幻想郷立閻間学園   作:雲の上の声の人

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魔「なぁ、何で私だけ朝食抜きなんだ?」

竜「お前昨日「枕投げはパワーだよ」とか言って障子ぶち破っただろうが」

魔「うー、でもお腹減ったんだぜ〜」

竜「しゃーねー、この焦げ付いたパンをくれてやるよ」

魔「何か嬉しくない!」


第56話 これだから馬鹿は

〜修学旅行、二日目〜

 

 

二日目となる今日は本格的に旧都の観光となった。ここは地獄の妖怪達が生活していて、素朴な雰囲気がとてもいい場所だ

 

 

「り、竜斗一緒に行こ!」

 

 

「いやいや、俺達班一緒だから」

 

 

朝からフランがベタベタしてくるんだがこいつは悪い物でも食ったのか?

 

 

「夕方には旅館に帰ってきて下さいね〜!」

 

 

美鈴先生の掛け声でクラスメイトが一斉に散らばって行く。そして俺達も5人集まって何処へ行くか相談していた

 

 

「とりあえず竜斗決めてくれ」

 

 

「班長はお前だよな萃香おい」

 

 

「私は甘い物があればいい」

 

 

「飴でも食ってろ」

 

 

「私は扇子が欲しいかな」

 

 

「幽々子さんのやつ貰っとけ」

 

 

「可愛い女の子探しに」

 

 

「もう死ねよ」

 

 

ダメだこいつら…もう帰りたい

 

 

「おいおい暗いぞ竜斗!折角の修学旅行なんだから明るく行こうぜ!」

 

 

「…」メキメキ

 

 

「やめて折れる折れるまた折れる!」

 

 

「やばい竜斗が何かに変身しそうだ!おおお落ち着け竜斗!」

 

 

「わかった甘い物は我慢するからそれ以上やったら萃香が!」

 

 

「わわわ私が萃香の代わりに班長するから!」

 

 

「…仕方ない」

 

 

俺は今にも折れそうな音を出していた萃香の角から手を離した。皆わかってくれたようで何よりだ

 

 

「し、死ぬかと思った…」

 

 

(((竜斗は怒らせないようにしよう…)))

 

 

〜さとりside〜

 

 

「凄いな〜、落ち着く雰囲気だな〜」

 

 

「ルーミアって軽いんだな」

 

 

「そーなのかー?」

 

 

私達は旧都を見学しながらご飯が食べれそうな場所を探していた。ルーミアさんは魔理沙さんの頭の上に乗っている

 

 

「あ、彼処良さげじゃない?」

 

 

先頭を歩いていたチルノさんが街角のお店を指差し、そのまま入っていった。私達も入ってみると、中は暗がりでいい雰囲気だった

 

 

「いらっしゃいませ〜。何名様ですか?」

 

 

「5名で〜」

 

 

「わっかりました〜。じゃあ此方の席にどうぞ〜」

 

 

店員さんに案内された私達が見たのはどうみても四人用の席だった

 

 

「あの…ここ」

 

 

「え?その頭に乗っかっているのは人形ですよね?」

 

 

「人形じゃない!」

 

 

「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」

 

 

「「「ブフッ」」」

 

 

店員さんの反応にルーミアさん以外の全員が吹き出した。対するルーミアさんは今にも店員さんを食べようとしてる

 

 

「すいません。今すぐ席をお持ちしますね!」

 

 

走り去った店員さんが持ってきたのはどうみても赤ちゃん用の椅子だ。唖然とするルーミアさんを尻目に私以外の三人は笑い転げている

 

 

「ちょっと店員お前喧嘩売ってんのか?オイ」

 

 

「すいません此方では喧嘩というメニューはありませんので…不良の溜まり場になら売ってるかと…」

 

 

「お前マジぶっとばす」

 

 

「ル、ルーミアさん落ち着いて!とにかく何か食べましょうそうしましょう」

 

 

「チッ…おい店員メニュー」

 

 

「少しお待ち下さいね。えーとまず前菜からですが地獄野菜のサ「見せろよ!」いやてっきりメニューを読んでくれとおっしゃってるのかと」

 

 

ルーミアさんと店員さんのやりとりで魔理沙さんの腹筋が犠牲になってしまったが、私達は無事に食事を終えることができた。そして今は雑貨屋にいるのだが…

 

 

「ねぇねぇルーミアこれかっこよくない!?」

 

 

「お、いいねチルノっち!センスあるよ」

 

 

チルノさんとルーミアさんは何故か売ってる模造刀を見ながらはしゃいでいた

 

 

「ったく、あいつらは子供だな」

 

 

「まぁいいんじゃない?」

 

 

「レミっち!レミっちもこれかっこいいと思うよね!?」

 

 

「あー?まぁ高貴な私から言わせてもらえばまぁまぁね」

 

 

「んだよ無駄にかっこつけてんじゃねーよ素直になれよクソが」

 

 

「あ?何か言ったか?」

 

 

「落ち着けレミリア!ここで暴れたらこの店が滅ぶ!」

 

 

レミリアから膨大な魔力が噴き出したところで魔理沙さんがレミリアを何とか静止した。私も咄嗟に逃げようとしたが杞憂だったみたいだ

 

 

「ねぇねぇルーミア!これ一緒に買おうよ!お揃いだよ!」

 

 

「いいね!おーい店員さん!これ二本下さい」

 

 

「すいません、その刀は一本しか在庫が無くて…」

 

 

「「え?」」

 

 

二人はしばらく黙った後、無言で別の刀を持って外へでた。え?刀?

