笑顔をつくる物語   作:エヌラス

113 / 149
へい、長続きはしないと思いますこの章

そして時間軸なんかなかった


page2 伝説再び

蘭「…」

 

そう、Afterglowにとっては”いつも通り”のはずだった。3ヶ月前に始まった未確認生命体事件。その時から変なあの男がいた。いつもヘラヘラとして、そして世間で言う未確認生命体第4号で、怪しいヤツ感満載なのにみんな惹かれていって…

 

正直いって嫌いだった。

 

でも未確認生命体事件が終わり、あいつとはもう会わないだろうかと思っていた。それがまさか、突然ひまりが変な粉浴びて未確認生命体になって

 

またあいつと出会った。だが何かが違う、いつもなら変身して戦うはずなのに一向に変身しない、それなのに、ひまりが苦しんでいるのに腰に話しかけてふざけていた。

 

だがリサさんの言ってる通りなら…

 

リサ『彼は今、変身能力を失ってるの…』

 

本当にその通りなら…

 

___今アイツはひまりのために生身を傷つけて戦っている。自分には到底できないことだ

 

蘭「…」

 

蘭は、悔しさと情けなさにスカートを握りしめた

 

 

 

 

 

想「クソっ…」

 

俺は転がりまくって今をしのいでいる。だがこの時間稼ぎもいつまで持つか…

 

___頼む、1度だけでもいいから

 

 

 

_____寿命を削ってでもいいから

 

 

 

________俺に、ひまりを助ける力を…

 

 

心にそう強く念じた時だった。体の何か、取られては行けないものが吸われる感覚が体を襲う

 

想「…っ!」

 

全身に寒気がはしり、冷や汗が流れた。それに体がついていけず一瞬意識を失いかける_____が、俺はギリギリのところでなんとか意識を保ち、熱くなった腹を触る

 

想「っ!」

 

火傷しそうな腹の熱さ

 

力が体にみなぎるあの感覚。俺が待ち望み____同時に恐れたあの力。

 

もしも、戻ってきてしまっているのなら、もう一度戦えるだろう。その望みにかける

 

 

想「はぁぁっ!」

 

俺は右拳にありったけの力を込め、ガドラを殴りつける。

 

想「…っ!」

 

右腕が見覚えのある白色に変わる。それを目に捉えながら俺は右足、左足を使いそれらを白に変える

 

想「っ!」

 

動かない左腕を無理矢理ぶつけ、白の姿に変える。最後に顔が変わり、ベルトが浮き出る。

 

ガドラ「グッ…!」

 

ガドラを蹴り飛ばし、ギャリドを受け流した彼の姿は、人間では無かった

 

______白のクウガ

 

あこ「あ〜っ!あれ!リサ姉!」

 

リサ「想くん…」

 

喜ぶあこ、だがリサは素直に喜べなかった。また戦いに戻されるのかと思うと寂しい気持ちがどうしても勝ってしまった。

 

蘭「…!」

 

つぐみ「想くん!」

 

驚く蘭の横で友希那が微笑み、紗夜が頷く

 

友希那「彼、またやったのね…」

 

紗夜「本当に彼といると、心臓がもちませんね…」

 

燐子「…でもまたあれで、戦えますね…!」

 

 

 

 

想「はぁぁっ!」

 

俺はガドラを蹴り飛ばす。まだまだ万全とは言い難いが人間で戦うよりかは全然マシだった。

 

ガドラ「ギャアアッ!」

 

想「お前じゃ……ねぇっ!」

 

俺はガドラに捕まり、地面にたたきつけられるがなんとか投げ飛ばす。

 

ガドラ「グッ…!」

 

ガドラは1度殴り、蹴り飛ばすと悔しそうにどこかへ走っていった。追っては行きたいが今はそれよりするべきことがある

 

想「ひまり…!」

 

ひまりを助け出さなければ

 

想「ふっ…!」

 

