ある転生者のオーバーロード   作:Solo Mon

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12.冒険したいです!

「俺、冒険したいです。」

 

「突然何を言い出すんですか、

 アインズさん。」

 

 

 ナザリック地下大墳墓【執務室】

 

 大図書館でビジネス書を手に取り、執務開始から15時間が経過。時刻はもう朝だ。

 

 仕事疲れで頭がイカれたのかこんな朝っぱらから変なこと言い出すアインズさん。

 

 魔王の冒険者なんて聞いたことねーよ。

 

 

「何って、冒険がしたいな〜と」

 

 

「いや、一体何処からその思考に……」

 アインズさんの右手にある書類の題名を見て、

「あ〜、恐怖公やルプスレギナからの連絡に何かあったんですね。」

 

 世界征服宣言の翌朝

 アインズさんとペロロンチーノさんとヘロヘロさんと僕で会議を行った結果、ナザリック周辺の長距離探索を恐怖公の眷属がしきることになった。

 更に、ルプスレギナをカルネ村監督官に正式に任命し、村の様子を逐一報告するように指示した。

 

 ルプー、駄犬と言われないように頑張れよ。

 

 

「ここに『冒険者』という職業についてが書かれています。職務内容はモンスター退治、対モンスター用の国の傭兵みたいなもんです。」

 

 

「そんな職業なんでなるつもりなんですか?」

 

 

「この世界で使えそうな者を調べたいというのもありますが、

 たっちさんみたいに正義の味方になりたいな、と。」

 

 

「アンタ自分の今の容貌ちゃんと理解して言ってるんすか?」

 

 

「Exactly! その通りでございます!」

 お前はテレ◯スTダービーか! 

 

 

「お骨様が冒険者とは……世も末、か……」

 

 

「いや、何で私が冒険したいと言っただけでそんな世界の終わりみたいな反応示すん?」

 

 

「で? メンバーはどうするつもりですか?」

 

 

「取り敢えずプレアデスの誰か、

 ユリかナーベラルを考えています。」

 

 

「護衛が乏しい……」

 

 

「守護者達は其々仕事を与えてしまっているので……

 それに貴方やペロロンチーノさん、ヘロヘロさん全員で行きたかったですけど、

 ナザリックを守る人が0になるのは流石にまずいかと……」

 

 

「確か、ペロロンチーノさんはシャルティアと共に現地の有力者を徴収する任務に就くんでしたよね?」

 

「えぇ、その通りです。」

 

「そしてヘロヘロさんはソリュシャンと共に王国への潜り込みをする、となると、必然的に僕がナザリックに残らないといけませんね。」

 

 

「すいません! 留守を頼みます!」

 両手の平を合わせる骸骨

 

 

「了解です。……でも、ぶっちゃけアルベドとティルル、最悪第八階層のあれらがいるので、ナザリックが落とされる可能性は考えにくいですよ。

 ウチのホーンバーグでさえティルやサンズ達を落とせるような奴がいきなり来るとはどうしても思えません。

 仮に居たとして、先ずは様子見すると思うんです。

 いざという時の転移策として、

《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》と《転移の指輪(リング・オブ・テレポーテーション)》の兼ね合いすることが考えられますけど……」

 

 

「……やはりシャボンヌさんがナザリックにいたとして、過剰戦力なだけか? 纏め役はデミウルゴスの仕事を奪ってしまうことになる……

 やっぱ、シャボンさんは私と一緒に冒険メンバーに入って貰いたいのですが……駄目ですか?」

 

 

「良いですよ〜」

 

 

「助かります。」

(よっしゃ! これで気楽に冒険できる! シャボンヌさんがやらかさないか心配だが……)

 

 

「今失礼なこと言われたような……」

 

 

「きっと気のせいでは?」

 

 

「ううむ……」

 

 

「ということで、一緒に冒険しましょう。シャボンさん。」

 

 

「勿論です。では、早速行く時の様相を決めましょうか。」

 

