魔「でもあいつってシリアス嫌いだろ?」
竜「確かにな」
作「俺だって頑張るよたまには」
何事も無いようなとある日、チルノはいつも通り蛙を凍らせて遊んでいた
「アタイったらサイキョーね!」
「やめてもらえないかな蛙を凍らすの」
それが神様であり蛙達のボスである諏訪子に喧嘩を売ることになるとは知らずに
「っ…!丁度いいわ!あんたも凍らせてやる!」
「そういえばお前は閻間の…まぁ何でもいいや。神様に喧嘩売ったこと、後悔しな!」
そのままチルノは諏訪子に向かって突っ込んで行った
〜フランside〜
「チッ…どうなってんだよ…」
昨日からチルノと連絡が取れない。萃香から聞いたが今日も学校に来ていなかったそうだ。何かあったのか…?
「大変だフラン!」バンッ
考えていたら萃香が私の部屋に入ってきた。まだ学校はある時間なのにくるってことは、それぐらいやばい用事なのだろう、実際かなり慌てているようだ。部屋のドアを破壊するくらいに…
「ったく…後でドア直せよ…」
「あ、悪りぃ…じゃなくて!チルノが大怪我して昨日から永琳とこで入院してるんだ!」
「はぁ!?」
まさかとは思ったがチルノが…
「何があったんだ?」
「実は昨日…チルノが諏訪子と喧嘩してるのを見たって奴が…」
「…萃香、お前はチルノのところに行ってやってくれ」
許せない…きっと裏であいつが動いているに違いない…
「お、おいフラン…私もい「来るな萃香、邪魔になる」邪魔っておま…カハッ…!?」
萃香は何を言っても聞かなそうだったので鳩尾を殴っておいた。しばらくは立てないだろう
「悪いな萃香…でもお前にも怪我して欲しく無いんだ」
そのまま私は萃香を残して稚依斗高校に向かった。萃香ならきっとチルノのところに行くだろう
〜萃香side〜
フランが行った後私はチルノのところに来た。悔しいがフランの言うとおり、私達が行っても邪魔になるだけだろう
「永琳いるか?」
「あら、萃香じゃない。用件は…聞かないでもわかるわ」
「チルノは無事なのか?」
「えぇ、右足が折れてるから松葉杖が必要だけどね。まぁその松葉杖を自分で作るくらいには大丈夫よ」
私はほっとした。チルノが意識無かったりしたらどうしようと思っていたからだ
「ごめん萃香、迷惑かけちゃって…」
奥からチルノが出てきた。永琳の言うとおり松葉杖は氷で作ってあるみたいだ。頭にも包帯を巻いてある
「チルノ、フランが稚依斗の奴らのところに行っちまった…私達じゃもぅ止めれない…」
「あらあら、そんな貴方達にお使いを頼んでいいかしら?」
永琳はそういって二本の刀を渡して来た
「こんな時にお使いなんか行けるわけ…これって…」
永琳から渡された刀は、白玉楼で諏訪子と戦った時に妖夢が持っていた刀と同じものだった
「永琳…悪い!チルノ行くぞ!」
私はチルノを背負って学校まで一目散に飛んで行った。フランの為なら誰にでも頭を下げてやる。私達2人じゃ勝てない…でも仲間が増えればフランを止めれる!
