笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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記念すべき100話はまさかの決着…!

偶然か奇跡か…

29000人!ありがとうございます!

投稿遅くなって申し訳ない…!
引越し作業などに追われ中々執筆できませんでした…!


page100 泥沼の先に…

想「はぁぁぁ!」

 

俺は両足を揃え飛び上がり、それと同時に右拳に炎を纏わせる

 

俊介「調子に乗るなぁァァァァァァァ!」

 

絶叫しながら剣を俺に振りかざす。俺はその剣に真正面から拳を叩き込む。

想「ぐぅ…!うぁぁぁぁあぁぁぁ!」

 

拳に刃が食い込み、激痛が右手を襲う。だが…

 

俊介「何!?」

 

刃が砕け散り、俺の拳は相手の頬に直撃する。

 

想「ぐぁっ…!」

 

俺は頭から床に落ちる。着地のことをすっかり忘れていた

 

 

俊介「…っ!」

 

背中から床に叩きつけられた俊介も、しばらく呻くが起き上がる。俺も同時に起き上がる

 

俊介「殺してやる…絶対に…」

 

殺意という名のスパークが、中央で弾ける。その威圧にリサ達はただ息を飲んで見守ることしか出来なかった。

 

今ここに入れば死ぬ。それは誰にでもわかるから

 

想「俺もお前を殺す…絶対にだ…」

 

腐っても家族は家族、手にかけるのは抵抗があるが、なぜだが自然と、こいつにはその感情が沸き上がらなかった。

 

俊介「おらぁぁぁぁぁぁ!」

 

相手が拳を握りしめ、俺に走ってくる

 

想「おおぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

俺も拳を握りしめ走り出す。

 

想「ぐふっ!」俊介「ごはぁ…!」

 

俺たちは互いに胸部に拳がぶつかり、派手に血飛沫を上げながら後ろへ吹き飛ぶ

 

俊介「おらぁ!死ねぇ!」

 

先に立ち上がった俊介がいたぶるように蹴る。

 

想「ぐふっ…!ごほっ…!___おらぁっ!」

 

俊介「うおっ…!?」

 

俺は足をつかみ、転けさせる。

 

想「…!」

 

俺は俊介に馬乗りになり、ただ拳を振るう

 

俊介「ぐっ…!ぐぁ…!」

 

想「うぅっ!あぁっ!」

 

俊介「調子に…乗るなぁ!!」

 

想「…!?」

 

背中を蹴られ、俺は前に倒れる。そのまま持ち上げられ、地面に叩きつけられた。衝撃に激しく咳き込み、吐血する

 

想「げほ…!げほっ!ごふっ…!」

 

身体がそろそろ限界を迎えている。この凄まじき雷神は多分二度と使えないし、今は奇跡でどうにかなって入るが1人で変身すると…身体が耐えれず死ぬ

 

俊介「どうした…?もう終わりかぁ?」

 

想「なわけ…ないだろ…!」

 

俺は息も絶え絶えで立ち上がり、構える。何を今更死を恐れている。

 

俊介「ははっ…!はははっ!」

 

笑い声を上げ、俺を殴り付ける。

 

想「ぐぅっ…!」

 

俊介「…!」

 

殴りつけた後、近くの椅子の破片から剣を作り出す。俺は拳を握りしめ構える。

 

俊介「おらぁああああああああぁぁぁ!」

 

想「おああぁああああああああああああぁぁぁ!!」

 

互いに叫ぶ。俺は拳を握りしめ、俊介は剣を振りかざし

 

想「ご_あぁ…!?」

 

肩に刃が食いこみ、血が吹きでる。だが…

 

俊介「ぐ__ぐがっ…!」

 

俺の拳は、相手のベルトに当たり、ヒビ割らせていた。

 

俊介「な…なんだと…!?この糞ガキがぁぁぁぁ!」

 

想「ぐぅ…!うぁぁぁぁあぁぁぁ!」

 

肩に更に刃がくい込む、やがて付け根から切断されかけるが、俺はギリギリで食い止める。

 

想「おおおおっ…らぁぁぁぁぁっ!」

 

1度気合いをためてから相手の腕を掴み、胸部を殴り飛ばす。

 

俊介「ごあぁっ!」

 

相手が後ろへ吹き飛んだ。俺はその隙を見逃さず相手に詰め寄り蹴り飛ばそうと____

 

リサ「危ない___!!」

 

想「…!?」

 

俊介「おっらあああああ!」

 

相手はいつの間にかモーフィングを使い、剣を作り出していた

 

 

__回避不可能の一撃は俺の腹に刺さり、貫通する。

 

想「ご___あぁ…!」

 

だが腹を貫通する痛みを耐えながら俺は俊介を蹴り飛ばす。

 

俊介「…!」

 

 

まりな「…。」

 

 

泥沼な戦いを、circleの建物から見ていたまりな達はただただ見ていた。もう戦闘が始まってから約2時間、雨はとっくの昔に止み、月が浮かんでいる

 

つぐみ「なんだか…彼の姿、綺麗ですね」

 

月に照らされ、真紅に輝く彼はどこか綺麗に見えた。身体中に着いてるのは血だけど…

 

美咲「確かに…もう何だかすごいとしか言えないや…」

 

頭を抱えながら笑う美咲、花音はただただ見とれている。

 

花音「何回も見てきたけど…すごいね…」

 

沢山の戦いを見てきたRoseliaだってそう感じる。ただただ人間の域を超えた戦い。

 

日菜「でも思うんだけど、やっぱり想くん戦い方が上手になってない?」

 