 

「このままだと人間達がどんな反応示すか分かりませんからね、なるべく様相を人間よりにした方が良いのは分かります。」

 

 

「じゃあこれ付けてください。」

 咄嗟にスカーフを懐から取り出す。

 ニシシw

 

 

「何ですか? これ」

 

 

「これはですね……あっ! 後ろからシャルティアが!」

 

 

「えっ! 嘘だろ……」

 後ろを振り向くアインズさん。

 

「今だ!」

 

 

「えっちょっとなにすんで……」

 ローブ上からスカーフを巻き付ける。

 

 

「は〜い装着〜」

 

 

「ちょっと! 嫌な予感しかしない! やめろぉ〜!」 

 アインズは気付くのが遅かった。

 スカーフを着せた瞬間、アインズさんの容貌が劇的に変化する。

 骸骨の身体が白い光に包まれる。

 アインズさんは光の塊となり、形が異様に変化したかと思うと、

 光の塊は次第に小さくなり、新たな身体を形成していく。

 

 

「な、何じゃこりゃ────!!! 」

 

 光が晴れた時、お骨様の姿はそこには無く、

 

 そこに立っていたのは一人の黒髪の美少年(ショタ)だった。

 

 

「あ、やべ」

 

 

「あ──!! ふ、服が! 服が〜! 」

 見るからにダボダボなローブに押し潰されそうになるショタンズさん。

 ローブの下は勿論全てずり落ち、

 残るは哀れな裸のショタがいた。

 

 

「ま、いっか。命に別状無さそうだし。」

 

 

「なーにが『ま、いっか』だ!!」

 

 

「ちなみにそのスカーフは《まほうのスカーフ》という子供ユーザー向けのアイテムです。効果は空飛ぶ少年になれるって代物。人間種に偽装できる上、元のレベルは変わらない超優れ物何ですが……それ、3日経たないと取り外し不可です。」

 

 

「え? ってことは3日間この姿のまま?」

 

 

「飲食できるようになるみたいなんで、良かったですね。」

 

 

「ふざけんな──!! 」

 執務室内をアインズさんの絶叫が木霊す。

 その瞬間、執務室の扉がノックされる。

 

 

 ゴンゴン

「失礼します! アルベドです! アインズ様、大丈夫でしょうか!」

 バターン

 

 

 扉が思い切り開け放たれ、時間あったのかと疑いたくなる全身武装で執務室に飛び込んできたアルベド。

 

 彼女は変わり果てた主の姿を見ることになる。

 

 

「イヤ──! 見ないで──!」

 女子のような声を上げるアインズさん。

 

 

「アインズ様?! そ、その御姿は一体……?」

 困惑するアルベド。

 

 

「あ〜アルベドよ、これは変身アイテムの作動実験だったのだが……」

 すかさずフォローしておく。

 

 

「シャボンヌ様、それは一体どういうことなのでしょうか?」

 

 

「アインズは人間の街で情報収集を行うにあたり、異形種を人間種に偽装できる手段の確立の為、此度の実験を行うことにした。しかし、結果思わぬ姿になってしまっただけだ。命に別状は無い。」

 アインズさんがやらかしたんです。僕なんもしてません。

 

 

『いやアンタ何人のせいにしてんだよ!』

 

 

『さあ、なんのことやら。』

 

 

『ぬぐぐぐぐ』

 

 

「そうだったのですか。……申し訳ありません。私めの独断専行により、至高の御方々の実験を妨げてしまったこの非礼、お望みとあらば命を持ってこの償いをいたし」

「よ、よせよせよせ! こんな些細なことでお前の命を失いたくは無いぞ!」

 

 

「ア、アインズ様……!」

 

 

「大丈夫だ、アルベドよ。私はお前を我が子のように大事に思っているぞ。」

 

 

「アインズ様〜!!」

 そう言って泣き崩れるアルベド。

 

 

