映「私の部下は使えるのかしら…」
輝「使えねぇ部下も可愛いってゆーじゃないすか」
映「お前はまず働くことを覚えろ!」
~映姫side~
私、四季映姫はこの閻間学園の校長をしている。どっかのバカが境界異変なんか起こしたから、高校を作る羽目になったのだ。まぁそのバカってのが…
「皆ちゃんとテスト作ってきますかねぇ~」
隣にいる八雲紫(ヤクモユカリ)先生なのだが…
彼女には、責任として私と一緒にこの学園を作ってもらった。そして、今は職員長として働いている。教科は数学だ
「皆ちゃんと作ってきますよきっと」
紫先生と反対側にいるのが、副職員長の聖白蓮(ヒジリビャクレン)先生だ。彼女は紫と違って真面目で、全ての教科をできるオールマイティだ
「〆切は今日って伝えたよな紫?」
「えぇ、今日持ってこないと挽き肉にされるってちゃんと伝えてますよ」
ふわぁ~と欠伸しながら紫先生は答えた。こいつが1番やる気ないと私は思っている。
コンコン
「失礼します」
最初に持ってきたのは、予想通り上白沢慧音(カミシラサワケイネ)先生だった。彼女は教職員の中では貴重な真面目な人で、幻想史の授業をしている
「これがテストです」
「どれどれ?」
慧音先生の作ったテストは新学年最初のテストだけあって少し甘い気もするが、大変バランス良くできていた
「流石ですね。これは白です」
「ありがとうございます!」
慧音先生は嬉しそうに去って行った。正直かなり不安だったのだが…これなら安心出来そうだ
コンコン
「失礼します」
次にやってきたのは、八坂神奈子(ヤサカカナコ)先生だ。彼女は外の世界から来ただけあって知識も豊富である。なのでここは化学を担当してもらってる
「アタシが作ったテストはちょいと難しいですよ」
「どれどれ…」
八坂先生が作ったテストは確かに難しいが、勉強していれば100点とれるであろ…とれ…ん?
「ねぇ八坂先生?この最後の問題ってテスト範囲でしたっけ?」
「テスト範囲ですよ、ただ100点取られるのは神としてのプライドが許さないんで外の世界の知識を使って激ムズにしましたけどね」
「ま…まぁ…いいんじゃない?解けるならば…合格」
「ありがとうございまーす」
八坂先生は自信満々に笑ったあと、出て行った。まぁ…解けないテスト持ってくるよりマシか…
「校長でも解けない問題あるんすね~」
紫先生はニタニタしながらこっちを見てくる。凄く殴りたい
「まぁ…マトモな問題作ってくるだけましよ」
コンコンコンコン
「誰か来たわね」
ココンコンコンコンココン
「さっさと入れ!!」
全く…何なんだ一体…大体予想はついてるけどな
「失礼しゃ~す」
入って来たのは案の定、輝夜先生だった。この人は常にやる気がなさそう…無くて、書類の期限を守らない職務怠慢を表したような人なのだ。だから今回も不安なのだが…
「校長先生何か不安そうですけど、ちゃんと作って来てますよ」
でも確かに輝夜先生が持ってるテストは見た感じ大きさ的にも問題なさそうだ
「どれどれ、今回は真面目につく…」プルプル
「どうしたんすか校長?あ、もしかして私の作ったテストが余りにも素晴らしすぎて感激してるんs「グシャッ」え?」
何だ…このテストは…く…
「黒ーー!」ビシュッ
「ひでぶっ!?」
輝夜の作ったゴミを私は思いっきり輝夜に向けて放り投げた
「おいこら輝夜!何なんだこのテストは!?やる気あんのか!もう一回作り直して来いこらぁ!!」
「すぐになおしてきまーす!!」
輝夜先生はダッシュで帰って行った。しかし予想通り酷かった、いや予想以上に酷かった
「どれどれ…プッ…このテスト五問だけじゃないすか」クスクス
紫先生は私が投げたテストを拾って広げて見た。そぅ、輝夜先生のテストは五問しか書いてなかったのだ。一体あの教師はいつになったらやる気を出すんだろうか
コンコン
「失礼します」
次に入って来たのは、射命丸 文(シャメイマル アヤ)先生だ。彼女は幻想郷で〈文々。新聞〉を書いており、この学園では現代国語を任せている
「あんな能無し教師とは違って私は国語らしいテストを作りました」
「どれどれ…解答欄を見たところはいい感じじゃないですか。問題数も多いし」
「そしてこっちが問題用紙です」
「まぁ、現代国語は問題数多いほうがいいしn…おい文…これなんだ?」
なんなんだ…このテスト用紙一面全部新聞になってるのは…印刷ミスか?
