幻想郷立閻間学園   作:雲の上の声の人

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竜「番外編って基本俺達の出番ないよな」

魔「まぁ、番外編だからだぜ」

竜、魔「…」

竜、魔「はぁ…」


第10話兼番外編2 とある破壊少女の一日

こんにちは雲の上の声の人です。今回は番外編なので、あの子の一日に密着して見ましょうか。じゃあ行きましょう!

 

 

現在時刻午前10時。1人の少女が目が覚めたところからこの番外編は始まる(笑)

 

 

「んぁ…もう朝か…」

 

 

紅魔の妹…フランドールは吸血鬼にしては朝が早い。自分の能力で吸血鬼の日光に弱いという弱点を破壊したのだとか…本当に何でもありのやつだ

 

 

「そーだ…今日は萃香とチルノと遊ぶんだったな…用意するか…」

 

 

フランドールはフラフラした足取りで服を取りに行こうとして…そして扉の前で足を止めた

 

 

「あのクソお姉様と会ったらめんどくせぇな…どっかにかえの服なかったか?」

 

 

フランドールは自室の中を探し始めた。今姉とは実質ほぼただの同居人という形になっている。彼女自身、姉や周りの奴を信じていない。一部を除いては

 

 

コンコンコン

 

 

「妹様ーー!!ご飯持って来ましたよ〜」

 

 

ドアをノックした意味があるのか無いのかわからないが一応ノックして入って来たのは、フランドールが紅魔館の中でも唯一信頼をおく妖怪…紅美鈴だった。彼女は紅魔の門番と学園の門番の二つをしており(ほとんど寝ているが…)

妖怪の中では珍しい魔法をほぼ使わない格闘技の達人である。無邪気で明るい性格で、フランドールも信頼をおくほどの妖怪なのである

 

 

「朝ご飯…ありがとう美鈴」

 

 

「いえいえ、あ、そーだ!これ服、持って来ましたよ」

 

 

美鈴はフランの服を持って来ていた。この気の利くところが美鈴のいいところでもあるのだ。

 

 

「妹様いっしょに食べましょ!」

 

 

「まだ食べてなかったの?」

 

 

「1人より2人のほうが美味しいじゃないですか!」

 

 

「ふふふ…そうね」

 

 

フランドールと美鈴は一緒にご飯を食べ始めた。凄く微笑ましい光景だ

 

 

「そういえば妹様今日はお友達のところ行くんでしたよね?」

 

 

「うん。ちょっとチルノと萃香のところにね…って何で知ってるの?」

 

 

「朝チルノちゃんが訪ねて来ましてね。まだ寝てるって言ったら『じゃあアタイ博麗神社で待ってる!』って言ってどっか言っちゃいましたので」

 

 

美鈴は何故かチルノのモノマネをしながら言った。これがまた似てたのでフランドールは思わず吹き出してしまった

 

 

「ぷっ…美鈴似すぎだよそれ…あはは!」

 

 

「私はこう見えてもモノマネ得意なんですよ!」

 

 

2人はしばらく楽しそうに笑い転げていた。しばらくして落ち着いて来たところで、フランドールは出かける準備を始めた

 

 

「妹様今日は何時に帰って来ますか?」

 

 

「んー…出来るだけ早く帰ってくるつもり」

 

 

「わっかりました!妹様帰ってくるまで私待ってますから!」

 

 

「ふふ…ありがと美鈴」

 

 

フランドールは笑顔で美鈴のほうを見た。彼女が屈託の無い笑顔を見せるのは美鈴含むごく少数の人間だけだ

 

 

「じゃあ行きましょ」

 

 

「はい!私もそろそろ門番に戻らないと咲夜さんに怒られちゃいますから」

 

 

2人は部屋を出て、階段を登って行った。そして玄関前についた時に姉のレミリアと会った

 

 

「フラン…」

 

 

「…じゃあ行ってくるわね美鈴」バタン

 

 

フランドールはレミリアを無視してそのまま館から出て行った。レミリアはどこか寂しそうな顔をしていた

 

 

「お嬢様…」

 

 

「気にしないで美鈴。それより私は少し休むわ…さっき仕事を終わらせたところなの」

 

 

レミリアは自室へと戻っていった。しかし美鈴にはわかっていた

 

 

(お嬢様…普段はこの時間まで仕事しないのに…妹様と話そうと起きていたんですね…)

 

 

美鈴はどこか心苦しく感じていた。もう一度紅魔館のメンバーが全員仲良くできないものかと1人必死に考えていた。しかしそれは二度と叶わないこともわかっていた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〜フランside〜

 

 

しまったな…つい美鈴と話しすぎちまった…まぁ楽しかったからいいか。それにしてもお姉様の奴…何であんなところに…顔も見たくねぇってのに

 

 

「おっ…博麗神社が見えた。チルノと萃香もいるみたいだな」

 

 

私は博麗神社まで全速力で飛ばした。約束をしてた手前、遅れたら面子もクソもない

 

 

「あ、フランだ!おーい!」

 

 

手を降って来たのはチルノだ。チルノは紅魔館の近くの霧の湖に住んでおり、昔からの仲だ。その横には博麗神社の巫女である博麗霊夢と居候で友達の伊吹萃香がいた

 

 

「フラン遅いぞ〜、また寝坊か?」

 

 

「あぁ、悪いな萃香…って何だそれ」

 

 

萃香とチルノと霊夢は何やら紙切れで遊んでいた

 

 

「こないだ霖之助からもらってね、トランプって外の世界の遊び道具らしいのよ」

 

 