「も、勿論他の者達も等しく愛しい者と思っているからな。」

 

 

「アインズ様──!!」

 

 いつの間にか入って来ていた八肢刀の暗殺蟲(エイトエッジ・アサシン)達も歓喜に打ち震える。

 彼等が虫では無かったら、今頃この部屋の大半が涙で水没していただろう。

 

 

「ふっ、下僕からとても好かれているな。アインズ。」

 

 

「自分でも驚いている。」

 

 ここで一旦適当な演技を挟み、

 

 

「話は変わるがアルベドよ、プレアデスの副リーダー、ユリと、ナーベラルを呼んで来てはくれないか? 少々話がしたいのでな。」

 アルベドにこう依頼する。

 

 

「はっ! 畏まりました、シャボンヌ様。すぐに連れてきます。『伝言(メッセージ)』『ユリ? ナーベラル? 今時間空いているかしら? シャボンヌ様とアインズ様からの御命令よ。すぐに執務室まで来て欲しいわ。えっ? ……そ、そうなの? 分かったわ。』……すいません、アインズ様、シャボンヌ様、少々トラブルが……」

 

 な〜んか嫌な予感がするぞ〜

 

 

「先程のアインズ様の御声により、現在一般メイド達が敵襲と勘違いして虚偽の情報を各守護者達に伝えたらしく、第九階層が今大勢の下僕達で溢れかえっているそうで、ペロロンチーノ様とヘロヘロ様が特攻の準備を……」

 

 

「「大丈夫(です)か! アインズ(さん)!」」

 

 ペロさんとヘロヘロさんが同時に部屋に突撃して来て、その後から大勢の下僕達の波が執務室に雪崩れ込んでくる。

 

 

「最優先事項は至高なる御方々の身の安全である! アインズ様とシャボンヌ様を御守りせよ!」

 

「コノコキュートス、御身ニ仇ナス愚カ者ヲ成敗シテゴランニイレマショウ!」

 

「「アインズ様! シャボンヌ様! 大丈夫ですか?」」

 

「潰す! コ◯ス! 絶対に許さない、血塗れにして八つ裂きにしてェェ! 張り付けにして気が狂うまでひたすら拷問して◯◯◯してやる!」

 

 

 これ、どうしよ。

 

 


 

 

《20minutes later》

 

 

 下僕達全員に事情を説明し終え、下僕達全員は各々の持ち場に戻っていく。

 執務室には4人? の異形達が残された。

 

 

「で、結果このショタンズさんが出来たと?」

 シャボンヌから事情を聞いたペロロンチーノが先ずショタンズについて言及す。

 

 

「ショタンズ言うなぁ……」

 

(ショタンズさん、マジ天使。)byシャボンヌ

 

 

「まぁその姿ならあの怖いお骨様と黒髪ショタが同一人物なんて考える人居ないでしょう。」

 ヘロヘロがアインズのフォローをする。

 

 

「それに、こうした方が都合が良いと思いますし?」

 その後からシャボンヌがこう言う。

 

 

「え? 何で?」

 小首を傾げるアインズ。

 性別女かって位可愛い。

 

 

(ショタンズ、恐るべし破壊力。)byペロロンチーノ

 

(マーレ並の破壊力あるわ。)byヘロヘロ

 

 

(青薔薇のティナって確かショタコンだったような……あっ、頑張れ、ショタンズさん。)byシャボンヌ

 

 

「ユリもナーベラルも女ですから、男共から狙われそうじゃないですか。そこで! 俺達二人がユリかナーベラルに手を出そうとする男共をガードするんですよ。」

 シャボンヌがショタンズの問に答える。

 

 

「あー確かにシャボンさんはイケメン顔の竜騎士だし、アインズさんはビジュアルが美少年になってますからね。シャボンさんとアインズさん二人を実力でも顔でも超す奴でないと相手にならなそう……」

 ヘロヘロのカバーが入る。

 

 

