パ「私は本さえ読めれば何でもいいわ」
美「流石は本の虫…」
〜修学旅行、四日目〜
今日から旧都のさらに奥の地底へ向かうということでバスで移動してるのだが、うちのバスでは相変わらず魔理沙達がトランプをしている
「ぐっ…これで終わりだぁぁ!⑨ゥゥゥ!」
「はいダウトォォォォ!!」
「くくく…残念だったね魔理沙っ!これは⑨なのよ!」
「いや、お前これ⑥をひっくり返しただけじゃねぇか。はいこれ手札行きな」
「ノォォォォ!!」
とても楽しそうで何よりだ
「えー、皆さんこれから揺れが激しくなるのでシートベルトを着用してくださーい」
「だってよフラン」
「あー?嫌だよめんどくさ「ガゴォン!」うわっ!?」
突然の揺れでフランが前に転がって行った。羽に巻き込まれて何人か犠牲になったのはいたたまれない
「だからしっかりシートベルトしてって言ったじゃないですか〜」
「ちょ、うわぁぁ!!」
「ちょ、こっちくん」ゴンッ!
萃香とチルノが仲良く前に転がっていく。「あぐっ」あ、フランに角がささった
「「揺れるぅぅぅぅ!!」」
「うっ…も、もう限界…おr「ストップ妖夢!中で吐くな!」はひぃ…」
シートベルトをしていなかった馬鹿どものせいで激しく揺れるバスの中が修羅場と化していた
「えー、今から少しだけ落下するのでご注意下さい」
「え?落下ぁぁぁぁ!!?」ブスッ
突然の落下に魔理沙の身体が浮き上がり、そのまま頭がバスの天井に突き刺さる。ちなみに魔理沙はスカートじゃなくズボンだったので殆どの男子生徒が舌打ちした。こいつらもうだめだ
「よく考えたら私飛べるじゃん」
そしてルーミアは飛べることを思い出して優雅に宙に浮いていたが、ここで考えてみよう。ルーミアはバスと同時に下に向かって飛んでいる。そして急にバスが地面に着地すれば…
「ふふふーん。私ったら賢いn「ビターン!」あふんっ!」
まるで漫画の如く地面に叩きつけられたルーミアはそのまま帰らぬ人と「生きてます!」あ、生きてた
〜そして目的地〜
「止まりますよー!しっかり掴まっててねぇ」キィィ!
「「「いやぁぁ!!」」」
旅館の前で急ブレーキしたため、転がっていた奴らは窓ガラスを突き破り外に放り出された
「いたた…」
「なぁフラン、何で角折ったん?」
「何と無く」
「はっはっは!若いもんは元気でええのう!」
バスの運転手は爆笑しているが、自分のせいでその元気が失われてることに気づいて欲しい
「ったく災難だ…ん?」
「あら?誰かと思えば何時ぞやの小娘じゃない」
「っ!?何でお前がここに!」
フランが顔を上げるとそこには稚依斗高校の連中、そしてリーダーの幽香がいた
「私達も修学旅行なのよ。運が良いのか悪いのか、同じ旅館みたいね。まぁ私達は別館の方だけど」
「ふん、良いも悪いも最悪だな」
「あらあら、随分と殺気立ってるわね。まぁやるって言うなら相手してあげなくもないわよ」
「けっ…丁度ストレス発散したかったところだ!この場でぶっ潰してやる!」
フランと幽香の間に一触即発ムードが漂う。とりあえずここで暴れられても困るからフランを大人しくさせることにする
「フラン、ちょっと大人しくしててくれ」
「あ!?お前には関係無いだろ竜斗!」
「いいから落ち着け。また同じことするのか」
「ぐっ…」
「それにお前がまた怪我したら皆心配すんぞ」
「…悪い。」
フランはすぐに大人しくなった。あの頃と比べて素直になったなこいつ
「あら竜斗君。血気盛んなペットにはしっかり首輪をつけておかないといけないわよ?じゃなきゃ
殺さなきゃいけなくなっちゃうじゃない」クスッ
「別にフランはペットじゃねぇよ。それより、ここはお互い手を引かないか?その方が互いのためだぞ」
「人間風情が偉そうに物申すのね」
「いくらあんたでもこの人数相手に勝てるとは思わないだろう?」
「ふふっ…成る程ね、あなたの言うことは何と無くわかったわ」
幽香は殺気を消すと、別館の方に振り向いて歩き出した
「私達も隣に泊まるし、あまり面倒ごとは起こしたくないのよ。ま、今日は引き上げるわ」
幽香達はそのまま別館の方へ歩いて行った。でも何か違和感を感じるのは気のせいかな?
