」

 

「!」

 

赤羽は殺せんせーによって真ん中に大きいハートがついたフリルが色んなところにあるピンクのエプロンと赤い三角巾を身につけられていた。

 

「スープならご心配なく。全部空中でスポイトで吸っておきました。ついでに砂糖も加えてね」

 

「アム あ!マイルドになってる!」

 

「フフフッ」

 

「カワイーw」

 

「・・・赤羽。終わったようならお前も手伝ってくれ」

 

キッ

 

・・・睨まれた。

 

__________________________

 

 

5時間目 国語

 

今度の赤羽は教科書の音読をして通り過ぎるところを暗殺しようとする魂胆なのだろうだがその前に殺せんせーが自身の触手で赤羽のおでこにあて抑えつけられ失敗した。

 

「!」

 

「___赤蛙はまたも失敗して戻ってきた。私はそろそろ退屈し始めていた___」

 

本気で警戒している先生を殺せる確率は0に近いと言っても過言ではない・・・と思う。

 

___________________________________________________

 

 

授業が終わり放課後を迎えた頃赤羽はすぐさま教室から出た。オレも赤羽を追いかけるように急いで出た。そこで着いたのは崖だった。赤羽は殺すどころかダメージを与えることも出来なくなり自身の人差し指の爪を噛み苛立っている様子だった。

 

「・・・赤羽」

 

「・・・何だ綾小路か。何のよう?」

 

「はっきり言うぞ。少なくとも今の状態じゃ無理だ。・・・そもそもどうしてお前がそんな殺せんせーを殺したいか。・・・お前。先生___いや先生という生き物が嫌いだろ___」

 

オレが先生という生き物が嫌いだろと言った瞬間赤羽はオレの胸ぐらを掴み睨んでいる。

 

「・・・何を根拠にして言ってるの?」

 

フッ その言葉を待っていた。聞かせてやるよ。不破に推理をぶん投げたオレの推理を!あれ・・・?なんか矛盾してるな。ていうか結局それオレ推理してないな。

 

「・・・まず赤羽と渚そしてオレの三人で帰ったあの日・・・。前の先生は勝手に死んだと言う言葉。自殺でも他殺でも本当に死んだならニュースなってもおかしくはない。名門校の先生が死んだなんてマスコミが取り上げない訳がない。仮に隠蔽されたとしても急に先生が居なくなったら流石に気づくだろ。なら物理的に死んだの意味じゃなくて精神的に死んだ事になる。つまりお前の中で先生が死んだと言うことだ。・・・今まで信じていたのに裏切られでもしたか?」

 

「いい加減にしろよ・・・!推理出来て俺のことを知ってますアピールでもしているつもり?何も知らないくせに・・・!」

 

赤羽がそう言うとオレに殴りかかってくる。・・・まずいな。このままだと殴られてしまう。どうにかして殴られない方法がないものかと考えていると隠れていた渚が出て来た。

 

「ちょっ、ちょっと!カルマ君!落ち着いてよ!このまま暴力沙汰になるとまた停学だよ!?良いの!?」

 

「チッ」

 

流石にまた停学は嫌なのか舌打ちをしながらも離してくれた。・・・正直助かった。

 

「・・・カルマ君。焦らないでみんなと一緒にやっていこうよ。殺せんせーにマークされちゃったらどんな手を使っても一人じゃ殺せない。普通の先生とは違うんだから」

 

「先生ねぇ・・・」

 

赤羽はやっぱりまだ先生というものに思うところがあるのかそう呟き何かを思い出している様子だった。

 

「やだね。俺が殺りたいんだ。変なとこで死なれんのが一番ムカつく」

 

赤羽がそう言うと殺せんせーが声をかけて来た。

 

「カルマ君?」

 

「「!」」

 

「今日はたくさん先生に手入れされましたねぇ。まだまだ殺しに来ても良いですよ?もっとピカピカに磨いてあげます」

 

殺せんせーは舐めているのか顔に緑のシマシマ模様が浮き出た。しかし赤羽はさっきまで怒っていたのに今は殺せんせーが舐めているのにも関わらずまた飄々とした笑顔をしていた。さてお前の実力を_____

 

