あまりときめかない人生だったので来世はときめく様に生きたいと思います 作:みゅーな
かなり間が空いちゃいましたが、更新しました~
まぁ駄文なのはかわりないけどね…(´;ω;`)ウゥゥ
今回は日常?回です。※キャラ崩壊?もあり!
至らないところ沢山ですが許せる方はどぞ~♪
帝side
「久々のフィールドの空気は美味いな…」
そう思わざるおえない。
なにせここ数ヶ月(体感)化け物に追われ続けて死にまくったのだから。
「時間は…20時か。日付は変わっているな。しかしあれだけ長い間プレイし続けて1日しか経っていないとは…」
このゲームは作りがいいな…しかし運営は許さん、ついでにじいさんもな。
「取り敢えず仮面は外れた、今日はログアウトして実家に行くか」
勿論抗議しにな。
ログアウトボタンを押しゲームを終了させる。
「ふぅ…。現実では1日しか経っていないのにやけにこの部屋が懐かしく感じる」
前世で過ごした部屋を見渡し、すぐさま着替えをもって風呂へと向かう。
そうして汗や疲労を流し終わり、バスローブを纏い炭酸水を片手に部屋へと戻る。
ふとベッドの上に放り投げていた携帯に目をやると、着信を知らせるランプが点滅しているののに気づく。
三好:不在着信 3件 馬鹿姉:不在着信 16件 じいさん:不在着信 1件 理沙:不在着信 1件 楓:90件…。
三好は仕事の連絡か?後で折り返すとして…そろそろこの仕事もやめるか、金もあるし。
じいさんはあのイベントの件だな。
理沙は何か用事でもあったのか?こいつも後で折り返すか。
馬鹿姉は放置、楓は…見なかったことにするか。
そしてそんな中で珍しい奴からの着信を見つける。
「珍しいな…」
俺はその着信に対して発信する。
コール音が鳴り、スピーカモードに切り替えテーブルに置き着替えを行う。
「もしもし!帝君、大丈夫!?」
電話から大音量の声が響く。
「もう少し声のボリュームを下げろ。で、何か様だったか?」
「ここ最近大学にも来ないし…最初は帝君の事だから気まぐれかなって思ったんだけど…流石に一ヶ月も休んでるから何か事故とかに巻き込まれたのかと思って…」
ふむ、別に此奴が心配することもなかろうに。それに俺の場合は卒業が確定しているから行かなくてもいいから行っていないのだが。
「そうか…。何、ゲームに少しのめり込み過ぎてな」
俺の答えに此奴は呆れたような溜息を吐いた。
「そんな理由で…。とにかく何もないのなら良かった。それでゲームってNWO?」
「あぁ、中々面白いものだな」
俺は家に鍵をかけて田w名をしながら実家へと向かう為、バイクに跨る。
このままだと運転ができない為ワイヤレスの片耳イヤホンを装着し、携帯をバイクに取り付けたホルダーに固定し発信させる。
「あれ?今のってバイクの音?帝君、どこか行くの?」
バイクのエンジン音が聞こえたのか聞いてくる。
「あぁ、これから実家にな」
「そっか…ってどうやって電話してるの!?」
「ワイヤレスを使ってる、なに運転には支障ないから気にするな」
「気にするよ!?迷惑になるし無事を確認できたからもう切るけど…気を付けてね?」
俺は分かったと返事をし通話を切ろうとすると「あ、あと…」と言われたので続きの言葉に耳を傾ける。
「明日は大学に来て顔を見せてほしいな…?」
「確約は出来ん、善処する」
そう言って通話を切る。
すると今度は三好から着信が入った為通話ボタンを押し電話に出る。
「折り返そうと思っていたが手間が省けた。で、何の用だ?」
「やっと電話に出たか。仕事の話だ、依頼人は前回と同じ家の人間で明日の9時、場所は依頼人の家だそうだ」
「急だな、いあや俺が電話に出なかっただけか」
そう言うと三好は溜息を吐きながら注意してくる。
「ゲームをするのは構わんが、仕事はしっかりやってくれ」
なぜ今までゲームをしていたことを知っている?……まぁ三好だからってことで納得しておくか。
「にしてもあの女みたいな男の家の護衛って解決したんじゃなかったか?ストーカーは逮捕されただろ」
「そうなんだが…なにせ金を積まれたら無下には出来ん」
「…取り敢えず了解した。場所は前回と同じ場所でいいんだな?」
「あぁ、よろしく頼むよ」
