遊戯王CHRONICLE-X 奇跡と可能性の少女-   作:葉月/リーフ

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第3話

ハーメルンの方が遅れてしまっているので、ペースを同じにせねば


第3話《邂逅・青き眼の少年》

前回までのあらすじ

 

遊奈に宿った魔法使いの少年・ファントムは遊奈の身体を勝手に使って学校生活を謳歌していた。

 

そんな中、ファントムは他の生徒からカードを巻き上げる金持ちの息子、セントの悪事を止めたのだった。

 

今回、どんなことが起こるのだろうか…?

[newpage]

ファントムがセントを倒した翌日のことだった。

 

「起きてよ、遊奈。もう7時だよ?君寝坊してるよ?」

 

ファントムは実体化して遊奈を起こそうとする。

 

「そうだ!こうしないと」

 

ファントムは遊奈のデュエルドライバーを彼女の左腕に取り付け、自分の魂結晶を装填した。

 

するとファントムの姿が消え、遊奈のデュエルドライバーに宿った。

 

『おっはよ〜!!』

 

ファントムはデュエルドライバー越しから大音量で遊奈を起こした。

 

「きゃ!?なんなの…?」

 

遊奈はびっくりしたのか、すごい声をあげて起床した。

 

『魂結晶をデュエルドライバーにつけておけば、乗っ取らなくてもこうやって話せるんだ。とにかく急いで』

 

「ふぇ!?もうこんな時間だ!遅刻しちゃう!!」

 

寝坊した遊奈は時間に気づくとベッドから飛び起き、慌てた様子で制服に着替え始めた。

 

すると、遊奈を起こしに来たのか、浦村が遊奈の部屋にやってきた。

 

「お〜い、遊奈?起きてるか?」

 

「ちょっと、お兄ちゃん!わたしの着替え見ないでよ!」

 

すると、浦村は着替え中の遊奈を見てしまった。

 

遊奈は同じ部屋に入ってきたホムラに注意を送った。

 

「いや、流石に見ないよ!妹の裸なんて別に恥ずかしくないだろ」

 

『そりゃ、遊奈ちゃんのお子様体型じゃ、恥ずかしさは薄いよね……』

 

「2人とも朝からうるさいなぁ!」

 

遊奈は着替え終わった後、なるべく早く学校の準備をし、ホムラと一緒に家を飛び出した。

 

ホムラと遊奈の通る道は途中それぞれの通う学校に分岐し、遊奈は急いで自身が通う中学校に走って行った。

 

遊奈は急いで教室に来ると、教室はある話で賑わっていた。

 

「ふふっ、昨日のあれ知ってるかな?」

 

「知ってる!すごいかっこよかった!」

 

「それにかわいかったです!」

 

「なかなか良かったよ?」

 

絵里、朱音、初、亜季もこの話に加入している。

 

「何ですかその話?」

 

途中で弥生も話に加入した。

 

「この前さー、魔法少女みたいなピンク髪の女の子がモンスターをデュエルで華麗に倒したんだよね!」

 

「魔法少女…?」

 

弥生は首を傾げる。

 

「あ~あれだな!『わたしは、やってみせる!』とか言ってたよな〜!」

 

「そうそう!最初は追い込まれてたんだけど、途中で逆転勝利したんですね!かっこいい~!」

 

「私もその魔法少女が知りたいです!」

 

弥生は他の生徒の話に興味を示した。

 

「昨日の…あれ…?」

 

遊奈は首をかしげると、ファントムが現れて言った。

 

『ふふふっ♪どうやら君が噂になってるみたいだね♪』

 

「何がって…。」

 

クラスの人達が話を進めていると、遊奈は話の様子を眺めていた。どうやら自分の話をしているようだ。

 

「あの~…。」

 

遊奈は弥生たちに声をかけた。

 

「あっ!おはよう遊奈ちゃん!」

 

「そういえばだけど、この前の魔法少女に似てない?」

 

生徒の一人が遊奈を見て言った。

 

「この前の…?」

 

弥生は遊奈を見て首を傾げた。

 

「ふぇっ!?わたしが!?」

 

遊奈は自信を指差して言った。

 

「いや、人違いだから~!!」

 

遊奈は恥ずかしさが最大にまで至り叫んだ。

 

『ふふふっ♪遊奈ちゃん、有名人になっちゃって。おめでとう♪』

 

ファントムは遊奈を冷やかしつつ褒めた。

 

「全然フォローになってないよ!」

 

遊奈はファントムにツッコミを入れた。

 

その時、光留と弥生が押し寄せてくる同級生を次々と駆け込み乗車を止める満員電車の押し屋のようにストップをかけた。

 

「みんな!遊奈さん困ってます!」

 

「光留の言うとおりです!そんなことは控えましょう!私だって、遊奈ちゃんが変身するなら見てみたいけど!」

 

弥生はさりげなく遊奈の変身に興味を示した。

 

「弥生!あっち側のフォローしないでよ!」

 

遊奈は弥生にもツッコミを入れた。

 

『大変なんだな魔法少女って。』

 

ブレスレット越しからオッドアイズが「やれやれ」と言った。

[newpage]

遊奈達は、その後普通に学園生活を過ごし、放課後になった。

 

「は〜…今日は朝から疲れたな〜…」

 

「遊奈〜!」

 

「あっ!弥生!」

 

遊奈は弥生に手を振って言った。

 

「そういえばですが、新しい仕事見つけたんです!興味ある?」

 

弥生は自分の店を提案した。

 

「弥生の店?行ったことあるけど、どんな仕事なんだろう…。」

 

遊奈は首を傾げた。

 

「楽しいところですよ。帰りに行きましょう!」

 

「友達の僕もここで働くようになりました!」

 

弥生は楽しそうに提案した。

 

「うん!行こう!」

 

遊奈は母に『友達の家に行くから遅れるよ!』と連絡してから光留についてきた。

 

そして3人が校舎を出て、道を通っていくと、建物が見えた。

 

