あまりときめかない人生だったので来世はときめく様に生きたいと思います   作:みゅーな

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みゅーなです♪
みんなー!元気してました?

はい、やっと続きが完成したので早速投稿します!ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒ 由
まぁ相変わらずの駄文ですがそれでもいいよって方はどぞー!

※注意※
今回から本格的に帝君がチートになりますがそれが許容できる方のみどうぞ!


10話 ~狭間の指導者~

「さて、任務も終えたし家に帰るか」

 

俺は最後の任務である護衛を遂行し帰宅しようとバイクに跨る。

 

依頼主にこの仕事を辞める旨を伝えると護衛対象が不満げな顔をしていたが気にしないでおく。

そもそもこの依頼の始まりはストーカ被害から始まったものだ。

 

そのストーカーはかなり気持ち悪い奴で対象が男であろうと迷わず襲うような奴だった。

あまりにも気持ち悪かったのでいつもよりか時間を掛けずに解決した。

 

警察に引き渡すときには半分死んでいたが問題ないだろう。

あの新人君は俺の顔を見る度に土下座をするのをやめてほしい。

 

「さっさと帰ってゲームでも…『prrrr』電話か」

 

俺はイヤホンを装着し携帯をバイクに固定し通話ボタンをタップする。

 

『もしもし、帝君!』

 

「聞こえている、相変わらず声が大きいな」

 

『あっ…ごめんね…っじゃなくて今日大学来てくれなかったの?』

 

「それについては善処すると伝えただろう…、それに行くつもりではあったが急に仕事が入ったからな」

 

『そっか…。それならしょうがないけど一言くらい言ってほしかったな…』

 

「それはすまないな、しかしなぜそんなに俺を大学に来させたいんだ?お前も知ってるだろう?」

 

彼女にそう聞くと恥ずかしそうにしゃべりだす。

 

『そうだけど…せっかく帝君と一緒の大学に行けたのにあんまり絡めてないし、一緒に大学生を謳歌したいんだもん!』

 

「…ふむ。つまりは俺と一緒に過ごしたいという事か?」

 

俺がそう解釈すると彼女は突然大声を上げて

 

『なっ!!!!ち、ちち違わないけど平気でそういう事言うのやめてよ!心臓に悪いじゃん』

 

「声が大きいな…なにをそんなに焦ってるんだ?」

 

『…まぁ帝君は女子にモテモテだからね、そういうのも平気で言えるんだろうけど』

 

これは心外だな。まるで俺が女を誑かしているみたいだ、気に食わない。

 

「言っておくが誰構わずこんなことを言ってるわけじゃないぞ?本当に心を許した奴にしか言わん」

 

そこまで言うと携帯の向こうから音がしなくなる。

切れたか?

 

『そ、それって…私は帝君に心を許してもらってるって事…?』

 

モゴモゴと喋ってるがなんとか聞き取れる。

 

「そうだな、お前ともそれなりに長い付き合いだしお前みたいなタイプは正直嫌いじゃない」

 

『ごめん、帝君。嬉しすぎてヤバいから電話切るね?明日は来てほしいな、じゃあお休み!』

 

そう言うと電話が切られた。

 

「?」

 

俺は不思議に思いながらも運転に集中する。

 

明日は久しぶりに大学に行ってみるとするか。

 

____________________________________

 

 

「さて、一日ぶりだがどうだろうか?」

 

あの後帰宅し風呂や食事を済ましてNWOへとログインする。

 

「面も取れたしこれで周りの目を気にせずにプレイできるな」

 

しかし今の自身の服装を見て考える。

 

「(そろそろ特典を探さなくてはな…。ゼムナスとあろうものがこんなみすぼらしい恰好では示しがつかない)」

 

俺は特典を探すのに一旦推理することにいた為、近くのベンチに腰を掛ける。

 

「(さて…特典は機関関係だ。それに近しい場所や人物等から手に入る可能性があるが、そう言った情報はなし。まぁ俺だけの特典だから当然といえば当然だが…。それならゼムナス位強いモンスターから手に入るとかか?あるいはそんなクエストが何処かにあるとか…)」

 

「なぁ、そこのあんた。もしかして初心者か?」

 

思考の渦に潜っていると不意に声を掛けられる。

 

「…あぁ、すまない。少し考えごとをしていてな…。それで、私に何か用か?」

 

見ると赤い装備に身を包んだ大男が俺を見下ろしていた。

 

