竜「あれか?ケンタッキーか?」
作「そうなのよ。もう少しで熱が入りそうなんだけどね」
修「もっと熱くなれよ!」
「「だれ!?」」
〜旧都観光、三日目〜
「さぁ、皆さんしっかり着いてきて下さいね!」
修学旅行三日目の今日、クラスの皆で観光することになったのだが…
「ガクガクガクガクガクガク」
「もうダメだ…お嫁にいけない…」
昨日校長に連れていかれた二人が死んだ魚の目をしながら何かを呟いている。正直怖い
「まぁまぁ、とりあえずついて行こうぜ」
「そうだな」
最初に俺達がついたのはガラス工房だ。ここではガラス製作の体験ができるらしい
「地底ガラスか。どーやって作るんだ?」
「地底の砂や石から取れる材料を使っているんだよ。これがその材料さ」
職人が見せてくれたのは綺麗な砂状の物だった。こんなものからガラスが出来るのか
「これを地獄の溶岩で溶かして伸ばす。これがガラスの作り方さ」
職人はそういいながら実際にガラスを作ってくれた。出来上がったガラスは透明で綺麗だ
「じゃあ、体験してみたい人?」
「私がやるぜ!」
ブンブンと腕を振り回しながら魔理沙が前へ出た。この時点で嫌な予感しかしない
「こうやればいいんだろ?」
魔理沙は職人の手つきを真似て窯へ材料を入れた。意外と普通に作れるもんだな
「さて、ガラス作りはパワーだぜ!」
「は?」
「いやっふぅぅぅぅぅ!!!」
魔理沙は何故かミニ八卦炉を窯にぶち込んだ。本人は気づいてないが窯にはヒビが入ってきている
「もっと熱くなれよぉぉぉぉ!!」
「やめんかい!」
「へぶっ!」
魔理沙が暴走する前に何とか止めることが出来た。女の子に手を出すなとは言うけど、魔理沙だからいいや
「俺にやらせてよ」
「蛍君出来るの?」
「こう見えても器用なんだぜ俺」
蛍はまるで職人の様な手さばきでガラスのグラスを作ってみせた。クラス中からは歓声が湧き上がる
「君卒業したらうちに来ないかい!?」
「一応考えときます」
職人が早くも蛍を勧誘している。まぁ何でも器用にこなすからな蛍は
「蛍君凄いね!」
「このくらい余裕さ」
妖夢がキラキラした目で蛍を見ている。意外と子供っぽい
「あれおかしいな?蛍が少しかっこ良く見えてきた」
「大丈夫だフラン。それは幻覚だ」キリッ
「そうか幻覚か」
「「ははははは!!」」
「ねぇねぇ竜斗。あの二人酷くない?」
「鬼だから仕方ない」
実際蛍は学園でトップを争うレベルのイケメンなのだが、中身が中身なので誰もかっこいいと思わない。むしろ引かれている
「あ、そうだおっちゃん。このグラス記念に貰っていいかい?」
「あぁ構わないよ」
蛍は冷ましたグラスを受け取るとお得意の錬金術で箱を創って中に入れ、それを妖夢に手渡した
「これあげるよ」
「え?いいの!?」
「記念だよ記念。せっかくだしね」
「あ、ありがとうございます!」
妖夢は嬉しそうに受け取ると、鞄の中にしまった。蛍ってこんなキャラだっけ?
「なぁ萃香…何でそんなにニヤニヤしてんだ?」
「いや、余りにも上手く行ってるもんだから面白くて」
「まさか…」
「蛍に教えてあげたの私」
「お 前 の 仕 業 か」
この鬼はなんで異変を起こそうとしてるんだ。こんなマトモな蛍が幻想郷に存在していたら巫女に消されかねないぞ
「蛍が…あはは!やめてくれ!ひひ…」バタッ
魔理沙が笑い過ぎでダウンした。全く無茶しやがって
「はーい!じゃあ次の場所に行きますからね!」
美鈴先生を先頭にぞろぞろと工房から出て行った。俺は魔理沙を担ぎ上げ最後尾からついて行こうとしたのだが何か足りないことに気づいた
「フランがいない?」
〜フランside〜
「くそ、やっちまった」
ちょっとトイレに行っている間に皆は次の場所へと向かってしまった。流石に見知らぬ場所では迷子になるかもしれないので早めに合流しないといけない
「はぁ…全く人数くらい確認していけよな美鈴のやつ…ん?」
ふと路地裏に目をやると姉のレミリアがいた
「あいつ誰かと話してんのか?っとそれどころじゃない!急がなきゃ」
少し気にもなったが皆と合流するために再び走り出した
〜次回予告〜
霊「地底饅頭美味しいわね」
ア「地底羊羹もいいわよ」
天「中々楽しめるじゃない」
霊「やばい尺が無い!」
ア「次回は「未定」おい天人私のセリフパクってんじゃねえよちょっと裏こい」
天「いや、ごめあちょいやぁぁぁぁ!」