三好は電話を切ろうとしていたのであの事を言ってみる。
「三好、俺はそろそろこの仕事を降りようと思っているんだが」
俺の言葉に三好は黙るも「理由を聞こうか」と続きを促してくる。
「正直、金もあるし大学も卒業確定、この仕事を続けるメリットもなくなってきた」
「…本音はゲームをしたいだけだろうが…」
否定はしない。
「明日の依頼を最後にこの仕事を降りる。代わりとしては何だが、俺の後任として1人紹介しよう」
三好はしばしの沈黙の後溜息を吐く。
「わかった。で?その後任は使えるのか?」
「俺の昔の名である"田崎"を継がした奴だ。能力は保証する」
「後で詳しい情報を渡してくれ」
「あぁ」
三好との電話を終わらせるとタイミングよく実家に到着し、バイクを家の前に停める。
インターホンを押すと「は~い!」と声がスピーカーから聞こえ、その声に疑問を抱く。
「(この声は母さんではないな…、馬鹿姉でもない。聞いたことがある声だが、いったい誰なんだ?)帝だ」
「帝お兄ちゃん!?」
この感じは…アイツか。
俺は柵を開けて玄関の扉まで移動すると同時に勢いよく扉が開かれ、少女が飛びついてくる。
「帝お兄ちゃん!!…うきゅ!!??」
しかし俺は瞬時にそれを回避、扉から出きた奴…楓は地面と熱いキスを交わした。
「あ、帝さん!お邪魔してます!」
そう言いながらリビングから理沙が頭を下げながら出てくる。
「あぁ。しかしなぜこの家にお前たちがいる?」
「それはね!お兄ちゃんと中々会えないから暇なときににお邪魔させてもらってるの!」
先ほどまで地面とキスしていた楓が抱き着きながら言ってくる。
「楓!?もうっ!ご迷惑お掛けしてごめんなさい」
楓を一喝しながらも俺に謝罪を述べてくる。
こいつ、いつも謝ってるな。
楓は聞く耳持たずで俺に頬擦りをしている。
「いや、理沙なら問題ない。俺はほぼ帰ってこないが好きな時に来るといい。どうせ母さんと父さんしかいないんだからな」
そう言いながら理沙の頭を撫でてやる。
俺は礼儀がしっかりしている人間にはしっかりと対応する。
理沙は顔を真っ赤にしながら気持ちよさそうに目を細めている。
「あ~!いつも理沙だけズルい!!お兄ちゃん、私も!」
そう言いながら己の頭を突き出してくる。
「………」
俺は無言で楓を引き剥がし、襟首を掴んで持ち上げる。
「にゃ?」
楓はぶらーんと宙吊りになり俺はその手を離す。
「むぎゅっ!」
落下した楓は再びキスをする。地面ではなく今回は床だが。
「さて…父さんはいるか?」
なぜかフリーズしている理沙と床と熱烈なキスをしている楓を放置しじいさんを呼ぶ。
「ほぉ、来ると思っていた。私の書斎に来なさい」
書斎へ行こうとすると母さんが話しかけてくる。
「帝、ごはん食べてきたの?」
「いや、まだだが用意はしなくていい。どうせ済ました後なんだろ?」
そう言うと復活した楓が抱き着いてくる。
「なら、私がお兄ちゃんに作ってあげる!」
「ちょっ楓だけズル…じゃなくて、あんた料理できないでしょうが!」
「お兄ちゃんの為なら出来るよ!」
理沙の発言からするにあまり料理はしないようだな。
「無理して作る必要はない、話が終わったら帰るしな」
そう言い残し書斎へと向かう。
へばり付いた楓は引き剥がして理沙に押し付けた。
書斎に入るとじいさんが椅子に腰を掛けていたので俺も置いてあるソファに腰を落とす。
「さて…まずはおめでとうと言っておこうかのぉ。よくあの質の悪いクエストをクリアした」」
「ほんとなんなんだ、あのクエスト。それに現実にダメージが入るお面とか悪ふざけにも程がある」
俺は非難の目をじいさんに向ける。
「いやのぉ、少し悪乗りし過ぎたわい。正直あのお面にを付けてまともにプレイするのはお前以外いないと思ったがその通りじゃったな」
「運営に苦情入れようかと思ってるんだが…じいさんの方からいってくれるんだろう?」
「うむ、流石にやり過ぎたわい。わし含めて反省するとしよう」
「ならもういい、それであのクリア報酬が特典なのか?」
「いや、特典はそれではない。そのスキルなどは誰でも取れるよういしてあったからのぉ」
「ほぉ、中々壊れたスキルだったから特典だと思ったが違ったのか」
俺の言葉にじいさんの眉間に皺が寄る。