〜竜斗side〜
今俺は放課後の時間の使い方に困っている。というのは嘘であって、実は妖夢が刀を永遠亭に忘れたらしく皆でとりにいこうという話になっている
「んで、何で霊夢がついてくるんだ?」
「私だって丁度永遠亭に用事があったのよ」
どうやら霊夢もついてくるらしい。まぁ賑やかでいいのだが
「妖夢!助けてくれ!」
教室に勢いよく入ってきたのは萃香と大怪我をしているチルノだった。萃香が途中で帰ったのはチルノのところに行ったからか。そしてよく見ると妖夢の刀も持っている
「妖夢…助けてくれ…私達じゃダメなんだ…」
「ど、どうしたんですか一体?」
「実は…フランがチルノの仇を打つ為に諏訪子のところに…お願いだ!私達と一緒に来てくれ!」
「おいおい何言ってるんだぜ。庭ぶっ壊して怪我までさせたやつのところに行くやついねぇだろ」
真っ先に魔理沙がそう答えた。確かに魔理沙の言うとおりだ。
「それは…確かに庭壊したけど…」
「私は反対だな!そもそも今回もフランが悪いんじゃないか?」
「っ…」
萃香の顔を見ると、目に涙が浮かんでいた。魔理沙の気持ちもわかるが少し言い過ぎな気もする
「そうだよな…悪かった邪魔して…こいつを永遠亭に送ってやってくれ」
「ちょ、萃香!?アタイも行くよ!」
萃香はチルノの言葉を無視して教室から出て行こうとしたが、妖夢がそれを引き止めた
「私行きますよ。確かにお庭は壊されましたけど、フランさんはそこまで悪い人じゃないです。それに…」
「それに?」
「私だって負けっぱなしじゃ悔しいですから」
「負けっぱなし?何のことだ?」
「決まりだな。霊夢はどうする?」
「ま、萃香が行くなら放ってはおけないわね。でも私は少し遅れるからそれまで持ちこたえなさいよね妖夢」
「わかってます!行きましょう萃香さん!」
「ありがとう皆…妖夢!」
萃香は俺達に頭を下げるとそのままチルノを背中から降ろした。確かに連れて行くのは危険だろう
「まぁ…妖夢が行くなら私も行くけど…」
「本当は助けに行きたいくせに」
「んなっ!そんなことはない!」
「あらあら、じゃあ何で箒に八卦路仕込んだのかしら?飛ばすためでしょ?」
「ぐ…とにかく行くならいそぐぞ!」
魔理沙は箒にまたがって帽子で顔を隠した。霊夢に図星のことを言われて少し恥ずかしいのだろう。まぁお人好しの魔理沙が放っておくわけないとは俺も思っていたが
「じゃあ行くか…って箒が小さくて三人はきついんだけど…」
確かに前に三人乗って墜落したことはある。しかし魔理沙の箒でスピード出せないとなると時間的に間に合うかわからない。
「ねぇねぇ、俺テラ空気」
後ろを向いたら蛍が涙目でこっちを見ていた。きっと話にも入れないし皆に無視されるしでいじけていたんだろう
「そういえばお前錬金術使えたよな?この箒でかくしてよ」
「了解」パンッ
蛍が両手を前に合わせると同時に箒がでかくなった。しかし能力があって羨ましい。俺も欲しい
「うおっ!これなら行けるんだぜ!ありがと蛍!」
「ついでに俺も連れて行けよな」
「じゃあ決まりね。妖夢と魔理沙と蛍と萃香はフランを止めに行って頂戴。無論、相手が攻撃してくるなら迎え撃ちなさい」
あれ?俺は?
「「「「了解!」」」」
「じゃあ行くんだぜ!」
そのまま魔理沙達は箒に乗って飛んで行ってしまった。俺は?ねぇ俺は?
