あまりときめかない人生だったので来世はときめく様に生きたいと思います   作:みゅーな

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ニーハオ、みゅーなです!

続きとなります♪
今回はアンケートで決まったアイツが機関に入ります
まぁ、ご存知かと思いますが…メソラシ

それではどうぞ!


17話 〜意外な人物の機関入り〜

帝Side

 

今日も気まぐれで大学へと来ている。

 

いつもなら小猫が付きまとって来るのだが生憎今日はいない。

 

昨日のメールに単位がどうとか言って今は補講を受けてるらしい。

昼は一緒に食べようとか言ってたので今は待ち時間だ。

 

「やっぱり大学に来る意味があまり見つからん」

 

つぶやきながらぶらついているとよく知る人物と遭遇する。

 

「お前がいるなんて珍しいじゃないか、帝」

 

「お前も俺と同じだろうに…なんで大学に来てるんだ?」

 

元仲間の三好である。

 

「俺はただの暇つぶしさ、能力が低い教諭を誂うのが面白くてな」

 

「相変わらずいい性格をしているというか趣味が悪いというか」

 

「そういうお前こそ、最近はゲームにどっぷりハマってるじゃないか」

 

「否定はしないがときめきくんだからいいんだよ」

 

「俺は未だにお前のそのときめきとやらは理解できないな」

 

余計なお世話だ。

 

「…そんなに面白いのか?NWOっていうやつは」

 

「個人的には面白いな。まぁそれなりに自由度が高いからな」

 

俺がそう言うと三好は顎に手を当てながら何かを考える素振りを見せる。

 

「どうした?」

 

「………俺もやってみるか」

 

「あ?…お前ってゲームするのか?」

 

「あまりしないが、お前も知ってるだろう?」

 

確かにコイツの才能は可笑しい。

1教わると12を学ぶ頭がいい意味でイカれてるやつだ。

 

「そして俺もお前のギルド、『ⅩⅢ機関』に入れてもらおか」

 

「なんで俺のギルド知ってるんだよ…」

 

そう言うと三好は柔らかな笑みを浮かべながら

 

「俺の情報取集力はとっくの昔にご存知だろ?」

 

「このチート野郎が」

 

「お前に言われたくないね、俺と同じ存在だろうに」

 

うぜぇ…。

 

「なら、早速始めるとしようか。今から1時間後に広場の噴水前で待ち合わせだな。機関の試験ってやつを受けてやろう」

 

そう言うとさっさと歩いて行ってしまった。

 

「…自由すぎるだろ…。なんで機関の試練のことも知ってるんだよ」

 

俺はボヤきながらも小猫へと急用が出来た旨のメールを送信し停めてあるバイクで帰宅するのだった。

 

 

____________________________

 

 

帰宅しゲームへログインし噴水の前で待っていると、明らかに始めたばかりといった姿の男が話しかけてきた。

 

「なるほど、普段はそんな見窄らしい格好をしているのか」

 

「なんで俺だって分かんだよ…。で、お前の事は何て呼べばいいんだ?」

 

「ゲーム内ではジョーカーと呼んでくれて構わない」

 

その名前を聞いて俺は呆れてしまった。

 

「…お前のその名前、俺達が偶にメンバーでやってたゲームから取っただろ」

 

「いい名前だと思わないか?」

 

「まぁ何でもいいが…。それよりかさっさと拠点に行くか。人目のつかないところまで行くぞ」

 

「あぁ」

 

俺は三好改め、ジョーカーを連れ建物の物陰に向い闇の回廊を開く。

 

「ほぉ、これがあの闇の回廊か…。俺も使えるようになるんだろう?」

 

「なんでこれまで知ってるんだよ。本当によくわからない奴だな…いいから早く入れ」

 

そう言うとジョーカーは肩を竦ませながら回廊に入っていく。

 

俺もそれに次いで入り回路を消した。

 

闇の回廊を歩きながらジョーカーが話しかけてくる。

 

「俺が入ってメンバーの数は12人。残り1人だがどうするんだ?」

 

コイツ人数まで把握してやがる…。

 

「その1人が見つからないんだよ」

 

「お前の幼馴染がいるじゃないか。確か名前は…本条楓と白峯理沙だったか?」

 

「アイツ等は既にギルドを創っているみたいだな。確かカナデから聞いた話だと『楓の木』だったか」

 