「ショタンズさんが狙われるかもしれませんよ? ほら、よくオネショタ同人誌が売られて……」

 ペロロンチーノが全てを台無しにしていく。

 

 

「ペロロンチーノ、ストップ。あと、ショタンズ言うな。」

 ショタンズが頬を膨らませて怒る仕草をする。

 可愛い。

 

 

「可愛い。」

 

「それな。」

 

「だが男である。」

 

「何で可愛い可愛い言われなきゃならないんだ……」

 

 

「可愛いから仕方ない。」

 

 

「……」

 

 

「さて、取り敢えず私はナーベラルを推します。」

 ヘロヘロが話題を変える。

 

 

「何故です?」

 理由を聞くショタンズ

 

 

「ユリは頭が取れやすいって設定をやまいこさんが付けていたと記憶しているので、人前で首ポロリしたら収集が付きません。」

 ヘロヘロはNPCプログラム担当だった為、その頃の記憶を基に理由を述べる。

 

 

「俺は〜オネショタならユリかな〜やっぱあの胸ははんそ……」

 

「ペロさん、怒りますよ?」

 ペロロンチーノォ……

 改名してエロロンチーノにすっぞ。

 

 

「サーセン。」

 エロロンチーノ。

 

 

「ぶっちゃけどっちもメリットデメリットあるし、どっちでも良いと思う。」

 シャボンヌはどっち付かず。

 

 

「ユリはカルマ値善で人と上手くやっていけるだろうが、首ポロリスクが……ナーベラルはカルマ値ー400だから人に対してヤベーことするかもしれない。だがリスク持ちでは無い……悩ましい……」

 悩めるショタ。

 

 

「どっちもは?」

 

「「「それは無い。」」」

 

「ですよねー」

 いつもの。

 

 

「……ユリは副リーダー、任せるにしてもナザリックでの仕事と冒険者の仕事両立は流石に……」

 一拍置いてシャボンヌはこう告げる。

 

 

「では、ここはナーベラルで。」

「OK〜」

「決まりですね」

「ナーベラルでもオネショタ可か……?」

 

 

 3名の同意(約一名少しおかしかったが)を得て、ナーベラルがお共となることが決まった。

 

 

「そして、残念ながら、ペロさんとヘロヘロさんには、それぞれ別の仕事に行ってもらいます。」

 

 

「「えー」」

 

 

「ペロさんはシャルティアと現地の有力者の調査。捕縛可能だったら捕まえて来て下さい。」

 

 

「シャルティアと一緒か〜……まぁオケ。女騎士来ないかなぁグヘヘヘ」

 

 

 キスからだいぶシャルティアに籠絡されたようだ。

 本来なら悶絶して拒否するところ、シャルティアとの体験がずっと抜けないせいか、シャルティアが平気になっているペロロンチーノ。

 彼は平常運転である。

 

 

「ヘロヘロさんはソリュシャン、セバスと共に、現地の通貨や魔法、生活、技術等の調査を。」

 

 

「えっ! ソリュシャンと!? ……物凄く恥ずかしい……」

 

 ヘロヘロにとって、ソリュシャンは自分の理想(性癖)の体現。

 自らの欲望をありのまま表現した者だ。

 ペロロンチーノのようにソリュシャンに速攻で籠絡される筈もなく、彼の中での彼女は言わば只の恥ずかしい記憶の具現体である。

 恥ずかしいのも当たり前である。

 

 

「すいません……」

 

「いやアインズさん大丈夫です! 俺行けますよ! ……多分」

 

 ショタが見るからにガッカリした様子でいた為、反射的に大丈夫と答えてしまったヘロヘロ。

 後悔先に立たず。

 

 

「この世界について少しでも多くの情報を知りたい現状が無ければ一番良いんですけどね……」

 

 

「全くですよ。まぁでも、未知の世界の旅って考えたらとてもワクワクします。

 

 ……あっ、言い忘れてたんですが、明日から行動に移す予定です。」

 この人とても重要なこと言い忘れているし……

 

 

「うぇ?! 明日?」ヘロヘロドンマイ。

 

「次回、ヘロヘロさん、死す。」

 デュエルスタンバイ! 

