ある転生者のオーバーロード   作:Solo Mon

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6.至高なる御方々(笑)

〜転移3日目〜

 

「どうしましょう、()()

 

「諦めた」「無理」

 

「即答かよ!」

 

 第九階層【円卓の間】にて、ナザリックの最高支配者とナザリックのNo.2と竜達の親玉が、其々頭を抱えるという異常な光景が広がっていた。

 現在、モモンガの自室は執務室に改修中である。

 ちなみに、シャボンヌに関しては、

 

 船乗り場の舟の中に泥舟があることは知っていたが、つい悪ノリして、飛び乗った舟が泥舟で、瞬時に溺れた奴

 のような気持ちになっていた。

 

「何であんなに評価高いの???? え? 俺何もしてないけど、シャボンさんじゃああるまいし。」

 

「おい、今回はやらかしてないぞ!」

 

「他で色々とやらかしているからそう言われるんです。少しは自重してください。」

 

「ふぁ〜い」

 

「こ、こいつ……」

 

「あ、駄目ですね。多分この調子では話聞きませんよ。」

 

「取り敢えずはシャボンさん抜きでこれからの予定を……」

 

「先ず、竜達からの情報により、北部に広大な森林が広がっているそうです。また、ウチのワールドアイテムを使うのは少々リスキーなので、《遠隔視の鏡》を使いましょう。」

 

「いきなり真面目になるくらいなら、初めっから真面目にしてください。」

 

「ふぁ〜いwwww」

 

「……」「ちょっ! モモンガさん! ストップ! 落ち着け! は、早まるなぁ! 

 人を小馬鹿にしたような態度の竜人にキレた骨が、無言で超位魔法の発動を準備する。

 それを必死に止める古き漆黒の粘体(エルダー・ブラックウーズ)

 

 この状況を一言で表すと、カオス。

 

 

 ────────

 

「では、モモンガさんと僕で《遠隔視の鏡》の使用を試し、ヘロヘロさんはペロロンチーノさんと大森林へと向かうということでよろしく頼みます。」

 

「分かりました。」「了解です。」

 

 話し合いの結果、周囲の探索隊として、僕とモモンガさんが《遠隔視の鏡》で、ヘロヘロさんとペロロンチーノさんが実動隊として、其々行動を開始することになった。

 

「では明日の昼13:00に執務室へ全員集合で」

 

 ────────

 

【防壁都市ホーンバーグ】周辺

 

 あの後、モモンガさん達と別れた僕は、自らの居城へと向かう。

 

「しっかし、こんな草原前世にも無かったぞ。」

 

 辺り一面草、草、草……

 この世界独自に自生する植物が辺りに生い茂る。

 

「採取して観察しないとなぁ。此処の自然はとても興味深いからね。」

 

 僕はそこら辺の草を一二本土ごと根元から掘り抜く。

 鉢を低位の道具魔法で精製し、その中に一種類ずつ入れる。

 

「ふぅ、だいぶ入れたな。うん? 空が……」

 

 ふと、空を見上げると、満天の星空が広がっていた。

 

「こんなにも美しかったなんて……」

 

 この世界の夜空の美しさについ見惚れてしまう。

 転生前にもこんな星々のドームを見たことなど無かった。

 一つ一つの星々が、互いに会話するかのように明滅する。

 月は夜空に浮かぶ真珠のようであり、夜空の宝石箱の中で、最も強く光り輝く。

 天の川は朧げに光り、巨大な帯を成す。この世のどんな絹よりも繊細で、きめ細やかな織物を見ているかのようだ。

 

「あぁ、何とも……美しい。」

 

 何故城下町を走り抜けた時には気付かなかったのか? 