「ほぉ…なら小猫はどうなんだ?アイツならお前が一声掛ければノータイムで返事が返ってくると思うが」

 

「アイツは既に他のギルドに誘われてるみたいだな、俺も一緒にどうかと誘われたが、俺は俺でギルドを作りたかったからな。断った」

 

そう言うとジョーカーは僅かに口元を歪めた。

 

「なら俺が最後の1人を見つけて来てやろう」

 

「お前はまだ機関員じゃないだろうが…」

 

「お前は俺が試練を突破出来ないとでも思ってるのか?」

 

「……はぁ」

 

思ってるわけねぇだろうが。

 

因みに先程ジョーカーが言っていたが、既にメンバーはジョーカーを含めて12人になっている。

 

軽口を言い合っていると城の円卓へと辿り着く。

 

「さて、早速試練を受けてもらうぞ?…そういえばお前は初期装備だが大丈夫なのか?」

 

「問題あるわけないだろう?むしろこれぐらいのハンデがないとつまらないじゃないか」

 

そう言うと目の前に現れた闇の回廊に躊躇いもなく入っていった。

 

 

俺は自分の席に移動してモニターを出現させ戦闘の様子を伺う。

 

「……俺よりかお前のほうがよっぽどチートだろうが」

 

モニターには終始圧倒するジョーカーの姿が映っていたのだった。

 

 

帝Side out

 

_______________________

 

 

三人称Side

 

 

メンバーの誰よりも早く試練を終わらせたジョーカーは手に入れた能力…ノーバディのマークが描かれているトランプを弄びながら円卓の中央で佇んでいた。

 

ジョーカーを中心に周りに並ぶ高さがバラバラの椅子にはそれぞれメンバーが座っている。

 

「今日から我々の仲間となるジョーカー……12番目だ」

 

ゼムナスがそう紹介するとジョーカーは口を開く。

 

「ジョーカーだ。私の武器はこのトランプ、そこにいるゼムナスのリアルでの友人だ。お見知り置きを」

 

敬意を感じない軽いお辞儀をするジョーカー。

 

「コイツはお前達よりか遥かに早い時間で試練を突破している。ジョーカーには私の補佐として動いてもらうからそのつもりでいるがいい」

 

そう言うと誰よりも早くシグナムが口を開く。

 

「へぇー、コイツがねぇ…。本当に強いのか?」

 

その言葉にナターシャも続く。

 

「それにゼムナス様に対して敬意を感じません、ゼムナス様の補佐には向かないかと」

 

2人の発言にカナデ以外のメンバーが頷く。

 

「…どうやら私はあまり歓迎されてないようだ」

 

態とらしく肩を竦めるジョーカー。

 

ゼムナスは周りには気付かれないようにため息を吐く。

 

「……ではシグナム、アル、イザミ、ヴァン。お前達とジョーカーの手合わせを行う」

 

「俺は構わないぜ〜!」

 

シグナムは直ぐに了承。

 

「ちょっと待ってくれ!なんで俺もなんだよ!?」

 

「煩いぞ、アル。命令だ」

 

アルが意義を申し立てるがイザミが窘める。

 

「私は戦闘は苦手なのだが…」

 

ヴァン…シグナムが連れてきたNo.9。

 

「…お前たち4人対ジョーカー1人で模擬戦をしてもらう」 

 

「発言をさせてもらう。ゼムナス殿、流石にそれは無謀なのでは?」

 

バランが当然の疑問をゼムナスへと問いただす。

 

「私は構わないさ。私に負けはない」

 

何故かジョーカーが質問に答える。

 

「これ以上の問答は時間の無駄だ。素早く準備を整え訓練場に迎え」

 

ゼムナスの言葉にヴァンとシグナム、イザミはその場から姿を消す。

 

「なんで俺なんだよ…」

 

アルはそうボヤきながらも姿を消した。

 

 

「………」

 

ゼムナスは宙に手をかざすとメンバー全員が見えるモニターが現れる。

 

「ゼムナス様、彼は本当に大丈夫なんですか?」

 

ナターシャがゼムナスへと質問を投げかける。

 

「あぁ。正直に言えばアイツは私を除けば誰よりも強いだろう。頭脳に関しては私と同等か、少し上といったところか」

 

ゼムナスの言葉に周りは騒然となる。

 

「みか…んん。ゼムナスさんと同等ですか?」

 

カナデの言葉にゼムナスは答える。

 

