憑依系多重人格ライバーとは俺のことで私のこと!   作:勘狂い

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10話以上続いたの地味に初めてなんですよね。
今回やりたい話のクッションに迷って僕の中の禁忌に手を出してしまいました。


12話 1人会話する動画ってヤバくないですか?

今日も大学へ行く。

アズーに入る前からサークルや部活には入らず、バイトばかりをしていた。接客は得意だったので、ファミレスやレストランなどのバイトを掛け持ちし、生活費を稼いだ。金に困っていたのもあったが、それ程打ち込めるものも無いし、普通にサークルとかに興味が無かったからだ。

今もバイトは続けているが、シフトを減らして貰った。

いつも通りに講義を受けて、食堂でうどんを啜っていた時、

 

「おっ、堺斗。居たのか。隣いいか?」

 

と、腐れ縁の友達が声をかけて来た。

コイツは山咲(やまざき)晴也(はるや)。金髪はっちゃけ系高身長イケメン。ちなみに俺の身長は170。ギリギリ平均無い。コイツは180。ちくしょう。

コイツとは中学からの付き合いだが、何故か志望校が被り、しかも二人とも受かっちゃうもんだから望んでいないのにずっと一緒。

コイツは陰キャ寄りな俺と違って陽キャだ。

でもオタクっぽい所もあって、オタクとかとも普通に喋れるし、普段陽キャとは喋らないやつもコイツとは喋る。

コミュニケーション能力の高さが異常だ。

 

「どうした晴也。」

「いやさ、最近大学以外で会ってないからどうしてるのかと思って。」

「最近は普通に家に居るからな。」

「もっと外に出ろよ!バイトばっかじゃなくてさ。お前も大学生活楽しめよ!俺ぐらいはっちゃけろって!!!」

「一緒にすんなや、バイトはバイトで楽しいんだぞー。」

「夢のキャンパスライフだぞ……?」

「俺にとっては別に夢じゃねえよ。」

「えー……。マジかよ……。」

 

配信もあるしバイトもあるから最近大学以外で外に出る事が少ない。彼女欲しいとかは他にやりたいことがあるので全く思わない。まずリアルで個人的に女性と喋ったのどれだけ前だったっけ……。覚えてないや。

 

「そういえば彼女いたっけ?」

「それが居ねえんだよ……。なんか寄っては来るんだけどオタク趣味の事知ると引いた顔するんだよな。駄目だわ。」

「オタク趣味を捨てればいいんじゃ……?」

「お前がそれ言うか。前から言ってるだろ、彼女の条件。俺の趣味に理不尽に文句言うのだけは許せないからな。お互いを分かり合うことが重要なんだよ。それ以外はそんなに気にしないし。」

 

コイツ……!女性が向こうから近寄ってくるってなんじゃそりゃ!?やっぱ陽キャは違うな……。でもなんか恋愛観純粋だよな。金髪の癖に(偏見)。だからこいつに興味持つのかな。

 

「それもそうか。で、オタク趣味のことに関して、どうぞ。」

「今期のアニメはヤバいね。『まさか私がエルフになるなんて』や『BOW/arrow』とかは良かったな。『ダークエルフは〇〇したい』は特に良かった。」

「分かる、最近よくあるラブコメ系かと思いきや強めのダークファンタジーだったあれな!」

「いやー、のほほんとする系かと思って見てたらトラウマ植え付けられそうになってビビったよ。ホントに。」

「あれだな、5話あたりに全部回想だったことが分かるやつだな。で、他には?」

「後この前頼んでたフィギュア色々届いた。」

「いい感じだったか?」

「えっちだった。」

「そりゃよかった。」

 

コイツと他のオタクとどこが違うんだ???

見た目か!見た目だな!そうかそうか……。

はぁー(クソデカため息)……。

 

「そういやVtuberって見てるか?」

「……!?……急に怖いな……。一応。で?」

「なんか良いよね。ちょっとだけ手出した。アカリさんとか見てた、あとアナザーズー。お前の事だからなんか見てるだろ?オススメは?」

 

正直アナザーズーの人達と他の企業勢、人気の個人勢少しを追うので精一杯だから切り抜きばっかで1人をずっと追うとかしてないんだよな。

ここはどうにかしらばっくれるか。

 

「うーん、分かんね。切り抜きばっか見てるからな。自分の感性に従えよ。」

「まあそうだよな、推しは出来るものだもんな。……今の所気に入ってるのは濡羽さんなんだよな。」

「へぇー。なんで?」

「あの位おっちょこちょいだと見ててずっと面白いじゃん?でもたまに本当に心配になる時あるけど。」

「あぁー、それは言えてる。」

 

まだにわかの一般リスナーにもそう思われてるのか濡羽……。まあでも人気なんだな……!?アイツの頑張りが報われてると思うと俺は嬉しいぞ濡羽……!

