竜「なんで疑問形なんだよ」
作「いや、別に分ける必要あるのかなって」
竜「お前がいうか…」
第54話 やっぱり歌う奴って1人はいるよね
〜閻間学園前〜
「ふぃ〜…やっとついた」
今日はついに修学旅行に旅立つ日だ。班ごとに揃った奴からバスに乗り込んで行ってるのだが
「フラン来ねえ…妖夢お前班長だろ何か知らねーか?」
「さぁ私にはさっぱり。萃香なら何か知ってるんじゃ」
「残念だけどわかんないな」
結局誰もわかんないというので美鈴先生に聞くことにした
「先生何かわからないですか?」
「んー…昨日支度するからって紅魔館に戻ってたから多分紅魔館に居ると…でももうすぐ出発だから早くしないと…」
「ありがとうございます!おーい魔理沙!」
「ん?」
俺は無料の運び屋こと魔理沙を呼ぶと、蛍の能力で箒を大きくして乗り込もうとした
「待て、それだけ乗ったら遅くなるぜ」
「じゃあどうするの?」
「四人とも手ぇ繋いでくれ。竜斗は箒から手を離すなよ」
「ま…まさか魔理沙アレを…」
「大丈夫、死にはしない」
魔理沙は八卦炉を取り出すと箒に仕込み、さらに一枚のスペルカードを取り出した
「待って魔理沙何するつもり…」
「大丈夫、死にはしな「それはもうわかったわ!」なら大丈夫だ。行くぜ…
彗星【ブレイジングスター】!!」
「「「ひぎゃぁぁぁぁ!」」」
魔理沙は八卦炉の力でまるで彗星かのごとく箒を加速させた。もちろんただ捕まってるだけの俺たちは今にも死にそうだ
〜てなわけで紅魔館〜
「はぁ…今日からお嬢様も美鈴さんもいないのか。寂しいな」
紅魔の大図書館で仕える小悪魔は1人本の整理をしていた。この図書館は地下から地上一階部分まで突き抜けており、その膨大な知識量は魔女にとっては最高の場所となっている
「妹様は行かないのかな?昨日帰ってきた時は行くみたいだっ「ドカァン!!」え」
小悪魔がフランの心配をしていたその時、天井を突き破って彗星の如く何かが突っ込んで来た
「え、ちょっとえぇぇぇぇぇ!?」
そしてそれはそのまま本棚を薙ぎ倒し床に突撃した
「な、何事…」
〜竜斗side〜
「あっはっは!わりぃわりぃ止めれなかったぜ!」
人様…吸血鬼様の家をぶち壊した挙句爆笑してる魔理沙は死ねばいいと思う
「いてて…ってかここどこだ」
見渡した感じ、大量に置かれた本棚ばかりだ。きっと図書館的なものだろう。紅魔館ってこんなものもあるのか
「あの…どちら様ですか?」
奥から見るからに小悪魔って感じの子がパタパタ走ってきた。ここの司書かな?
「あぁ、私たちはフランの友達なんだ。あいつの部屋何処かわからないか?」
「妹様の…あぁなるほど!えーっと妹様のお部屋ならそこの扉を出て左にいったところの突き当たりの階段の下です」
「つまりはこの向きなんだな」
魔理沙はおおよそフランの部屋がある方向に八卦炉を構えた。もうお察しがつきましたか?俺はつきましたよ
「んじゃま軽くいくぜ」
「え、あの何する気ですか」
「いや、最短ルートを行こうかと」
「道無いですよ!?」
「無いなら作ればいいんだぜ。
恋符《マスタースパーク》!」
魔理沙は八卦炉からお馴染みマスパで通路を無理やり作った。流石パワー馬鹿ぬかりない
「さ、早く行ってこいよ」
「魔理沙と蛍は?」
「ここの片付けしないといけないしな」
「一応壊したって自覚はあったんだ」
「当たり前だぜ。それに…」
(あいつはお前らに来て欲しいんだろきっと)
「なんか言ったか?」
「なんもいってねーよ。いいからとっとと行ってこい。早くしないと置いてかれちまうぜ」
魔理沙に急かされ、俺たちは穴から下に降りて行った。ってかこれフランに直撃してないよな?
〜フランside〜
「何これ…」
いきなり部屋が揺れから何事かと思って外に出たら、天井に巨大な穴が出来ていた。何だこれ
「これ図書館まで続いてるんじゃね…ん?」
穴から上を見たら、見覚えのある顔が3体ほど落ちてきた
「え、えぇぇ!?」
私はすんでのところで落下物をかわし、とりあえず手を差し伸べた
「だ、大丈夫か?竜斗」
〜竜斗side〜
「だ、大丈夫か?竜斗」
萃香のせいでバランスを崩し、見事に床に激突してしまったのだが…
「わ、わりぃ…」ガシッ
「ったく、人間のくせして無理すんなよな」
なんてことでしょう。目の前には顔を赤くして手を差し伸べてくれたフランがいるじゃありませんか。こいつこんなに可愛かったか?
