あまりときめかない人生だったので来世はときめく様に生きたいと思います 作:みゅーな
珍しく短い間隔の投稿です!
(まぁ何故かプロットが眠っていたので…)
ただ、次回からはまたまたいつの更新になるか分かりません!
来年の1月かもしれないし直ぐかもしれないし。
まぁどのみち気長に待っててくだせぇな!
ではでは本編どぞー
第4回イベント2日目。
ギルド【13機関】メンバー全員がいつもの円卓に集まっていた。
「今日でイベントは2日目。予測通りトップは【集う聖剣】、次いで【炎帝の国】、以下はそれなりに有力なギルドだ」
ジョーカーが口を開きメンバー全員に情報を共有する。
「なんで初日から参加しなかったんだ?」
アルが何故2日目からの参戦なのか疑問を口に出す。
「我々のギルドは異端だ。そんなギルドが初日に暴れてみるがいい、どうなるかは火を見るより明らかだ」
ゼムナスがその疑問に答える。
「これより各々の役割を与える。シグナム、ナターシャ2人は集う聖剣の陣地を攻め落とせ。奴らを自領に張り付けにするのだ」
「俺たち2人で表向きはトップのギルドを抑えろってか?」
「あぁ」
「ゼムナス様の心のままに」
シグナムは若干頬を引き攣らせ、ナターシャは即受け入れる。
「抑えろとは言ったが、そのまま全滅させてもいい。今回のイベントは5回まではリスポーンが可能だからな…お前達なら出来るだろう?」
ゼムナスの言葉にシグナムはニヤリと笑い、ナターシャは集う聖剣を滅すると言わんばかりの雰囲気を纏う。
「炎帝の国にはアル、イザミ、バラン、エレゼウスに向かってもらう」
「なんでこの人選なんだ?」
アルは集う聖剣には2人なのにこっちには4人である違いに首を傾げる。
「チームワークを考慮してだ。シグナムとナターシャは元々ソロプレイヤー。加えてどんな奴と組ませても問題ないぐらいの技量がある事を踏まえての選出。
お前達は元々4人でギルドを立ち上げる予定だったことからの選出だ」
ゼムナスの言葉にアルは納得し他の3人も了承した旨を返す。
「イヴァンには拠点の護衛をしてもらう。お前の配下ノーバディは攻めよりも守りに向いているからな」
「心得た。して、下級ノーバディを使用しても?」
「構わん。念のため、私の配下ノーバディを5体置いていく」
「それはありがたい」
配下ノーバディの中でもゼムナスの配下はメンバー内でも強力であり、アルやカナデ等でもかなり苦戦するノーバディだった。
「フレデリカ、ベル、カナデは楓の木へ」
「我らで良いのか?」
ベルが首を傾げながら問う。
「あぁ、出来る限りキル数を稼ぐのだ。それにフレデリカは自薦だからな」
ベルは視線をフレデリカに向けると、そこにはやる気に満ちたフレデリカの姿が映った。
「ま、まぁ了解したのじゃ」
「わかりましたよ~」
フレデリカの様子に若干引きながらもベルは了承、カナデも即了承したのだった。
「ジョーカー、チェイン、そして私は遊撃だ。特に指示はない、好きに暴れろ」
「わっかりました~」
ニコニコしながらチェインは了承。
「ポイントはどうする?」
今回のイベントでは各拠点にあるオーブを自拠点に持ち帰ることでポイントが加算される
「基本的にオーブの回収は我々遊撃部隊が行う。弱小、中級ギルドは一人だけ残して全滅させて構わない」
「あぁ…そうゆう事か。了解」
「チェインも分かったな?」
「はーい!」
「他の者も余裕があるならオーブの強奪を狙てもいいが戦闘を優先させることだ、闇の回路と配下ノーバディは好きに使用して構わん」
そうして細かな箇所を詰めていき、イベント参加の時間が訪れる。
「そろそろ時間だ。さて、このNWOに我々13機関の存在を知ら占めるとしよう」
ゼムナスの言葉に全員が頷き一斉に姿を消すのだった。
2日目のイベント開始時、それぞれギルドの拠点には大きなディスプレイが突如出現した。
