やはり僕は…(展開)の王道を征く…
???・???「「諦めちゃダメだ!!」」
俺はいつの間にか、黒い世界では無く、白い世界にいた。後ろには青年が2人立っていた
想「お前達は…一体?」
左にいた青年が、サムズアップをしながら俺に答える。
五代「俺の名前は…五代雄介!君と同じ、クウガとして戦ってる」
もう1人も、サムズアップをしながら言う
小野寺「俺は小野寺ユウスケ、五代と同じクウガとして世界を旅してる」
俺以外にもクウガはいたのかという驚きと、この人達は俺とは違い、全てを守った。そんな目をしていた。
途端に自分の自信がなくなっていくのを感じる。気づけば俺は、こんな言葉を口にする
想「おれは…クウガになんかなったらダメだったのかな…」
2人は黙って俺の方を見ていた。
五代・小野寺「…」
俺は続けて言葉を発す。
想「あなた達には分かりませんよ…今までちゃんと守ってきたんですから…でも俺は…」
また、失ってしまうかもしれない
また失うのが怖い。だから…失わない為にも力が欲しいんだ…
五代と名乗る青年は、拳を抑えながら言った。
五代「確かに…失うのは怖いよね…独りぼっちは、寂しいし、辛い…」
小野寺「でも君には、俺たちと同じように仲間がいるじゃないか」
想「でも…」
俺はまだ、迷い続けていた
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〜circle〜
リサ「想くん!」
近づいてくる俊介の後ろに倒れていた八意がピクリとも動かなくなる。死んだのかと思ったが、まだ変身が解けていないからその可能性は低い
日菜「おねーちゃん…」
紗夜「大丈夫よ…日菜」
俊介「なんだお前らその目つきは!!??」
机を蹴り飛ばし、こちらに近づいてくる。
全員「きゃ…!」
美咲「…!」
蘭「こんなことをして…一体何になるんですか…?」
蘭が恐る恐る聞く
俊介「…教えてやるぜ、前にも言った通りさ!俺はこいつの全てを奪う!言うことを聞かないやつは殺す…」
そこで1度大袈裟に息を吸う。
俊介「アイツに助けを求めても無駄だ、あいつは臆病だからな…!」
巴(とんだ糞野郎が…)
だがその思いは言葉に出来なかった。俊介にまとうオーラが体につたわり、恐怖で動けないのだ。
リサ(助けて…想くん…)
美咲(想さん…)
リサ達は、ただクウガ___八意想の復活を祈った。
リサの涙がcircleの床に落ちる…
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再び絶望しかけた俺の耳に再び五代と小野寺が話し始める
五代「でも俺は、周りの人達を最後まで信じたからこうやって戦えた。一条さんや、桜子さん、他にも色んな人達が!」
小野寺「俺だって、姉さんや士、夏海ちゃん……海東達がいてくれたから今の俺がいるんだ!」
五代「ほら、よく聞いてみて、1人なんかじゃない。たくさんの人が待ってるよ」
リサ「想くん!」
想「…!」
後ろから声がする。後ろを振り向くと、涙ぐむリサ達がいた。俺を止めようとしてくれてるのだろうか…
つぐみ「こっちに戻ってきて!想くん!」
日菜「またるんっ!てくるもの見せてよ!だからいっちゃダメ!」
美咲「私達!待ってますよ!」
紗夜「また学校に来るんじゃないんですか!」
燐子「あこちゃんと…!紗夜さんと…!Roseliaのみんなで…!ゲームしましょうよ…!」
沙綾「おいで!!みんな待ってるよ!」
ポピパ、afterglow、パスパレ、ハロハピ、Roseliaの全員がいた
暖かく、愛おしく、守りたい人達が手を伸ばし、必死に俺を掴もうとする。
想「…あ」
そうか…戦いは1人で、孤独じゃ何も出来ないんだ…
色んな人達と手を取り、一緒に悩み、苦しみ、勝ったらみんなで喜ぶ
想「なんで俺はこう…いつも身近な優しさに気づけないんだろうなぁ…」
我ながら情けなくなり涙が出てくる。それを見る五代と小野寺、2人は優しい目でこちらを見る。