「カナデ、お前も知っているだろう?リアルの奴について」

 

「?」

 

分かってないような反応を見せるカナデ。

 

「お前は今まで何処に依頼をしていた?」

 

その言葉にあっ…と反応をするカナデ。

 

「あー…あの人でしたか。確かにあの人なら僕たち以上に強いですね」

 

思い至ったカナデ。

 

 

「お前たちも信じられないならこの映像を見ているがいい。直ぐに分かる」

 

 

そうして模擬戦が始まって数分。

 

真っ先にヴァンが潰され続いてアルが早々に戦闘不能にされていた。

 

イザミとシグナムは善戦しているものの、ジョーカーは涼しい顔で攻撃をいなしている。

 

 

その姿を見てゼムナスとカナデを除いたメンバーは啞然とするのだった。

 

 

そうして10分程経ったところで模擬戦は終了。

戦闘していたメンバーも円卓へと帰ってきていた。

 

「ハッ!まるでボスを相手してるみたいだったぜ…」

 

「実力共に俺は意義はない」

 

「俺とヴァンなんて瞬殺だぞ…」

 

「だから私は荒事は苦手だと言ったのに…」

 

それぞれが先程の模擬戦の感想を口にする。

 

「ジョーカーの実力は分かっただろう?…ジョーカー、我々の機関へ歓迎する」

 

ゼムナスがそういうとジョーカーは笑みを浮かべすぐさま空いている席へと移動する。

 

「んまぁ…これで12人…後は1人か!」

 

シグナムが言う。

 

No.1 ゼムナス  無の力

 

No.2 シグナム  空間の力

 

No.3 ナターシャ 花の力

 

No.4 バラン  風の力

 

No.5 エレゼウス 土の力

 

No.6 イザミ   月の力

 

No.7 アル    炎の力

 

No.8 カナデ   幻の力

 

No.9 ヴァン   氷の力

 

No.10 ベル    雷の力

 

No.11 チェイン  光の力

 

No.12 ジョーカー 時間の力

 

 

 

「残りの1人だが…ジョーカーに任せることにする」

 

「ゼムナス様の仰せのままに」

 

こちらを馬鹿にするような口調で言うジョーカー。

 

この発言にナターシャとカナデが顔を顰める。

 

「今日のミーティングは以上だ。各々、機関の名に恥じない行動をすることだ」

 

ゼムナスはそう残すと姿を消す。

 

「じゃあ、ボクもこれで失礼しますね」

 

カナデが続けて姿を消し、それに続いて他のメンバーそれぞれ姿を消していく。

 

「んでよ、ボスの知り合いだって話だが本当か?」

 

シグナムがジョーカーに問いかける。

 

「あぁ、アイツとは同期だな。私と並ぶ能力を持っているよ。アイツは仕事の都合で数々の事件を解決している。時には探偵の真似事を、時には警察が手に余るような事件。あぁ…指定暴力団の違法な取引をたった1人で摘発したこともあったな」

 

ジョーカーの発言に残ったメンバーがナターシャを除いて顔を引き攣らせる。

 

「おいおい、マジかよ…。とんだ規格外じゃねぇか…」

 

シグナムは呆れながら言う。

 

他のメンバーも似たような感想だった。

 

「やはり、ゼムナス様は素晴らしいお方だったのですね!あぁ…ますますあの方の私生活が気になってしまう」

 

たった1人、ナターシャだけは他と反応が違った。

 

シグナムや他のメンバーはナターシャの発言にドン引きしているとジョーカーは声を出しながら笑う。

 

「面白い奴だな。そんなにアイツのことが知りたいか?」

 

「是非とも!」

 

ジョーカーの言葉にすぐさま食いつくナターシャ。

 

「プライベートの事もあるから場所を変えようか」

 

ジョーカーはそう言うと姿を消し、その後を追う様にナターシャも姿を消す。

 

「なぁ、ナターシャの奴…日に日にストーカー具合が増してねぇか?」

 

シグナムの言葉にイザミが答える。

 

「初めて関わったときはこんな人物では無かった筈だが…」

 

「流石の俺でもアレは引くわ…」

 

アルが引き気味に口を開く。

 

「まったく、このギルドは癖が強いやつが多いねぇ…」

 

シグナムが呆れつつも口元を歪めながら呟くのだった。

 

三人称Side ou

 

 

____________________________

 

 

小猫Side

 