その建物はそこまで大きくはなく、素朴な作りだ。

 

「あそこ!」

 

弥生は建物を指差した。

 

「わぁ…ここは?」

 

「ここはB・W・D(ビリーブ・ワンダフル・ドリーム)!私の母親が経営してるゲーム専門店です」

 

「入ってもいいかな?」

 

「一緒に行きましょう〜!」

 

弥生は2人の手を引っ張り、B・W・Dの店内へと来た。

 

店内には最新のゲーム機やソフトだけじゃなく、昔のゲーム機やソフトやカードゲームなどの幅広いゲームを取り扱っている。

 

店内は広くは無いが、逆にどこか味を感じさせる。

 

「ただいま!お母さん、また仕事?」

 

「少しの間お邪魔します!」

 

「わぁ…わたし初めて来る…」

 

弥生は帰ってきたことをレジ元にいる母親・真弥に伝えた。

 

「お帰り光留!今日は友達も一緒ね。噂は聞いてるよ?」

 

「この人は私のお母さんの真弥。ここを経営してる店長でもあるよ」

 

真弥は弥生と光留と遊奈を迎え、光留は遊奈に弥生の母親を紹介した。

 

「このB・W・Dは私の母親が経営してるゲームショップなんです!アルバイトも募集してるし、いつでも貸し切り可能なので遊びに来てくださいね!」

 

「楽しそうだな〜。弥生の仕事はなんなの?」

 

遊奈は弥生に質問した。

 

「あっ!私が見せたかったのはこれです!ちょっと待っててください!」

 

弥生はレジの裏に走っていった。

 

「ところで、気になってるゲームとかは無い?」

 

「わたし、新しいゲームソフトとかカードゲームが気になってるんだ!お金が貯まったら買いに来るよ!」

 

真耶の質問に対して遊奈は目を輝かせて返事した。

 

「そうなんだね。ここではいつでもお試しで遊べるよ。買う前に少し遊んで検討することも大事だからね」

 

「うん!じゃあ、行ってくる!」

 

遊奈は新しいゲームソフトの試遊台に向かって走って行った。

 

そこでは有名RPGの「アラメシア・クエスト〜運命の旅路〜」や格闘ゲーム「Vanquish soul」などのゲームソフトや、戦略型ボードゲーム「ヴァリアンツ・ウォー」のフィギュアが並んでいた。

 

どれもカードゲーム「デュエルモンスターズ」を生み出した大手ゲーム会社「セフィロト・コーポレーション」が生み出している。

 

その後、弥生が戻ってきた。

 

しかし制服姿ではなく、黒を主体とした魔法使いの服、ブラック・マジシャンの格好だった。

 

「じゃじゃ〜ん!どうでしょうか?」

 

弥生はポーズを決めてみる。

 

「わぁ…こんな仕事してるんだ!面白そう!」

 

遊奈は弥生を隅々まで見て言った。

 

「すごいよね!私は毎回ここでモンスターのコスプレをしながら仕事するようになったんだよ!」

 

「楽しいの?」

 

遊奈は弥生に聞いた。

 

「すごく楽しい!いろんなモンスターになれるので!」

 

「へぇ〜!なんだか面白そう!」

 

「よければ遊奈ちゃんもやらない?」

 

「わたしも?」

 

「行きましょう!」

 

「えっ、待って!きゃぁぁぁぁ!!」

 

弥生は遊奈の手を掴んで、更衣室に向かった。

 

そして数分後、遊奈はミニスカートが特徴的な青色の魔法使いの服、ブラック・マジシャン・ガールの格好で戻ってきた。

 

「この格好、少し恥ずかしいんだけど……」

 

「自信持って!楽しいし、すぐ慣れるよ!」

 

「すごく似合ってます!」

 

弥生は遊奈の背中を押し、光留は遊奈の格好を称賛した。

 

「そ…そうだよね!わたしも手伝うよ!」

 

すると、客がいくつか入ってきて、遊奈は弥生と接客を始めた。

 

「あっ、お客さんが来ましたよ」

 

弥生は接客する準備にあたる。

 

その時、カードを買いに来たと思われる青みがかった銀髪のポニーテールを持った中性的な少年がストレージのカード辺りを探していた。

 

彼は遊奈と同じ中学の制服を着ており、この学校の生徒だとわかる外見をしている。

 

そんな中、少年は遊奈と目が合った。

 

「こんにちは!君もカード探してるの?」

 

遊奈は少年に声をかける。

 

「あ…ああ、そうだ」

 

少年は遊奈に軽く会釈して、欲しいカードを見て回った。

 

「お前、あの時の魔法少女か?」

 

「わたし!?全然違うけど?(やばい!まさかこの子にも気づかれてる!?)」

 

「お前の戦いを見ていたが、心当たりがあった」

 

「心当たり?」

 

「お前は何故か、転醒決闘者の力の源のアイテムをデュエルドライバーにセットしていなくても力を使うことができた」

 

「それに加え、昨日の戦いでは他の転醒決闘者に姿を変えるというようなことがあった。これはかなり不思議だ」

 

すると、ファントムが遊奈のデュエルドライバー越しに喋り始めた。

 

『へぇ〜、ボクの戦い、見てたんだ』

 

「わっ!?びっくりした……」

 

「お前…デュエルドライバーから話しかけてるのか?」

 

『ボクはファントム。遊奈のところに居候しているただの[[rb:魔法使い > マジシャン]]だよ』

 

「なるほど…これが噂に聞く魂結晶か……まさかこれを通して話せるとはな」

 

「知ってるの?」

 

「ああ。とある昔の大賢者が魂の物質化について研究していたって聞いたことがある。僕達の所属している場所でもそういう研究をしている」

 

「所属してる場所?」

 

「僕の新しい居場所だ。俺は何もかも失ったが、ここに来てから楽しい日常を送っている」

 

「すっごくいい場所なんだね!」

 

『へぇ〜。面白そうじゃん』

 