その時だった。リサから金色の光が出てくる。
想「…!?」
その光はふよふよと漂い、俺の体に入って行く。
あたたかな金色の光はあこや友希那、こころや薫、その場に立つ全員から、俺に暖かく、優しく染み渡る。
全身が暖かく包み込まれていく。
五代「綺麗な心だね…」
小野寺「そして暖かい…いい仲間じゃないか」
想「ああ、皆…ありがとう…」
五代・小野寺「俺達も、力を貸すよ」
2人が俺に手を差し出す。その手から、赤い球体がふわっと浮かび上がり、俺に染み込む。
想「みんな…一緒に戦おう…!」
それに全員が頷く。俺も笑顔で頷く
俺の意識は、白い世界から戻っていく…
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〜circle〜
俊介「さてさて、まずは誰からにしようかな〜」
品定めをしながら歩いてくる。そしてもう数歩というところで泊まり、全員は息を詰める
全員「…っ!」
俊介「じゃあまずはリサって子からにしよっと!まずはどうするかな〜!」
下品な目をしながらリサを指名する。紗夜達は安心というより、仲間が失われる絶望が体を襲う。
リサ「いや…やだ…」
リサが後ずさる。その反応を見て、俊介は「こいつがリサか」と言いながら近づく。
巴「やめろーっ!!」
巴がたった一つの勇気を振り絞り、俊介に体当たりをする。だが所詮は人間、俊介はビクともしなかった。俊介が舌打ちをする
俊介「ちっ…邪魔なんだよっ!!」
巴を掴み、外へ投げ飛ばす。凄まじい速度で外へ飛ばされた巴の先には、尖った椅子があった。刺さったら間違いなく死ぬ。それほどの…
巴「うわぁぁ!」
蘭「巴!!」
蘭たちが涙ながらに叫ぶ。俊介は興味無さそうに再びリサの方へ歩みを進める。蘭達は目を塞ぎ____
_____だが、いつまで経っても突き刺さる音がしなかった
ひまり「…?」
最初にひまりが目を開ける。
つぐみ「…!」
つぐみは目を開くと、すぐ涙をこぼし始めた
巴「…ん?」
巴は死を覚悟して目を閉じたが、刺さる感覚も何も無かった。あるのは暖かい感覚、まるで誰かに支えられてるような…
巴「…!!」
巴は目を開く、最初に入ったのは赤色の目。いつも頼もしく、カッコよくてあこも憧れの存在
想「ごめん…おまたせ」
その声に促され、続々と目を開ける。
リサ「…!___想くん…!」
俊介「なに…!?」
____赤色の目
____金色に光り輝く体
____4本の角
その周りを炎が渦巻いている。だが不思議と巴は思った。熱くない、むしろ暖かな日差しのようだ。
想「…」
抱き抱えていた巴を下ろす。そして一際強い炎が俊介に襲いかかる。
俊介「くっ…!!てめぇ…!」
だが俊介はすぐ横に逸れる。そのまま炎はリサ達に当たり、包み込み、燃え盛る
俊介「ははははっ!自らの手で殺しやがった!」
可笑しいと思いながら笑う。
俊介「…?」
だが匂いがしない異変に気づく。人が焼ける時のあの匂いがしない
想「無駄だ…」
俊介「なに…?」
炎が晴れる。その中からは、さっきと変わらぬリサ達と建物があった。
想「この炎は変幻自在に扱えて仲間には暖かいだけだ。だが敵には…」
そう言うと、小さな炎の玉を作り出す。
俊介「ぐぁああああああぁぁぁ!!」
身体が後ろに吹き飛ばされる
想「相手を燃やしたり、ぶっ飛ばしたり…変幻自在だろ?」
そしてすぐにリサ立ちに駆け寄る。
リサ「想…くん…」
想「後は任せて…一条さんを頼む」
いつも通りの優しい声にリサは「うん」とだけ言った。いつの間にか回収した一条さんをまりなさんの横に寝転ばせる。その奥にはガドルが横たわっていた。俺はそれを見つめる
だいぶ遠いがパトカーの音もする。これだけ暴れれりゃさすがに来るか…
想「…」
俊介「くそがァァ!なんでいつもそうやって…クソっ!」
叫び散らしながら立ち上がる俊介、八意はただ構えながら…
想「終わりにしよう…」
そう言ったのだった。
挿絵をみよう!
凄まじき戦士がアルティメットやし…
これは凄まじき雷神でいいかも…