 

 

「チルノっち…お前とは正直やりたくなかった…だが!私の邪魔をするというなら容赦しねぇ!遠慮無く倒すだけだ!」

 

 

「安心したよルーミア。心置き無くやれそうだ!」

 

 

私達も外へ出ると、そこでは二人が刀を構えて向かい合っていた。周りにはギャラリーも出来ている

 

 

「へぇ、中々いいイベントじゃない」

 

 

「いやいやレミリアそこは止めましょうよ」

 

 

「さぁさぁ!ルーミアかチルノ!どっちに賭けるかい?ちなみに私の推しメンはチルノだぜ!」

 

 

「何で賭けしてるんですか!」

 

 

なんなんでしょう。帰ってもいい気がしてきました

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

静寂の中、二人は黙って腰に据えた刀に手を当てる。そしてついに動き出した

 

 

〜竜斗side〜

 

 

「何じゃこりゃあ…」

 

 

何やら喧嘩が起きてるというので見にきてみたらチルノとルーミアで戦争が起きていた。もう一度言う、何じゃこりゃあ

 

 

「くそっ…中々強いなルーミア!」

 

 

「チルノっちこそ!だがこれで終わりだぁ!」

 

 

「なにっ!?」

 

 

ルーミアは持っていた刀を捨て、突如現れた暗闇から一本の刀を取り出した。何処にしまってたんだよ一体

 

 

「長年の修行を元に編み出したこの技、受けてみよ!」

 

 

ルーミアが持つ刀から異常なほどの魔力が出ている。何これ

 

 

「穿て【厳霊丸】!そして…これが真の力だ!

 

卍解【黄煌厳霊離宮】」

 

 

ルーミアが叫ぶと同時に、刀から雷が天に向かい放出され、空はあっという間に雷雲に覆われた

 

 

「さぁ、この力の前に屈するが「甘いね」何っ⁉︎」

 

 

「甘い、甘すぎる…私にその力が無いと思っていたのか?」

 

 

「なっ!?」

 

 

チルノはこれまたいきなり現れた氷の塊を砕き、出てきた刀を持って構えた。だから何処にしまってんだよそれ

 

 

「霜天に坐せ【氷輪丸!】そしてこれが究極のあたいに相応しい技

 

卍解【大紅蓮氷輪丸】」

 

 

チルノが叫ぶと、氷の龍がチルノを纏い、吹雪が吹き荒れるようになった

 

 

「まさかルーミアまでもが卍解を使えるなんて…!」

 

 

「あれ知ってるのか萃香?」

 

 

「知ってるも何も、チルノにBL○ACHネタ教えたの私だから」

 

 

「お前が原因かい!!」

 

 

うははと萃香は笑っているが、自分の所為で旧都が滅びかけてることに気づいて欲しい

 

 

「ちなみに私とフランも出来るぜあれ。な、フラン」

 

 

「まぁな。ちなみに今妖夢にも教えてる」

 

 

「もう少しで習得出来るんだけどね」

 

 

こいつらは幻想郷を滅ぼしたいのだろうか

 

 

「それよりチルノとルーミアってやつ、そろそろだぞ」

 

 

フランが言ったとおり、二人は刀を構えて、今にも斬りかからんとしている

 

 

「お互い天候を操る斬○刀か、面白い!行くぞチルノっち!」

 

 

「うぉぉぉぉぉ!!」

 

 

お互い地を蹴り駆け出した。何でこんな盛大なストーリーが出来上がってるの?

 

 

「「おりゃぁぁぁぁ!!」」

 

 

「この馬鹿が!」

 

 

「「あべし!?」」

 

 

まさに二人が衝突せんとしていた瞬間、校長が現れ一撃の元に二人を地に伏せさせた。校長強っ!!

 

 

「全くこれだから」ズルズル

 

 

校長は気絶した二人を引きずってそのまま何処かへ行ってしまった。観客は解散し、何故かボロボロになった魔理沙だけが残っていた。あいつまた詐欺ろうとしたな

 

 

「…そろそろおやつ時か、フラン何か食うか?奢ってやるよ」

 

 

「パフェ」

 

 

「即答だな。行こうぜ皆」

 

 

魔理沙のことはみなかったことにし、俺たちは午後の旧都観光を満喫した




〜次回予告〜

霊「そろそろここの有効活用の仕方も考えたいわね」

ア「なんか募集してみる?」

霊「私達の出番が無くならないなら何でもいいわよ」

ア「あ、そう」
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