遊奈もファントムも、関心を示した様子だった。

 

「そこにもカードショップはあるが、たまにはここで買うのも悪くない」

 

「ところで君はどんなデッキとか使うの?」

 

「姉と一緒に組んだ、思い出のデッキだ」

 

少年はカードを取るとそのままレジに行き、購入を完了した。

 

「わたしも君のデッキとデュエルしたいな〜…そうだ!名前なんて言うの?」

 

少年がそのまま店を出る時、遊奈は質問した。

 

「蒼馬[[rb:巫羽 > ふう]]だ」

 

「わたしは遊奈!今度会った時はよろしくね!」

 

店を去る巫羽に遊奈は手を振った。

 

巫羽は手を振り返さず、そのまま帰って行った。

 

「行っちゃった」

 

『どうやら訳ありみたいだね…』

 

「どうしたの?」

 

弥生は遊奈のことが気になって問いかけた。

 

「いや、何でもない。とにかく、一緒に手伝おう!」

 

「うん!」 

 

遊奈は弥生と一緒に店の手伝いをしばらく行った。

 

そして午後6時、遊奈は仕事を終えて制服に着替え、店を出た。

 

「じゃあね!また遊びに来るよ!」

 

「ありがとう!この店はいつでも貸し切りです!」

 

「うん!わたし達いつでも行くよ!」

 

弥生は遊奈の挨拶を優しい笑顔で返し、遊奈はそのまま店を去った。

[newpage]

「お店の手伝いは初めての体験だったけど、楽しかったな〜。また行きたくなってきたよ」

 

『そうそう。君のコスプレ姿もよく似合ってたよ。お子様体型なのがちょっと心残りだけどね……』

 

「ちょっと!」

 

『でも可愛いからそれでいいじゃん。他にも遊奈ちゃんのコスプレ色々とみたいな〜』

 

遊奈とファントムが話し合いながら帰っていると、竜の雄叫びが聞こえた。

 

『この気配!行くよ!』

 

「うん!」

 

遊奈は魔法少女姿に変身し、声のする方に向かった。

 

一方その頃、巫羽と白龍が漆黒の体を持つ巨大な機械モンスター《マシンナーズ・ルインフォース》と激しい戦いを繰り広げていた。

 

そのモンスターは下半身がキャタピラになっており、様々な武装を施していた。

 

「組織の者か…まさか、アレを奪いに来たのか?」

 

「巫羽、油断はできないよ」

 

「ああ」

 

巫羽は白龍の紋章が描かれた盾のようなアイテムをデュエルディスクに装填した。

 

そのデュエルディスクは遊奈達のデュエルドライバーとは違った形状をしていた。

 

すると、彼の姿が変化し、青と白の衣服の上に銀色の鎧を身につけた騎士のような姿へとなり、背中には長槍が現れた。

 

「お前、転醒決闘者か?」

 

「そうだ」

 

巫羽はデュエルディスクを銃に変形させ、ルインフォースに立ち向かった。

 

ルインフォースは拳を巫羽に叩きつけたが、巫羽は身軽にその拳の上に飛び乗り、頭部に向かって光の弾丸を連続して放った。

 

「行くぞ、アズ」

 

「わかってる」

 

アズと呼ばれた白龍は承諾し、体の模様が青白く発光すると怯んだルインフォースに向かって光線を放った。

 

ルインフォースは耐性を立て直すと、右腕の砲身からビームを放って抵抗するが、その光線は砲身を確実に射抜いた。

 

「何だと!?」

 

「この一撃で、仕留める!」

 

巫羽は装備魔法《巨大化》をデュエルディスクにセットし、剣に変形させると剣の刃が巨大化し、巫羽は剣をルインフォースに振り下ろした。

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ルインフォースは剣の一撃を受け、激しくよろめいた。

 

ルインフォースのデュエルドライバーが反応し、デュエルモードが展開される。

 

「デュエルモードか、行くぞ、アズ」

 

「ああ」

 

アズはカードに宿り、巫羽は剣をデュエルディスクに変形させてデュエルモードをスタートした。[newpage]

遊奈とファントムは声のした方につくと、巫羽と巨大な機械モンスター『マシンナーズ・ルインフォース』のデュエルが始まっていた。

 

『エヴォイドモンスター!』

 

「それにあの子、あの時の…」

 

「邪魔をするな!これは僕の戦いだ」

 

『なら、戦いを眺めようかな』

 

「そ…そうだね!何となくあの子はできそうな気もするし!」

 

組織の男《マシンナーズ・ルインフォース》 フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:②:③:ルインフォース④:⑤:

E:

X:

フィールド:

魔法罠

①:②:セットカード③:無許可の再奇動④:メイルファクター⑤:

手札:1

LP:4000

TURN CHANGE

 

「どうやらスキルを使わなくても十分みたいだな。僕のターン!」

 

巫羽 手札6

LP4000

 

「僕は魔法カード、大嵐を発動!相手の魔法・罠カードを全て破壊!」

 

「続いて僕は魔法カード、ドラゴン・目覚めの旋律を発動!手札から[[rb:伝説の白石 > ホワイト・オブ・レジェンド]]を捨てて、デッキからドラゴン族を2体まで手札に加える!さらに伝説の白石の効果でデッキから青眼の白龍を手札に加える!」

 

「僕は手札から[[rb:青眼の白龍 > ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン]]を見せて、[[rb:青眼の亜白龍 > ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン]]を特殊召喚!行くぞ、アズ」

 

「わかっている」

 

☆8 光 ドラゴン族 攻3000

 

「亜白龍の効果で、相手のルインフォースを破壊!」

 

「ルインフォースの効果で、除外されているマシンナーズ・フォートレスとパゼストレージを特殊召喚する!」

 

☆8 地 機械族 攻2500

 

☆4 闇 機械族 守1600

 