そうしてディスプレイには崖が映し出され、その映像に誰もが首を傾げた。
突如、黒い靄が噴き出ると、そこには同じ格好をした存在が13体。
【プレイヤー諸君。イベントは楽しんでいるかね?これより我々もこのイベントに参加させてもらうことにした】
音声ではなくディスプレイには字幕が表示される。
【集う聖剣、炎帝の国、そして楓の木。各々ギルドへこれより襲撃を行う、早急に準備をしておく事だ】
名前を言われた各ギルドは動揺と驚きを隠せずにいた。ジョーカーが全ギルドの拠点を独自に調べ上げた結果、全ギルドの居場所を把握しているのだ。
【我等が何者か、疑問に思うだろう。あえてこう名乗ろう…
そのセリフと同時に各ギルドの拠点内にダスクが一斉に湧き出す。
【我等に対してどれだけ抗えるギルドがいるのだろうな?】
その一言でディスプレイが消え、代わりに先ほどの黒い靄が3つのギルドに現れる。
■集う聖剣■
「君たちは一体何なのかな?」
ペインが現れた二人組を警戒しながら問いかける。
「さっきも言っていただろう?存在しない者ってな」
お道化る様に答える。
「無駄話をしてないでさっさと片付けますよ」
分かってるぜ~、と言いながら何もないところから銃と大鎌を出す2人。
「君たちの格好は1回目のイベントでの第一位と関係があるのかな?」
「さぁ?どうだろうなっ!」
トリガーを一回引いただけで無数の弾が集う聖剣の下っ端を一撃で葬っていく。
「総員戦闘開始!オーブの死守と侵入者の迎撃にはいる」
「何を悠長なことをいってるのですか?」
大鎌の先端を地面に着けると集う聖剣の足元から黒い渦が発生し、そこから伸びる茨の触手が下っ端をポリゴンへと変える。
「ペイン、こいつらはNPCか?スキルを発さずに使用しているようだが…」
ドレッドが聞くもペインは分からないと首を横に振る。
「分かっていることは他のどのギルドよりも彼等が強敵だという事だけだ」
集う聖剣VSシグナム、ナターシャ
■炎帝の国■
「団長!謎のモンスターから甚大な被害が!」
「もう既にリスポーンの上限を超えたメンバーもいます!」
「団長ご指示を!」
炎帝の国のギルマスであるミィはこの惨状に目を回していた。
「ミィ!私の回復も追いつきません!」
「僕の接地したトラップもことごとく破壊っされるんだけど!?」
「なんでプレイヤーがこんな数のモンスターを使役してんだよ!?」
「(何なの?何なのよコレ!?理不尽過ぎない?、もうお家帰りたい…)」
「炎帝の国って強いって言ってたけど大したことないな!」
「調子に乗るな、我々がこんな雑魚共に遅れを取るわけにはいかないだろう」
「あぁ、ここでの失態はあの方の顔に泥を塗ることになる」
「炎帝の国には悪いがあの方の表舞台の踏み台になってもらおう」
両手にチャクラムを携える者。
身の丈と同じ大剣を担ぐ者。
強大なトマホークを引きずる者。
地から少し浮き、その周りに6本の倉を携える者。
「(しかも明らかに強い奴らがいるんだけど!?)」
ミィは心の中で絶叫したのだった。
炎帝の国VSアル、イザミ、ザルディン、エレゼウス
■楓の木■
「メイプル!すごい勢いで他の小、中規模のギルドが全滅してる!」
サリーが次々に消えていくギルドに目を見張る。
「どうなってるの~?」
メイプルは首を傾げながら現状の把握が出来ずにいた。
「これ不味いんじゃねぇか?さっきの放送だとここにもさっきの黒コートの集団が来るんじゃぁ…」
クロムが冷や汗を掻きながら呟く。
「その通りじゃ」
楓の木のメンバーではない者の声が拠点に響く。
その声と共に3つの黒い靄が現れそこから先ほどのディスプレイに映っていた黒コートが3人現れる。
「あの方に命じられたこの任務、恙無く終えるとしようか!」
喋っていた黒コートはその身に紫電を走らせると指の間にナイフを出現させ構える。
もう1人は片手を頭上に上げ、その掌に水を集め、シタールを出現させ掻き鳴らす。