 

 

「ヘロヘロさん、骨は拾って置きますよ。では、また明日。」

 縁起でもないことを……

 

 

「あれ? シャボンさん何か予定あったんですか?」

 

 

「サンズが何しているか気になってしまいましてね。」

 

 

「あぁあのパーカースケルトンですか。」

 

 

「ア(・)レ(・)が強いって知った時はびっくりしましたよ。」

 

 

「敵に回したくないですね。下手したら第八階層のあれら以上の力を持っているようなヤベー奴作って……」

 

 

「ハハ、褒め言葉として受け取って置きますよ。じゃ、バイビ〜」

 転移して姿を消すシャボンヌ。

 

 

「ではアインズさん、私達も」

 

「う〜ん、う〜〜〜〜〜〜ん。すいませんちょっと胃痛が……」

 

 

「また後日、ヘロヘロさん大丈夫ですか?」

 

 更に2名の異形種が執務室を後にする。

 執務室は再びアインズだけになった。

 

「それにしてもこの姿、どう皆に伝えれば……」

 

(この状態で一番会いたくないのはシャルティアだ……絶対に会わないなんてことないし……警護の下僕を付けるべきだった……アルベドとか)

 

 

 コンコン

「お部屋に入りんすえ。アインズ様。出発前に御身に……」

 

「あっ……」

 入ってきたシャルティアと頭を抱えていたショタンズの視線がバッチリ合う。

 

「ア、アインズ様? そそそその御姿は一体……?」

 

 

「い、いや大したことはない。実験の結果こうなっただけで……」

 

 

 シャルティアは己の中に新たな性癖が芽生えるのを感じた。

「ジュルリ……ショタも有りでありんすねぇ」

 

 

「ちょっちょっと?! 何で手をワキワキしながらこっちに近づいてくるの?!」

 

 シャルティアの理性はとっくに崩壊している。

 今は目の前の美少年(ショタンズ)を攻略することにしか気が行ってない。

 ちなみに目が完全にイっていた。

 

「や、やめ……」

 

「大丈夫でありんす。後は私にお任せを。」

 

「なにを?!」

 

「必ずや、アインズ様をオトナにして差し上げんしょう。」

 

「ちょっ今でも十分大人……ギャー⁉︎」

 

 

 

 ちなみに、この後パンドラズアクターから宝物殿の会計資料をもらったアルベドが執務室を訪れ、主人の貞操は寸でのところで守られた。

 

 シャルティアはペロロンチーノの元に送還。

 戻ってきたら自室で5日間謹慎が決まったそうな。

 

 

 ーーーーーーーー

 

《サンズサイド》

 

 

(影の竜王(シャドウ・ドラゴンロード)からの連絡はまだだな……ガゼフとか言うニンゲン、どうもキナ臭いと思ったんだが……オイラの考え過ぎだったか?)

 

 

【防壁都市ホーンバーグ】【スノーフル・ホットドッグ二階サンズの部屋】にて、サンズはガゼフ・ストロノーフの監視役として忍ばせた特別性影の竜(シャドウ・ドラゴン)からの連絡を待っていた。

 

 十分後

 

(おっと来たか)

 

 *れんらくがきたようだ。

 

 

『ーーーーーーーー』

 

 

『おっ、そうか。ありがとな。引き続き監視よろしくたのむぜ。』

 

 

『ーーー、ーーーーー』

 プツ

 

 

(ガゼフ・ストロノーフ……

 これはちょっと不味い案件だな……どうにか……)

 

 

 *サンズはなにかをかんがえている。

 

 

 ブィイイイ

 *ふいにアラームがなった。

 

(客人? アイツしかいねぇな……)

 