「僕は魔法カード、融合を発動!青眼の亜白龍と、手札の2体の青眼の白龍を墓地に送り、モンスターを融合召喚する!青き眼の3つの魂よ!今、一つとなりて強靭にして無敵なる究極へと生まれ変われ!融合召喚!現れよ![[rb:青眼の究極竜 > ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン]]!」

 

☆12 光 ドラゴン族・融合 攻4500

 

「さらに、魔法カード発動!アルティメット・バースト!青眼の究極竜は、3回攻撃できるようになる!バトル!僕は青眼の究極竜でフォートレス、パゼストレージに攻撃!」

 

青眼の究極竜 攻4500

 

フォートレス 攻2500

 

パゼストレージ 守1600

 

組織の男《マシンナーズ・ルインフォース》 LP4000−2000=2000

 

「さらに、青眼の究極竜でダイレクトアタック!アルティメット・バースト!」

 

青眼の究極竜 攻4500

 

組織の男《マシンナーズ・ルインフォース》 LP2000−4500=0

 

3つの頭を持つ青き眼の龍が雄叫びと共に光線を放ち、機械の軍団を焼き払った。

 

デュエルが終わると同時に、ルインフォースも元の男性の姿に戻り、デバイスも破壊された。

 

「ふぅ…楽勝だな」

 

『お疲れ、どうやら君の姉の仇でもないみたいだね…』

 

「お疲れ…君のデュエルってすごいね!」

 

戦いが終わって安らぐ巫羽の前に、変身後の遊奈が現れた。

 

「ああ、ところでだが、お前に疑問がある」

 

巫羽は遊奈に近づき、問いかけた。

 

「何…?」

 

「お前、何故転醒決闘者のアイテムが無くても変身ができる」

 

「わたしにもわからないけど、これが原因かな?」

 

遊奈は自分の頭にあるブローチを見せた。

 

「なら、そのブローチを俺によこせ」

 

「流石にそれはちょっと…」

 

「仇を討つために、このブローチが必要だ!これで新しい力を…」

 

『おっと、遊奈ちゃんに何か用かな?』

 

すると、ファントムが遊奈の人格を乗っ取り、目が赤色に変化した。

 

「様子が変わった?」

 

「また会ったね〜。ボクはファントム。よろしくね」

 

「お前…あの時の魔法使いか?」

 

「そうだよ?それと、折角だから、ボクの姿見せてやらないと」

 

ファントムは振り子型のペンダントの青い結晶を押すと、結晶の金具が開き、それをデュエルドライバーに装填すると、光が放たれた。

 

すると、姿がファントムのものに変化すると同時に黒とピンク色のタキシードを思わせる上着が羽織られて、頭にはシルクハットを被ったアイドルやマジシャンを思わせる姿になった。

 

「そうか…これが君の変身後…」

 

「もし遊奈ちゃんの大切なものを奪うとしたら、デュエルでボクを倒してからにしなよ」

 

「受けてたつ」

 

ファントムと巫羽はお互いデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!」」

 

ファントム LP4000

 

【魔術と幻想の振り子】

 

巫羽 LP4000

【青き眼の魂】

 

先行はファントムからだ。

 

「ボクのターン!」

 

ファントム 手札5

LP4000

 

「ボクは[[rb: EM> エンタメイト]]ドクロバット・ジョーカーを召喚!効果でデッキからEMを手札に加える!さらにボクはEMレディアンジュの効果で手札からEMジェントルードとこの子を墓地に送り、2枚ドロー!」

 

☆4 闇 魔法使い族 攻1800

 

ファントム 手札5

 

「ボクはスケール8のオッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴンとスケール1のEMオッドアイズ・プリーストでペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「ボクはオッドアイズ・プリーストの効果で墓地のジェントルードを回収してこの子を破壊!さらに、アークペンデュラムの効果でデッキからEMオッドアイズ・バレットを特殊召喚!効果でデッキからEMオッドアイズ・バトラーを墓地に送り、レベルを同じにする!」

 

☆1→5 光 魔法使い族・ペンデュラム 攻100

 

巨大な水晶を持つ二色の眼の竜と機械仕掛けの僧正によってファントムのショーは開演のファンファーレを告げられ、若執事が出迎えた。

 

「さらに、墓地のバトラーの効果でフィールドのオッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴンを破壊し、墓地から特殊召喚!」

 

☆5 闇 魔法使い族・ペンデュラム 守2100

 

「さらに、モンスターカードが破壊されたことで、この子を特殊召喚する!おいで、アストログラフ・マジシャン!」

 

☆7 闇 魔法使い族・ペンデュラム 攻2500

 

「アストログラフの効果でデッキから破壊されたアークペンデュラムを手札に加える!ボクはスケール8のEMジェントルードをペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「ボクはオッドアイズ・バトラーとドクロバット・ジョーカーをリンクマーカーにセット!召喚条件はペンデュラムモンスター2体!リンク召喚!現れよ!リンク2!ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム!」

 

LINK2 炎 サイキック族・リンク 攻1800 リンクマーカー↙︎↘︎

 

老執事と道化師が矢印にて吸い込まれると、機械の装備を宿した女騎士が姿を現した。

 

「エレクトラムの効果でデッキからEMペンデュラム・マジシャンをエクストラデッキに置く!さらにボクはエレクトラムの効果でペンデュラムゾーンのジェントルードを破壊して、エクストラデッキのEMペンデュラム・マジシャンを手札に加える!ペンデュラムカードが破壊されたことで、エレクトラムの効果で1枚ドロー!」

 

ファントム 手札5

 

「さらに、ジェントルードの効果でデッキからEMモンキーボードをペンデュラムゾーンに置き、モンキーボードの効果でデッキからEMを手札に加える!」

 

水晶の竜に代わりペンデュラムゾーンに現れたルードファッションの悪魔が一瞬にして消えると、代わりにキーボードの歯を持つ猿が姿を現した。

 

「さらに、ボクはエレクトラムとアストログラフ・マジシャンをリンクマーカーにセット!ペンデュラムのその先へ!リンク召喚!現れよ!リンク2![[rb: 軌跡の魔術師> ビヨンド・ザ・ペンデュラム]]!」

