幻想郷立閻間学園   作:雲の上の声の人

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竜「咲夜さんって普段こんな荷物1人で持ってるんすか?」

咲「基本はね、でもたまに手伝ってもらってるわ」

竜「あ、はい(この人やっぱりすげぇ)」


第4話 ナイフな喫茶と紅い館〈館編〉

~魔理沙side~

 

 

「魔理沙…本当に忍び込むの?」

 

 

「もちろんだぜ」

 

 

私は今、アリスと一緒にレミリアの後をつけて紅魔館って館の前にきていた。でも予想してたよりかなり大きい建物だ

 

 

「くそ…正面には門番がいるし…裏からはいるんだぜ!」

 

 

「あ、待ってよ魔理沙~」

 

 

きっと裏口があるはずなんだよな…そこから入れば…あった!

 

 

「よしアリス!ここからはいるぞ」

 

 

「絶対見つかると思うけどなぁ…」

 

 

「大丈夫!見つかっても逃げればいいし、そもそも見つからないはず!」

 

 

「あら、それは大した自信ね」

 

 

「もちろんだ…ってうわぁ!?」

 

 

振り向いた先には咲夜がいた。これは絶体絶命ってやつだな

 

 

「だから言ったのに魔理沙…」

 

 

「別にとって食おうなんて思ってないわよ。それよりも、竜斗君だったかしら?彼、貴方が食い逃げしたことにかなり怒ってたわよ?」

 

 

「本当か?まぁ、竜斗が怒っても大じ「道端の大木をパンチでへし折ってたわ」アリス急げ早く帰るんだぜ!」

 

 

やばいやばいやばい殺される殺される殺されるぅ!!

 

 

 

 

 

「ふふ…少し言いすぎたかしらね?まぁ、泥棒しようとした罰はこれくらいでいいでしょ」クスッ

 

 

 

 

 

~竜斗side~

 

 

「…ということがあったのよ」

 

 

「なるほどな…」

 

 

「イテテ…全くまんまとダマされた…」

 

 

「何なら今から本当にできるけど?」

 

 

あ、魔理沙の顔がどんどん絶望に染まってく…やべぇ超楽しい

 

 

「り、竜斗私は今日は帰ろうかな…あはは…」

 

 

「明日ジュース奢れよ」

 

 

「ひぃぃ…」

 

 

(魔理沙可哀想ね)

 

 

「はぁ…とりあえず早く帰るんだぜ。日がくれたら森は危ないからな」

 

 

確かにこの魔法の森は妖怪も出るので、魔理沙とアリスはともかく魔法が全く使えない俺は一瞬で晩御飯にされちまうだろう

 

 

「じゃあ2人とも箒に乗るんだぜ!」

 

 

「お、おいこれって三人乗り出来るのか?」

 

 

「ギリギリ乗れるはず!」

 

 

俺とアリスな一抹の不安を抱えながら箒に乗った。やっぱり三人で乗ると窮屈だ

 

 

「それじゃあ行くぜ!」

 

 

魔理沙は思いっきり高度を上げた。しかし妙にフラついてるな

 

 

「なぁ魔理沙これかなりフラついてないか?」

 

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

 

メキッ…

 

 

「「「ん?」」」

 

 

何今の音

 

 

メキメキッ

 

 

「ねぇ魔理沙?」

 

 

「だ、大丈夫なんだ…きっと」

 

 

メキメ…ポキン

 

 

「「「あ」」」

 

 

ポキンって…

 

 

「「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」」

 

 

もぅやだ今日…

 

 

 

 

 

~レミリアside~

 

 

はぁ…紅茶も飲んだし、頑張りますかね…

 

 

「はぁ…フランはどうにかならないかしら」

 

 

「どうしたんですかお嬢様?そんな難しい顔して」

 

 

驚いて顔を上げると、紅魔館で働いてる小悪魔の姿があった。普段はパチェの秘書として働いているが、咲夜が働きに出てからはメイドの変わりもしてもらってる

 

 

「あぁ…フランのことで考え事しててね…ってか小悪魔は何してるの?」

 

 

「美鈴さんが、残業は明日だったって言って早く帰ってきたので買い出しに」

 

 

「そうなの、気をつけていってらっしゃい」

 

 

「はい!」

 

 

小悪魔はパタパタ飛んでいった。でも咲夜が働きにでたというのに、1人でよく頑張ってくれてるわね…妖精メイドがいても大変でしょうに

 

 

「美鈴ねぇ…美鈴には心を開いてるみたいだけど」

 

 

フランは紅魔館の人物とは基本仲良くしないのだが、美鈴とだけは今でも仲がいいみたいだ。夜にこっそり抜け出して、良く美鈴と話しているのを見かけると咲夜が言ってたわね…

 

 

「美鈴なら、フランから何か聞いてるかしら…ちょっと聞いてみましょう」

 

 

きっとフランは、何か悩みでもあるんだわ…あぁなったのも他に原因があるのかしらね、わからないわ

 

 

