幻想郷立閻間学園   作:雲の上の声の人

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チ「おいルーミア!それあたいのだぞ!」

ル「知らねーな!これは私のもんだ!」

チ「こうなれば…」

ル「やるしかないね…」

チ、ル「「卍解!!」」


第67話 姉妹は二人で一つ

~夜中、職員会議~

 

 

「紫先生、今回の件あいつらにはどうするんすか?」

 

 

「もちろん口止めするわ。ま、そんなことしなくても話さないとは思うけどね」

 

 

「念には念をでしょ。フランドールとレミリアは任せます」

 

 

「あら?貴方が直接話すの?」

 

 

「伊達に半年間あいつらの担任やってねーっすからね」

 

 

輝夜はそれだけを言い残して部屋から出ていった。紫はフランとレミリアを部屋に呼ぶため、スキマへと潜っていった

 

 

~翌朝~

 

 

あの場にいた俺たちはニート…輝夜先生に呼ばれて旅館の一室に来ていた。何故か昨日いなかったはずの三人もいるのだが…

 

 

「よし、とりあえず全員集まったな」

 

 

「あの…輝夜先生門番は?」

 

 

「大人の事情だ」

 

 

「あ、ハイ」

 

 

もう色々と突っ込みたいがきりがないので放っておく。それよりも呼ばれた理由の方が大事だ

 

 

「まず、昨日のことだが紫からの指示で一切の口外を禁ずる。絶対広めるなってよ」

 

 

「理由は…何となく分かります」

 

 

「へぇ…少しは成長したじゃねえか竜斗」

 

 

「なんか全然嬉しくねぇんですけど…ってかフランたちは?」

 

 

「本人達は紫に呼ばれて話している。こーゆーのは本人だけで解決するに越したことないし、あいつらもそれを理解している。だから周りの私達に出来るのはこれ以上広めないことだけだな」

 

 

「何この輝夜先生イケメン。ひょっとして偽物?」

 

 

「お前そろそろぶっ殺すぞ?」

 

 

生徒に向かって平然と殺す宣言する輝夜先生。ある意味大物だわこの人

 

 

「さて、お前らもわかってんだろな覗き見三人組」

 

 

「「「すいません…」」」

 

 

頭からコブを出している魔理沙、萃香、チルノの三人はうつむきながら返事をした。こいつらがここにいる理由やっとわかったわ。

 

 

「ま、フランドール達のことを思うなら大人しくしていることだな。じゃあ私はモンハンしに行くから。あ、修学旅行は今まで通り行う、友達なら仲良くしてやれ」

 

 

輝夜先生はそういい残して部屋から出ていった。俺たちは輝夜先生に言われた通りこのまま修学旅行を楽しみつつ、レミリアとフランの仲を回復させようと話し合いを始めた

 

 

そして予定通り旅館を出発し、本日の集会場所である地霊殿周辺の商店街へと向かう途中、さとりが竜斗へ話しかけてきた

 

 

「竜斗さん少しいいですか?」

 

 

「あぁ、さとりさんか。どうしたの?」

 

 

「いえ、レミリアとフランちゃんのことで話が…」

 

 

「レミリアとフラン?」

 

 

一瞬昨日のことを口外しそうになったが、紫先生からの指示もあるので知らないふりをした。顔に出てる?知らんそんなもん

 

 

「もしあの二人の仲を取り持つなら、私にも協力させてくれませんか?レミリアとは仲がいいので」

 

 

確かさとりさんとレミリアは親友だと聞いたことがある。それならさとりさんにも協力してもらった方がいいかもしれない。計画では二班の動きをあわせる必要があるのだが、魔理沙とチルノでは頼りなかったところだ

 

 

「後、私のことは呼び捨てでいいですよ」

 

 

「そうか?じゃあ宜しくさとり!」

 

 

協力な助っ人妖怪のさとりをスカウトしたところで俺たちは波乱の三日目へと入っていった

 

