俺が活躍、作りますよ
〜とある公園〜
リサ「屋台の焼き芋おいひ〜!」
あこ「そうだね!」
Roseliaと全員で帰宅していた時だった。公園にたまたま石焼き芋の屋台という珍しいものがあり、俺たちはよって食べていた
紗夜「悪くありませんね…」
友希那「はふっ…」
燐子「友希那さんの…熱そうですね…」
頬張る友希那の隣にあったビートチェイサーが、ピーという無線の音を出した
想「なんだ?俺今焼き芋食ってんだけど…」
その無線の意味を忘れた俺は少し愚痴りながら話し始める
想「はい、俺です」
杉田『おお…!通じてくれたな!』
想「杉田さん?」
久しぶりに聞くその声。あの日以来1度も話せていなかった杉田さんだとすぐ分かった。だがその声は妙に緊迫を催しており、所々サイレン音が聞こえる
想「どうかしましたか!」
俺は久しぶりの無線に戸惑うが、すぐに思い出す。
未確認生命体事件が起きたんだと
杉田『あいつ…今までとは違って無差別に人を殺してる』
悔しそうな声が聞こえた。
想「え…!?」
今までの奴らは、何かルールを儲けそのルールの中でやっていた。1度法則性を掴めばこちらが対策して未然に防ぐのだが…
杉田『ああ…しかも今の死者は450人…!警官が向かってるが車ごとなぎ倒される…』
想「__な!?」
俺はその数の多さに驚愕した。いくらなんでも多すぎる…ダグバを除けばTOP3くらいには入りそうだ…
杉田『今、遺体を運んだりしているが…そっちは?』
想「…」
俺はリサ達の方を見る。全員が笑顔で焼き芋を頬張っていた。ホントならもうちょっとここにいたい。まだ食いかけの焼き芋も手にある。
想「わかりました…!場所はどこですか?」
杉田『忙しそうなのに…すまんな。場所は…』
想「…。すぐ行きます!」
杉田さんから場所を伝えられ、俺はすぐさまリサたちの横へ走る
リサ「どうしたの?」
本来ならちゃんと伝えておけばいいのだろう。だが下手な心配はかけたくないしもし仮に伝えたとしても追いかけてくるのは目にわかっていた。もうすぐRoseliaはFWFの予選ライブがある。下手な心配をかけさせて練習に影響がでるとマネージャーとして失格だ
想「ちょっと用事が出来た、先帰っててくれ」
リサ「え?__あ、うん。」
少し…いや大体から疑いの眼差しを向けられながらビートチェイサーにまたがる。そして久しぶりにアクセルを回し一気に加速したのだった
あこ「…?__急いでたね、なんでだろ」
走り去ったあとを見ながらあこが話す
燐子「急用…でしょうか?」
紗夜「色々と不審ですね…」
友希那「__これは…!」
スマホを触っていた友希那が突然こちらに画面を向けてくる。一瞬わからずにいたがすぐに彼が行った理由が分かった
紗夜「未確認生命体事件…!」
リサ「じゃあ想くん…!?」
友希那「多分現場に言ったんでしょうね」
燐子「黙ってたのは…私たちに下手な心配をかけさせないため…?」
リサ「わかった!よーくわかった!じゃあアタシたちその場に行く!」
その気遣いが気に入らないのか頬を膨らませたリサが口を開く。
紗夜「自ら危険に突っ込む必要は…」
横で止めようとする紗夜を逆に止めたリサ
リサ「いいの!マネージャーを見るのも私達の仕事です!」
友希那「まぁ…そうなのかしら?」
ズケズケと歩き始めるリサに続き、Roselia達は現場へ歩き始めた
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〜現場〜
想「なんだこれ…」
俺は現場に着き、ヘルメットを上げて光景を見た瞬間、そんな一言を発した。あっちこっちに車が追突し、沢山の遺体が散らばっていた。
杉田「おい…!八意くん…!」
拳銃を持った杉田さんが俺を見るなり近づいてくる。だがその杉田さんは頭と肩から血を流し、歩みも心無しか危なっかしい
想「大丈夫ですか…!?」
俺の近くに来るなり倒れかける杉田さんを支え、とりあえず近くに座らせる
想「一体何があったんですか…!」
杉田「ああ…あいつの攻撃がなかなか厄介でな…!____八意くん後ろ!」
想「…!」
俺は杉田さんを抱えながら右に転がり避ける。後ろから飛んできた何かは俺たちがいた近くのパトカーに刺さった
想「刺叉…!?」
それは長さ2~3メートル程度の柄に大きなU字型の金具がついた。だがその先端の金具が異様に尖った刺叉だった。
ジイノ「避けられたか…」
想「…!」
その飛んできた方から聞こえた声に俺と杉田さんは身を震わせた。
杉田「あいつが…俺の言っていた未確認だ…」
俺は思考を戦闘モードに切り替え、杉田さんに話す
想「杉田さん…わかりました。あとは俺に任せてください」
杉田「頼む…」
安心したのか、杉田さんは意識を失った。俺は優しく地面に寝かせ、相手を見る
ジイノ「やるか?人間…」
想「…!」
俺は手をかざし、腹からベルトを出す
想(まただ…!)