「フッ 確認したいんだけど・・・殺せんせーって先生だよね?」

 

「?」

 

「はい」

 

渚は質問の意味を分かっていないのか首を傾げていた。

 

「先生ってさあ・・・命をかけて生徒を守ってくれる人?」

 

「もちろん。先生ですから」

 

「そっか良かった。なら殺せるよ___確実に」

 

「ハッ」

 

_____この目で見定めさせてもらうぞ。

 

カルマside

 

渚君はようやくその意味が分かったのか助けようとした。だがもう遅い。俺は銃口を前に向けたまま後ろから倒れる様に崖から落ちた。懐から手榴弾が出てきた。ああ・・・。これはきっと俺に死ねっていう事なのだろう!さあどうする?俺を助けに来れば救出する前に手榴弾が起動して死ぬ。見殺しにすれば先生としてのアンタは死ぬ。ハッ。アッハハッ/ \ / \ / \/ \ 。スッゲッ!走馬灯っぽいものが見えてきた!

 

_________________________

 

 

俺はある日虐められてた先輩がいたので加害者の方の先輩をいつも通り暴力で止めた。ただ勘違いしないで欲しい。俺は確かに喧嘩等は好んでするが何もしていない一般人までは手を出さない。あくまで俺は自分が正しいと思うことをやっただけだ。

 

「大丈夫?先輩?3-E?あのE組?大変だね。そんな事で因縁つけられて。ん?俺が正しいよ?虐められてた先輩助けて何が悪いの?」

 

そう・・・。正しいと思っていた。このときまでは・・・。

 

「いいや赤羽。どう見てもお前が悪い!」

 

 

えっ?

 

 

「頭おかしいのかお前!三年トップの優等生に怪我を負わすとはどういう事だ!」

 

えぇ?待ってよ先生・・・。

 

「E組なんぞの肩を持って・・・未来あるものを傷つけた!彼の受験に影響が出たら・・・お、俺の責任になるんだぞ!」

 

・・・味方とか言っといてそんな事言っちゃうんだ・・・。やばい死ぬ。

 

「お前は成績だけは正しかった。だからいつも庇ってやったのに!俺の経歴に傷がつくなら話しは別だ!

 

俺の中で先生(コイツ)が死ぬ。

 

「俺の方からお前の転勤を申し出た。おめでとう・・・!赤羽。君も三年からE組行きだ・・・!・・・?うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

ソイツに絶望して俺にとってソイツは死んだと同じだ。

 

_________________________

 

 

あぁ・・・。嫌な事を思い出してしまった。もう良いや。もう待てない。そう思った俺は手榴弾のピンを抜いた。ああ。呆気ない人生だったな・・・。

 

俺がそう思っていると突如手から先生の触手によって手榴弾がひったくられた。え・・・?俺は上の方を見ると二本のあのタコの触手が伸びていた。しかしそのひったくった触手の一本は手榴弾が起爆し飛散した。事態を把握した俺は懐から銃を取り出しもう一本の方の触手に向かって何発か撃ったが当たらなかった。そしてそのもう一本の方の触手が俺を通り過ぎ下に向かった。・・・どう言うことだ?下を見るともう一本の方の触手が螺旋状に展開した。そう言うことかよっっ!!俺は急いで体を空中で反転させて銃口を下の触手に向けたが時すでに遅く俺はうつ伏せの状態で触手に捕まった。くそッ!もう一本の触手が下に行った時放心せずにさっさと撃てば良かった!!!そうすれば俺が死んで先生も死んだのに!!!

 

「カルマ君。自らを使った計算ずくの暗殺・・・お見事です!音速で助ければ君の肉体は耐えられない。かと言ってゆっくり動けばその間に君は自爆してしまう。そこで先生君の手榴弾をひったくってちょっとネバネバしてみました」

 

「ックソ。何でもありかよこの触手!」

 

どおりでなんか離れられないと思った!!!