 

~フランside~

 

 

朝起きて朝食場所へ向かう途中、お姉さまを見かけたので私は声をかけることにした

 

 

「あ、お姉さ「ねぇねぇ、さとり見なかった?」あ、、」

 

 

その後もお姉さまと話そうと声をかけているのだが、どうも避けられている気がする。確かに嘘をつかれていたのは許せないけど…誤解が解けて少しでもお姉さまと話がしたいのに…

 

 

「上手く…いかないな…」

 

 

~竜斗side~

 

 

地霊殿前の商店街へとやって来た俺たち。今日もここで自由行動だ。毎度思うが地底って栄えているんだな

 

 

「ねぇお姉さ「ルーミアそこの雑貨屋に入ってみない?」あ…」シュン

 

 

魔理沙と話した通りに二班一緒のところを偶然回っているのだが、フランは空振り続きだ。あくまでも偶然だからね!

 

 

「よ、妖夢一緒に入ろう!」

 

 

「ふぇ?あ、うんちょっと引っ張らないでいたいいたい!」

 

 

フランは少し寂しそうな表情を浮かべながら妖夢を引きずって中へと入っていった。一方の妖夢だが、永琳さんの特別な薬を飲まされて寝たら治ったらしい。相変わらずあの人の薬は万能過ぎて恐い。たまに爆発するけど…

 

 

「ところで竜斗さん?私達どうします?」

 

 

「見とけばいいんでない?あ、レミリアが出てきた」

 

 

先に入ったレミリアとルーミアが店から出てきた。レミリアはキーホルダーを買ったみたいだ。ルーミアが刀を持っている件についてはもう触れたくない

 

 

「あ、フランも出てきた」

 

 

「どうやらお揃いのキーホルダーを買った見たいですねぇ。どう思います解説の竜斗さん」

 

 

「そうですねぇ…これはフラン選手の姉に近づきたいという心の現れですかねぇ。あの子もまだまだ子供なので」

 

 

「少なくとも貴方よりは30倍近く歳上ですけどね」

 

 

「え、まじ?」

 

 

「だって吸血鬼ですやん」

 

 

「忘れてましたわ」

 

 

「「HAHAHAHAHA」」

 

 

「おい、もう皆行ったぞ」

 

 

さとりと笑っていたら魔理沙以外いなくなっていた。しまったはめられた!

 

 

「あそこの喫茶店に皆入ったぜ。少し面白い状況が起きてるから早く!」

 

 

魔理沙につれられ近くの喫茶店に入った。中はそこまで広いわけでなく、何人ずつかに別れて座っているようだ。その端に…

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

スカーレット姉妹が二人だけで座っていた。かなりの荒療治としかいいようがない

 

 

「こいつは…ひでぇ」

 

 

「あらそう?私は面白そうだと思うけど?」

 

 

さとりは軽くSかもしれない。いやきっとそうに違いない

 

 

「ご注文はお決まりですか?」

 

 

何も知らない店員がレミリア達の席へと注文を聞きにくる。さてどうでるスカーレット姉妹

 

 

「(落ち着け、ここで同じメニューを頼めば話すきっかけにもなるはず。いや待てよ?違うメニューなら一口頂戴ともとれるな。流石私!この気まずい状況を打開できる!)じゃあ私はこれで」

 

 

「あ、私はいいわ」

 

 

(その選択肢もあったかぁぁぁぁぁぁ!!!)

