幻想郷立閻間学園   作:雲の上の声の人

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竜「桜って綺麗だよな」

魔「お花見はパワーだぜ」

竜「うん、黙れ」


第9話 亡霊だってお花見するんです

〜とある金曜日の放課後〜

 

 

あ〜…やっと一週間が終わった…

 

 

「どうしたんだ竜斗?そんなやっと一週間が終わったみたいな顔をして」

 

 

「あのなぁ魔理沙…いきなり出て来て人の心を読むのはやめろ」

 

 

コイツはたまに人の心を読むからなぁ…まぁどーせ…

 

 

「直感なんだぜ!」

 

 

俺の予想通り魔理沙は直感だと言った。でもウインクしながら行って来るのはかなりウザい。殴り飛ばしたくなるくらいウザい

 

 

「竜斗!魔理沙!」

 

 

呼ばれたから振り向くとそこにはアリスと霊夢がいた。霊夢がめっちゃニヤニヤしてるのは気のせいだろうか

 

 

「アリスに霊夢じゃないか。どうしたんだ一体?」

 

 

「えーとね、霊夢が明日お花m「花見に行くわよ!」ちょ…私のセリフ…」

 

 

霊夢にセリフを遮られ、アリスはいじけてしまった。まぁそんなことはどうでもいいとして…花見?

 

 

「もぅ春も終わりなんだぜ、花見なんてする場所あるのか?」

 

 

「ふふふ…そこにいるじゃない。花見に詳しいのが」

 

 

霊夢が指を差す先には…妖夢?

 

 

「さて、帰ろう…って皆さんどうしたんですかこっちみて…ッ!?霊夢さんじゃないですか!」

 

 

妖夢は霊夢を見るや否やすぐに駆け寄って行った。こいつら知り合いなのか?

 

 

「霊夢さんも来てたんですね!」

 

 

「な、なぁ霊夢…妖夢とは知り合いなのか?」

 

 

霊夢と仲のいい魔理沙でも知らなかったようだ。まぁ、妖夢とは初めて会った感じだったもんな

 

 

「妖夢んところの庭は夏くらいまで桜咲いてるのよ。結構涼しいし、毎年お花見に行ってるわ」

 

 

「そういえば今年はまだ来てなかったですね」

 

 

「学級委員長になったからね、行く暇なかったのよ」

 

 

「なぁ霊夢。私も連れて行って欲しかったんだぜ…」

 

 

魔理沙はかなり落ち込んでいるようだ。そりゃあ長い付き合いの霊夢が内緒にしてたんだしな

 

 

「嫌よあんたうるさいじゃない」

 

 

あぁ、納得したわ

 

 

「じゃあ今年は皆で行こう!魔理沙抜きで」

 

 

「ちょ「賛成ね、明日行けるかしら妖夢?」私の話も聞い「明日ですか?大丈夫ですよ!幽々子様にも伝えておきますね」な、なぁ私も「私はお弁当作って行くわね」話にいれ「アリスのお弁当か!美味しいから俺好きなんだよな」うぅ…」

 

 

魔理沙はついに拗ねて黙り込んでしまった。目に涙が浮かんでいるがもちろん誰も触れないでいた。魔理沙気の毒だな

 

 

「いいんだぜ…どーせ私は…」

 

 

「ごめんごめん。ちゃんと連れて行ってやるから」

 

 

「やったんだぜ!「荷物持ちとしてな」パシリか!」

 

 

ナイスツッコミ魔理沙。そのスピード世界狙えるぜ

 

 

「さて…魔理沙は放っておいて、明日どこに集合?」

 

 

「そうね…魔法の森の入り口にしようかしらね」

 

 

「わかったわ。あ、そうだ霊夢、もう一人誘いたい人がいるんだけどいい?」

 

 

「いいけど誰なの?」

 

 

アリスは教室の後ろで何やら書類をまとめているレミリアのところに行った。

 

 

「レミリアも明日お花見に行かない?」

 

 

「私?別にいいわよ?誰がいるの?」

 

 

「あそこのメンバーよ」

 

 

「へぇ〜、いつものメンバーね…って霊夢!?」

 

 

「げ…」

 

 

レミリアは霊夢を見た途端、ものすごいスピードで霊夢に近寄ってそのまま抱きついた。レミリアってこんなキャラだっけ?