「やはり最近の子供は言葉とかを知らないのでね、博識を試そうと思いました。よって過去数百年前から先週号までの文々。新聞から抜粋して穴埋め問題にしまs「黒ーー!!」へぎゅっ!?」
「普通新聞をテストにするかぁ!さっさと作り直して来い!」
輝夜先生にやったのと同じように文先生に放り投げた
「す、すみませ~ん」
文先生はダッシュで戻って行った。全く…現代国語といい古文といい…マトモなやつはいないのか…不安になってきた…
「まぁまぁ校長先生落ち着いて下さい。皆悪気があってしてるんじゃないんだから」
と聖先生は言った。この【絶対的平和主義者】の異名を持つ彼女が怒ったところを私は見たことがない。きっと優しすぎるのだろう
「失礼します。校長先生テストを持ってきました」ガチャ
次はパチュリー・ノーレッジ先生だ。幻想郷で魔法学に徹しているのはこの人くらいなので、教師になることをこちらから依頼したのだ。だから信頼度は高いし、実際教師の中でも学力、知識量共にずば抜けている。勿論教科は魔法学だ
「あの天狗は博識の意味をわかっていないわね。博識とは本を読かなり読んで知識に溢れた脳を持つ私みたいな者に相応しい称号だわ」クイッ
パチュリー先生は何故か力説し始めたが、まぁ彼女の言ってることは正論ではあるのでスルーしよう。後、メガネを上げる動作がわざとらしくて腹が立つ
「ほうほう、それでテストは?」
「私が本気で作ったテストよ。魔導書から知識を抜粋したから、本をちゃんと読んでる生徒は高得点とれるわね」
「なるほどね…どれどれ………………」
「どうしたんすか校長、そんな急に固まったりして…プッ…」
何なんだこのテストは…
「私が本気で作った魔導書テストよ。魔導文字で書「かれて読めるかぁぁぁぁぁぁ!!!」むきゅっ!?」パコンッ
はぁはぁ…一体何なんだこいつら…揃いも揃ってふざけやがって…小テストに新聞に魔導文字だぁ!ふざけんなやハリ倒すぞ!」
「校長、口から出てますよ」
ハッ…いけない…校長たるもの部下の不始末は冷静沈着に対応せねば
「そういえば紫先生?」
「なんすか?」
「あなた数学の担当よね?テスト見せなさい」
「あぁ…いいですよ。はい」
紫先生はやたらと自信満々にテストを渡してきた。ぶっちゃけものすごく不安であるが
「さて…どれどれ」
紫先生が作ったテストは、慧音先生のに匹敵するくらいの出来だった。これには正直驚いた
ん?
何故か文章題が全部油揚げ関連なのは気のせいか?しかも紫先生って確か油揚げ嫌いなはずじゃ…
プチッ…
「紫先生?これは何かしら…?」
「ん?"私の橙に対する愛情は何パーセントでしょ…う…か…?」ダラダラ
「紫先生?これは一体誰が作ったんでしょうねぇ…?」ピキピキ
「いや…あの…その…(藍のバカぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)」
「式神にテストを作らすなぁぁぁぁぁ!!!」
「ギャァァァァァァ!!?」
本気で殴ったら紫先生は壁を突き抜けて吹き飛んでいった。もちろん弁償はさせるけど
「校長先生も大変ですね」
「全くよ…頭痛くなってきたわ…」
この学年は生徒も教師も大変だ…先が思いやられる
次の話は勉強会の予定でーす
え?手抜き?知りませんそんなことは