「あ、あぁ。なに、何かに悩んでそうだったんでな、声を掛けさて貰ったんだ」

 

「そうか…」

 

「俺の名前はクロムってんだ、大楯使いをしている」

 

「私は……アンセムとでも名乗っておこう」

 

「そうか!それで何で悩んでたんだ?」

 

クロムは俺の隣に腰かけて聞いてくる。

この男にダメ元で聞いてみるか

 

「実はこの辺で強いモンスターがでる場所がないか知りたくてな…どこか知らないか?」

 

「うーむ…。それならこの町から少し離れているが『毒竜の迷宮』ってのがあってその奥にはすげー強いヒドラがボスとしているんだ」

 

「『毒竜の迷宮』…。そうか、情報感謝する(当てもないしそこに行ってみるか)」

 

俺はベンチから腰を上げマップを確認する。

音速を使えば数分で着く距離だな。

 

「あぁ、1人で行くのはおススメしないぞ?ヒドラはこの一層でもかなり強いボスモンスターだからな!」

 

「そうか…、気を付けよう」

 

俺はクロムと別れてから町の外へと向かいスキルである『音速』を使い草原を駆ける。

 

『毒竜の迷宮』へは直ぐに到着する。

 

「ここが…」

 

さっそく中へと入る。

 

「…道中のモンスターはそこまで強くないようだが…」

 

俺は雑魚をインフィニティで葬りながら進むと大きな扉が現れる。

 

「ふむ、どうやらこの先がヒドラがいるボス部屋か」

 

扉を押し開けると中は広い空間が広がっていた。

少し進むと頭上から三つ首の紫色の竜が落ちてきた。

 

「…少しは手ごたえがありそうだ『怨嗟ノ舞』!」

 

スキル:怨嗟ノ舞

 

スキル:剣ノ舞の取得と同じタイミングに致死量の攻撃を受けると代わりに取得。

剣ノ舞はかわすたびにSTRを1%上げるが、怨嗟ノ舞は攻撃を与える度にSTRを1%(最大200%)上昇させる。

更に剣ノ舞と違う点では攻撃を受けても上昇値はリセットされないが上昇値が最大まで行き3時間経過するとリセットされる。

なお値が上昇していくにつれて赤黒いオーラが体に纏わりつくのだ。

 

「Gyaaaaaaaaaaa………」

 

「なんだ?」

 

ヒドラが雄叫びを上げた途端世界が停止する。

辺りを見渡すと俺以外本当に止まっているようだ。

 

「バグか……っ!?」

 

俺は何かの気配を感じ後ろに大きく飛ぶ。

すると頭上から破壊音が響き、瓦礫が落下してくる。

 

「くっ!なんなんだ!?」

 

瓦礫が落ちてきたことで部屋に砂埃が舞っており周りが見えない。

 

少しすると中央から途轍もない気配が現れ瓦礫や砂埃共々吹き飛ばす。

俺はなんとか耐え薄目を開けると中央に見慣れた装備をした人物が立っていた。

 

黒いコートを纏いフードを深く被った存在。

その手には自身と同じタイプの武器であるフォービドゥンを携えていた。

 

「…ⅩⅢ機関 No.Ⅰゼムナス…」

 

俺の呟きに目の前の存在はフードに手をかけ外す。

 

「…」

 

フードの下からは俺と全く同じ髪型と目の色をした男、ゼムナスが無言でコチラを見てくる。

 

「なるほど、お前を倒せば俺が本当のゼムナスという事か」

 

呟くと目の前にパネルが表示される。

 

クエスト:『狭間の指導者』

内容:黒コートの男を討伐せよ

※敗北した場合はアカウントが削除される。

 

想像以上に質の悪い仕様だ。これもあの馬鹿姉がやってるのか?