さて、紅魔館についたけど…美鈴は何処にいるかしらね…

 

 

「うーん…あ、いたって…寝てるし…美鈴起きなさいっ」

 

 

紅魔館の門番…紅美鈴(ホンメイリン)は相変わらず、門番用の椅子で寝ていた。学園の警備員になってからは、門番はしなくていいと言ってるんだけどね

 

 

「ん…あぁ、お嬢様おかえりなさい」

 

 

「全く…こんなところで寝ていたら風邪引くわよ」

 

 

「いやぁ…ここが落ち着くんですよやっぱり」

 

 

あはは、と笑う美鈴。この無邪気な笑顔に元気つけられてる人も多いらしい。現に私も、疲れたり落ち込んで帰ってきた時に、いつも笑顔で迎えてくれるのでそれで元気がでるしね

 

 

「さて…美鈴ちょっと話があるのだけれど…いいかしら?」

 

 

「?別に構いませんが、どうしたんですかそんな深刻な顔して?」

 

 

「フランのことで聞きたいことがあるのよ」

 

 

「妹様のことですか?わかりました。あ、そーだ!妹様なら、今日は友達の家に泊まるって言ってましたよ」

 

 

「そう…わかったわ…ここで話しするのもなんだし、中に入ってきて頂戴」

 

 

「わかりました~」

 

 

私と美鈴は、紅魔館の中の会議室で話をすることにした。ここなら外に絶対会話は聞こえないし(パチェの魔法で)、万が一フランが帰ってきても開けることは出来ないのだ(パチェの魔法で)

 

 

でも、美鈴と2人きりで話をするなんて新鮮ね。美鈴も緊張してるんじゃないかしら

 

 

「…グゥ…」

 

 

こいつには緊張なんて言葉通用しないわね

 

 

「美鈴起きなさい」

 

 

「むにゅ…はっ!す、すみません!」

 

 

「全く…だから夜くらいちゃんと寝なさいって言ってるのに」

 

 

美鈴は学園の警備員の仕事についてからは昼は学園、夜は紅魔館の番をしているのだ。

 

 

「いやぁ、やっぱり長い間居た場所が1番落ち着くんですよね」

 

 

「まぁ…わかるけどもね。でも館の主として、従者に無理させるわけにはいかないわ。これからは妖精メイドと交代制にしなさい」

 

 

「はーい」

 

 

素直に返事をするところ、美鈴はやっぱり純粋だ。その純粋さと無邪気さにフランもひかれたのかしら?

 

 

「じゃあそろそろ本題にはいるけど…美鈴はフランから何か聞いてないかしら?」

 

 

「妹様から?」

 

 

「えぇ、あの子が今みたいになっちゃったのは何か原因があると思うのよ」

 

 

昔のフランは美鈴みたいに純粋無邪気な子供だった。友達とも仲良く遊んでたし、紅魔館に呼んだこともあるくらいだ。確かにあの事件以来変わってしまったが時が経つに連れ悪化している

 

 

「心当たりはありますが、お伝えすることはできません」

 

 

「何でなのよ!?」バンッ!

 

 

ハッ…ついかっとなっちゃったわね…落ち着かないと

 

 

「どうして言えないの?」

 

 

「妹様には誰にも言うなと言われましたし、約束しました。だから幾らお嬢様でも…お伝えすることはできません」

 

 

美鈴はきっぱりと言った。その目には決意みたいなものが見えた。きっと死んでも言わないつもりなのだろう…美鈴はそういうやつだ。だからこそ好かれるのだろう

 

 

「わかったわ。私も直接あの子に聞いてみるしかないようね」

 

 

「すみませんお嬢様…でも、ここで話しちゃうと妹様に合わせる顔がないもんで」

 

 

えへへと美鈴は笑って見せた。この笑顔こそが純粋なる証なのだろう

 

 

(でも咲夜といい美鈴といい小悪魔といい…何で私の従者には笑顔が可愛いやつしかいないのかしら…まぁ明るくなっていいのだけれど)

 

 

実際、この三人が来てから紅魔館が明るくなったところもあるのだ。その意味では凄く感謝している

 

 

「じゃあお嬢様、私はこれで失礼します」

 

 

「えぇ、ありがとうね美鈴。夕飯には食堂に来なさいよ」

 

 

「わかりました。あ、一ついいですか?」

 

 

「どうしたの?」

 

 

「あの事…私はお嬢様の所為だとは思えません。私はお嬢様を信じてますから」

 

 

美鈴は紅魔館から出て行った。また門番でもするつもりなのだろう

 

 

「はぁ…これで結局何もわからないままね…誰かあの子を変えてくれないかしら…まぁでも…

 

 

これも私達が犯した罪なのかしらね」

 

 

暗くなりつつある空を窓から眺め、私はそう呟いた




作「次の話くらいから、次回予告をいれようと思うんだな」

竜「後書きで書くことないからだろ」

作「うっ。まぁとにかく、そのことについてはまだ検討中なんだな」

竜「早く決めろよ」
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