 *サンズはなにかをさとったようだ

 

❤️ACT

 

 *サンズはつくえにあたまをふせた。

 

 

「お〜い、居るか? サンズ〜?」

 

 

「おいサンズ! シャボンヌかっかがきたぞ! 兄ちゃんになにかはなしたいことがあるそうだ!」

 

 

「おっその声はシャボンヌとパピルスか?」

 

 

「勝手に入るぞー」

 

 

「あ〜! オレさまがあれほどへやキレイにしろっていったのに!」

 

 

「よう、シャボンヌ。

 おっとすまないな、兄弟。

 少し部屋でボ(・)ー(・)ン(・)としてただけだ。骨だけにな。」

 

 \ツクテーン/

 

「さむっ!」

 

 

「hehe、パピルス、顔が笑っているぜ。」

 

 

「しってる! くやしいけど! ……はぁ、これもオレさまがにんきものになるためのしれんなのか……」

 

 

「パピルス、無理はいけないぜ。たまには肩の力を抜いてリラックスだ。それが本当の「ホネ」休めって奴だな。なんつって……」

 \ツクテーン/

 

 

「ぬああああ! ひどいジョークはもうこりごりだ!」

 

 

「せめて滑(こつ)稽なジョークと言ってほしいぜ。イケてる骨(・)が言う、な。」

 \ツクテーン/

 

「もう! 兄ちゃんきらい! いじわる!」

 

 

「hehe、いじわるで結構。まぁ、少しやり過ぎたと反省はしているぜ。」

 

 

「……もう口開いても良いか?」

 

 

「すまんな。そんで、お前さんがここに来るってことは、何かオイラに聞きたいことがあるんだろ?」

 

 

「その通りだ。短刀直入に聞くが、何かしてないよな?」

 

 

「さあな。

 まぁ、お前さんなら自ずと答えが出るんじゃないか? 

 まぁ、オイラ自身から答え合わせしても全く面白くないぜ。

 互いにな。

 クロスワードパズルだって、最初から答え見たら意味が無いだろ?」

 

 

「むぅ、確かにそうだが、やはり……」

 

 

「兄ちゃんがなにかやらかしたのか? ……あっ! でしょうか!」

 

 

「ん? いや〜昔店頭で寝てたからな、サンズ。」

 

 

「何のことやら」

 

 

「兄ちゃん! しごとサボってたのか?」

 

 

「まぁ、開店当初だがな。」

 

 

「ちょっと! サンズ! サボっちゃいけないんだぞ!」

 

 

「そもそもサボるって何だ?」

 

 

「サボるっていうのは……よくわかんないけどたぶんわるいこと!」

 

 

「hehe、違うな。サボるってのは働く人達にとっては当然の行為だぜ? サボタージュ(sabotage)出来ないのはおかしいことなんだぞ。」

 

 

「そうなのか! サボるってやってあたりまえなことか! オレさまはおかしくなんかないからな!」

 

 

「パピルス、お前まで怠業したら、店を失うぞ。兄貴の言うこと信じ過ぎるのも良くないからな。」

 

 

「えっ! そうなのか? オレさまがせっかくがんばってたてたおみせをうしなうのはいやだぞ!」

 

 

「なら、サンズの言うことの一部は聞き流せるようにした方が良いぞ〜」

 

 

「わかったぞ! オレさまは兄ちゃんのいうことをあんまりきかないようにする! ニェヘヘ〜のヘ〜!」

 

 

「おい」

 

 

「サボりのつけだぞー」

 

 

「hehe、今日は良い天気だなぁ。鳥は歌い、花が咲いている。こんな日にはお前みたいなヤツは……」

 

 

「すいませんすいません! パピルス! 兄ちゃんの言うことはしっかりと聞くように!」

 

 

「ニェ? いったいどっちなんだ?」

 

 

「……地獄のジョークで悶えて貰うぜ!」

 

 

 *さいこうなジョークをきかされそうだ。

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