笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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生存ルートで進むお話


6章 戻ってきたはずの日常
page1 新たな始まり


〜ライブ会場〜

 

リサ「いや〜…緊張するなぁ…」

 

リサはベースを肩にかけながら手を揺らす。それを見た俺は少し緊張をほぐすためにある手段に出た

 

想「よーし、Roseliaの全員ちょいとこっち来い」

 

友希那「え、ええ…」

 

想「円陣組むぞ」

 

リサ「いいね〜!」

 

紗夜「円陣…ですか?」

 

あこ「あこはやりたーい!」

 

燐子「私もです…」

 

想「という訳だ。やるぞ、ほら!肩組んで!」

 

俺は半場強制的に全員を円に並べ肩を組む。半分がノリノリ、半分が渋々だったが俺は気にしない。

 

想「よーし!頑張ってこいお前らッ!」

 

俺は叫んだ

 

 

Roselia「…。」

 

他バンド「クスクス…」

 

その場が凍りつく。他バンドはクスクスと笑い。Roseliaは全員真顔。俺は顔を赤くして黙り込んだ

 

想「大スベリしたわ…死にたい」

俺はそう呟き、その場に蹲った

 

_________________________

 

〜夕方〜

 

リサ「今日のライブも大成功じゃない?みんな!」

 

紗夜「そうですね、お客さんの反応も中々でした。」

 

友希那「ええ、でも満足してはいけないわ。Roseliaならもっと高みへ行ける。そうでしょ?想」

 

想「そうだな、まぁでも程々に。体調崩すってのがいちばんダメなやつだからなぁ…」

 

 

燐子「そう…ですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

未確認生命体事件が終わってから3ヶ月。世間は復興作業などに勤しみ、落ち着いた場所もあった。4号は0号討伐後、行方不明と表沙汰はそうなっている。まぁ本当は今もこうやってRoseliaマネージャーとして毎日をすごしているわけなのだが

 

紗夜「確かに、あなたのおかげでRoseliaは急成長しました。ですがあれは別です。」

 

想「はい、すんません…」

 

あれ、というのはさっきの円陣の事だろう。まぁ確かに、あれは後悔してる。大恥かいた。もうやだ

 

想「二度としません…」

 

俺は項垂れながら反省していた。その時だった

 

男性「うわぁぁぁ!」

 

女性「きゃあああああ!」

 

Roselia・想「「!?」」

 

俺たちがいる左の方から人の叫び声。しかも多数。俺たちは何事かと走り出し現場へ向かう

 

だがその現場で待っていたのは、予想外の野郎だった

 

リサ「未確認…生命体…!?」

 

想「なんでだ…!?全員倒したはずなのに…!」

 

俺たちは焦燥にかられる。おかしい、終わったはずのやつらがなぜここにいる。

 

蘭「いやっ…!」

 

巴「蘭ッ!」

 

想「っ!」

 

リサ「想くん!」

 

俺は襲われかけた蘭をなんとか助ける。左腕が機能しなくなった生活にも慣れたおかげか右腕だけでもたすけられた。

 

想「あいつらなんで…!」

 

呟く俺の隣にいた、助け出した女子高生が震えながら言う

 

蘭「ひまりが…目の前で…」

 

想「なに…!?」

 

過去にも、一般人が未確認生命体に変えられたことはあった。だがその能力を使えるのは俺が知ってる人物ならただ1人

 

想「まだアイツは…生きていたのか…?」

 

____俺の父親だった。

 

否、そんなはずは無い。アイツは俺の目の前でたしかに死んだ。その後は火葬したのだ。

 

ギャリド「ガァァァッ!」

 

想「ぐっ…!」

 

ギャリドと化してしまったひまりの攻撃を、俺は右手で受止める

 

想「いってぇ…!」

 

鉤爪が腕にくい込み、血が滲む。それに泣きたくなるが

 

想「おっ…らぁっ!」

 

左腕を鞭みたく振り回して叩く。だが威力は雀の涙ほどしかない。相手をさらに刺激したらしく吠えていた

 