 

「後黒翳さん?あの人やべぇな。どんな人がやってんだろ。めっちゃ気になる。」

「別にどのVだろうと気になるだろ。」

「でもあの人今んとこ自分のことあんまり話してないぜ?そういう配信しないのかな。」

 

やっぱり他に似た設定の人あんまり居ないからな、それだけで注目されるんだろう。確かにそういう配信してないな、そろそろしようかな。

 

「そろそろやるんじゃない?あの不定期配信もまたやらなきゃいけないだろうし。」

「あーね。やるだろうね。普通に楽しみだわ。あ、そろそろ行くわ、また今度家行かせろよー!」

「だりぃ、やだ。」

「流石にひでえぞ!?はは、許すけども。ならこっちが招待するよ。じゃまたな!」

「じゃ。」

 

……午後の講義終わったら真っ直ぐ家に帰るか。

─────────────────────

黒翳 覆@ooi_kurokaza

 最近私自身への質問が多いので、

 その質問に答えていく動画作ったよー。

 

 自分語りとか言わないで、

 私に隙を与えてくれ……!

 21時プレミア公開。

 

 チャット欄監視してるし返信するかも。

 @254  ↺2053  ♡3169

 


マシュマロ返し〖特別版〗

22:00 kurokaza channel


 

コメント

:黒翳やっぱキャラの使い分け上手いよな

:なんなら今日は誰クイズしてるまである

:↑それ実質黒翳の気分読みだから無理やで

:今日はアインスかな

:自分語りっていう言葉に敏感そう

:確かに今の時代ちょっと自分の事喋っただけで自分語りって言われそうで怖い

:Vtuberは自分語りしろ、知りたい

:需要が無いから駄目なんだよな、その辺のおじさんの身の上話なんてそこまで興味無いしな

:↑俺は興味あるぞ

:いつも通りの事なのになんでプレミア公開?

:特別版だしなんかあるんだぞ

:やったぜ

:黒翳待機

 

 

「こんおおい!黒翳覆だよー!」

 

 

コメント

:こんおおい

:こんおおい!!!

:なんか音質悪くね?

:アインスだ

:ん?立ち絵?

:全員居ることね!?

 

 

「ん?なんか全員居るって?そう!今日は1人会話……、4体でマシュマロ返してくよ!」

 

 

そういうことだ。鑑賞者。

 

 

「良いのかそれで……?」

 

 

「ねぇねぇ、帰っていい?」

 

 

コメント

:草

:!?

:ビビった

:この事実にビビり倒して話聞いてなかった

:どさくさに紛れて帰ろうとしてるフィーア草

 

 

「これが本気です。全力です。同時に動かすのがこれです。まあ思考回路は1つしかないから、戦闘時に適当に命令出すとかしてただけだし1人会話とか今まで1度もやった事ないからどうなるか分かんないや。」

 

 

コメント

:凄すぎだろ

:動画のメリット有効活用

:黒翳複数人説実証されるんじゃ?

:でも動画だからな

:全ての説がまだ否定しきれてないし有力説も出てこないの草

 

 

「全力の1人会話あんまり持たなそうだから早速マシュマロ返してくよ!」

 

 

 

 

 

黒翳さん幽霊って言ってますけど、もともとの体はどこに行ったのでしょうか?

 

 

マシュマロ
❏〟

 

 

「……ツヴァイ?」

 

 

「……燃やしました。死んでるから火葬しといた方がいいなと思って……。ちゃんと葬式らしくしました。」

 

 

ってことで今は骨だけだな。よし次。

 

 

コメント

:ツヴァイ……

:自分で弔うの草

:重要そうな設定なのに葬るのか

:1人で葬式やってんの考えたらやばww

 

 

 

 

 

黒翳さんはアナザーズたちのことを守っていた時どんな気持ちでしたか?