「なに?あのクエストの報酬は『1日1回、10分間だけ神楽鈴の巫女になれる』というやつじゃったはず…。壬琴、お前さんが手に入れたスキル教えてもらって良いかの?」
「あぁ、まずは…」
それから俺は手に入れたスキルを説明した。
「…あやつめ、内容書き替えよったな…」
頭を抱えるじいさん。どうやら取得できるスキルが変更されていたらしい。
「まさかあんだけ苦労して手に入れたスキルを無効とか無かったことにしないよな?」
「…あぁ、安心せい。それはしない、如何せんこちらの落ち度だしのぉ」
「ならいいが…。(そういえばⅩⅢ機関に関わるようなイベントがまだない…。って事はそれが特典か)」
「本当の特典の事を考えておるのか?まぁノーヒントじゃキツイじゃろうから知りたいなら教えてやるぞ?」
「いや、それじゃあ面白くない、なによりときめかない」
そう言うとじいさんは嬉しそうにほほ笑み、話はおしまいと言わんばかりに立ち上がり書斎から出て行こうとしたので俺も追従する様に書斎から出る。
「久しぶりじゃ、酒に付き合ってくれんかのう?」
明日は仕事があるが…まぁいいか。
「ならまた美味い肴を作ってやるよ」
「それは楽しみじゃ、お前さんの料理は絶品じゃからのう」
そんな話をしながらリビングに着くと、楓と理沙がお互い寄り添うようにソファで寝ていた。
「…そういえば此奴らはなぜここにいるんだ?俺が家出たのは知っているだろうに」
じいさんは俺の疑問にやれやれと溜息を吐く。
何故だか今日は色んな奴らに溜息を吐かれている気がする。
「さて、なんでじゃろうな?この子たちはわしや妻のいい話相手になってくれとるよ」
俺はそうかと呟きながらテーブルの上に置かれている物に目をやるといいタイミングで母さんが現れる。
「この子達がね、貴方の為に作ったのよ?派手なものは作れないけどこれならって」
「そうか…」
再び眠っている二人に視線をやる。
「ホントに貴方ってモテるわよね~、残したりしちゃダメよ?」
そう言うと母さんは寝室へと入っていった。
「じいさん、先に此奴らをベッドに寝かせてくるから酒の準備を頼む」
俺は先に理沙をお姫様抱っこで自分の部屋へと運ぶ。
その際、じいさんの方から不穏な気配を感じたが気にしない、どうせくだらない事だろうからな。
理沙をベッドに横たわらせ、楓も同じくお姫様抱っこで理沙と同じベッドへ運ぶ。
俺のベッドは馬鹿姉が一緒に寝るためにデカいのを買ったので子供二人なら余裕で寝られる。
楓を理沙の隣におろし、布団を掛けてやる。
「もう少し楓もお淑やかにしてくれればな…」
幸せそうに眠る二人の頭を軽く撫で、部屋を後にする。
リビングに入ると既に一升瓶が二本用意されていた。
「今日は二本だけか?」
「明日も仕事じゃしな、それにお前も仕事があるんじゃろ?」
このじいさんは…。
「待ってな、直ぐに美味い肴を作ってきてやるよ」
テーブルにある理沙と楓が作ったであろう"おにぎり"を口に運びながら調理を始める。
…明日の朝食でも作ってやるか。
翌朝、俺はキッチンで朝飯の準備をしている。
おにぎりのお返しという訳ではないがたまには人に飯を作るのもいいだろう。
因みに酒の肴はノーカンだ。
今日の予定を頭で組みながら調理をしていると母さんが起きてくる。
「おはよう~、あら?朝ごはん?」
「あぁ、たまには人に食わせてみるかと思ってな」
「あら~、帝のご飯は何時ぶりかしら~!私が作るより美味しいんだもの、少し嫉妬しちゃうわ」
嬉しそうに言う母さんにそんな事はないと言う。
「俺は母さんの作る料理の方が美味いと思うけどな、俺の作る料理って家庭料理感がないし」
そもそも老舗の高級旅館の副料理長をしていたせいか、やはり金を取る事を意識してしまう。
しかし母さん、母親の手料理というものには俺は一生敵わないだろう。
あれはどんなに研究しても良く分からん。
「(それに料理長に一度も美味いと言わせる事が出来なかったしな)」
母さんとたわいもない会話をしながら料理を仕上げていると、理沙と楓が起きてくる。
「帝お兄ちゃん~おはよう~」
眠そうにしながら抱き着いてきたので無理やり引き剥がす。
「帝さん、おはようございます…」
楓と同じく理沙も眠そうだ。
「お前ら、顔洗ってこい。飯にするぞ」