「つーか、お前こんなとこで何やってんだよ」
「別に何もしてねーよ(何でここに竜斗が)」
「今日から修学旅行だぞ。ほら早く着替えて行くぞ」
「わ、私は行かねぇ!」
「なんでだよ」
フランは俯いたまま何も話さない。こないだのことまだ気にしてんのかな
「別に理由なんかねぇよ」
(そ、それに私はこないだ竜斗に酷いことしたし…クラスの連中にも迷惑かけたし…)
「ったく…見栄はってんじゃねーよ」ナデナデ
俺は必殺頭なでなででフランを落ち着かせた。昔から霖之助が魔理沙が泣いてる時に、これをやって落ち着かせてたから効くのではないかと思ったが、効果は抜群だったようだ
「竜斗…悪い。あの時は…」
「ん?何かわからんけど気にすんなって!」
(眩しいな…本当に)
「ってか、きっちり荷物を用意してるのに行きたくないって、説得力ないよフラン」
「なっ!お前らいつの間に私の部屋に!?ってか勝手に入るんじゃねーよ!」
フランの部屋から萃香と妖夢がフランの荷物を担いで出てきた。別に行きたくないわけじゃ無かったんだな
「んじゃ、待たせてるし早速行きますか!」
「だから私は行かな…っ!?」
幼少期の魔理沙みたいに駄々こねるので、手を繋いで無理やり引っ張っていくことにした。この方が手っ取り早い
「これで逃げらんねーだろ。おーい魔理沙!」
「準備万端だぜ!」
後ろには箒に乗って浮かんだ魔理沙と蛍、そしてその箒にくっついてるそりがいた
「何そのソリ」
「ん?これならフランの荷物も乗るだろ。ほら早く行くぜ」
ソリに荷物を詰め込み、俺たちも乗ったところで魔理沙は再びアレを出した
「さぁ行くぜ!彗星…」
「なぁ魔理沙さっき図書館の天井直したから出口な「【ブレイジングスター!】」聞いてない!」
そのまま俺たちは天井をブチ抜き、閻間学園まで飛ばした。これどーやってスピード緩めるんだろ
〜閻間学園〜
「遅いですねぇ…」
「美鈴先生。もう時間ですから出発しましょう」
「でも…っ!」
「校長としての判断です。行きましょう」
「そんな…」
映姫が出発の判断を下したその時だった
「ちょっと待ったぁぁぁぁ!!」ボゴォン!
物凄いスピードの何かが叫びながら校舎に激突した
「いたた…つい突っ込んじまった…ぜ…」
「貴方達は…黒ぉぉ!!!」
その後、竜斗達は映姫にこっぴどく叱られた後バスに乗り込んだ。やっと修学旅行の始まりである
〜バス内〜
校長先生に怒られ、まぁなんやかんやあったが無事バスに乗ることができた。そして俺たちは何故か座席が俗にいうレストランみたいなテーブル席になっとるバス内の一角にいるのだが
「ぐぬぬ…これだ!」
「はい残念こっちでした〜。フランの負けね」
「うがぁぁぁぁ!!!」
チルノが持ってきたトランプをしているのだが、さっきからフランが負け続けている
「何で勝てないんだこのやろぉぉ!」
「だってフラン顔に出てるし」
「くっそぉぉぉぉぉ!」
「とりあえず、向こうに着いたら飯奢ってな」
「うぅ…もう一回!もう一回だけ!」
フランがもう一回を使うのはこれで5度目である。その度に負けているので皆のご飯代がどんどん減っていく
「そ、そうだ!妖夢も入れよ!(私より弱いしな)」
「…」
「よ、妖夢?」
「ふぇ!?あ、はいなんでしょう!?」
妖夢は誰が見てもわかるくらいそわそわしていた。何この子分かり易い
「いや…だって私こーゆーの始めてで…」
「あ、うんわかったよ妖夢(こいつ可愛いな)」
その後妖夢も参加したが結局フランの連敗記録が伸びただけでバスは目的地へと到着しようとしていた
〜次回予告〜
ア「私達のバスは霊夢のソロコンになったわね」
霊「おかげで喉がカラカラよ…」
ア「ところで次回は?」
霊「知らないわ」
ア「ですよねー」