なんか疲れた…w
「どこの学校のやつだ…?これ…」
黒服の人達から渡されたカバンと制服を見て唸る。カバンがやけに重いので、中身を見ると教科書とご丁寧に病院の地図とスマホが入っていた……?スマホ?あれ?と思い、病院の少し開けたところの椅子に腰掛け、重いカバンを横に置き中身を見る。とりあえずスマホだ。起動すると100%と書いてあった
「ちゃんと充電済みなんですね…」
あと充電器もあった。メールと電話、ゴーグル?でも確実にロゴがグー○ルなんだが…と思いつつ、電話帳を開く、本来なら1件もないはずの電話帳なんだが、あら不思議そこには…
黒服の人の電話番号が入っていた。
怖っ!?と思い、スマホをしまう。次は教科書だ。これは高校2年のやつか…本当に準備が凄いんだな。本当に…どこで知ったんだよ…
「はぁ…」
自然とため息がでる。なんだろう、なんか疲れた。カバンを肩に担ぎ…重い…制服が入った紙袋を持ち帰ろうとすると
「あれ?それって花女のカバンじゃ…」
前からそんな声がし、前を見る。そこには2人、1人はなんかノーマルっぽい見た目をして冷たい目で見る女子、2人目は青い髪の毛をして、怖がる目でこちらを見ている女子
「花女…?どこそれ?ってか君達誰?」
1歩近づくと、2歩下がっていく
「…?ちょっと?俺何かした?」
「警察呼びますよ?」
「えっ?」
なんだろう今、事情を説明しないと警察行きになる。そんな気がした。
「そのカバン、花女のです。花咲川女子学園の生徒のカバンです。しかも女子校ですよ?」
「えっ!女子校!?いやっでもほら!見て!制服ちゃんと男用のズボンだよ!?」
「美咲ちゃんこの人…危なくなさそうだよ…?」
「私はすっごく怪しい人だと思います。」
「えぇ…」
俺はどう説明すればいいのか分からず…このまま捕まるしかないのか…?と思っていると女子2人の後ろからすっごいスピードで2人こちらに駆け寄って来ている。
「美咲〜!探したわよー!花音もいるわね!」
「みーくーん!かのちゃん先輩〜!と誰…?」
2人の横に来るとこちらを見てきた
「貴方…誰かしら!」
「こころ、絶対近づいちゃダメだからね?分かった?」
「どうしてかしら?美咲?」
「あの人が持ってるカバンよく見て」
「そのカバン…花女のカバンね!それがどうかしたのかしら?」
「いや!あのねこころ…?うち女子校だよ?」
「おや?そのカバンは…中々悪いことをするね…君」
後ろにいつの間にか高身長の紫髪の…多分女性が立っていた。
「えっ…?」
「笑顔パトロール隊、出動だね…こころ」
「え?は?」
そうして俺は、出会ってまも無い人達に捕まり、病室の1つに連れていかれ、正座させられ、抵抗したらよかったって?出来ないんだよ…理由は察してくれ、男の人達なら誰でもわかる。あっちこっちに当たるんだよ!
そして更に10分後
「なんか…すみません…」
「い え い え 奥 沢 さ ん」
キレちゃダメだキレちゃダメだ…
「いやもうほんとすみません…まさか黒服が渡してたなんて…」
「お 知 り 合 い な ん で す か ? 」
俺たちは今、病院の外にいる。俺は飲み物片手に、遊び回る北沢さんと弦巻さんを見ながら座って奥沢さんの話を聞いていた。
薫さんと花音さんの2人は買い出しに行ってるらしい。
「はい…こころのSP的な存在というか?ハロハピのガードマンてきな?」
「そうなんですね、弦巻さんにはお世話になってますよ、俺を助けてこうやって病院にいるのもあの人のお陰なんですから」
と笑顔で返す。なんか奥沢さんそっぽ向いてしまったけど…
「大丈夫…ですか?」
「…っいえいえ!大丈夫です!」
「そう…ですか?」
(やばい…よく見るとイケメンかも…)
「さてと…そろそろ俺も帰ります。」
「分かりました。私達はもう少し、ここにいます。」
「では…」
「さようなら、あとコーヒーありがとうございます」
「いえいえ…お詫びとして…」
「もう気にしてないですよ」
2人揃って苦笑する。そして俺は帰る、病室に
「足痺れてんなこれ…」
エレベーターを使い3階まで上がり病室に帰る。そして今は晩御飯だ。病院食って味付け薄いなぁ…と思いつつスマホが鳴っていることに気づく、
「ほんなじはんにだれは?」
相手は、黒服だった。
まぁ…でてみるか、と思い、電話に出る
「もしもし」
「こちら、八意様で間違いないでしょうか?」
「間違ってないですよ、どうかしたんですか?」
「単刀直入に申し上げますと、明日日曜日、退院です。」
「はい?」
「退院しても家がないという点については問題ありません、先程、弦巻家がマンションの一部屋を八意という名前で借り、花女にも転校、という扱いで入学してもらいます。資金面は弦巻家がしばらく支援させていただきます。どうでしょうか?」
「え?いや、あの…それはつまり?」
「先程言った通りです」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「どうかされましたか?」
「いやいや、驚くよ?そりゃ、だってさ退院してからの扱いが凄いですから!なんでそこまでするんですか?」
「貴方様はこころ様達を怪物から救ってくれた恩人です。これくらいは当たり前かと、以前高校や、家の件で悩んでいられたので」
何も言い返せない…ここは甘えちゃって、いいの?俺は?まぁ…いいか
「分かりました…でも花女は女子校って聞いたんですが…」
「その点については大丈夫でございます」
「あっ…そうなんですね」
「それではまた明日、お昼頃にお迎えにあがります」
電話が切れる。消えた画面にはアホ面の地面が映っていた
「はぁ…」
なんかもう、疲れた。残りの晩御飯を詰め込み、俺は寝た。
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