相変わらず煎餅をかじりながらおっさん臭い座り方をする霊夢。とても巫女だとは思えない

 

 

「あんたもやってみる?フラン」

 

 

「少しやってみるかな」

 

 

私もトランプというものをやって見ることにした。萃香はともかく、チルノがルール知ってるなら私にもわかるはずだ

 

 

「じゃあまずはババ抜きからね…まずはこーやって…」

 

 

〜1時間後〜

 

 

「ぐぅ…こっちだ!」

 

 

「…」グッ

 

 

「おい霊夢引かせろよ〜。とりゃ!」

 

 

私がある程度ルールを覚えたところで、賭けをすることになった。でもさっきから霊夢が負けっぱなしなのは気のせいだろうか…

 

 

「また負けたわ…もう財布の中空っぽよ…」

 

 

「私の勝ちだな霊夢!」

 

 

というか、萃香の一人勝ちと言った方がいいだろうか…

 

 

「言っとくけど…貴方が私からお金とっていった分、貴方のご飯が減ると思いなさいよ」

 

 

「そりゃねぇよ霊夢…」

 

 

萃香はしょんぼりして、後ろのお賽銭箱に勝ち金全部いれた。まぁ、私達が寄付しているようなもんだが…

 

 

「でもアンタ達また校長に目ぇつけられてるんでしょ?」

 

 

「そーなんだよ、こないだ何かフランが壁破壊してくれなかったらやばかったよな」

 

 

「まぁね」

 

 

霊夢も実は一年の時同じクラスで、霊夢は私達が普通じゃないのをわかっていてそれでも、なんら変わりないように接してくれる。だから霊夢と遊んでいても凄く楽しいのだ

 

 

「あんたたち昼ごはんまだでしょ?ここで食べて行きなさい」

 

 

「霊夢そんなお金あるのか?」

 

 

「さっき萃香か稼いでくれたからね〜。少しくらい奮発するわよ」

 

 

「霊夢…私の小遣いは「後であげるわよ少しだけ」少しかよ〜」

 

 

萃香は昔、幻想郷にふらっとやってきてその辺の人を攫って暮らしていたらしい。そのうち博麗神社にやってきて霊夢と闘い…負けてそのままここに暮らしているというわけだ。私とチルノも昔霊夢と闘ったことがあるのだが、ことごとくやられている。でも負けた私達にも優しくしてくれたのも霊夢なのだ。だから霊夢はチルノにも萃香にも好かれている。私も霊夢は良き友達だと思う

 

 

「トランプかぁ…中々面白いなこれ」

 

 

「フラン見てよ!」

 

 

チルノはトランプを投げた。すると綺麗に弧を描いて飛んで行った。あんな薄っぺらいものをよく投げれる

 

 

「へへっ、どんなもんだい!」

 

 

「んなもん、私のほーが飛ばせるッ!」ビシュッ!

 

 

ヒューーーーン

 

 

ボゴォォン!

 

 

「「「…」」」

 

 

「ふ…フラン…」

 

 

「いくらフランでも…アレで鳥居ぶっ壊すか…」

 

 

「わ、私も予想外だよ…まさかあんなに飛ぶなんて」

 

 

私が投げたトランプは鳥居の一部をえぐり取ってそのまま飛んで行った。私そんなに力いれたっけな…

 

 

「あんたたちご飯できたわよ〜」

 

 

「は、はーい」

 

 

(お前ら絶対黙っとけよ!)ヒソヒソ

 

 

(当たり前じゃん!もし知られたら殺されるよ)ヒソヒソ

 

 

(アタイ絶対黙っとく!)ヒソヒソ

 

 

「あ、そーだ。ご飯食べたら誰かさんがぶっ壊した鳥居の修理するから手伝いなさい」

 

 

「「「…」」」

 

 

(((ばれてた…)))

 

 

〜修理後〜

 

 

結局私が壊した鳥居の修理をさせられた後、博麗神社を出た私達はもう家に帰ることにした

 

 

「おいフラン、何だあいつら」

 

 

萃香が見る先には、確か私立稚依斗(チイト)高校の奴がいた。明らかにメンチ切ってきている

 

 

「あいつら喧嘩売ってるな。行くか」

 

 

「待て萃香。相手にするな、所詮は雑魚だろう」

 

 

相手のメンチを切ってきている奴は確かに雑魚だ…しかしその中に1人だけ平然としている奴がいた。確か名前は風見幽香…稚依斗のトップだと聞いたことがある。何にせよ、人数的にも相手にするには分が悪い。それに。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「わっかりました!妹様帰ってくるまで私待ってますから!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

…あんまり待たせるわけにはいかないしな

 

 

「さぁチルノ、萃香、帰るぞ」

 

 

「今日はフランおとなしいんだな」

 

 

「早く帰ると約束してるからな」

 

 

「美鈴さんか?いい人だよなあの人!」

 

 

「アタイも美鈴好き!」

 

 

「あぁ…私もだ」

 

 

私達は稚依斗の奴らは放っといてそのまま帰った。まぁもう一つ理由はあるがな…何であいつがいるんだよ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「幽香さん。どう思いますか今の奴ら」

 

 

「ふふ、生意気な目つきしてたわね、潰しがいがありそうだわ」

 

 

「幽香さん程々にしてくださいね。妖軍が動くと面倒ですから」

 

 

「わかっているわ、ふふふ。相変わらず元気そうね。」

 

 

「知り合いでも居るんですか?」

 

 

「まぁ、腐れ縁よ」




作「俺は断腸の思いであの人を影にまわしたんだ!」

友「でもお前あの人のところだけ詳しいぞ」

作「…」

友「図星だな」
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