「なぁ霊夢、俺も行くよ!」
他の皆が戦いに行くのに俺だけ見てるのは嫌だしな
「何の能力もない貴方に何ができるの?」
「ぐ…それは」
悔しいが霊夢の言うとおり、何の能力も持たない俺が行っても邪魔になるだけだろう。むしろ格好の的だ
「安心しなさい。私にいい案があ「霊夢〜」レミリアも来たわね。じゃあ博麗神社に行くわよ」
「何で?」
「黙ってついてきなさい。急ぐわよ」
俺はレミリアの背中に乗っけてもらって霊夢についていった。一体神社に何の用が…
〜稚依斗高校〜
フランはたった一人、稚依斗高校に来ていた。そこには諏訪子率いる稚依斗の不良達と外の世界の兵器を使う河城にとり、そしてそれらのボスである風見幽香がいた
「久しぶりだねぇフランドール」
「やっぱりいたか…この間の花粉もお前の仕業だろ幽香!」
「ふふ…それを知ったところでどうするって言うんだい?」
「お前は私の大事な友達を…チルノを…そしてあいつも…絶対に許さないぞ!」
フランは幽香にむかってそのまま突っ込んで行ったが、不良達に阻まれた
「どけぇ!」
フランは不良達をなぎ倒し幽香に思いっきり蹴りを放った。しかし幽香によけられてしまった
「前よりは強くなっているのかいフランドール」
「私はもう誰も傷つけさせない!」
フランは次々と幽香に攻撃を放つが全部避けられてしまう。そして次に放った拳を幽香に受け止められてしまった
「ぐっ…!」
「まだまだ甘いねぇ…威勢だけか?」ボゴォ
「カハッ…」
幽香はフランの腕を掴んだまま鳩尾に強烈な蹴りをいれた。衝撃で骨が何本か折れ、フランはたまらず顔を歪めたが、それでも反撃に出ようとした
「さて…どうしたものかな…まぁ、ここには今までお前に世話になった奴らもいるんだ。そいつらの相手でもしてもらおうか」
幽香はそういうとフランを不良の集団に投げ飛ばした。フランは不良達を倒していったが、数の多さに押されつつあった
「クソ…手に負えねぇ…ここまでか」
「諦めるのは早いんだぜ!」
「!?」
フランが振り返ると、囲んでいた奴らを魔理沙が吹き飛ばして行った。魔理沙の後ろには戦闘モードに入った蛍、萃香、妖夢がいた
「っ…萃香!お前」
「話は後だ!」
「助かった…ここは任せる!」
フランは周りの不良を蹴散らして幽香のところにむかって行った。すると諏訪子とにとりが立ちふさがった
「ここは通さないよ!」
「私達二人を相手できるかな!」
「なら私が相手です!」
「誰かの下につくのが嫌いな河童が下につくなんてな!」
フランが攻撃しようとすると、諏訪子には妖夢、にとりには萃香が攻撃して道をあけた。フランはとまることなく幽香に突進し蹴りを放った
「前よりは強くなったんじゃない? でもまだまだ弱いわねぇ」
「ぐっ…うるさい!私は強くなったんだ!」
フランは次々と幽香に攻撃を放つが幽香に防がれてしまう。そしてフランの動きが鈍くなってきたのを境に幽香が反撃に出てきた
「どうしたフランドール?さっきまでの威勢は?」
「うるせぇ!全然余裕だ!もう…もうこれ以上仲間を失うのは嫌なんだ!」
フランは殴るフェイントをかけ、本気の蹴りを放ったがその瞬間幽香の周りに現れた植物に止められてしまった
「しまっ…」
「よくここまで頑張ったわ。でもここでお終いよ」
「…っ!!」
幽香はフランを植物で身動き取れなくしたまま上から思いっきり地面に向けて叩きつけた。フランは自分のいたるところの骨が折れる感覚と同時に諦めも感じていた
「よく頑張ったわね。その絶望に染まった顔ゾクゾクするわぁ」
「くっ…!」
フランは悔しくて言葉も出なかった。あの時萃香の言うとおりにしていたら何て後悔もした
「っ!フラン!おいやめろ!」
にとりと戦っている萃香がフランの状態に気づいて駆け寄ってきた。それに気づいた幽香は萃香の前に蔓を張って近寄れないようにした
「おいフランしっかりしろ!」
「悪い、しくじっちまった」
「さて…あんたに言うことは沢山あるのだけれど…さぁフランドール、あなたもあの子の元へ送ってあげるわ!」
幽香は妖力で足を強化し、思いっきり振りかぶった
「やめろぉぉぉぉぉ!!」
(ごめんな萃香、チルノ…それと…)
萃香、フラン、それぞれが絶望し諦めたその時、フランの目にはわずかに希望の光がうつった。それは何の特徴もないただの光だった
作「戦闘シーンって難しいよね」
友「そんな文章で大丈夫か?」
作「大丈夫だ、問題ない」