 

LINK2 闇 魔法使い族・リンク 攻1200 リンクマーカー↙︎↘︎

 

女騎士と宇宙の輝きを持つ魔術師が再び矢印になって吸い込まれると、赤い髪の魔術師が現れた。

 

「軌跡の魔術師の効果で1200ライフポイントを払い、デッキからペンデュラムモンスターを手札に加える!ボクはセッティング済みのモンキーボードと、スケール8のオッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴンをセッティング!」

 

「準備は整った!これでレベル2〜7のモンスターが同時に召喚可能!揺れろ、幻想の振り子!その光のアークで天空を彩れ!ペンデュラム召喚!現れよ!エクストラデッキからアストログラフ・マジシャン!EMオッドアイズ・バトラー!手札からペンデュラム・マジシャン!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」

 

☆7 闇 魔法使い族・ペンデュラム 攻2500

 

☆5 闇 魔法使い族・ペンデュラム 守2100

 

☆4 地 魔法使い族・ペンデュラム 攻1500

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 攻2500

 

魔術師と2体のエンタメイトが現れた後、彼らに導かれるようにオッドアイズが姿を現した。

 

「ペンデュラム・マジシャンの効果でモンキーボードとアークペンデュラムを破壊して、デッキからEM2体を手札に加える!」

 

「さらに軌跡の魔術師の効果でリンクマーカーにレベルの違うモンスターが2体特殊召喚されたことで、オッドアイズ・バトラーとオッドアイズ・バレットを破壊!破壊されたオッドアイズ・バトラーとオッドアイズ・バレットはペンデュラムゾーンに送られる!」

 

「ボクはレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとアストログラフでオーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!二色の眼の竜よ!蒼き冷気を身にまとい、全てを凍てつかせ現れよ!エクシーズ召喚!現れよ!ランク7!冷たき眼輝きし蒼き竜!オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン!」

 

★7 水 ドラゴン族・エクシーズ 攻2800 ORU2

 

「まだまだ行くよ!ボクは魔法カード、オッドアイズ・フュージョンを発動!場のペンデュラム・マジシャンと手札のオッドアイズ・ライトフェニックスを素材にして、モンスターを融合召喚する!二色の眼の龍よ!翡翠の風を身にまとい、雷撃と共に降臨せよ!融合召喚!現れよ!レベル7!轟ける眼輝きし翡翠の竜! オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン!」

 

☆7 風 ドラゴン族・融合 守3000

 

「ボクはカードを1枚セットしてターンエンド」

 

『今回も1ターンがとても長いよ…』

 

ファントムは絶対零度の冷気を纏う竜と轟く電撃を宿した竜を召喚し、ターンを終了した。

 

遊奈は呆れた様子でファントムの1ターンの長さにツッコミを入れた。

 

ファントム フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:②:アブソリュート③:④:ボルテックス⑤:

E:軌跡の魔術師

X:

フィールド:

魔法罠

①:オッドアイズ・バトラー②:③:セットカード④:⑤:オッドアイズ・バレット

手札:2

LP:2800

TURN CHANGE[newpage]

 

「僕のターン!ドロー!」

 

巫羽 手札6

LP4000

 

「僕は魔法カード、ドラゴン・目覚めの旋律を発動!手札から太古の白石を捨てて、デッキから[[rb: 青眼の白龍> ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン]]と[[rb: 青眼の亜白龍> ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン]]を手札に加える!俺は手札の青眼の白龍を見せ、青眼の亜白龍を特殊召喚!」

 

☆8 光 ドラゴン族 攻3000

 

「さらに俺は青き眼の乙女を召喚!」

 

☆1 光 魔法使い族・チューナー 攻0

 

「攻撃力0、ねぇ…油断はできないじゃないか」

 

青き眼の乙女が現れて祈りを捧げると、ファントムは警戒した様子だった。

 

攻撃力0のモンスターは戦闘では活躍せず、後方支援として展開されるモンスターが多いので、油断ができないと判断したのだ。

 

「手札の青き眼の賢士の効果で自身を手札から捨てて青き眼の乙女を墓地に送り、デッキからブルーアイズを特殊召喚する!来い!青眼の亜白龍!」

 

☆8 光 ドラゴン族 攻3000

 

「さらに、青き眼の乙女の効果でこのカードが対象に選ばれた時、デッキから青眼の白龍を特殊召喚する!」

 

☆8 光 ドラゴン族 攻3000

 

「僕は魔法カード、トレード・インを発動!手札から青眼の白龍を捨てて2枚ドロー!」

 

巫羽 手札3

 

「僕はフィールドの2体の青眼の白龍を素材にして、モンスターを融合召喚する!」

 

『融合魔法無しで融合召喚!?』

 

「このモンスターはフィールドから2体の青眼の白龍を素材にすることで、融合魔法を使わずとも融合召喚することができる!俺は青眼の白龍と、青眼の亜白龍を素材に、モンスターを融合召喚する!青き眼を持つ2つの魂よ!今一つになり、強靭にして無敵なる力を見せよ!融合召喚!現れよ!レベル10![[rb: 青眼の双爆裂龍> ブルーアイズ・ツインバースト・ドラゴン]]!」

 

☆10 光 ドラゴン族・融合 攻3000

 

「僕はデッキから青眼の白龍を墓地に送り、ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの独裁者を特殊召喚!」

 

☆4 闇 魔法使い族 守1100

 

「ドラゴンの独裁者の効果で手札から強靭!無敵!最強!を墓地に送り、墓地の青眼の白龍を特殊召喚!さらに、青眼の白龍が特殊召喚されたので、強靭!無敵!最強!を場にセットする!」

 

☆8 光 ドラゴン族 攻3000

 

「さらに速攻魔法発動![[rb: 究極融合> アルティメット・フュージョン]]!」

 

