あまりときめかない人生だったので来世はときめく様に生きたいと思います   作:みゅーな

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みゅーなです♪

取り敢えず1話投稿します。

特典どうしようかな…(震え声



転生~幼少期~
1話~転生~


帝side

 

「…ここは?」

 

俺は確かトラックに撥ねられたはず。

あの速度で突っ込まれたらいくら俺でも無傷とはいかないし即死だ。

しかし痛みも感じない、どうなっている?

 

「お目覚めですか?」

 

「あんたは?」

 

状況を整理していると見知らぬ女に声を掛けられる。

 

「私はあなた達で言うと神様みたいなものですね!」

 

「なるほど、理解した」

 

要するに俺はトラックに撥ねられて死んでしまい、天国か地獄に行く一歩手前ってことか。

それで今の俺は魂だけみたいな状態と…。

ふむ、イメージでは閻魔大王がそういった事をしていそうだが…。

実際は神とかいう輩が行っているのか。

 

「なぜそこまで冷静に思考できるんでしょうか?普通はもっと呆然とするものなんですけど…」

 

「ん?…あぁ、心も読めるのか。あながち神というのも嘘ではなさそうだな」

 

「いや、ホントなんでそんな落ち着いているんですか!?死んでしまったんですよ!?」

 

うるさい、喧しい。何を言ってるだこの自称女神は。

 

「落ち着くも何も、今更嘆いても意味がない。人は遅かれ早かれ死ぬ、それだけだ」

 

「未練とかはないんですか?」

 

「未練はあるぞ?ただもう死んだ、それだけだ」

 

俺がそこまで言うと自称神は頭を抱える。

 

「ハァ…。いいんですけどね、あなたはそういう人でした…」

 

なんだ、まるでずっと昔から知っているような口ぶりだな。

 

「あなたの事はずっと見ていましたから」

 

「まぁどうでもいいが。それよりもさっさと天か地か決めた方がいいんじゃないのか?」

 

「…ホントにあなたって人は…。んんッ、さてその件ですがあなたが行くのは天国でも地獄でもございません」

 

「ほう?俺は某殺人ノートなんぞ使ってないから"無"へはいかないぞ?」

 

「私は死神じゃないですよ!ゴホンッ…あなたにh「なるほど、理解した。ラノベなどで言う転生というやつだな?」…せめてセリフ言わせてよ…」

 

ふむ、心成しか自称女神が泣きそうな顔しているな。

 

「誰のせいだと…もういいです。因みにこの転生は決定事項なので拒否権はございません」

 

なんだと?

 

「理由を聞いても?」

 

「あなたの幼少期は酷いモノだった。しかしそこで折れずにここまで生きてきたあなたを評価して…簡潔に言うとご褒美のようなものですが…」

 

「ふむ、他にもあるのか」

 

「あなたがよく知る人物が若くしてその命を散らしてしまうのは悲しいとおっしゃりまして」

 

「ふむ、理解した。今更だが1ついいか?」

 

「助けた親子のことでしょうか?それならケガもなく無事ですよ」

 

「そうか、ならいいんだが。それで?その俺がよく知る人物っていうのは?」

 

俺をそこまで評価してくれる人物って誰なんだ?

 

「それはわしじゃよ」

 

俺はその声に後ろを振り向く。

忘れるはずがない、忘れらえる訳がない。

この声は唯一の家族のものだ。

 

「…じいさんか。あんたも神だったというオチか?」

 

「フォッフォッフォッ!相変わらずよくキレる頭じゃの」

 

「何を今更」

 

俺は肩を竦めながら答える。

 

「お前の予想通りわしも神じゃ。人間界で生活したくなってな、神界から降りていたんじゃよ」

 

今更だがここは神界というとこらしい。どうでもいいがな。

 

「なるほど、人間界で人としての寿命を全うして神界へと帰還し俺を見守っていたってところか?」

 

「うむ、お前さんを拾ったときはここまで成長するとは思ってもみなかったがな」

 

「教育者の賜物だろうよ、改めて礼を言うよ」

 

「よいよい、わしがやりたくてやったことじゃ。さて、お前さんには転生をしてもらうが特典として3つまで何でも好きなものを贈ってやれるが」

 

「そこは普通1つというのがセオリーじゃないのか?」

 

「わしはこう見えて結構偉いんじゃぞ?それにお前さんは躊躇いもなく自身の命を使い、3人の命を救っているしのぅ」

 

「ん…?3人?俺が助けたのは2人だと記憶しているが?」

 