 

なんとか補講を終わらせて、帝くんとお昼を食べようと思っていたらメッセージが届いていたので確認すると帝くんからだった。

 

内容は急用が出来たから昼は無理という内容だった。

どうやら三好の奴が原因らしい。

 

「アイツ…!私と帝くんの時間を邪魔しやがって!ほんと腹立つ!」

 

ここにいない奴の文句を言っても仕方がない為、大人しく帰宅しこのイライラをゲームで解消しよう…。

 

そうしてゲームにログインして八つ当たり気味にモンスターを狩っているとプレイヤーの気配がしたため、そちらに杖を向ける。

 

「荒れてるな」

 

「アンタ誰よ」

 

見知らぬ顔のプレイヤーが話しかけてきた。

 

「まぁいくらお前の頭が良くなくても知らないのは無理ないな」

 

「はぁ?アンタ何、気持ち悪いんだけど」

 

リアルの私を知ってるような口振りに気持ち悪さを感じ悪寒が走る。

 

 

「まぁお前はアイツの付属品だから仕方ないか」

 

ん?この口振りもしかして…。

 

「まさか…アンタ三好?」

 

「流石に分かったか、塔城…いやフレデリカと言っておこうか」

 

パチパチと手を叩く三好に苛ついた為、多重炎弾を叩き込む。

 

「おっと、いきなりだな」

 

簡単に躱され余計に苛つく。

 

「で、態々ゲームの中まで来てなんの用よ」

 

「いや何、お前に自慢したいことがあってな」

 

そう言うと三好の装備が一瞬の内に変わる。

 

「なっ!?その格好は!!!」

 

三好の格好は帝くんと同じ黒コートだった。

 

「なんでアンタが帝くんと同じコート着てるのよ!?」

 

そう言うと三好は馬鹿にする様に口元を歪めながら答える。

 

「自己紹介をしようか?ギルド『ⅩⅢ機関』No.12 ジョーカー、以後お見知りおきを」

 

『ⅩⅢ機関』……多分帝くんが創ったギルドだ。

 

「お前がモタモタしてる内に既に12人…。アイツのギルドの定員は13人だ、あと1人で揃う。帝…ゼムナスから聞いたがお前は別のギルドに勧誘されたそうじゃないか、確か…『集う聖剣』だったか」

 

「っくぅ…」

 

コイツ、まさか自慢するためだけに…!

 

「お前も馬鹿だな。ゼムナスの事が好きなくせに他のギルドの勧誘に惑わされている。アイツのギルドはどいつも実力者ばかり…それこそメンバーの一人一人がペインと互角に戦える奴らだ」

 

「なっ!?」

 

何よその化け物ギルド!

現状のトップギルドである集う聖剣のリーダとタメ張れるって…

 

「でも待って、その『ⅩⅢ機関』なんてギルドの噂なんて聞かないんだけど?」

 

「当たり前だ。そのうちギルド対抗イベントがあると予想できるのに態々ギルドの情報を漏らすわけ無いだろう?むしろ『集う聖剣』のように情報が漏れている方が俺からしたら信じられないがね」

 

呆れた様に答える三好…この場合はジョーカーか、が言う。

 

「で、なに。結局自慢しに来ただけ?」

 

「俺は最後の1人の勧誘を任されていてな。どうせまだギルドに入ってないんだろう?」

 

…そういうこと。

 

「最後のチャンスだ、フレデリカ。ゼムナスの…いや帝の創ったギルド『ⅩⅢ機関』に入らないか?」

 

「そんなの、決まってるじゃない」

 

ウジウジ悩んでてバカみたい。

 

ジョーカーは私の答えを聞いて僅かに笑みを見せた。

 

小猫Side out




駄文を読んでいただきありがとうございます!

はい、三好くんの参戦です。
これでやっとメンバーが揃いましたね♪(まぁ駆け足気味ですが)

名前しか出てきてませんがベルとチェインはそのうち喋ると思いますので。

因みにヴァンはシグナムがスカウトしてきて、ベルとチェインはナターシャがスカウトしてきてます。

次回はフレデリカの機関入りに触れて羊追っかけ?イベントを軽くやる予定です。
機関の噂が出回りますよ!

またいつもの如くいつ更新するか分かりませんが気長に待っててくださいな!

感想や投票もしてくれると喜びます♪

ではまた次回の駄文でお会いしましょう、Ciao!
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