 

 

「霊夢〜久しぶり〜」

 

 

あれか…これが世間で最近噂のカリスマブレイクたるものなのか…

 

 

「霊夢知り合いなの?」

 

 

「えぇ、昔にちょっとあってね。それ以来めっちゃなついてくるのよ」

 

 

「霊夢もこの学園だったのね!っていうか同学年だったのね!」

 

 

レミリアは目をキラキラさせて霊夢に話しかけている。こんなレミリア見るのは初めてだ

 

 

「レミリア…皆見てるわよ?」

 

 

「ハッ…ゴホン…まぁ、メンバーがメンバーだし私も一緒に行かせてもらうわ」

 

 

(((すげぇこのカリスマの取り戻しの早さ…)))

 

 

賑やかになって来たところで空気になりつつあった妖夢が口を開いた

 

 

「えーと…じゃあ明日は五人でいいですか?」

 

 

「えぇ、頼んだわよ妖夢」

 

 

「はい!めっちゃ気合い入れて準備しますよ!」

 

 

「じゃあ話もまとまったし、解散するか!」

 

 

「えぇ、じゃあ私は委員長の仕事あるからこれで失礼するわね」

 

 

「あ!私もあるの忘れてた!じゃあ明日ね!」

 

 

委員長のレミリアと霊夢はお互い仕事をしに行った。霊夢は完全に忘れてたみたいだけど…

 

 

「じゃあ俺達も帰るか…ほれ魔理沙帰るぞ」

 

 

俺達は妖夢に別れを告げて、拗ねてる魔理沙を引きずって帰った。魔法の森につく頃には魔理沙がボロボロだったのは言うまでもない

 

 

〜次の日〜

 

 

「やばい遅刻した!」

 

 

俺は今絶大なるピンチにぶち当たっている。なぜかというと、寝坊したからだ。

 

 

「やばいやばいやばい!」

 

 

速攻で身支度した俺は全速力で森をかけ抜けた。昔から住んでるだけあって、複雑な道でもすんなり走れる

 

 

「おっ、あれは!」

 

 

走っていると目の前にアリスがいた。見た感じアリスも急いでいるようだ

 

 

「アリス寝坊したのか?」

 

 

「竜斗じゃない。ちょっと荷物に時間かかったのよ」

 

 

アリスはいつもと同じように青のワンピースに白のケープを着ているため、荷物によほど時間かけたんだろう。確かに全員分の弁当を作るのは大変だっただろう

 

 

「少し持ってやるよ」

 

 

「あ、ありがと」

 

 

アリスの持ってる荷物を一部持って、俺達は急ぐことにした

 

 

「もぅつくわね…って皆来てるじゃない」

 

 

森の入り口につくと霊夢、魔理沙、レミリアの三人は既に来ていた。魔理沙が遅刻してないのは意外だったが

 

 

「おっ、来たわね。じゃあ行きましょうか」

 

 

霊夢は先頭に立って歩き始めた。博麗の巫女だけあって巫女服だが、やっぱり普段は巫女してるのかな?

 

 

「あー、霊夢待ってよ〜」

 

 

相変わらず霊夢に対してカリスマブレイクなレミリアは薄ピンクのドレスを来ていた。服装を見るとやっぱりお嬢様って感じがする

 

 

「私達も行くんだぜ!」

 

 

そして箒に乗ってる魔理沙はいつもみたいに魔法使いもどきの服装をしている。なんか霖之助が外の世界から拾って来たものを参考にアリスに作ってもらったらしい。かくいう俺は普通のTシャツなのだが、これもアリスに作ってもらった。基本的に俺達はアリスに色々世話になってるのだ

 

 

「ここからは飛んで行くわよ」

 

 

霊夢はそういって宙に浮くと、そのまま上昇していった

 

 

「私も飛ぶかしらね」

 

 

レミリアは懐から翼を取り出して…ってぇぇぇ!?