「あの母親の腹には未来ある命が宿っておったのじゃよ」

 

「なるほどな…」

 

「わしは誇りに思う。さて特典の話に戻るが、なにかないのか?なんで良いのだぞ?」

 

俺はじいさんの話を聞き思考する。

 

「…よし、一つ目は今の名前と能力をそのまま転生先に引き継ぎたい」

 

俺の言葉にじいさんは目を丸くする。

 

「そんなんでよいのか?」

 

「あぁ、この"帝"って名前はじいさんがつけてくれたものだし、能力はメンドーなこともあったが助けられていたのも事実だしな」

 

「お前という奴は…、よかろう。そして2つ目は?」

 

「じいさんと暮らしたあの家を転生先でも住めるようにしてほしい」

 

「あのぅ…よろしいでしょうか?」

 

俺がずっとじいさんと話している間、空気と化していた自称女神が割り込んでくる。

 

「自称じゃなくてちゃんとした女神です!それよりも折角の特典をそのようなものするのは何故ですか?」

 

「愚問だな。じいさんは俺にとって全てだった。名前も住む場所も、今の俺があるのは全てじいさんのお陰だ。

 そんなじいさんから貰った名前を早々に手放してたまるか。それにあの家は気に入っているしな」

 

「帝…、そこまでわしのことを」

 

「当たり前だろ?こんな若くして死んで申し訳ないがな」

 

「お前さんは未来ある命を救ったのだ、誇るがよい」

 

「あぁ…」

 

「さて、2つ目の特典については1つ目の特典に混ぜておこう」

 

「いいのか?」

 

「うむ、無理難題って訳ではないからのう」

 

「分かった、じゃあ2つ目は………。ふむぅ」

 

「どうしたのじゃ?」

 

「すまないが、特にこれといったのが見つからん」

 

「お前はホントに無欲じゃのう…」

 

そうは言われてもな、思いつかないものはしょうがないだろ。

 

「わかった、特典は一旦置いておいて次は転生先じゃが…希望はあるか?」

 

「それなら、平和な世界で13機関みたいな組織を作って遊べる世界がいいな」

 

「お前がアレを好きなのは知っているが…またピンポイントな…」

 

じいさんは呆れているが、荒れた混沌な世界は勘弁だ。

平和の中にあるときめきを感じたい。

 

「あの…13機関というのは…」

 

あぁ、自称女神。まだいたのか。

 

「私の事嫌いなんですか!?いい加減泣きますよ?みっともなく泣きますよ!?」

 

「うっとうしいからやめてくれ」

 

「……(なぜ私がこんな扱いを…)」グスッ

 

「そういうところも変わらないのう…。まぁ、お前の願いに沿った世界へと転生させるからのう」

 

「サンキュ、じいさん」

 

「うむ、それに特典じゃが…、特にないならわしの方で勝手に決めるが良いかのう?」

 

「あぁ、特にないしじいさんに任せるよ」

 

「相分かった、ではそろそろ時間じゃ」

 

「そうか、久しぶりに話せてよかった」

 

「わしもじゃ。最後に転生について話しておくかのう…。まず5歳位の年齢で転生、16歳頃に前世の記憶を取り戻す様にしておく。

理由は分かってそうだから平気かのう。わしの選んだ特典についてもその時に分かるようになるじゃろ」

 

「あぁ問題ない」

 

返事をした途端、俺の体が光に包まれる。

 

「本当に世話になったな。次はもっとときめく人生を送るわ、"じっちゃん"」

 

「!」

 

こうして俺は光に包まれ、意識が途切れるのだった。

 

帝side out

 

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三人称side

 

「行ってしまいましたね」

 

「ふむ、あやつは記憶など無くともなんとかなるじゃろう」

 

帝の育ての親であった神は優しい顔で帝がいた場所を見上げていた。

 

「最後の笑顔、凄く可愛かったです」

 

最初に帝を案内した女神は顔を赤らめながら言う。

 

「昔を思い出すのう…」

 

「女の子にモテそうでしたね」

 

「実際モテてからのう。…さてわし等も準備をするかのう」

 

そう口にすると女神が首を傾ける。

 

「?何かあるんですか?」

 

女神の疑問に楽しそうに答える神。

 

「わしらもあやつがいる世界に行くんじゃよ」

 

「…え?私も?」

 

困惑する女神を見ながら神は準備を進めるのだった。

 

三人称side out

 

 




お読みいただきありがとうございました。

次回の投稿はまたまた未定です。

ホントに特典どうしよう…。
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