「やけにあっさりだったな…まぁいいか!それより早く部屋に行こうぜ!」
結局気にしたのはその一瞬だけでその後は旅館に入って温泉に入ることにした
「蛍君の変態!」
「へぶっ!!」
まぁ蛍が女子風呂を覗こうとして討伐されかけたのだが
「相変わらずね蛍君は」
「あれさとりさん?レミリアは?」
「さぁ?少し夜の散歩に出掛けると行っていたわ」
「へぇ…まぁ吸血鬼だからかな」
その日は結局何事も無く、俺達は次の日に備えて寝ることにした
〜そして夜中〜
「うーん…トイレ…」
夜中に目覚めたフランは、トイレに行こうとして部屋の出口を探していた
「…何と無く妖夢も誘ってみるか」
フランは妖夢を起こして、一緒にトイレに行こうとした。きっと怖かったのだろう
「あれ?妖夢がいない」
フランが隣に寝てるはずの妖夢の布団を叩くが、そこに妖夢の姿は無かった
「まぁいいか、後で探そう」
部屋を出て用を足した後、フランは妖夢を探して旅館内を歩き回っていた。すると屋上へと通ずる階段を見つけた
「屋上なんかあるのか…あ、妖夢いた。おーい妖夢何してるんだ?」
フランが呼びかけると妖夢は刀を手にしたまま振り返った。その着物姿が美しかったためフランは一瞬ドキッとしてしまった
「よ、妖夢似合うなそれ」
「んー、よく着てるからかな?ってかフランどうしたのこんなところに」
「こっちのセリフだよ。妖夢探してたらここに来た。妖夢は何してるんだ?」
「何か今日の稚依斗の人達が気になってね、ここから別館を監視してたんだ」
妖夢はそういって刀で別館を差して見せた
「別館を?」
「うん。幽香さんやけに潔かったからさ。何か裏がある気がしてね」
「へっ、関係ねぇよ。向かって来たなら潰す。それだけさ」
フランはニヤッと笑うと妖夢の隣に腰掛けた。妖夢も一緒に座り込む
「フランらしいね」
「まぁな」
二人はフランが買ってきていたおしるこを飲みながら他愛もない会話をしていた
「そういえば、フランはまだ勇気でないの?」
「あ?」
「せっかくの修学旅行だし、竜斗に告っちゃえば?」
「は、はぁ!?ばばばバカ何言ってんだバカ!」///
妖夢の発言でフランの顔が真っ赤に染まる。一方の妖夢は話を止めない
「だってあそこまで露骨にアピールしてて気づかれないと、告るしか無いよ」
「で、でも気持ちの準備もあるし竜斗が私のこと好きじゃなかったら…」モジモジ
(何この可愛い生き物)
「ま、私でいいならいくらでも相談乗るよ」
「…ありがとう妖夢…っあぶねぇ!?」
フランは妖夢の背後から迫って来てた植物を護身用に持ってきたレーヴァテインで防いだ
「あら?今のを止めるなんて強くなったわねフラン」
「幽香さん!?やっぱり来たか!」
二人の視線の先には、先刻竜斗と同盟を結んだはずの幽香がいた
「ふふっ、あんな口約束守るわけ無いでしょう。それにこの旅館内には睡眠系の花粉を蒔いたわ。これで貴方達2人以外全員起きることはないわ」
「けっ、でもお前一人だろうが。2対1なら勝てるってか?あんまり舐めんじゃねぇぞ!」
フランがレーヴァテインを振るうと、黒いうねうねした形状から深紅に染まった大剣へと変わった。一方の妖夢も既に戦闘態勢だ
「その憎たらしい笑みを顔面ごと消し飛ばしてやる。行くぞ妖夢!」
「うん!」
しかし2人が血を蹴ると同時に、目の前には紅色の十字架のオーラが現れた
「紅符【不夜城レッド】」
「うわっ!」
「ぐっ!」
二人は十字架のオーラに弾き飛ばされてしまったが、すぐに体勢を立て直した
「あら遅かったじゃない。もう少しで二人とも植物の肥料にするところだったわ」
「ごめんなさい。でも二人の実力が少しだけ見たかったのよ。特に成長した妹のね」
十字架が消えた後に現れたのは2人には見覚えのある…特にフランにとっては生涯忘れることのない姿だった
「何で…何でお前がそこにいるんだよ…
レミリアァァァァァ!!!」
「何故?理由は簡単よ。幽香とある取引をしたの。貴方の命と引き換えにね」
「そういうこと、姉に捨てられたのよフランドール。あの子と同じく虫ケラ同然にねぇ!」
「なっ!よくもそんな酷いことを「妖夢下がってな」フラン?」
妖夢は言うとおりすぐに後ろに下がった。一瞬見えたフランの顔が不気味なほどに笑っていたからだ
「くくく…アハハハハ!!」
「…あら?ついに壊れちゃったのかしら?」
「幽香気をつけて…フランの魔力がやばいわ」
「壊れる?バカ言うなよ、壊れるのはお前達さ。それに私は今最高に嬉しいんだよ。なんてったって…
あの日からずっと殺したかった奴らをまとめて殺せるんだからよォ!」
〜次回予告〜
ア「あれ?霊夢は?」
天「何か用事が出来たからって」
ア「まさか霊夢の色恋沙汰!?」
天「次回!霊夢のドキドキ告白大k「夢想封印」あれ、何で霊夢いないのにこれって流行りの遠隔スペルじゃなくて調子のりまs!!」ピチューン
ア「その場に居ないながらもピチュらせるなんて霊夢恐ろしい子…」