 

 

結局そのまま何も話すことがなく喫茶店イベントは終わってしまった。このままじゃ解決しなさそうだ

 

 

そして今商店街をぶらぶら歩いているが、俺とさとりとスカーレット姉妹以外何処かへ行ってしまった。いや、逆にことを運ばせやすいかもしれない、しかしきっかけがない

 

 

「あ、竜斗さんあれ」

 

 

「ん?おぉ…」

 

 

さとりが指差す先には巨大な観覧車があった。商店街全体を見渡せそうなその観覧車には『月まで届け、地獄の観覧車』って書いてある。いやまず地上に届かせようよ

 

 

「そこの若い人達よ!ちょいと乗っていかないかい?」

 

 

近付いてみると観覧車の前には管理人であろう人が…どうみても萃香でした本当にありがとうございます

 

 

「おい萃香何やってんd「二名様ご案内デース!」ぬぉわ!?」ガシッ

 

 

「ちょっ」

 

 

萃香に引っ張りこまれたフランは咄嗟にレミリアの手をつかんで踏ん張った。だがそのレミリアの後ろに現れたのは別の管理人…魔理沙でした本当に(ry

 

 

「それでは楽しんで行ってらなの~ZE☆」ドンッ

 

 

「「うわぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

 

魔理沙に背中を押されたレミリアはフランとともに観覧車のなかへと吸い込まれていった

 

 

「お前ら…めちゃくちゃだな…」

 

 

「だって見てて焦れったいんだよ。フランもウジウジしてるしさ」

 

 

「それに観覧車は長時間二人きりになる上に高いところからくる恐怖感、そして密室空間というものが重なって絆が芽生えるんだぜ」

 

 

「それ意味違うと思うけど…さて、どうなることやら…」

 

 

俺たちは最後の望みを観覧車にたくし、その行く末を見守るしかなかった

 

 

「ちなみに最終的にはキスまで行ける予定だz「死ね」痛い!?」

 

 

~観覧車内部~

 

 

密室空間のなか、レミリアとフランは互いに向かい合う形で座っていた。そしてしばらくの静寂のあと、先に動き始めたのはフランだった

 

 

「ねぇ…お姉さま少し話ししない?」

 

 

「…」

 

 

レミリアは聞こえていないのか窓から外を眺めているだけだった。しびれを切らしたフランは思いきってレミリアの横へと座り込み、顔を近づける

 

 

「えへへ、これで逃げれないでしょお姉さま」

 

 

「…」

 

 

「あのさぁ、この至近距離で無視されるとそれはそれで傷付くんだけど」

 

 

「フラン…ダメよ。私には貴方と普通に話す資格なんて…」

 

 

レミリアは再び窓の外へと視線を戻す。それを見たフランはレミリアの胸ぐらを掴み無理矢理こっちへ向かせた

 

 

「お姉さまは…お姉さまは何もわかっていない!」

 

 

「…」

 

 

「姉妹が話すのに…資格なんているの!?そんなに私と話したくないの!?」

 

 

「でも…私はずっと貴方を欺いてきた!フランを傷つけ、学園の皆から厄介者される風になったのも、全部私のせいよ!それに…それに…ッ!?」ギュッ

 

 

~観覧車根元~

 

 

「なぁ魔理沙」

 

 

「どうした萃香」

 

 

「見に行かね?」

 

 

「御意」

 

 

「じゃあ行ってくるわ」

 

 

「ええ、気をつけて逝ってください」

 

 

魔理沙と萃香は上へと逝こうとするが魔理沙は今日箒を持っていないため飛べない状況だった。そして何を思ったのか二人とも観覧車にへばりつきながらよじ登っていった。そこまでして逝きたいとは物好きだな

 

 

「おいさとり止めなくてよかったのか?」

 

 

「いいんじゃないですか?別にあの二人が死んでも問題はないですよ」

 

 

「さとりってたまに厳しいよな」

 

 

心配する竜斗達?を尻目に魔理沙と萃香はレミリア達が乗るワゴンを除いてみていた。そんな二人の視界に映ったのは…レミリアを抱き締めるフランの姿だった

 

 

~観覧車内部~

 

 

「お姉さま…もういいんだよ。確かにさ、出来れば本当のことを話してほしかった。でもお姉さまは私のことを思ってくれてたんでしょ?その気持ちで充分だし、一人で背負い込まれる方が嫌。もっと私を頼ってよ…たった一人の姉妹じゃん」

