竜「帰れ」
魔「おま、そんなにまくら投げがしたかっんだな!」
竜「なんでそーなんだよ!」
〜レミリアside〜
修学旅行へと旅立った日の夜、旧都に到着した私達は勇儀先生の知り合いの旅館に泊まることになった。教師陣は早くも酒に呑まれ、生徒は各部屋で暴れている。かなり眠たかった私は唯一静かそうな部屋に入り、やっと寝床につくことができた…はずだった
〜雲の上の声side〜
どうも他の部屋の戦争から避難してきた雲の上の声です。なんかすごいカオスな予感の部屋があったので入ってみました
レミリアは部屋に入ると同時に唖然とした。そこにはさとりと同じクラスのルーミアが談笑している姿があり、別にそれだけなら問題はなかった
「何で周りこんなに暗いのよ…」
「あ、誰かと思えばレミリアさんじゃないですかちわっす」
ルーミアはウインクしながら手を降った。その瞬間レミリアに殺意が芽生えたのは気の所為じゃない
「まぁまぁ、せっかく班も一緒だしいい機会だと思ってね」
「仲良くしましょーよ。あ、これ差し入れです」
ルーミアはそばに置いてあった袋をレミリアに手渡した。中身は動物の形に型どられたクッキーだった
「結構自信作なのだー」ニヒヒ
「あ、ありがとう(口調統一しろよ…)」
レミリアは適当に一つ掴み口に放り込んだ。悔しいのがそれが普通に美味しかったことだ
「せっかくだし女子会でもどう?」
「お菓子なら大量に作ってるよー」
「まぁ、せっかくだしお邪魔させてもらおうかしら」
「邪魔すんなら帰れ」
「あんたぶっ殺すわよ」
レミリアとルーミアはまるで夫婦のような漫才を繰り広げている。もちろんさとりはそばでクスクス笑っている
「ま、まぁレミリアも落ち着いて話しましょう」
「ぐ、それもそうね」
レミリアが布団の上に座ったところで話はクラスのことになった
「そーいや二人とも優等生だけどさ、男に興味あったりするの?」
「私は特に無いですね。どちらかといえば女の子の方が」
「まじで!?」
「ふふ、冗談ですよ」
「あんた真顔で言うから怖いわ…」
「レミリアっちは?」
「その言い方やめなさい」
「じゃあレミっち☆(≧∇≦)☆で」
「あんた絶対喧嘩売ってるわよね」
吸血鬼相手にもビビらないルーミアは大物だと思う
「まぁまぁ。で、レミリアは誰かいるの?」
「そうね、やっぱり竜斗君ね。妹が好きだからって理由なんだけどね」
「あぁ、あのヤクザ妹でしょ?あれはやばいねキチガ「それ以上フランを侮辱したら殺す」すんません…」
流石のルーミアでも夜の王である吸血鬼の本気の殺意には腰が引けたらしい
「んだよ姉妹揃ってヤクザかよ大変だなこれの家族も」
「あ?」
うん、ルーミアさん天才です。レミリアから殺意やら魔力やら何やらが溢れ出るが御構い無しだ。だがこのままでは戦争が起きかねないのでさとりが上手く制止した
「でもさ、フランっちも竜斗っちに夢中だよね。分かり易すぎっつーかさ。竜斗っちもよく気づかないよねあれ」
「いいんじゃないですか?見てて面白いですし」
「ま、そんなところね。貴方は気になる奴いるの?」
「あっしは八剱殿が好みでございますな。性格オワコンとか言われてますがあれは人を明るくするいい性格だと思っておりまする」
ルーミアの謎口調に二人は平静を保っていたが、そのまま語り続けるルーミアについに限界がきて、二人とも笑い転げでしまった
「あー、貴方意外と面白いわね」
「そう?結構普通なんだけど」
「素でそれ…凄いですね」
「あはは〜」
その後も好きな紅茶の種類やお菓子の話題など大人の会話を繰り広げる三人だった
「ふわぁ、さてそろそろ寝ようかなー」
「あら?夜の妖怪のくせしてもう眠たいの?」
「私は健康に気を使うタイプだからねぇ。お年寄りの吸血鬼様も早く寝なきゃダメですよ〜」
「年寄りじゃねーよ」
「そーなのかー?」ニヤニヤ
「…」プチン
ルーミアが煽った瞬間、切れてはいけないものが切れた音がし、さとりはすぐさまその部屋から逃げ出した。しかしルーミアは止まらない
「あら?そんなすぐに切れてはお肌のシワが増えちゃいますわよ?短気は損気。どこぞのネコ型ロボットもおっしゃってましたわよ?オホホホホ」
「…」スッ
レミリアは懐から1枚のカードを出す。そこには一本の槍が描かれていた。流石のルーミアも危機感を感じたのか顔が引きつっていた
「ちょ、待ってうん調子乗ったのは謝るごめんごめ「神槍」あ、これあかんやつや」
「【スピア・ザ・グングニル】!!」
「ストライーク!これでバッターアウトって洒落ならんあぎゃぁぁぁぁ!!!」
最後までブレることのないルーミアだった
霊「出番くれ」
ア「出番くれ」
霊「次回予告は?」
ア「りません」
霊「あんたね…自分の名前と被せんなよ」