 

 

「レミリアそれなんすか!?」

 

 

「何って翼よ?私吸血鬼だもの」

 

 

「いやいやいや!吸血鬼なのに驚きだけどそれ以上に翼が取り外し式なのがびっくりだよ!」

 

 

「便利でいいでしょ?」

 

 

「なんもよくねぇよ!」

 

 

翼が取り外しできる吸血鬼なんか始めてだわ、そんなのいてたまるか

 

 

「私達も遅れない様にしなきゃな!行くぜ!」

 

 

俺たちも魔理沙の新しくして少し大きくなった箒に乗って霊夢達の後をついていった。

 

 

〜白玉楼〜

 

 

「さぁ、ついたわよ」

 

 

霊夢について来て辿り着いたのは、いかにも冥界って感じがするところだった。来る途中に冥界の入り口とかいうところを通ったりしたり、色々あったが何とか辿りついた

 

 

「あ、皆さんようこそ白玉楼へ!」

 

 

白玉楼というお屋敷の入り口にいると妖夢が中から走って来た。シャツにスカートという随分と動きやすそうな服装をしている。腰に刀をぶら下げているのは何でだろう

 

 

「あら、貴方達が妖夢のお友達?」

 

 

奥から歩いて来たのは、ピンクの髪が特徴的で頭に温泉マーク?みたいなものが書いたものをつけている背の高い女の人だった。やけに肌が白いな

 

 

「幽々子様は待っててくださいっていったじゃないですかぁ」

 

 

「いいじゃない、私も妖夢のお友達がどんな子達か気になったのよ。あら?霊夢じゃない久しぶりね」

 

 

「久しぶりね幽々子。今年は新顔を連れて来たわ」

 

 

「こんにちは、アリス・マーガトロイドです」

 

 

「神川竜斗です。よろしくです」

 

 

「レ(ry」

 

 

「霧(ry」

 

 

「略すなバカ!」

 

 

「西(ry「幽々子様は略しちゃダメですよ!」むぅ…西行寺幽々子です。ここで幽霊管理やってるのよ。皆よろしくね」

 

 

「全く…えぇ改めましてここで西行寺家の専属庭師をしている魂魄妖夢です」

 

 

流石に二回目だし、打ち解けて来たから噛まなかったか…あの時は人見知り全開だったもんなぁ

 

 

「じゃこっちですよ。ちゃんと整えてありますから」

 

 

妖夢はそういって白玉楼の中に入っていった。俺たちも妖夢の後をついていった。中にはいるとそこは和風の豪邸で庭には池があり、そして満開の桜が庭の周りを囲っていた

 

 

「そういえば霊夢さん今年はどの辺りにします?」

 

 

「そうねぇ…あの池のほとりとかいいんじゃない?」

 

 

「わかりました。じゃああそこにしましょうか」

 

 

そういって霊夢と妖夢は池のほとりまで歩いていった。会話からして毎回見る場所を変えているようだ

 

 

「私も御一緒させてもらおうかしら」

 

 

そういって幽々子さんも妖夢の隣に座った。穏やかな口調で凄く親しみやすい感じの人だ。

 

 

「ちゃんと皆の分作ってきたのよ。かなり多めに作るように妖夢さんに言われたのでかなり多めに作ったわ」

 

 

「え?妖夢が言ったんだぜ?」

 

 

「えぇ、実はあの時三人が帰る前にアリスさんに頼んでおいたんです」

 

 

そういえば昨日アリスと妖夢がなんか話してたな…そーゆーことだったのか

 

 

「でも一体なんでこんなに?」

 

 

「それは「わぁ美味しそう!妖夢、妖夢、食べましょう!」まぁ…御察しの通りだと思います」

 

 

うん、察したよ。十分に理解した。貴方の亭主が食べるんでしょ沢山

 

 

「まぁ、とりあえず食べますかね。いただきまーす」

 

 

さて、久しぶりのアリスの料理だな…お!やっぱり上手い!