 

 

「でもね、フラン。私は春を助けなかった。だから…」

 

 

「あーもう!ウジウジすんなぁ!」

 

 

ついにしびれを切らしたフランはレミリアの胸ぐらを掴んだまま、一発頬を殴った。レミリアは驚いた顔をしてフランのことをみつめる。フランの目には涙が浮かんでいた

 

 

「なんでよ…私は、私はお姉さまと一緒にいたいの!春は今は居ないけど、お姉さまは守れなかったかもしれないけど、それでも!私を守ろうとしてくれたお姉さまのことが好きだから、だから話してよ…お姉さま」

 

 

涙を拭いながら語るフランに、レミリアの心はついに動いた。レミリアは堪えきれなくなった涙を流しながら、フランにしがみついた

 

 

「フラン…私がお姉ちゃんでいいの?」

 

 

「当たり前じゃん。私にとってお姉さまは自慢のお姉さまだよ」

 

 

「フラン…ごめんねっ…ごめんねっ!!」グスッ

 

 

「えへへ、お姉さまが泣くところ初めてみたかも。よしよし」ナデナデ

 

 

「もう、誰にも言うんじゃないわよ?」

 

 

「当たり前だよ!咲夜にだって言ってあげるもん…か…」

 

 

レミリアの頭を撫でるフランの視界の先には、窓に張り付く魔理沙と萃香の姿があった

 

 

「あ…」

 

 

「「あ…」」

 

 

~地上~

 

 

「さぁ…遺言はあるかしら?」バキバキ

 

 

「窓に張り付くとはいい度胸しているじゃないの」バキバキ

 

 

怒りに震えるレミリアとフランの前に、萃香と魔理沙は正座させられていた。二人の身体からは異常なほどの冷や汗が出ている

 

 

「さぁ…まずは貴方よ魔理沙。何か言うことはあるかしら?」

 

 

「フラァァァァン!ごめぇぇぇぇんねぇぇぇ!!(迫真のゲス顔)」

 

 

「バカ!何煽ってん…oh…」

 

 

萃香が言い終わる前に魔理沙は視界から消え、仕留めたとされるレミリアの右腕と遥か遠くから聞こえる壁を抉る音が響いていた

 

 

「さぁ、次は貴方よす、い、か?」

 

 

「あわわ…」

 

 

フランは萃香の角を掴み空中へと持ち上げる。その瞳は完全に獲物を仕留める獣だ

 

 

「お願いします許してください今度スイーツ奢りますから!」

 

 

「仕方ねぇな…許してやる…」パッ

 

 

フランが萃香の角を離すと萃香はそのまま地上へと落下する

 

 

「流石フラン私の親友…ん?」

 

 

だがそれもつかの間、今度は頭を鷲掴みにされた。その瞬間萃香は自らの死を悟る

 

 

「とでも言うと思ったかぁぁぁ!!」ボゴォン

 

 

フランはそのまま萃香を全力で地面へと叩きつけ、萃香はそのまま地下深くへと沈んでいった。アーメン

 

 

「全く…」

 

 

「お姉さま!私パフェ食べたい」

 

 

「仕方ないわね、じゃあ行きましょう」

 

 

「うん!」

 

 

こうして約二名の犠牲あって無事、姉妹の仲は戻ったのでした。めでたしめでたし

 

 

「なぁさとり」

 

 

「どうしましたか?」

 

 

「自分でやっといてあれだが、めちゃくちゃだな」

 

 

「いいと思いますよ?楽しかったし」

 

 

「だよな!」

 

 

「楽しければいいんです!」

 

 

「「HAHAHAHA!」」




~次回予告~

霊「えっと、次回は宴会。以上!」

ア「働け!」

天「宴会芸いる?」

霊「そうねぇ…一応用意しとくかしら」

ア「あの、宴会あっても私達の出番少ないわよ」

霊、天「「え…」」
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