残っていた1人はなんの予備動作もなくその手に本を出現させる。
「メイプルとサリーは私が相手する」
シタールを持つ黒コートがそう呟くと、弦を掻き鳴らす。
すると、メイプルとサリー、他の楓の木メンバーを隔てるように透明な壁が出現する。
「それは良いが、負けるではないぞ?」
「分かってる」
「自分勝手ですよね~、それじゃあ僕たちは他の人たちを相手しましょうか」
「うむ、あの方に勝利を」
楓の木VSベル、カナデ、フレデリカ
■遊撃部隊■
「簡単すぎるイベントで些か退屈だな」
あくびを堪えながら次々と湧く他所ギルドのプレイヤーを強大化させたトランプで葬るジョーカー。
「もうちょっと歯応えのある敵はいないのか?」
そのぼやきを聞いてるものは既にこの場に居ない。
「アッハッハッハ!た~のしいぃ~♪」
物凄い速度の剣劇で敵ギルドを殲滅しながら笑顔浮かべるチェイン。
彼?彼女?の武器はガンブレードとバスターソードの二刀流。
本来チェインには原作での13番目、ロクサスと戦いキーブレードの力を手に入れるはずだった。
しかし、チェインが最終試験の際に戦った敵はロクサスではなく何故かレオンとクラウドであり、手に入れた武器は勿論ガンブレードとバスターソード。
他のメンバーは1VS1の所、チェインだけは1vs2となり、ゼムナスも表には出さずとも内心動揺したほどだ。
加えてその試験でチェインの人となりが判明。
一言で言えば、狂暴化、普段の性格とは真逆に攻撃的になるとのこと。
では、どのタイミングで現れるのか。
それは本人がピンチを悟った時、つまり追いつめられれば自己防衛として発動。
本人曰く無意識なのだとか。
これはゲームだけではなくリアルでもそうであるという事も分かりメンバー全員、引き攣った笑みをしていた。
「もっともっと斬りたいなー♪」
…まぁそれを除いても中々の曲者でもあるのだが…。
【ⅩⅢ機関】の拠点にて
「すべては想定していた通り」
ゼムナスの目の前には簡易的に作られたポッドに他ギルドから奪ってきた無数のオーブが浮いていた。
遊撃部隊として散らばったジョーカーとチェインは闇の回廊で即座に戻って来れるため効率もいいのだ。
「このまま行けば他ギルドはドロップアウト……必然的に我々【ⅩⅢ機関】の順位は上がる」
「ゼムナス殿、無謀にも我らに歯向かう輩共が来たようだ」
オーブを見ていたゼムナスに拠点の防衛を任されたイヴァンが報告。
「下級ノーバディはどうだ?」
「足止めとしか期待はしていなかったが、ダスク共も中々やるみたいだ」
運よく拠点に来れた他プレイヤーは悲しくもゼムナスの目の前に現れることなく消滅していっている。
下級ノーバディだけども厄介な上、そこにゼムナスの配下であるソーサラーがいるのだ。
並みのプレイヤーなら突破は困難を極めるだろう。
「そこは想定外……敵の戦力を高く見積もり過ぎた……か」
「私もここまで弱いとは思わなんだ」
戦闘がメインではないイヴァンでさえもそこらのプレイヤーなら簡単に屠れるのだ。
イヴァンが"弱い"というのはギルド【ⅩⅢ機関】内だけの話であり、十分に脅威なプレイヤーだ。
「…さて、残りのギルドも速やかに処理をするとしようか」
そう呟くとゼムナスは闇の回廊へと消えていくのだった。
ほい、ここまでご覧いただきありがとうございます!
今回はここまで。
次回は楓の木、炎帝の国、集う聖剣 VS ⅩⅢ機関 を書こうかと思います。
それぞれの拠点を1話ごとに書いてもいいのですがイマイチ、ピンッと文章が思い浮かばず…(´;ω;`)
まぁなんかの手違いで思いつけばそうするかも?
取り合えず前書きでも書きましたが、次回の更新は全くの不明です。
なので今までの様に気長に続きを待っていてくださいな♪
ウチの物語は忘れた頃に更新されるので(´・ω・`)
それでは、バイバイなのじゃ~!