 何故さっきまで下ばかり向いて、一度も上を見なかったのか……

 

 こんなにも身近に宝はあった。

 

「この夜空を独り占めしたい。けれど、それは自然のあり方を変えてしまう。誰か一人が全てを統べる世界など、糞食らえだ。」

 

 だから、僕は……

 

 

 ──────ー

 

【防壁都市ホーンバーグ | 露店「スノーフル」】

 

「おっ、お前さんオイラのホットドッグ食うかい?」

 

「いや、今はそんなことより……」

 

「食うか、食らうか、どっちが良い?」

 

「食います! 食いますから!」

 

「hehe、毎度あり〜」

 

「お前の本性やっぱエグいな。「今日はいい天気だぁ」ごめんなさいごめんなさい! ()()だけは勘弁して貰いたい!」

 

「ん? オイラは今日の天気のことを言っただけだぜ?」

 

「くっ……この腹黒骸骨め「こんな日には、お前さんのみたいな……」すみませんすみません!」

 

「……奴は、とっておきのジョークをお見舞いしてやるぜ!」

 

「ふぅ、良かった……」

 

「この店の目玉商品の一つ、玉子ドッグには何の卵が使われているか知っているか?」

 

「えっ普通に鶏じゃ……」

 

「烏()鶏玉子ドックだ。作ってる奴も骨だがな!?」

 

 \ツクテーン/

 

「……はぁ〜」

 

「どうした? オイラのジョークに感動のため息を……」

 

「感動のため息って何だよ……そうじゃない! 今日ここに来た訳だが、此処【防壁都市ホーンバーグ】が異世界に転移してしまったみたいだ。」

 

「あぁ、知っているぜ。空が違っているからな。」

 

「知っていたか……なら話は早い。ちょっと鳥人(バードマン)と黒いスライムの後を付けてくれないか? 特に鳥人(バードマン)の方を注視して欲しい。」

 

「heheh、何だよそのカオスな面子は。まぁ了解したぜ。これ着ていけば良いんだろ?」

 そう言って懐から()()()()()()()()()()()()()サンズ。

 

「そうだ。まぁ、頼みって位だから、別に店頭でサボっていても良いけどな?」

 

「おいおい、オイラがサボっているって? これでも粉()砕身して生きているんだぜ? 骨だけに!」

 

 \ツクテーン/

 

「……パピルス、助けてくれ……」

 

「パピルスなら確か見廻りに行ったぞ。『俺様がニンゲンを捕まえるのだ!』って言ってな。」

 

「パピルスに見つかればいいけどなぁ……他の奴等なら視界に入った瞬間即抹殺だろう……(汗)」

 

「せやな。」

 

「んじゃ、これお代だから。ホットドッグありがとさん!」

 

「heheh、一方的に要求突きつけたままおさらばとは、お前さんも十分酷いじゃないか?」

 

「ジョークのお返しだ。」

 

「お気に召したようで何より。」

 

 ニヤリと笑う鎧と骨。彼等を倒せる者は、この世界にいるのだろうか? 

 まだみぬ異世界に向けて、着実に下準備をしていくシャボンヌ。

 明日に備えてホーンバーグ内の自室で眠る……

 

 


《モモンガ・ヘロヘロサイド》

 

 

 

 

【ナザリック地下大墳墓】宝物殿入り口付近

 

 

 

 

 その前で、サキュバスとオートマトン、スライムの供を連れた骸骨様と漆黒の粘体が姿を現した。

 

『お、落ち着け、落ち着くんだ。俺。()()()は俺が作ったんだろ! 責任は俺にある……』

 

『モモンガさん……』

 

【ナザリック地下大墳墓】宝物殿。

 大墳墓最後の砦とも言えるここは、とあるNPCが守護を任されていた。

 

 尚、ここの守護者はペロロンチーノとシャルティアの披露宴にも、ましてや緊急事態招集にも参加していなかった。

 

 それは何故か? 