 

「まぁそんなのは後で確認すればいい」

 

俺は迷わずYESのボタンに触れる。

 

「貴様が私の偽物か…」

 

ゼムナスがしゃべりだす。

 

「お前たちこそ心を持たない人形の癖に何言っている」

 

「ほぉ、我々ノーバディに心は無い…。だが貴様には僅かながら怒りを感じている…」

 

「それも人間だった頃の記憶がそうさせてるのだろう?」

 

「…」

 

無言で此方を睨んでくるゼムナス。

 

「さっさと勝負しようか、勝った方が本物のってことだな!」

 

俺はそう言うと同時に駆け出しゼムナスに己のインフィニティを振るうもゼムナスには難なく受け止められ廻し蹴りを喰らうも咄嗟にガードしてその身を守る。

 

「よかろう…貴様には絶望をくれてやろう。己の無力さを恨みながら闇に沈むがいい!」

 

ここからが始まりだ。

 

ゼムナスはこちらに距離を詰めてくるとフォービドゥンを振るってくる。

俺はそれをかわし先ほどのお返しに廻し蹴りをお見舞いする。

 

ゼムナスの頭上にはHPバーが存在しておりそれが僅かに削れる。

 

先ほどの廻し蹴りで俺との距離が出来てもお構いなしにショートワープで背後に現れるが、

俺は体を回転させながらインフィニティを振るうもバックステップでかわされてしまう。

 

回転攻撃から一気にゼムナスに距離を詰めて連続で斬りかかる。

ゼムナスもフォービドゥンで受け止めてお返しにと斬りかかってくる。

 

そうして剣戟を暫く繰り広げる。

 

お互いの力量にそこまで差はなく中々勝負が決まらない。

しかし相手はNPCでこっちは人間で体力にも限界がある。

 

「埒があかない…。こうなったら!」

 

俺はアイテム欄から能面の面を取り出し顔に装備する。

 

「実際に使うのは初めてだが…『徘徊者』呼び出すは…『母』!」

 

スキルを使用すると俺の隣の空間が歪み、中から狐の面を付け何本も尻尾を生やしたあの二人の少女の母親が現れる。

 

「目の前にいる敵を倒せ」

 

そう指示するとワープを使いゼムナスへ火球を放つ。

ゼムナスはそれを切り払おうとフォービドゥンを振るうも火球はすり抜け

ゼムナスの体へ直撃する。

 

「ぬぅっ!!!」

 

初めてゼムナスが表情を崩す。頭上のHPも一気に3割ほど消し飛んだ。

 

俺はその隙を見逃さず追撃でインフィニティを振るう。

 

「グゥ…」

 

ゼムナスは大きく吹き飛び地面に体を打ち付ける。

 

「…ならば!」

 

ゼムナスが片手をコチラに向けてくると白黒の茨が体に纏わりつき身動きが取れなくなる。

 

「チッ」

 

俺の周りを黒いドームが囲いそこからは赤い点が無数に広がっている。

これは不味い!!!

 

「『全方位ショット』」

 

拘束された俺にこの技を回避する術はない…どうする!

 

「…」

 

すると目の前に母が現れ拘束を解いてくれる。

 

「これなら…」

 

俺は向かい来るショットを両手のインフィニティで弾き続ける。

母はワープで脱出し外にいるゼムナスへ攻撃していることだろう。

 

「こんなもので俺がやられる訳ないだろうが!!」

 

 

___________________________________

 

 

 

「はぁ…はぁ…。なんとか…なった…」

 

俺は息も上がり片膝を付いていた。

自身の体力に目を向けると残り10しかない。

 

俺の目の前には体が消えかかっているゼムナスが佇んでいた。

 

「これが…敗北か…」

 

そう呟くと完全にその体は消滅した。

するとレベルが上がる音と共にゼムナスが立っていた所に宝箱が出現する。

 

俺はポーションを飲み体力を回復させ宝箱に近づき中身を空けるとそこには

 

【ユニークシリーズ】

 

・フォービドゥン【双剣】【破壊不可】

 ○○○○○

 【無への誘い】

 STR・DEXを2倍にし防御無視

 VITを上げるのに必要なポイント5倍

 

・狭間の者の衣【破壊成長】

 ○○○○○

 【ノーハート】使用不可

 【指導者の羨望】

 HPを2000アップさせ、HP・MPを3倍にする。

 VITを上げるのに必要なポイント5倍

 

・狭間の者の靴【破壊成長】

 ○○○○○

 【指導者の威厳】

 STR・AGIを3倍にする

 VITを上げるのに必要なポイント5倍

・狭間の者の守り【破壊成長】

 ○○○○○

 【指導者の嘲笑】

 VITの値がSTR、AGIの合計値となる

 

スキル

・闇の回廊【パッシブスキル】

瞬間移動(ショートワープ)【パッシブスキル】

・浮遊【パッシブスキル】※ON/OFF可能

・形態変化

・全方位ショット(消費MP:所持MPの1/3)