「「はーい」」
どこか気の抜けた返事をしなが洗面所へと消えていった二人。
「帝、おはよう」
「父さんか、おはようさん」
じいさんは椅子に座り新聞を読み始める。
それを他所に、俺は出来上がった料理を次々とテーブルへと並べていく。
今日の献立は「オムレツ」「粗挽きウインナー」「厚切りベーコン」「サラダ」「味噌汁」「ご飯」だ。
簡単だが朝食ならこれぐらいのでいいだろう。
「わ~!凄い豪華だ~!」
「ホントに豪華ね…」
顔を洗い、身支度を整えてきた楓と理沙が戻ってくる。
「これお兄ちゃんが作ったの?」
「あぁ、味は保証する」
「いやいや、帝さんの料理が不味いわけないですよ」
そう言いながら二人は席に着く。
その動作があまりにも自然だったが気にしないことにする。
「帝お兄ちゃんはここね!」
そう言いながら理沙と楓の間を指す。
昨日の事もあるので、素直に指定された場所へ腰を下ろす。
俺は箸の入った筒をチラリと見たが理沙と楓のと思われる箸が刺さっていたが見なかった事にした。
そして全員で食材に感謝を捧げる儀式を終え、各々が料理を口に運ぶ。
「わぁ~!このオムレツ、すっごいトロトロだ~!しかも中にチーズも入ってる!おいしい!!!」
楓がオムレツに興奮しながら白飯と共に口へと運び、もきゅもきゅと食べ、頬が料理で膨らんでハムスターの様になっている。
「このウインナーも絶妙な火入れ加減…外はパリッと中はすごくジューシー…市販品でどうしてこうなるんだろう?」
ブツブツ言いながらウインナーを食べる理沙。
「このベーコンもカリカリで厚切りだから食べ応えがあるわ~、普通のベーコンと香りが違うけど…クドくなくて美味しいわね~」
ベーコンを齧りながら言う母さん。
そのベーコンは俺自ら薫製したオリジナルだ。
クルミチップに少量の桜チップを混ぜて薫製させているのだが、この配分が何気に難しい。
クルミチップはクセが少なくマイルドだが、桜チップはクセが強く香りも強い。
量を間違えるとクルミチップの良さを喰ってしまい微妙なもになってしまう。
まぁそれでも不味くはないのだが、俺は気に入らない。
「サラダに掛けられているドレッシングは帝の手作りだろうが、さっぱりしていて飽きが来ないな」
むしゃむしゃとサラダを咀嚼するじいさん。
「味噌汁もまるで料亭に出てくるような感じ…ホントどうやって作ってるんだろう…」
理沙が味噌汁を飲んだようでそんな感想を呟く。
その味噌汁に使っている出汁は前世で料理長が教えてくれた極秘の出汁だ。
一般家庭で揃えられる食材だが、時間や火加減、追い鰹のタイミングなど細かいところを見極めることによって出せるものだ。
料理長から教わった時かんりどつかれたがな。
そんな簡単ながらも豪華な食事はあっという間に終わる。
楓は白飯を4杯おかわりしていて理沙の顔が引きつっていたな。
「さて、仕事だ」
食器などの洗い物は母さんがしてくれるというのでお言葉に甘えさせてもらった。
俺は玄関から出て停めていたバイクに近づきヘルメットをかぶる。
「あ、お兄ちゃんのバイクだ!乗せてって!」
なぜ俺の実家から学校に通うんだ?スルーしていたが朝食の時に二人とも制服着てたな。
俺はバイクに跨ってる楓の脇に手を入れてバイクからおろし、どうして俺の家に制服があるのか聞く。
「え?だって自分の家とは別にお兄ちゃんの部屋に着替えを置いてるからだよ?」
何が変なの?と首を傾げている楓。
なお下着なども置いているらしい、俺の部屋の衣装ケースに。
制服以外だと、俺が置いていったシャツ等を着ているようで俺は無言で二人にデコピンをすると
その場でおでこを押さえ蹲る。
そんな二人に遅刻しないようにとだけ伝えバイクを発信させる。
俺の部屋はいつの間にか楓と理沙の部屋へと成り代わった様だ、別に気にしないが。
「…もう深く考えることはやめるか」
俺は最後になるであろう任務へと思考を切り替えて依頼者の家へとバイクを走らせるのだった。
改めてこのような駄文に付き合っていただきありがとうございました!
また続きが掛けましたらこそッと上げるのでお楽しみに!
(待っててくれる方がいればいいなぁ…)
ハーフボイルドも絶賛執筆中ですので合わせてお楽しみに!