想「リサ達は蘭を連れて隠れてろ」

 

リサ「分かった…でも想くんは?」

 

友希那「貴方…」

 

友希那達Roseliaは心配そうな目で見てきた。分かってる

 

確かに、俺は変身能力を失った

 

想「ああ、でも警察が来るくらいまで時間稼ぎはする」

 

俺はそう言い、サムズアップをする。

 

燐子「ご無事で…」

 

想「ああ」

 

それをスイッチに俺はリサ達を後ろに隠れさせる。

 

ギャリド「ギャアアッ!___ガァァアアッ!」

 

想「ひまり…っ!」

 

ひまりの攻撃をただただ避ける。攻撃力がないし相手はひまりだ、傷つけたくはない

 

想「クソっ…!やっぱ変身できねぇ…!」

 

隙があれば俺は腰に手を当て変身しようとするがやはり出てこない。いっそ奇跡とやらを信じてみたいくらいだ

 

蘭「無理だよ…!」

 

後ろで蘭が叫ぶ。蘭は俺の事を警戒してるのかいつも態度が素っ気なかった気がする。つぐみとモカを振った時はフルスイングでしばかれたくらいだし

 

想「無理だと分かってても…放っておけないんだよっ!」

 

俺は肩に掴みかかる___だがすぐ振り落とされる

 

想「ぐぁっ!」

 

受け身も取れず、地面に転がる。この3ヶ月でなまってしまった。まず普通はやらないか…

 

ギャリド「ガァァァッ!」

 

理性を完璧に失っている。それを鎮められるのはクウガのみ、肝心のクウガは変身不可

想「きついな…!?__あぁ!」

 

俺は逆ギレした。 とりあえず自身の腰に語りかける(?)

 

想「おい!アマダム!起きろ!いつまで寝てんだ馬鹿野郎!またお前の力が必要だ!内臓だろうがいくらでもくれてやる。あとでちゃんと元に戻せよ?」

 

 

__無反応。嫌になりそう

 

 

リサ「あれ何してるんだろ…」

 

腰に話している彼は傍から見ても、自分たちがみても変な人だった。その不審すぎる動きにはギャリドも警戒していた。ただ話しかけてるだけだけど…

 

モカ「本当に何してるんだろ〜変身は?」

 

首を傾げるモカの横にいた蘭が立ち上がり言った

 

蘭「ふざけないでよ…」

 

友希那「美竹さん…」

 

蘭「何遊んでんのさ…こっちは、こっちはひまりが大変なのにっ…!なんで遊んでるのよあいつは!」

 

叫ぶ蘭の目には涙が浮かんでいた。リサはそれを見ながら言った。分かる、自分が同じ状況だったらああなってるかもしれない

 

リサ「彼は決して遊んでなんかないよ」

 

蘭「じゃああれは…」

 

リサ「言い訳になるかもしれないけど彼は、左腕と変身する力を失ったの…」

 

Afterglow「…!?」

 

リサ「だから今、彼なりに探してる。戦う方法を…ふざけてるように見えても、あれが彼なんだ」

 

蘭「…。」

 

想「くそ…!おおっ!____ぐふっ…!」

 

アッパーを受け、後ろに少し飛び、木に体をぶつけて激痛に喘ぐ

 

想「あぁ…!クソッ…!」

 

そろそろ本気でまずい、色々とやばい。前とは違って再生能力がないから多分今ので骨いったわ…

 

ガドラ「ガァァァッ!」

 

想「っ!?」

 

本能的な危険を感じ、俺は右に転がる。木を破壊し俺が元いた場所を走り、ギャリドと並ぶ

 

想「最悪のタイミングだな…」

 

俺はあっという間に、2vs1となってしまったのだ

 

想「…クソっ」

 

 

 

 

 

その時だった。彼の腹の霊石が…周期的にほんのり淡く輝き、その輝きが少しずつ増していたのであった

 

 




Roseliaマネージャーとして、変身能力失ったし左腕無くしたけど平和な世界…
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