・茨の呪縛(消費MP:所持MPの1/15)

・オールヴァニティ(消費MP:全部)

・スパークウォール(消費MP:所持MPの1/10)

・スパークボム(消費MP:所持MPの1/15)

 

「中々の装備とスキルだな」

 

さっそく俺は手に入れた装備を身に纏いスキルの振り分けを行う。

既に付与したスキルは再度買えばいい。

 

「おぉ…!これは柄にもなくテンションが上がる」

 

頭 【空欄】

 

体 【狭間の者の衣】

●○○○○

【ノーハート】使用不可

【指導者の羨望】

付与スキル

・形態変化

 

右手 【フォービドゥン】

●●●●●

 【無への誘い】

付与スキル

・全方位ショット

・茨の呪縛

・オールヴァニティ

・スパークウォール

・スパークボム

 

左手 【フォービドゥン】

○○○○○

 

足 【狭間の者の守り】

○○○○○

【指導者の威厳】

 

靴 【狭間の者の靴】

○○○○○

【指導者の嘲笑】

付与スキル

・音速

装飾品

 

【ダークブレスレット】

●●○○○

付与スキル

・ダークファイが

・ダークサンダガ

 

【空欄】

 

【空欄】

 

スキル

【パッシブスキル】

状態異常無効、闇の回廊、瞬間移動(ショートワープ)、浮遊(※ON/OFF可能)

【通常スキル】

怨嗟ノ舞、グライドⅩ、エアスライドⅩ、潜伏Ⅹ、影廊、徘徊者

 

 

この装備中々壊れてるな。

因みに状態異常無効についてはいつの間にか取得していた。

 

「さて…これで特典は無事に『ピコン♪』…ん?」

 

ログアウトしようとしたところ目の前にパネルが開かれる。

 

「…何?『エクストラクエスト:12の闇』だと?」

 

エクストラクエスト【12の闇】

狭間の指導者を初回で単独クリア

 

「あの時と同じ…。さらにレアなスキルがもらえる可能性があるんだ、やるに決まっているだろう?」

 

俺は迷わずYESのボタンを押すと何処かに転移させられる。

 

「ここは!」

 

転移した場所は12個の墓標の様なモノが立ち並ぶ部屋だった。

 

「なるほど……面白いじゃねぇか」

 

ゲームと同じ仕様とか本当にわかってるじゃないか、じいさん。

 

 

___________________________________

 

おまけ

 

「ふふ、帝ったらやっと特典手に入れられたのね」

 

薄暗い部屋の中で帝が扮するアバターを見ながら頬を緩める女がいた。

 

「相変わらず薄暗い部屋じゃのう…、で帝はどうじゃ?」

 

扉を開け部屋に入ってきたのは帝の父親でもある神だった。

 

「無事に特典を手に入れられましたよ、少し私が弄って結構強くしちゃいましたけど勝てたみたいです」

 

「お主は溺愛するあまり等々加虐の性癖でも目覚めたか?」

 

「あるわけないじゃないですか、確かに帝を食べ…ゴホン愛していますが虐めてはないですよ、姉からの試練です!」

 

「お主…」

 

冷めた目で女を見つめる。

 

「まぁ愛の鞭です、帝には甘かったと思いますが…。でもその分装備の性能はゲームの中では右に出るものはないですよ!」

 

「まぁ良いわ。さてここまで強くなったならそろそろ本来のあの子の役目を伝えようかの」

 

「役目?帝はこの世界を楽しむ為だけに転生させたんじゃないんですか?」

 

「うむ、勿論じゃがただ遊ぶのもつまらないと思ってな。あの子にはNWOのラスボスをやってもらおうと考えている」

 

「運営のウサギ共は納得するんですかね?」

 

「するんじゃなくてさせるんじゃよ」

 

「へぇ…」

 

黒い笑顔を浮かべる女神と神であった。

 




駄文をご覧いただきありがとうございます。
今回で帝君はとうとう壊れました。
しかしこの回で大方特典やらスキル等は手に入れたので
やっと原作に関わっていきたいと思います。

因みにですがフレデリカの本名ってなんて言うんですかね?
知ってる人いたら教えてくださいな!
※アンケートでフレデリカの本名を何にするかアンケしまーす!
 期限についは今月末までとします!

あ、因みに本作は今年最後の更新となります!

また来年お会いしましょう!


それでは!
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