幻想郷立閻間学園   作:雲の上の声の人

25 / 84
竜「二章がついに始まったぜ!」

魔「最初の主役は私なんだぜ!」

パ「チッ…妬ましい…」

竜「誰ぞ!?」


第二章 夏休みって色々あるよね
第24話 幻想郷にだってセミはいるんです


時は夏休み。つい昨日終業式を終えて俺は学校という悪夢からやっと解放され、霖之助に貰った扇風機たるものを動かしながら家でのんびりくつろぐ予定だったのだが…

 

 

「なぁ竜斗!セミとり行こうぜ!」

 

 

「人の休日を邪魔するんじゃねぇ。つーかなんだよその格好」

 

 

魔理沙は麦わら帽子にTシャツに短パンといういかにも動きやすそうな服装でやってきた。手にはそれぞれ網がくっついた棒と透明の箱を持っている

 

 

「魔理沙…ツッコミどころが多いんだが、まずはその棒と箱について説明してくれないか?」

 

 

「あぁ、これはだな…」

 

 

どうやら魔理沙によるとこれは外の世界でいうセミって生き物を捕まえるための道具らしい。しかしそこで新たに疑問が生まれた

 

 

「ところで魔理沙よ、お前セミって知ってるのか?」

 

 

「?知らないぜ。こーりんに道具だけ貰って後はその辺に行けば会えると」

 

 

こいつは得体の知れないものを捕まえる気でいたのか…魔理沙のことだから霖之助の説明も聞かないで飛び出て来たんだろうな

 

 

「俺もわからないから紫先生のところに行ってみたら?きっと何か知ってるかもしれないぞ?」

 

 

「紫ってどこにいるんだ?」

 

 

「確か昨日「明日は博麗神社に行くわね♪」って霊夢に話してたぞ」

 

 

「あいつ本当よく霊夢に会いにくるよな。ありがとな竜斗!」

 

 

魔理沙は箒に乗るとそのまま飛んでいってしまった。本当に元気なやつだ

 

 

「さてと…俺は寝よっと」

 

 

扇風機の風を浴びながら俺は静かに眠りについた

 

 

〜雲の上の声side〜

 

 

こんな初っ端から俺が出ていいのかわからないんだがまぁこれからは俺が魔理沙の動きを解説しようと思う

 

 

魔理沙は竜斗の家を出た後博麗神社に向かった。魔理沙が博麗神社につくとそこには竜斗の言うとおり霊夢と紫がいた。魔理沙は箒から飛び降りると紫にセミについて聞いた

 

「セミ?セミねぇ…」

 

 

「紫なら何か知ってるのか?」

 

 

「セミっていうのは実は狐のことなのよ」

 

 

「そーなのか!」

 

 

紫の根も葉もない嘘に霊夢は吹き出しそうになるがなんとか堪えていた。魔理沙は魔理沙で紫の言葉を信じて幻想郷唯一の狐を探しに人里に飛んで行った

 

 

「紫アンタたち悪いわね…クスクス」

 

 

「私は冗談が得意なのよ」

 

 

紫は監視用スキマを広げると霊夢とともに魔理沙の動向を覗き始めた。立派なストーカーである

 

 

〜人里〜

 

 

魔理沙は紫に言われた通り狐を探しに来ていた。すると目の前に丁度幻想郷唯一の狐である紫の式神の八雲藍(ヤクモラン)がいた

 

 

「見つけたぞセミィィィィィ!」

 

 

「え?魔理沙?ちょっ、うわぁぁぁぁぁ!」

 

 

魔理沙は箒に乗ったまま藍に突撃していってその勢いで網をフルスイングした。しかし間一髪のところでよけられ魔理沙はそのまま地面に激突した

 

 

「いててて…何で避けるんだよ!」

 

 

「逆に何でよけちゃダメなんだよ!ってかセミってなんだよ!」

 

 

「え?お前がセミじゃないのか?」

 

 

「わけのわからないこと言うな。私は狐だ」

 

 

「えぇ、でも紫が…」

 

 

魔理沙は今までの経緯を話した。藍は自分の主人に呆れつつ、同時に面白いことを思いついていた

 

 

「実はな魔理沙。セミっていうのは鬼のことなんだよ。ほら、あそこにいる…」

 

 

藍が指差す先には萃香がいた。萃香は霊夢と紫にトランプで負けたためお使いに来ていた

 

 

「ったく…何で私が…」

 

 

「今度こそセミGETだぜ!」

 

 

某RPGの主人公みたいなセリフを発しながら魔理沙は萃香に突っ込んで行った。萃香はとっさに反応して持っていたジュースの袋で魔理沙の顔面を殴り飛ばした。魔理沙はまたまた地面に打ち付けられてよろよろと起き上がりながら文句を垂れた

 

 

「ったく…折角セミを捕まえようと思ったのに…」

 

 

「セミ?あぁいたねそんな生き物。確か羽があったような」

 

 

「羽だぜ?」

 

 

「そして⑨っぽかったような…」

 

 

「羽+⑨=チルノ…サンキュー萃香!」

 

 

魔理沙は麦わら帽子を被り直すと霧の湖に飛んで行った。萃香はそれをニヤニヤしながら見ていた。一方博麗神社では…

 

 

「アンタのところの式神もたち悪いわね」

 

 

「あら、霊夢のところの鬼っ子も一緒じゃない?」

 

 

「…萃香嘘嫌いだったはずじゃ…」

 

 

「嘘はついてないわよ?セミは羽ついてるし単純だしね」

 

 

「単純と⑨は違うわよ…」

 

 

つくづく呆れる霊夢だった

 

 

〜霧の湖〜

 

 

「アタイったら天才ね!」

 

 

「凄いねチルノちゃん!」

 

 

チルノは幼馴染の大妖精と共に氷で氷像を作って遊んでいた。奇跡的に出来がよく、チルノは満足していた

 

 

「おっ、今度こそセミとりだぁぁぁ!」

 

 

魔理沙はチルノを見つけると全速力でチルノに向かって行った。チルノはそれをみて氷像が壊されると思ったらしく落ちていた氷塊を魔理沙にぶん投げた。すると魔理沙の顔面に命中し、魔理沙は気絶して湖に落ちてしまった

 

 

「アタイったら最強ね!」

 

 

「ちょ、チルノちゃん決めポーズしてないで助けるよ!」

 

 

魔理沙は無事に助けられたがそれ以来セミがトラウマになってしまった。こうして魔理沙のセミ捕りの1日は終わった




作「二章では一章のときには見れなかったキャラの一面を見れるかもよ?」

友「楽しみですねぇ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。