 

 

「美味しい…アリスさん料理上手ですね!」

 

 

「いやいやそれほどでもないわよ」

 

 

口ではそんなこと言ってるが、アリスはよほど嬉しいのだろう。頬が少し赤くなっている

 

 

「綺麗な桜だし…ここは最高の場所ね」

 

 

レミリアは(多分自前の)紅茶を飲みながら言った。お花見に紅茶って…どんなけ紅茶好きなんだよ…

 

 

「ん?霊夢どうしたんだ?」

 

 

魔理沙が声をかける先には…顔が真っ赤の霊夢がいた

 

 

「あ〜?せっかくの花見なんだから呑まなきゃそんだろ〜が!おら妖夢もっと酒持ってこい!」

 

 

「は、はい!」

 

 

妖夢は慌てて走っていった。霊夢完全に酔ってるな…つーか未成年だろ

 

 

「やっぱり霊夢は呑ませたら面白いわねぇ」

 

 

「犯人あんたか!」

 

 

いやいや幽々子さんあかんだろ絶対。つーか俺ら学生だし

 

 

「まぁまぁ竜斗も呑みなさいよ」

 

 

今度はアリスが酒瓶片手にやってきた。コイツも酔ってんのか…つーかキャラ変わってね?

 

 

「竜斗〜」

 

 

「のわっ!何だ魔理沙!」

 

 

アリスの次は魔理沙が抱きついてきた。正直めんどくさいこの上ない

 

 

「魔理沙、絵的にあれだから離れろ」

 

 

「え〜、なんならこの後2人で「うん黙ろうか」へぶっ!」バシャァン!

 

 

もう少しで魔理沙が暴走しそうだったのでとりあえず殴り飛ばしたら見事に池に落ちた。まぁ、アリスが魚と思って釣ろうとしてるし別にいっか

 

 

〜妖夢side〜

 

 

「えーとお酒お酒…あった!」

 

 

私は霊夢さんに言われて、屋敷の中にお酒を取りにきていた。皆(?)未成年なのに

 

 

「霊夢さん毎年呑んでるけど…美味しいのかな…」

 

 

興味が出てきたので私は一口呑んでみることにした

 

 

〜竜斗side〜

 

 

少し時間がかかってから妖夢が出てきた。かなり赤くなっている…え?

 

 

あれ?何かおかしくね?

 

 

「妖夢遅いじゃない!全く早くしt「うるせぇ脇巫女!」はぐっ!」

 

 

妖夢は空いている方の手で自分の半霊を掴んでそのまま霊夢に殴りかかった。冷静に解説してるけど俺もかなりパニック状態だ

 

 

「何すんのよ妖夢!」

 

 

「毎回毎回人をこき使いやがって!雑魚主人公のくせに粋がってんじゃねぇ!」

 

 

「あんた…いいじゃない、宣戦布告と受け取ったわ!」

 

 

やべぇやべぇ妖夢と霊夢が喧嘩始めちゃったよ!ちょっとレミリア紅茶飲んでないで何とかして!幽々子さんビデオ回してる暇じゃないでしょ!

 

 

「…竜斗君…」

 

 

「レミリア!ついに動いてくれ「お弁当こっち持ってきて!」そっちかよ!」

 

 

でもまぁ弁当が無駄になるのもアレだから弁当だけ回収して、レミリアと幽々子さんと安全なところで見物することにした。

 

 

しかしあれだな…世紀末だな…

 

 

その後、しばらく暴れて酔い潰れた四人を持って帰るのもあれだからという事で、幽々子さんに白玉楼に泊めてもらう事にした。

 

 

もちろん、次の日に幽々子さんが録画してたビデオを鑑賞して各々が後悔することになったのは言うまでもない




作「花見っていいよな」

友「いいよね〜」

作「特に言うことないから今日はこの辺で」
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