 某ナザリック知謀の三大将(仮)の中の一角に数えられている彼が来ない理由を、他の二角はこうコメントしている。

 

「宝物殿は、いつ如何なる場合でも守護を怠ることは御法度であり、任せられる守護者はこのナザリックでも特に強く、賢く無ければならないという、至高なる御方の御考えによるもの」だと。

 

 しかし、実際にはそれとは別に、知謀の三大将でも考えが及ぶことはない、()()()()があった。

 

 それは、この【ナザリック地下大墳墓】の絶対支配者、『モモンガ』の過去にある。

 

『あ〜これ絶対動き出しているよなぁ(泣)……どうしよう、やっぱり引き返しましょうか。』

 

『ここまで来て?!』

 

()()()がこの中で動き回っていることを想像したら、どうしても開きたくなくなるんですよ!』

 

『貴方の過去です。しっかりと受け止めてくださいな。』

 

『い、イヤ────────!!!!』

 

 さながらこの密談はお供達には聞こえない。

 彼女達は口々にこう言うだろう。

「実に支配者たるに相応しい御姿」だと。

 

 さて、一行は宝物殿入り口の黒き物体がくまなく覆う扉の前までやってくる。

 

「大丈夫か? アルベドよ。」

 

「はい。モモンガ様より頂いた腕輪により、《ブラッド・オブ・ヨルムンガルド》の毒ダメージは完全に無効化されています。」

 

「宜しい。では向かうぞ。え、え〜っと……『ア、アインズ・ウール・ゴウンに栄光あれ!』」

 

 その言葉に反応して、扉の上、黒い壁面から何か文字が浮かび上がってくる。

 

「これは……『かくて汝、全世界の栄光を我がものとし、暗きものは全て汝から離れ去るだろう。』だな。」

 

 ヘロヘロが合言葉を唱えると、今まで扉をピッタリ塞いでいた黒い物体がある一点へと集まり、その点に残るは漆黒の球体のみ。

 

 宝物殿の扉は開かれた。

 

『ヘロヘロさん、もっと遅く言って貰った方が良かったです。』

 

『どんだけ入りたくないんだよ! この人!』

 

伝言(メッセージ)』でツッコミを入れるスライム。

 完全にポジション逆転している。

 

『さあ、もう観念してくださいな。遂に御対面ですよー。』

 

ふぉお!?

 

 ここの守護者が整頓しているのであろう手入れが隅々まで施されている管理庫──さながら美術品を展示しているかのよう──を通り抜け、一行は終点に向かう。

 モモンガの精神の終点でもあるのだが……

 

 

 一行は長方形の、中央部にソファとテーブルのみ置かれた部屋に出る。

 

 その部屋のソファからゆらりと姿を現す者が……

 

「タブラ・スマラグディナ様!? な、何故……」

 

 現れた異形──蛸を彷彿とさせる頭部に、水死体のようなヌラヌラとした白い皮膚に覆われた『脳喰らい(ブレイン・イーター)』──は、紛れもなくアインズ・ウール・ゴウンの大錬金術師、『タブラ・スマラグディナ』の姿だった。

 

「落ち着いてください。守護者統括アルベド様。」「……アイツ、至高なる御方じゃない……何者?」

 

 アルベド、シズ、ソリュシャンが困惑する中、モモンガは頭を内心抱えながら、こう言葉を零す。

 

 

「もう良い。パンドラズ・アクター。元に戻れ。」

 

 

 次の瞬間、

 蛸の異形種だった《それ》は、たちまち姿を歪ませる。

 後には、軍服姿の『上位二重の影(グレーター・ドッペルゲンガー)』が姿を現す。

 

 

「ようこそ、おいでくださいました。」カッ

 軍服をサッと翻し、軍靴を軽快に鳴らす。

 

「至ィ高なるぅ御方! ヘロヘロ様ァ〜〜! そして! 私の創造主! ン~モォモンガ様っっっ!!」

 

 明らかなるオーバーリアクションに、右手で見事な敬礼をバシッと決めたその男の名は……

 

 

【ナザリック地下大墳墓】宝物殿領域守護者『パンドラズ・アクター』その人である。

 ある骨は呼ぶ、彼のことを『黒歴史』であると。

 

 

 モモンガはこの時既に17回の精神抑制が働いていた。

 

(ひぃっ! や、やめてくれぇええええええ!!!!!!)