 

 

マシュマロ
❏〟

 

 

「まあこれは……。」

 

 

「楽しかったよ?」

 

 

「お前じゃな……、お前もか。」

 

 

コメント

:フィーア……

:そりゃ戦うの楽しいもんな

:しかもこっちに良い理由で戦えるもんな

:最高だな!

kurokaza channel☑:皆そっち側なの?

:本当に見られてる

:恥ずかしいことしなきゃ!

:↑逆だろ

 

 

「必死だったし幽霊になった直後だったし覚えてないね。」

 

 

「あん時は前世の事忘れてたろ?」

 

 

我らが前世の事を思い出したのが配信始めるきっかけだからな。

 

 

コメント

:なぜ守護霊になったかって話だよな

:どっかのヒロインみたいなことしてんなお前な

:やっぱVtuberの前世を皮肉ってるのかな

:確かにダブルミーニングっぽいよね

 

 

 

 

 

ママさんとの馴れ初めとか知りたいです!後なんで黒翳さんは濡羽さんに辛辣なのですか?これからも応援しております!

 

 

マシュマロ
❏〟

 

 

「応援ありがと、助かる。くろくままとは……。ほら、前にも言ったみたいに前世からの幼馴染だろ?アイツとは確か……。小学生からの仲か。一応幼稚園も一緒だったっぽいけど話してないからか覚えてないな。」

 

 

「あ!あれでしょ?一緒に成績とかゲームとか張り合っててライバルみたいになってたんでしょ!?」

 

 

「それは中学までだな。それから意気投合してなんか色々してたらしいぞ。前世の事喋るのってあれだな。なんか他人事みたいだな。」

 

 

コメント

:本当に幼馴染やこれ

:これ本当の前世の話やろ知ってる

kurokaza channel☑:逆に疑ってたのか!?

:はい

:疑います

:ずるいです

:俺にも可愛い幼馴染欲しかったな

 

 

「後は濡羽か。これ始めたの地味に俺じゃないよな。はい、アインス。」

 

 

「あの感じ多分自分を責める派だと思ったから、おちゃらけて弄ってやれば、そんな事考えてる暇もないかなって。硝子ちゃんは一見メンタル弱そうに見えて強いタイプで、考え方がネガティブなだけっぽかったから思考の向きをずらしてあげた。それだけ。でも、予想の斜め上を行く位にはネガティブだったね……。友達と話す時位のテンションで応対したら硝子ちゃんビビっちゃって謝ってきちゃったから……。あれ謝っとかなきゃなぁ。」

 

 

コメント

:仕事関係だからね一応

:本当にメンタル弱かったらどうなってたんやろ

kurokaza channel☑:まあ面接受けたから大丈夫なんだろうなって思って

:一理ある

:スタッフさんも見る目あるからね

 

 

「まあ上手くいったから良かったよね。私の対応によってどこいってもいじられキャラになっちゃったから多分恨まれてるだろうね。」

 

 

コメント

:濡羽「ちくしょう!!!」

:言いそう

:濡羽「なんで私こんな立ち位置になったんですか?初配信泣いたからですか?」

:↑分かってんじゃん

:↑それだけじゃないんだよなぁ

kurokaza channel☑:濡羽……

 

 

 

 

 

ASMRとかやりますか?やってください。めっちゃ需要あります。

 

 

マシュマロ
❏〟

 

 

「スタッフさんに聞いてみるね?出来たらやるかも。」

 

 

コメント

:やったぜ

:アインスにツヴァイ、ドライにフィーアが近くに……!?

:めっちゃ楽しみ

kurokaza channel☑:面白いの考えとくね

:個性的なASMR期待してる

 

 

「それじゃ、ばいおおいー!」

「ばいおおいー。」

ばいおおい!

「ふふっ、ばいおおいー!」

 

 

黒翳 覆@ooi_kurokaza

 プレミア公開見に来てくれてありがとー!

 動画は残るから見れなかった人は見に来てね。

 

 ASMR楽しみにしといて!

 @272  ↺2136  ♡3342




この小説、全てノリで書いてるから伏線張ってるかもしれないけど回収されるかどうかは分かりません!!!
設定が凄いことになって来ましたがこれからもよろしくお願いします。

サブタイトルー!ファーーーー!!!


活動報告の方で本編内へのマシュマロ待ってます!




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