【完結】がっこうぐらし!RTA/卒業生チャート+α 作:兼六園
明けない夜はない大学編はーじまーるよー。
前回はくるみ姉貴を引き留めることに成功した辺りで終わりましたね。今回は武闘派とのケッチャコをつけるところから再開です。*1
くるみ姉貴も魔大陸に取り残されたシャドウ√には行かずに無事生存したので、あとはパパパッと武闘派を始末して……終わり!
なんか一人爆死してたけど誤差です誤差。んだらば二人にはゆっくり来てもらいつつ、古木くんを操作してダッシュします。
校舎の方でみーくんたちと合流する傍ら、道中で『やつら』との連戦で疲れているシノウが居るので拾っていきましょう。
アヤカ姉貴が生きてたらついでに始末しておこうかと思ったけど居ないようですね。まあええわ、義によって助太刀……致す!
──はい倍速入ります(無慈悲)
さくさくさくっと倒して、シノウ姉貴が味方になるように選択肢に気をつけて会話をしましょう。生きることから逃げるな! (神喰い)とかなんとか言っておけば彼女は立ち直ります。
強力な助っ人を確保したので……あとはリーダーをぶっころ……ぶっ天誅するだけですね。合流しようと校舎の方に向かうと、そこでもイベントが進展しています。
──なんと、武闘派のリーダーことタカヒトが、椎子姉貴とみーくんとアキ目掛けて車で突っ込んでいました。壁にぶつかって未遂に終わりましたが、一線を越えたのなら殺すだけです。*2
臨時助っ人のシノウ姉貴に命令して後ろから襲いかかるように指示を出し、古木くんはみーくんにボウガンを突き付けるタカヒトに横合いから接近、またしてもレスバに負けているタカヒトさん(大泉洋)に強襲を仕掛けましょう。
射つ寸前のボウガンを抜刀しながらの踏み込みからの逆袈裟で掬い上げるように真っ二つにし、おまけにシノウ姉貴がタカヒトの腕をアイスピックでぶすり♂しました。
さらにはカーテンを繋いだ紐で上から降りてきたスミコ、みーくんを下がらせた椎子姉貴、古木くん、シノウ姉貴、合流したゆきちゃんとくるみ姉貴に囲まれて、タカヒトはついに観念したようにその場から逃げ去ります──
──が、どうせこのまま転化するくらいなら、古木くんにその命預けてみないか? 今なら痛みもなく死ねますよ(マーケティング)
騒ぎを聞き付けてか、キャンピングカーに避難していためぐねえとりーさんもやってきたので、その場を彼女らに託してタカヒトを追いましょう。あははー待て待てー(全力疾走)*3
勝ち取りたいものもなさそうなダッシュで転化寸前のタカヒトに追い付くと、大学編最後のイベントが発生。一定以上の武術系スキル(剣術や格闘術)を持っていると発生する、感染したネームドNPCへの介錯イベントですね。
夜も明けてきて徐々に朝陽が顔を覗かせる頃、古木くんはタカヒトとの会話ののちに、刀を抜いて側に立って構えます。介錯する前に悲しき過去を聞くんは女々か?
──いいかい学生さん、相談でをな、相談をいつでもできるくらいになりなよ。それが人間、偉過ぎもしない貧乏過ぎもしないちょうどいいくらいってとこなんだ。
つまりはそういうことです、タカヒト……お前の敗因は素直にみんなで協力しましょうと手を取り合えなかったことだ。あとアヤカとかいう死神を武闘派に入れていたことだ。*4
それでは、タカヒトの介錯を最後に、大学編を締めさせていただきとうございます。
などといったところで今回はここまで、前人未到のランダル編を震えて待て。
──ぜぇ、ひゅう、と、タカヒトの呼吸は荒くなり続け、酸素を取り込めていないかのようにだんだんと思考が怪しくなってくる。
『──生きていればそれでいいんですか?』
「……は──っ、はぁ──っ……」
追い詰めて、解毒薬を奪おうとし、それでも失敗に終わった。美紀の言葉は、大学内での問題に関わらなかったが故の
「──お前たちの生き方は、否定はしない」
「…………っ」
「だが、だがな。お前たちは手を取り合おうとはしなかった。武闘派だ穏健派だと、立ち位置に固執して──他者を害してきたお前たちは自分の番を恐れていただけだ」
ざり、ざり、と地面を踏み締める音。掠れてきた耳に、不思議と鮮明に声が聞こえてくる。
──シュリンと鞘から刀を抜き放つ音が静寂な空間に響き渡り、振り返ったタカヒトの視線の先にある建物の影の奥から、大上古木が現れた。
「──お前が苦しんでいる一人の人間であると言うのなら、俺はお前を救ってやる」
一歩一歩近づく古木の右手にある刀が、陽光を反射する。タカヒトの目を焼くそれは、ただ眩しいだけではなく──古木の言葉の通りに、どこか、救いのように見えた。
「…………俺は、何を間違えた」
膝をついて座り込み、タカヒトは地面に視線を落としながらそう呟く。
「…………切り捨てる必要があって……その決断をする誰かが必要だった……」
「──ああ」
「……全員を生かそうとすれば物資が無くなり……結局は全滅のリスクが上がる……」
──俺は何を間違えた。タカヒトはそう言って、血を吐きながら古木を見上げる。
古木もまた、タカヒトを慈しむような眼差しで見下ろすと、しみじみと呟くように返した。
「──どうしてその言葉を、仲間に言ってやれなかったんだ。どうして、出口たちに助けを求めようとしなかった。自分達だけで戦おうとしたその考えは矜持ではない、ただの意地だ」
「…………ごほっ、ごぶっ……」
「もう疲れただろう。項垂れて、首を差し出せ」
タカヒトは古木の言葉を思考の掠れた頭で反芻して、言われた通りに頭を垂れる。側に立つ古木が刀を振り上げると──ポツリと呟く。
「よく、頑張ったな。ゆっくり眠ると良い」
「────」
ひゅん、と首もとに風が駆け抜け、プツリと意識が途絶える。眠るように視界が暗くなって行く最中、最期にタカヒトが見たのは、祈るようにまぶたを閉じる古木の表情だった。
「…………流石に、疲れた」
チカッと古木の顔に、暖かな光が射し込む。まぶたを開けた古木は、夜明けの陽を見て──長いようで短い争いの終わりを実感するのだった。
次→暫く休載します。ランダル編をお楽しみに