「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンの効果発動!エクストラデッキのペンデュラムモンスターをデッキに戻し、効果を無効にして破壊する!」

 

「スキル:青き眼の輝きの効果でフィールドにブルーアイズモンスターがいる限り、このターンに一度だけ俺がブルーアイズを素材にしてモンスターを儀式、融合、シンクロ、エクシーズ、リンク召喚する時、相手はカードの効果を発動できない!」

 

「場の2体の青眼の白龍と青眼の亜白龍をデッキに戻し、モンスターを融合召喚する!青き眼の3つの魂よ!今一つとなりて強靭にして無敵なる究極へと生まれ変われ!融合召喚!現れよ![[rb: 青眼の究極竜> ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン]]!」

 

☆12 光 ドラゴン族・融合 攻4500

 

「さらに、究極融合の効果でフィールドの青眼の白龍を素材にした数だけ、フィールドのカードを破壊する!アブソリュートとボルテックスを破壊!」

 

3体の青眼の白龍が合わさると、その姿は三つの頭を持つ姿へと変化し、双頭から放つ光線でファントムの2体のドラゴンを焼き払った。

 

「だけど、アブソリュートの効果で、この子が破壊されたことで墓地からオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚!」

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 守2000

 

「バトル!僕は双爆裂龍で軌跡の魔術師に攻撃!」

 

「ペンデュラムゾーンのオッドアイズ・バレットの効果発動!エクストラデッキの表側表示のペンデュラムモンスターの数だけ相手モンスターの攻撃力を下げる!ボクのエクストラデッキのペンデュラムモンスターの枚数は5!これで1500ポイントダウン!」

 

青眼の白龍 攻3000−1500=1500

 

軌跡の魔術師 攻1200

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

ファントム LP2800−500=2300

 

「双爆裂龍はもう一回攻撃することができる!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに攻撃!」

 

「ペンデュラムゾーンのオッドアイズ・バトラーの効果発動!墓地のアブソリュートを除外することでライフポイントを28000回復し、攻撃を無効にする!」

 

ファントム LP2300+2800=5100

 

「僕は究極竜でオッドアイズに攻撃!アルティメット・バースト!」

 

「ボクはオッドアイズ・ディゾルヴァーの効果発動!この子を特殊召喚し、オッドアイズを戦闘による破壊から守る!」

 

☆8 闇 魔法使い族・ペンデュラム 守2600

 

二色の眼の魔術師がオッドアイズの前に障壁を放ち、究極竜の攻撃を受け止める。

 

「僕はカードを1枚セットしてターンエンド。この時、太古の白石の効果でデッキから青眼の亜白龍を特殊召喚する!」

 

☆8 光 ドラゴン族 攻3000

 

ファントム フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー7

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:オッドアイズ・ディゾルヴァー②:ペンデュラム・ドラゴン③:④:⑤:

E:

X:

フィールド:

魔法罠

①:オッドアイズ・バトラー②:③:セットカード④:⑤:オッドアイズ・バレット

手札:3

LP:5100

 

巫羽 フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:②:③:双爆裂龍④:青眼の亜白龍⑤:ドラゴンの独裁者

E:

X:青眼の究極竜

フィールド:

魔法罠

①:②:③:セットカード④:⑤:

手札:1

LP:4000

TURN CHANGE[newpage]

 

「ボクのターン!」

 

ファントム 手札3

LP5100

 

「ボクはフィールド魔法、天空の虹彩を発動!」

 

「さらにスキル発動!ペンデュラム・オブ・ソウルズ!ボクのエクストラデッキに表側表示のEM、魔術師、オッドアイズモンスターが5枚以上存在する場合、魔法・罠ゾーンとモンスターゾーンの間にペンデュラムゾーンを生み出し、そこにペンデュラムモンスターを移動させる!」

 

ファントムはデュエルドライバーを起動させ、スキルを発動させた。

 

スキル:ペンデュラム・オブ・ソウルズ

このスキルはデュエル中に1度、自分のエクストラデッキに表側表示の「EM」「魔術師」「オッドアイズ」Pモンスターが5枚以上存在する場合に発動できる。

①両端の魔法・罠ゾーンとモンスターゾーンの間にペンデュラムゾーンを出現させ、ペンデュラムゾーンのペンデュラムモンスターをその場所に移動する。

②このスキルを発動したターン、エクストラデッキからモンスターをペンデュラム召喚する場合、1度だけメインモンスターゾーンに特殊召喚することができる。この効果で特殊召喚されたモンスターはフィールドから離れる時代わりにデッキに戻る。

 

「さらに、ペンデュラム・オブ・ソウルズの効果でこのターンはエクストラデッキからモンスターをペンデュラム召喚する時、フィールドから離れるとデッキに戻るけど1回だけ代わりにメインモンスターゾーンに特殊召喚することができる!」

 

「ボクはセッティング済みのオッドアイズ・バレットと、スケール3のEMオッドアイズ・バトラーをペンデュラムゾーンにセッティング!」

 

「これでレベル3〜7のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!現れよ!手札からEM[[rb: 小判竜> ドラゴ・リモーラ]]!エクストラデッキからオッドアイズ・プリースト!ペンデュラム・マジシャン!オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン!」

 

☆4 水 ドラゴン族・チューナー 守1000

 

☆6 闇 魔法使い族・ペンデュラム 攻100

 

☆4 地 魔法使い族・ペンデュラム 攻1500

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 攻2700

 

ファントムのペンデュラムゾーンに2人の執事が揃うと光の軌道が描かれ、4体のペンデュラムモンスターがフィールドに戻る。

 

「ペンデュラム・マジシャンの効果でこの子とオッドアイズ・バレットを破壊し、デッキから2枚のEMを手札に加える!」

 

「ボクはスケール8のEMジェントルードをペンデュラムスケールにセッティング!さらに墓地のレディアンジュの効果でこの子もペンデュラムゾーンにセッティング!」

 