日菜が首を傾げながら言う。リサも紗夜も、想をよく知る者はうなずいた

 

モカ「嬉しいのか悲しいのか…」

 

モカにしては珍しい声でそう告げる。後ろでは巴がひまりに質問されまくっていた。まぁ初めて抱き抱えたしね…

 

 

 

想「そろそろ…終わりにしよう…」

 

息も絶え絶えで、足がふらついて、血まみれの想が言う。それに俊介が笑い、答える

 

俊介「あぁ…お前そろそろ死ね…!」

 

投げかけられた辛辣な言葉、だが俺はそこから意識を外していた。

 

 

 

互いに少し離れ距離をとる

 

 

 

 

____この一撃で終わらせる

 

 

もうこれ以上は身体がもたない。だから今ここで、トドメをさして終わらせる

 

想「…!」

 

腰を低くし、両腕を開き構えをとる。俺が1番使い、1番特訓して手に入れた技を使う

 

右足に雷と炎が迸る。

 

想「…づぁ!」

 

右足を焼け付くような痛みを襲うが顔をしかめて食いしばる。

 

俊介も、キックの構えをしていた。足に雷と黒い炎が迸る

 

想「はぁぁぁぁぁ…!」

 

俊介「…っ!」

 

互いに走り出す。両方とも右足が地面に着くと、雷と炎のエネルギーが炸裂する。

 

同時に飛び上がり、同時に叫び声が響く

 

 

想「おりゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

俊介「おるぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

互いのキックが空中でぶつかる。

 

まりな「…!」

 

直後、凄まじいエネルギーのぶつかりが激しい風となりあたりに吹き付ける。それは壊れた椅子や机をなぎ倒し、circleの残りのガラスを全て割る勢いだった

 

有咲「__やべぇ、伏せろ___!」

 

有咲が叫ぶと同時にガラスが割れる。2人の近くにあったガラス達は砕け散り、椅子や机は吹き飛ぶ

 

花音「ひゃああああ!!」

 

千聖「花音!」

 

薫「花音!」

 

飛ばされそうになった花音を2人がかりで掴み、何とか耐える

 

千聖「後で巻き込んだお説教ね…」

 

 

 

想「おぁああああああああああぁ!」

 

俺はただ、全力を込めた。右足以外に感覚はもう既になく、自分が生きているのかすらあやふやだ。

 

俊介「糞ガキィィィィィィ!」

 

俊介が叫びながら力を込める。

 

 

___直後、エネルギーが暴発し、2人は吹き飛んだ。俊介は外へ、八意はcircleの中、リサたちの前へと

 

俊介「ごほっ…!ぐはっ!」

 

想「…」

 

俊介は直後激しく咳き込み起き上がるが、八意が起き上がる気配は無い。リサ達が息を呑む。まさか…

 

俊介「ははっ、やっぱ勝てねぇじゃねえか…!所詮は餓鬼だな」

 

今度こそ終わった。リサ達は再び追い詰められる。だがそこで、八意の身体が動く

 

 

想「まだだ…」

 

リサ「想くん…」

 

そう言いながら立つ彼はもう目を当てられないくらいに血だらけだった。何故そこまでして闘うのか、いつもそうだ、辛いことは何も言わず、人知れず頑張って、傷だらけになって、味覚だって失って、なのに…

 

想「お、おおおおらぁぁぁぁぁっ!」

 

俊介「は、はぁぁああぁぁぁ!」

 

互いに叫びあい、走り出す。右拳を突き出し、命を刈り取らんと_____

 

想「ごふっ!」

 

俊介「ぐふっ!」

 

互いに頬を殴りあい、倒れる。もう出す血もないのか辺りには何も飛び出さなかった。

 

想「…っ」

 

俊介「はははっ!はははははっ!」

 

地面に膝をつき、激しく咳き込む想。だがそれに対して、俊介はまだ立ち、笑っていた。

 

俊介「はは……ごふっ!」

 

だがすぐに、地面に倒れる。

 

想「…、…!」

 

何とか立ち上がり、俊介を見下ろす。

 

俊介「負ける…なんてなぁ…」

 

想「…」

 

俊介「最期くらい……息子って言う顔しろよ…」

 

想「…」

 

ふざけるな、そう言いたかった。沢山の命を奪っておいて、何を最期に息子ヅラしろと?馬鹿げてる

 

俊介「はっ…じゃあ先に行くわ…」

 

最期に1度大きく深呼吸し______二度と息をすることは無かった

 

 

 

___八意俊介は、死んだのだのだった

 

 

想「…やっと、仇を取れた…」

 

俺は凄まじき雷神の姿になったままそう呟く

 

 

 

『よく…頑張ったぞ!えらいえらい!』

 

 

 

想「…!」

 

風に運ばれた声、すぐに消えてなくなったが、俺にはっきり聞こえた

 

想「うぐっ…うぅぅぁぁ…!」

 

 

俺はみっともなく、情けなく膝をつきながら泣き叫ぶ。凄まじき雷神の変身が徐々に解けていく。金色のオーラを巻きながら、解けていく。

 

リサ「想くん!」

 

美咲「想さん!」

 

皆が、俺に走ってくる。一条さんも足を引きずりながら笑顔で、みんなも何故か涙を流しながら___それでも笑顔で

 

想「みんな…_____」

 

日菜「ひゃあ!?」

 

俺は安心に包まれ気を抜かしてしまった。ふらりと倒れた先、俺の頭をやけに柔らかい感触が襲う。だがそれを堪能する暇もなく、俺の意識は途切れた

 

 

想(また意識失うパターンか…)

 

 

 

 

 

 

 

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