 

 心の中で魂の叫び(笑)を上げるモモンガ。

 友にも守護者統括にも部下にも、ドン引きされる自分のNPCの痴態

 ↑(本人がそうあれと設定した為に、パンドラズ・アクターにとやかく言うことができない。)

 と、そのNPCの姿が若かりし日の己、()()()()()()()()()()()()()()()()と結びつき、

 

 モモンガは悶絶した。

 

「……お、お前も元気そうだな……」

 絞り出すように言葉を発す。

 

「はい! 元気にやらせていただいております。ンところで、今回は……」

 止まないオーバーリアクション。軍帽の前を右手で押さえ、左手は後頭部に添えながら、肩越しにこちらを見やる『黒歴史』。

 

「……どうなされたのでしょうか?」

 

「カフッ」パァァァァ

 思わずモモンガは体勢を崩しかける。

 生身の人間だったら、確実に吐血しているのであろう。

 

「……我が友ヘロヘロ、ペロロンチーノの装備と、ワールドアイテムを取りに来た。」

 

「おぉ、ゲイ! ボウ! 太陽の輝き、ペロロンチーノ様の御威光を示す暁の魔ぁ弓! そして、さ〜らには! 全てのアイテムを超越した破ぁ格の存在。その名もぉ! ゥワ〜ルドアイテム! 世界を変えるぅ! 強大な力、至高のゥ御方々の偉大さの証ぃ〜。ナザリックに眠る、秘宝の数々が、」

 とどめの一撃! 

 

「遂に力を振るう時が来たと」

 

 こうかはばつぐんだ! 

 モモンガのせいしんにじんだいなダメージをあたえた! 

 モモンガはひんしだ! 

 

「……《強欲と無欲》、《ヒュギエイアの杯》を用意してくれ。我等は装備の方を取りに行く。……では、其方は頼んだぞ。」

 

「は! 仰せのままに! いってらっしゃいませ! モォモンガ様!」

 そう言って敬礼するパンドラズ・アクター。

 

「……そして、お嬢様方。」

 

「お嬢様?」

 アルベドが顔を(しか)める。

 

「私は守護者統括。そのような軽々しい言葉使いは慎むよう。」

 

「立場は弁えてください。パンドラズ・アクター様。」

 

「……同感。」

 

「Oh……それは失敬。ヴァラ(薔薇)のように美しく、可憐な御姿につい……」

「お〜いちょっとこっち来ようか〜!!」

 

 流石に我慢の限界だった。

 モモンガはパンドラズ・アクターの肩を掴んで連れて行き、壁に追いやる。

 

「あ、ドン……」

 右手をパンドラズ・アクターの顔の真横に叩きつける。

 

いいか? お前の主人は俺だよな?」

 

「は、はい。モォモンガ様……」

 

だったらさ! そんな主人の頼みでもなんでも良いからさ! 敬礼は止めないか……? ほ、ほら、何というか色々変じゃないか? 変に思われたくないだろ? だったら敬礼は止めような!」

 

「……Wenn es meines Gottes Wille(我が神のお望みとあらば)

 

 ダンッ!! 