「ジェントルードの効果で、デッキからオッドアイズモンスターを手札に加える!さらに天空の虹彩の効果でジェントルードを破壊し、デッキからオッドアイズ・アドベントを手札に加える!ジェントルードが破壊されたことで、デッキからEMオッドアイズ・ユニコーンをペンデュラムスケールにセッティング!」

 

「ボクはレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとアークペンデュラムでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!もう一度現れよ!ランク7!オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン!」

 

★7 水 ドラゴン族・エクシーズ 攻2800+500=3300 ORU2

 

「ボクはオッドアイズ・シンクロンを召喚し、効果発動!ペンデュラムゾーンからEMオッドアイズ・バトラーを特殊召喚し、この子達を素材にしてモンスターをシンクロ召喚する!二色の眼の竜よ!紅蓮の炎を身にまとい、流星の光となりて降臨せよ!シンクロ召喚!現れよ!レベル7!燃えたぎる眼輝きし紅蓮の竜! オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン!」

 

☆7 炎 ドラゴン族・シンクロ 攻2500

 

「さらにボクはオッドアイズ・ディゾルヴァーの効果でこの子と手札のオッドアイズ・グラビティ・ドラゴンを素材にしてモンスターを融合召喚する!再び現れよ!轟ける眼輝きし翡翠の竜! オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン!」

 

☆7 風 ドラゴン族・融合 攻2500

 

ファントムはいつものようにペンデュラム召喚の後、融合、シンクロ、エクシーズ召喚を展開して3体のドラゴンを特殊召喚した。

 

「ボルテックスの効果発動!青眼の究極竜を手札に戻す!」

 

「罠カード発動!強靭!無敵!最強!青眼の究極竜はこのターン戦闘では破壊されず、カードの効果を受けず、戦闘を行った相手モンスターを破壊する!」

 

「ボクは攻撃表示のオッドアイズ・プリーストの効果でこのこを除外し、墓地からオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚!」

 

☆7 闇 ドラゴン族・ペンデュラム 攻2500

 

「さらに儀式魔法、オッドアイズ・アドベントを発動!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを素材にして、手札、墓地からドラゴン族儀式モンスターを儀式召喚する!二色の眼の竜よ!龍脈の力を身に纏い、全てを震わせ降臨せよ!儀式召喚!現れよ!レベル7 荒ぶる眼輝きし黒鉄の竜!オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン!」

 

☆7 地 ドラゴン族・儀式 攻2800

 

「ボクはグラビティの効果で相手の魔法・罠カードを全て手札に戻す!この効果に対し、相手は魔法・罠カードを発動できない!」

 

黒鉄を身に纏う竜が現れて咆哮と共に巫羽の魔法・罠ゾーンのカードを吹き飛ばした。

 

儀式召喚とは、儀式魔法を使用して特定のレベル以上になる分モンスターをリリースして特殊召喚されるモンスターだ。

 

「バトルフェイズ!」

 

「ドラゴンの独裁者の効果で、相手モンスターの攻撃先は俺が選ぶ!まずはグラビティ・ドラゴンで究極竜に攻撃!」

 

「アブソリュートの効果でオーバーレイユニットを1つ使い、攻撃を無効にし、オッドアイズ・ドラゴンを墓地から特殊召喚!」

 

☆7 闇 ドラゴン族 守2000

 

「続いてアブソリュートは青眼の究極竜に攻撃してもらおうか」

 

「ペンデュラムゾーンのオッドアイズ・ユニコーンの効果発動!小判竜の攻撃力分、オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンの攻撃力を上げる!さらにペンデュラムゾーンのレディアンジュの効果で手札を捨て、青眼の究極竜の攻撃力を1000下げる!」

 

アブソリュート 攻3300+1700=5000

 

青眼の究極竜 攻4500−1000=3500

 

「ぐっ……だがアブソリュートは強靭!無敵!最強!の効果で破壊される!」

 

巫羽 LP4000−1500=2500

 

「だが!小判竜の効果でアブソリュートは破壊されない。ボクはこれでターンエンド」

 

ファントム フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー7

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:小判竜②:ボルテックス③:ペンデュラム・ドラゴン④:グラビティ⑤:メテオバースト

E:アブソリュート

X:

フィールド:

魔法罠

①:オッドアイズ・ユニコーン②:③:セットカード④:⑤:レディアンジュ

手札:1

LP:4500

 

巫羽 フィールド

デ⑤④③②①X

墓⑤④③②①フ

ーーEーXーー

フ①②③④⑤墓

X①②③④⑤デ

モンスター

①:②:③:双爆裂龍④:青眼の亜白龍⑤:ドラゴンの独裁者

E:

X:青眼の究極竜

フィールド:

魔法罠

①:②:③:④:                            ⑤:

手札:3

LP:2500

TURN CHANGE[newpage]

 

「僕のターン!」

 

巫羽 手札4

LP2500

 

「僕は魔法カード、ビンゴマシーン!GO!GO!を発動!デッキからブルーアイズカードを3枚選び、ランダムに1枚手札に加える!俺が手に入れたのは、青眼の混沌龍!」

 

「オッドアイズ・グラビティ・ドラゴンの効果で、500ライフ払わなきゃ相手はカードの効果を発動できない!」

 

巫羽 LP2500−500=2000

 

「僕はスキル:青き眼の輝きを発動!レベルの合計が儀式モンスターの2倍になるようにフィールド、手札、デッキからブルーアイズを墓地に送り、手札、墓地から儀式モンスターを儀式召喚する!この時、フィールドのモンスターを素材にした場合、相手カードをその数分破壊する!俺はデッキから青眼の白龍と青眼の亜白龍を墓地に送り、モンスターを儀式召喚する!」

 

スキル:青き眼の輝き

このスキルの②、③の効果はいずれかデュエル中1度しか使用できない。

①自分フィールドに「ブルーアイズ」モンスターがいる限り、このターンに一度だけ「ブルーアイズ」モンスターを素材にしてモンスターを儀式、融合、シンクロ、エクシーズ、リンク召喚する時、相手はカードの効果を発動できない。

