あまりときめかない人生だったので来世はときめく様に生きたいと思います 作:みゅーな
今回から原作に入る予定でしたが、正しくは次回でした…。
詐欺ってしまい申し訳ないてす…。
ではでは、駄文をどぞー♪
帝side
俺は今生まれ育った実家に来ている。
前世の事を父さんに話すためだが、それに加えてどうしても確かめたいこともあった。
その父さんは仕事からまだ帰ってきていないようで、自室にて紅茶を飲みながら寛いでいる。
「帝~、お父さんが帰ってきたわよ~」
お帰りのようだ。
母さんが間延びした声で伝えてきたので、俺は部屋を出てリビングに向かい父さんに話しかける。
「お帰り、父さん」
「おぉ、帝か。来ていたんだな」
「あぁ、話があってな。今大丈夫か?」
「ほぉ…。まぁ話は夕飯を食べてからだな、お前も食べていくだろう?」
一瞬目を細めてどこか安心したような表情になったが直ぐに元に戻る。
やはり、どこか面影があるな…。
「久しぶりに母さんの料理でも食べるか」
そうして久しぶりに家族(姉を除く)で食卓を囲む。
実家を離れてからは料理を作りはするが食べるときは1人であるためどこか懐かしさを感じる。
「さて、話だったな。それで何用だ?」
「いきなりだが、
自室に父さんを招き入れ早速本題を切り出す。
「………」
父さんは無言で俺の目を見てくる。
「それに確認もしたい。つくづく子思いだな、じいさん」
俺の言葉に父さんの口元が歪むと声を出して笑いだす。
「フォッフォッフォッ!流石じゃな、帝」
「やっぱりか…。どこか懐かしい感じが昔からしていたんだがな」
俺は笑っている父さ…じいさんに呆れ、溜め息をつく。
「そろそろ思い出す頃だとは思っておったが、既に思い出していたか」
「高校に入ってからな…。最近は忙しくてこっちに来れなかったんだよ」
「お前は色々やっているみたいだからのぉ…」
どうやらじいさんは俺が何をしているか把握してるぽつわいな。
「で、だ。おれたちが前世で住んでいた家とじいさんに任せた残りの特典について聞きたい」
「よかろう。まず家についてはこちらの世界に既に建っておる。直ぐに引っ越ししても生活出来るようにしてあるぞ」
「そうか、その内引っ越すとしよう。で残りの特典については?」
「特典じゃが、少し細工をさせてもらった」
「細工…?」
じいさんの事だから変なことにはならんと思うが…。
「実はこの世界はな、とあるアニメのVRMMOが発達した世界なんじゃ」
「VRMMが?聞いたことはある。前世では随分先の未来の技術だったと記憶しているが?」
フルダイブ型のゲームは確かに憧れていた。じっさいにあったらハマっていたに違いない。
「この世界では普通なんじゃよ。そしてここから特典に関わってくるんじゃが…」
「ふむ、特典はゲームの中で使えるもの…つまり合法なチートってとこか」
チートに合法も糞もないがな。
「簡単に言うとな。そしてそのゲームというのが今わしが勤める会社で作っている『New World Online』通称NWOじゃ」
「新しい世界か…、中々ときめく名前じゃないか」
「まだ未完成じゃがな。そしてその中に今回の特典を隠すことにしたのじゃ」
「ほぉ、素直には渡さないと?」
「普通に渡しても良かったのじゃがな、折角のゲームだ。自力で探すのも悪くはないだろうと思ってな。それにこの方がお主も楽しめそうじゃろ?」
「ときめくねぇ…」
確かにそっちの方が楽しめるし、何よりときめく。
現実の世界で魔法やら伝説の武器やらを貰っても役には立たんだろうしな。
「じゃあ、それで特典は全部なのか?」
3つと聞いていたが、残りの1つもゲームの中に隠したのだろうか?
「いや、最後の1つはもっとシンプルじゃよ」
「シンプル?」
「うむ、それは運じゃ。只の運ではなくて〝激運〝じゃな」
「なるほど、株やらなんやらで失敗せず成功していたのはそのお陰ということか」
「まぁ、お前の実力もあるがな」
そんなもんか。
「因みにその激運というのはどれくらいだ?」
「例えるならジャ○ラーを1000円で回して1回転目でランプがペカりそのままBIGを連チャンで60は軽く引けるくらいじゃな」
また凄いような凄くないような例えだな。
「まぁ、何となくはわかった。…じゃあ話はそれくらいか」
もう聞きたいことはないしな。
「そうか。今日は泊まっていくのか?」
今から帰るのも面倒だな…。
「そうだな、泊まることにしよう」
そう言うとじいさんは満面の笑みを浮かべて部屋を出ていく。
暫くすると、再びじいさんが部屋へ入ってくる。一升瓶を持ちながら。
「前世では一緒に酒が飲めなかったからのぅ、今宵は付き合ってもらうぞ?」
「フッ、いいだろう。付き合うよじっちゃん」
俺たちは互いに酒を入れ、静かに杯を交わすのだった。
帝side out
おまけ
「そういえばお前の姉がおるじゃろ?」
「ん?あぁ、あの駄姉か」
「あれ、ワシと一緒にいた女神じゃよ」
「ほー、実にどうでもいいな。それよりこの酒に合う肴でも作ってきてやるよ」
「ほー、それは楽しみじゃな!」
親子の酒盛りは夜更けを過ぎるまで続く。
姉、哀れなり…。
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三人称side
一夜を越し家に帰ろうと実家を出る帝に久しい声が聞こえてくる。
「あ~~~~!!!!帝お兄ちゃんだーーー!」
「朝から元気だな…グフッ!?」
大声をあげながら凄い勢いで走ってくる少女が帝に飛び付いてきたため背中から倒れる。
「ちょっと楓~、急に走り出さないでよ!」
遅れてポニーテールの少女が走ってくる。
「だって~、帝お兄ちゃんがいたんだもん」
「だからってタックルかます必要ないでしょ!?」
「なんでもいいが、さっさとどけ」
帝はそういいながら跨がっている楓の襟を片手で掴んで持ち上げる。
「む~!!だってお兄ちゃん、全然会いに来てくれないだもん!」
「俺だって忙しいんだ、そんな頻繁にこっちに来るわけないだろう」
宙ぶらりんになりながらブー垂れる楓に冷たくあしらう帝。
背が小さいく、帝の素の力もあるため出来る事である。
「もう…!帝さんごめんなさい、そしてお久しぶりです!」
「あぁ、久しぶりだな」
頭を下げて謝ってくる理沙の頭を軽く撫でてやると理沙は顔を赤くしながらもされるがままになる。
「むぅ!!!!!お兄ちゃん!私も撫でて~!!!!って痛っ!!!!」
未だに持ち上げられている楓が暴れるのでその場で手を離す帝。
「まったく、少しは落ち着きを持て…」
「昔の帝お兄ちゃんはもっと優しかったのに~…」
涙目になりながら口を尖らせる楓を一瞥して踵を返す帝。
「もう少しおしとやかになったら優しくしてやるよ…多分な」
右手を軽く上げ手を降りながらその場を去る。
「…行っちゃったね」
「あーー!私まだ撫でてもらってなーーい!!!」
「こら!私たちは学校にいかなきゃでしょうが!」
帝を追いかけようとする楓を襟を掴んで止める理沙。
「理沙は撫でて貰ったからいいよねぇ~!」
「べっ別にいいでしょ!あたしだって…」
2人もじゃれあいながら学校へと向かうのだった。
三人称side out
ホントに次回から減速に入ります!
また、時間を飛ばしますがね~
ではではまた次回ノシ