 左手を瞬時にパンドラズ・アクターの顔の真横に付ける。顔を更に近づける。

 

「ドイツ語だったか〜???? それも俺の前ではしないでくれ!」

(あ〜もう限界だ! この苦痛から誰か解放してくれ〜……)

 

 

 ──────────────

 

 宝物殿の最深部には42対の柱の空間にゴーレムが置いてある。

 至高の41人を模したものである。

 

 その中の二体──鳥人の像と粘体の像──から装備を外す骸骨。

 

「ほへ〜やっぱ私達に似てますね〜。」

 

「リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンをつけていたら襲い掛かられることを忘れかけてましたよ。ありがとうございます、ヘロヘロさん。」

 

「ハハ、ゴーレムにそう作動するようにプログラムをいじった私が忘れる訳ないじゃあないですか〜」

 

「それもそうですね。あの時残業をかっぽってまでログインしてくれたこと、本当に感謝しています。」

 

「残業代なんて、あって無いような物なんで大丈夫です……」

 

「めちゃくちゃ大変だったみたいですね……」

 

「ほんと、もうあの世界には絶対戻りたくありません!」

 

「めっちゃ同感です。」

 

 モモンガとヘロヘロは、自分が置かれていた『リアル』での環境を思い出し、もう二度と帰りたく無いと切実に願うのだった。

 

「それにしても、この世界って一体何なんでしょうね?」

 

「分かりません。元いた世界とは明らかに違う事位しか。」

 

「違うと言えば、NPC達が動き出した事です。」

 

「ほんと全くですー」

 

「ソリュシャン達が動いて『ヘロヘロ様!』って言って付き従ってくるんですよ! 天国ですよ! メイド天国!」

 

「ヘロヘロさん、嬉しいのは分かりますが、落ち着いて……」

 

「このままではやがて手を出してしまう! 早めに何かしなければ……」

 

「ヘロヘロさんまで性犯罪者になったら、此処が半壊するのでやめて下さい。犯罪者はペロロンチーノさんだけで十分です。」(ペロ「へくちっ」)

 

「ペロさんは一線を超えてしまった……」

 

「見た目的にシャルティアはアウトですからねー。たっちさんがいたらな〜ペロさんを止めれるのですがね。」

 

「いや、あの人確かリアルでリア充だから、今頃戻れないことを知って嘆きますよ。」

 

「リアルには幼い娘が〜とか言ってそう……それでペロさんが反応して斬られてそう……」

 

「なんか容易にその光景が想像できてしまう……」

 

「まぁ、普段の行いですかね。」

 

(ペロ「」)

 

「さて、そろそろ戻りますか。パンドラズ・アクターがワールドアイテムを持ってきていると思うので。」

 

「ぁぁぁぁぁぁ……」

 

「どんだけ意気消沈しているんですか!? ……はぁ、少し前まではこんなにツッコミすることもままならなかったのになぁ……まぁ、モモンガさん、パンドラズ・アクターは普通にカッコいいと思いますよ? うん。」

 

「そうじゃない。そうじゃないんです……」

(確かに軍服はカッコいいと思うけれど、オーバーリアクションが……許容範囲をゆうに超えている!)

 

 彼等は、宝物殿3番目の部屋の柱を離れ、談話室へ戻る。

 

「お待ちしておりました。モォモンガ様ァ〜!」

 案の定待ち構えている『黒歴史』。

 

 パァァァァ「……ご苦労。パンドラズ・アクター。それで、持ってきた物を……」

 モモンガの気力ゲージはとっくに0のようだ。

 

「こちらでございま〜〜す!」

 そう言ってパンドラズ・アクターは《ヒュギエイヤの杯》、《強欲と無欲》の2つをモモンガに手渡す。

 

「あ、ありがとうな。パンドラ」

 

「私はモォモンガ様に作られた者。とぉ〜ぜん! です!」

 

「……では、我等は行く。次ドイツ語使ったらキレるからな! 

 

「承知しましたぁ! では、お気を付けを!」

 

 その言葉を背に、モモンガは早々に宝物殿を去る。

 パンドラズ・アクターには申し訳ない事をしたと思うものの、やっぱり耐える事は不可能だった。

 

「後でパンドラズ・アクターにもお詫びの《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》渡しとくか。アイツも必要時以外は宝物殿を離れたりしないだろう。」

 

そう、心に書き留めて置くモモンガであった。

 

 

 

 

 

 

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