九曜の世界喰い戦以降、僕はやることが目白押しだった。
まず日課のPKK、
次にアインズ・ウール・ゴウンのギルド拠点「ナザリック地下大墳墓」へ週一回遊びに行くこと
あとレイドボスを倒しに行くこと
たまにワールドエネミー倒しに行ったり、敵対してくるギルドを潰したり……
そしてLv100NPCの作成である。
1人位は強キャラを作りたかったから、丁度良かった。
何せ転移後の世界に僕のような「イレギュラー」な存在がいたらたまったものじゃない。
そいつらにも負けないような存在を作らなければ。
種族はもう決まっている。
《竜神玉》の効果で作ることが出来る限定
最終種族スキルが
・全竜種の召喚、使役可能
・《竜神玉》所有時木・水属性以外の全属性に完全耐性
・全攻撃に聖属性付与
・
めっちゃぶっ壊れている。
運営ヤバない?
短期決戦型でPvP最強型にしようと思う。
じゃあ、『NPC作成』ポチッとな!
性別は〜男2人は流石にきついので女にしよっと、
名前? う〜んと、ここは「ティルル」でいっかな?
う〜ん、流石に名字とか付けてあげないと〜、ティルルに合う名字……
ティルル・ヴィリー、しっくりこない!
ティルル・ユリアン……微妙!
ティルル・フローレンス……フローレンス! よし決まり!
ミドルネームは適当に
『ティルル・J・フローレンス』で!
よし、早速レベリングに行こうか
「『付き従え』。うん、ちゃんとコマンドも作動するな」
さて、行きますか。
に。
────ー
敵対してきた
「『七つの竜星』……お前は今まで殺めてきた同胞達に誓い、ここで倒させてもらう!」
「悪いが、お前らから喧嘩売って来ただろ? 自業自得だと思って受け入れな」
「……確かにウチのギルドの一人を抑えられなかったことは俺達の責任だ。だが、ギルド長として! ギルドの仲間を傷つけた者を許す訳がないだろ!」
「ん〜、で? この場でPvPするのか?」
「是非も無し」
「オッケー。覚悟しな。敗者は全てを失うぜ?」
「それはお互い様だ! 《
「それもそうか、《
「
相手が切り札っぽい物を繰り出してきたので、こっちは切り札の一つを繰り出す。
「まぁ良い。残った奴を先に潰すか」
あーあ、馬鹿だな〜。
ティルルにアストラル体になるように指示しながら、僕は相手の背後に回る。
「超位魔法『
ティルルの頭上から超高熱物体が降り注ぎ、彼女の全身を白く燃やし尽くす
筈だった……
「ゲハァ!? 何故消えない?! 何故?!」
超位魔法を放って完全無防備の状態だったお相手に、ティルルの容赦無き攻撃が彼を襲う!
「ぐぅ、なめやがってェェエエエ!
「『
「そ、そんなのに勝てる訳……」
「そう、君は最初から『詰んで』いたのさ。お前が仲間を止められなかった時点でな」
相手は光となって消えた。
ギルド内が占拠されたとしてもまた復活出来るよう、リスボーン地点を外部に設置し直していたのだろう。
この後彼は打倒シャボンヌを掲げ、かつての仲間達と共に新たなギルドを再結成する。
復讐を果たす為に。
最終日までPKを繰り返し、新たなアイテムを携え、各世界を駆けずり回る。
最終日に仲間と悔し涙を流している最中、密かに異世界へ転移し、転移先でシャボンヌ転移を待ちながら、現地の竜達と対峙することとなるのだが、それはまた別の話。
そこら中に散らばるアイテム達を回収した後、この部屋の奥地に刺さる、木の蔦がかかる剣を見やる。
「これがここのギルド武器ね、ティルル、『壊せ』」
「『竜爪』」
ティルルのスキルがギルド武器を砕き、辺りが一瞬眩く光った後で消える。
かくして、天空のギルドはこの日を持って消滅した。
「宝物殿に行く前に、ティルルのステータス確認だな〜」
そう、ギルド武器を破壊することにより、レアな職業クラスを手に入れることが出来るのだ。
「え〜と何々? 『
『破壊人』とは、かの『ワールドチャンピオン』を凌ぐぶっ壊れ職業であり、パッシブスキルに自分の攻撃に相手武器へのダメージを付与するもの、相手が受けるダメージ量が、自身の与えたダメージ量×1.5されるというものの二つがある。
最終職業スキルとして、一人の相手の装備を全て破壊しつつ、相手のHP3分の1を削る《
とにかくぶっ壊れている。
これはより多くのギルドを潰せということか、面白い!
ガチガチのガチビルドにして、最強のNPCを作ってやるぜい!
ただでさえ主人公がチート過ぎるというのに、もっとチート作って大丈夫かな〜
きっと転移後の竜王様達なら何とかしてくれるよね!
ちなみにティルルの元ネタは遊戯王のカード、「ドラゴンメイド・ティルル」から来ています。姿もそのまんまです。
2020/06/24 イメージ画です。描いてみました。