② レベルの合計が儀式モンスターの2倍になるようにフィールド、手札、デッキからブルーアイズを墓地に送り、儀式モンスターを儀式召喚する!この時、フィールドのモンスターを素材にした場合、相手カードをその数分破壊する。

③ 自分の手札・フィールド、デッキから、「青眼の白龍」を素材に指定する融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地に送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 

「青き眼の魂よ、混沌と共に昇華せよ!儀式召喚!降臨せよ![[rb: 青眼の混沌龍> ブルーアイズ・カオス・ドラゴン]]!」

 

☆8 闇 ドラゴン族・儀式 攻3000

 

「僕はこのスキルの効果で、相手の小判竜とボルテックスを破壊!」

 

巫羽はデュエルディスクを操作してスキルを発動させると、機械的な鱗を持った青い竜が現れ、小判竜とボルテックスを口から放つ光線で焼き払った。

 

「さらに、亜白龍の効果でメテオバーストを破壊する!」

 

「バトル!僕は青眼の混沌龍でアブソリュートに攻撃!この時、混沌龍の効果発動!相手モンスター全ての表示形式を変更し、攻撃力、守備力を0にする!」

 

巫羽 LP2000−500=1500

 

「ボクはアブソリュートの効果でオーバーレイユニットを1つ使い、攻撃を無効にし、墓地からオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンを特殊召喚する!」

 

☆7 風 ドラゴン族・融合 守3000

 

「攻撃は無効化されたが、混沌龍の効果は継続している!カオティックロアー!」

 

アブソリュート 守2000→0

 

ボルテックス 攻2500→0

 

ペンデュラム・ドラゴン 攻2500→0

 

グラビティ 守2000→0

 

混沌竜は翼から無数の光線を放ち、ファントムのドラゴン達を無力化した。

 

アブソリュートは氷の壁を展開させて攻撃を受け止めたが、同じく弱体化の影響を受けた。

 

「これで終わりだ!青眼の究極竜で、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに攻撃!アルティメット・バースト!」

 

青眼の究極竜 攻4500

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン 攻0

 

「私は銀河眼の光子竜の効果発動!このモンスターと青眼の究極竜を除外するわ!」

 

青眼の究極竜の3つの頭が光線を放ち、戦いの終焉を知らせる時、女性の声と共に投げられた赤い手裏剣を思わせる十字型の剣が青眼の究極竜に突き刺さり、究極竜ごと消滅した。

 

「なっ……」

 

『デュエルはここで終わりか……』

 

「やれやれ、せっかくショーが盛り上がるのに横槍を入れられたようだね…だけど遊奈の大切なものが奪われなかったから安心か」

 

ファントムは呆れながらも、内心はほっとしていた様子だった。

 

「巫羽、ここまでにしなさい。今からミーティングがあるわ」

 

スーツを着た金髪と赤眼の長身の女性が巫羽の前にやってきた。

 

「わかりました、銀河さん……」

 

「それに、相手の魔法使いの少年はただならぬ力を持っていた…自分が強いからと言って、焦りと油断は禁物よ」

 

銀河と呼ばれた女性は巫羽と共に去って行った。

 

2人が去った後、ファントムは遊奈の姿に戻り、人格を遊奈に戻した。

 

「わたしのこれ、秘密があるのかな?」

 

遊奈は自分のブローチを展開させ、複雑な気持ちでそれをじっと眺めた。

 

『関係、ありそうだね。ボクの師匠に見てもらうのもいいよ。デュエルも上手いし』

 

「そうなんだ!君の師匠はどこにいるの?」

 

『んー…彼女は時々この辺に遊びに来ることもあるけど…』

 

「もし会えたら会いたいね!」

 

『ふふふっ、遊奈もデュエルのこととかいろんなこと教わるといいね』

 

「よーし、わたしだってファントムを越えてみせるよ!」

 

『頑張ってね。ボクも頑張らなきゃだけど』

 

遊奈はガッツポーズと共に勢いよく宣言した。

 

ファントムは遊奈の意気込みを見て感心したのだった。

[newpage]

そしてその日の夜のこと、巫羽と銀河は寮の自分の部屋に戻り、寝衣に着替えてお互い疲れを癒していた。

 

銀河はベッドに寝転んでくつろぎ、巫羽はその上の段のベッドに座り、デッキを眺めていた。

 

「あの子を倒してブローチを奪い取らなければ…これで力を得て、あいつと戦うんだ…」

 

「巫羽、あまり焦ると思わぬ落とし穴にハマるわよ」

 

「うん、わかってる…だけど辛いんだ」

 

「確かに仇の相手は憎い。だけど怒りに囚われすぎると焦って油断するわ」

 

「うん…待ってろよ、姉さん。あいつを倒して仇を討つ。『神の力』を使い姉さんを殺したあいつを…」

 

巫羽はそっと覚悟を決め、拳を強く握りしめた。

 

彼の心は強い決意と復讐の心に満ちていた。

 

To be continued…




遊奈「巫羽くん、すごく強かったな〜…」

巫羽「ああ」

ファントム「ボクでも追い詰められたよ…」

巫羽「そうだな、今回活躍したデッキは『青眼の白龍』だ」

遊奈「デュエルモンスターズを代表するドラゴンを使うデッキだね!」

ファントム「青眼の白龍を展開しつつ、高い攻守を持つ青眼の究極竜などの召喚に繋げて、高い攻撃力で相手を倒すデッキだよ」

巫羽「僕と姉さんを繋ぐ、かけがえの無いモンスターだ」

ファントム「次回は遊奈のデッキがついに見つかる話だって!」

遊奈「どんなデッキなんだろう?お楽しみに!」

ストーリー系のデッキは確定なんだけど、弥生のデッキどっちにしようかな

  • セイクリッド/テラナイト
  • 星杯/パラディオン
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