 

「これでは撃てませんねぇ?ヌルフフフフフフフフ。あぁ因みに見捨てるという選択肢は先生にはない」

 

「え?」

 

「いつでも信じて飛び降りて下さい」

 

「あっ・・・」

 

あぁ・・・。こりゃダメだ。死なないし殺せない。・・・少なくとも先生としては。

 

綾小路side

 

結論から言うと赤羽は殺せんせーを殺す事に失敗した。ただ一本の触手を破壊する事は成功したが。それにしても赤羽 vs殺せんせーの空中戦は凄かったな。

 

「カルマ君・・・。平然と無茶したね」

 

「別にー?今のが考えてた限りじゃ一番殺せると思ったんだけど・・・」

 

「おやぁ?もうネタ切れですかぁ?報復用の手入れ道具はまだ沢山ありますよ?君も案外ちょろいですねぇ」

 

先生に煽られた赤羽は最初少し苛立っている様子だったが次第に吹っ切れたようで爽やかな顔になった。ただ・・・これは殺意が湧いてきても仕方がないな・・・。

 

「殺すよ!明日にでも」

 

「健康的で爽やかな殺意・・・。もう手入れの必要はなさそうですね」

 

「フッ」

 

暗殺に行った殺し屋はターゲットにピカピカにされてしまう。それがオレ達の暗殺教室。さあ明日は誰がどうやって殺すのか俺は柄にもなく少し期待した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ帰ろうぜ渚君。帰り飯食っていこうよ。綾小路君もくる?」

 

おっ・・・。さっきまで呼び捨てだったのに君付けしてきた。何故・・・?

 

「・・・?ああっ!ちょっ!それ先生のサイフ!」

 

「だからぁ職員室に無防備で置いておくなって」

 

赤羽が持っている茶色のがま口の財布はどうやら殺せんせーの物で職員室から盗んだようだった。

 

「か、返しなさい!」

 

「良いよー」

 

「え?な、中身抜かれてますけど!?」

 

「はした金だったから募金しちゃった」

 

「ヌワアアアアアアアア!!!」

 

財布の中を使われた殺せんせーはムンクの叫び様なポーズで絶叫した。いやいや・・・。

 

「いやダメだろ赤羽」

 

「そうですよ!言ってやってください綾小路君!」

 

「だったら財布も質屋とかに売って募金しろよ」

 

「にゅやっ!綾小路君!注意するところが違う!」

 

いや・・・。違わないと思うが。俺がおかしいのだろうか?

 

「んー。それも考えたけどよく考えたらはした金にすらならないと思うよ?」

 

「それもそうか」

 

なら仕方ないな。

 

「じゃ、行こっか」

 

「ああ」

 

「ちょ!ちょっと!話しは終わってませんよ!?」

 

「行くぞ赤羽。渚。先生はマッハ20だがその前に国家機密だ。山を下りれば流石について来れない」

 

「あはは!面白い事考えるねー。それじゃあついて行こうかな」

 

「あ!置いて行かないでよ!」

 

「ま、待ちなさい!綾小路君!いつか絶対君を手入れしますからね!!!」

 

・・・手入れ・・・か。殺せんせーそれは

 

 

恐らく無理だろうな。

 

 

あんたの手入れのやり方は暗殺者(アサシン)標的(ターゲット)がいて成り立つものだ。もちろんオレはあんたを殺す気はある。死にたくないしな。だがオレは暗殺者(アサシン)になる気はない。それに赤羽や磯貝とか片岡みたいなやつがいるから大丈夫だと思うんだがな。

 

 

____ただしオレの駒としてだが。

 

 

特に赤羽お前は良い駒になる。手に対先生ナイフを切って貼り付けるや対先生弾を床に散乱させる等の罠も良かった。さらに空中戦で見せた判断力も素晴らしかった。その判断力の高い赤羽ならこう思っているだろう。何故手榴弾が懐から出てきたのかと。それは赤羽に殴られそうになったあの時に入れておいた。そして手榴弾は簡単に作れた。寺坂が持っていたぐらいだしな。オレが作った手榴弾も強いて言うなら寺坂が持っていた物よりも火薬の威力が高いぐらいだ。ともあれ殺せんせー。オレはあんたを必ず殺す。

 

どんな手を使っても__________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリキャラについて(私的には一人ぐらいだしたい)

  • 一人なら良いよ!
  • 二人でも構わんさ!
  • 三人以上はどうよ!?
  • いない方が良いんじゃね?
  • 好きにしたら?
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