俺はもう忘れてしまったはずの構えをとる。両足を広げ腰を落とす。

 

懐かしい感覚______右足が熱くなる

 

 

想「はぁぁぁぁっ!」

 

俺は向かってくるギャリド___ひまりに対して空中で一回転してからのキックを浴びせた

 

____相手の胸部に封印マークが浮かぶ。

 

ギャリド「グッ……うぅ…」

 

化け物の声が、ひまりの声に戻る。そのまま解けるように化け物の姿が消えていき…

 

巴「ひまり!」

 

想「よかった…戻った」

 

ひまりは俺の腕の中で、すやすやと寝ていた。

 

モカ「変身しちゃいましたな〜」

 

モカが珍しく驚いた顔で近寄る

 

想「そうだな、奇跡だな…」

 

ひまりを抱っこしながら立ち上がる。正直びっくりしている。まさか本当に変身できるとは…

 

想「おっ…?」

 

つぐみ「大丈夫!?」

 

俺は少しふらつき、よろめいた。視界が少しグラッと揺れ霞む。だがそれも一瞬だった。

 

想「あ、あぁ…大丈夫だ。」

 

俺は少しだるくなった体を何とか奮い立たせひまりの家へと向かった

 

_________________________

 

〜次の日・羽丘女子学園屋上〜

 

想「…左腕、治ってるな」

 

俺は羽丘女子学園唯一の男子高校生として今はすごしている。花咲川女子学園を退学になって、戦いが終わったあと羽丘女子学園が拾ってくれた。校長を含め全先生がいい人で忙しいが充実した日々を送っている。

 

 

 

今は昼休み、昨日の未確認生命体事件で世間はざわつき、同時に4号生存が確認され何故か賑わっていた。羽丘女子学園でもその話題はちらほら聞く

 

 

 

モカ「ふんふーん!」

 

巴「やっぱ屋上だよな!」

 

蘭「そうだね_____あ」

 

つぐみ「あっ…」

 

想「おっ」

 

一瞬の沈黙。気まずくなり俺がダッシュするまで時間はかからなかった。だがすぐにそれも終わる

 

ひまり「あひゃ?」

 

想「あっ…」

 

ひまりとぶつかり、吹き飛ぶ。俺は何とかひまりの被害を避けるべく自分の体を下敷きにして倒れる

 

想「ぐふっ…」

 

ひまり「え?、あ!大丈夫!?」

 

ひまりがあたふたしながら俺が無事かと聞いてくる。体は無事なのだが…

 

想「ひまりさん?あの〜…はい」

 

ひまり「…あ」

 

そう、ひまりが意外に気にしている”あれ”が俺の頭を覆いかぶさっていた

 

ひまり「ごめんなさいっ!」

 

モカ「お〜、これがラッキースケベ…もご」

 

クスクスと笑うモカの横にいた巴が口を塞ぐ

 

巴「…言っちゃいけない。」

 

その時、最悪のタイミングで1番会っては行けない人物と会った

 

リサ「想く〜んっ!……ねぇ」

 

想「あっ」

 

リサの笑顔が一瞬で凍る。

 

友希那「…これは一体」

 

ひまり「あ…」

 

想「ちょっ…ちょっと待ってくださいッ!まって!助けてッ!アアアアアアヅ…」

 

俺の悲痛な叫びは、空に木霊した。

 

_________________________

 

ガミオ「この世界にも…クウガはいるのか」

 

それにガドラが頷く。

 

ガミオ「今はまだ完全に力を出せんが、それも時間の問題だ。待っていろ」

 

ジイノ「今の奴は白だ。倒せるんじゃないのか?」

 

ガミオ「ふん、それだとつまらんだろ。」

 

ジイノ「そうかい、なら待ってやるよ」

 




ン・ガミオ・ゼダ

ダグバと同じく究極の闇、自身の能力である他者の生き物をグロンギへ変え、闘う

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。