また体の何かが奪い取られる感触。
ジイノ「まさか…!」
何かを察したジイノは作り出した刺叉を手に俺に突進してくる。
想「…っ!」
倒れ込んだ俺を刺そうとした刺叉を手で掴む。そこが白の腕に変わる。
想「はぁ…!」
ジイノ「っ!」
がら空きの腹部を両足で蹴飛ばし、両足が白くなったことを確認しながら立ち上がる。
想「おらぁ!」
白くなった腕で相手を殴り付け、体と頭が白くなり、俺は白のクウガへ姿を変えた
ジイノ「ふっ…白か____くだらんッ!」
そういい俺を刺叉で殴り付け蹴り飛ばす。
想「ごはァッ!」
俺は衝撃に揉まれながら後ろへ吹き飛び、壁に体をうちつけ地面に横たわる
想「くっ…___!」
ジイノ「オラァァ!」
お構いなく突っ込んできた相手をなんとか躱す。後ろで刺叉が何かを壊した音がした。壁を突き刺し無理やり破壊したのだ。
想「どんな馬鹿力だよ…!」
ジイノ「すばしっこいな…!」
度重なるラッシュ攻撃をギリギリでかわす。時に地面に穴が空き、時に壁が壊れ、時に木が折れる。
さらに周りが地獄絵図になるのにも時間はかからなかった
想「はぁ…はぁ…」
ジイノ「おいおい…もう終わりかよ。それでも本当にあのゴの三強と究極の闇を葬ったクウガか?」
だが体力の限界は、俺が先に来たようだった。体から血が流れていくのを感じながら俺は立ち上がる
想(現状白のクウガにしかなれないのが痛手だ…!というか何故変身できない…!)
俺は腰に手をかざしベルトの反応を見ようとするが__________全然変わらなかった。
ジイノ「はぁ…終わりにするか…」
失意の色を滲ませながら呟く相手を視界に捕える。
ジイノ「…ん?__なんだあの女たちは…」
俺はトドメを刺さなかったジイノが見た方面を見る。次に襲ったのは様々な複雑な感情だった。
想「な…!?」
リサ「はぁ…はぁ…」
紗夜「…!いましたよ…!今井さん!」
燐子・友希那「「…。」」
あこ「友希那さん!?りんりん!?」
想「ばっか…なんで来たお前ら!」
叫ぶ俺、だがリサは唇を出しながら言った
リサ「無理して戦うマネージャーがいるから見に来たんですぅー!」
ジイノ「ほう…まずはあいつらからだ!」
驚く俺の横にいたジイノが刺叉を手に走り出す。
想「!?___やめろぉぉぉ!」
リサ「えっ…!」
想「ぐっ…!」
ジイノ「ウァァァ!」
危うくやられかけたリサをかばい、俺の左肩に刺叉が刺さり、そのまま上に投げられる。俺は近くの地面にたたきつけられ吐血した。
想「うわぁぁっ!___げほっ…!」
ジイノ「貴様…!」
想(まずい…クソ…俺にもっと力を…)
ジイノ「先にこいつを潰すか…」
そう言いながら1度刺叉を俺を離し、もう一度突き立てようとした____
あこ「あぁ…!」
<ガシッ…
ジイノ「…!」
その刺叉を俺は両手で掴み、抵抗する。
ジイノ「貴様ァァ!」
苛立った相手がぶっきらぼうに叫びさらにその力を強める。その力におし潰れそうになった時…
想「うぁぁぁぁっ!」
____その時だった。霊石が赤く光る
想「おぉぉっ!」
ジイノ「…なんだ!?」
驚くジイノの腹部を蹴り飛ばし、後ろに転がり距離をとる
想「ふっ…!」
俺は腰のベルトに手を当て、1度深く呼吸する。
想「超変身!」
俺は久しぶりにその単語を叫び、腰についたスイッチを稼働させる。命令を受けた霊石がその姿を具現化させて行く
___白い箇所が赤へ変わる。
紗夜「赤の…クウガ…!」
リサ「…!」
ジイノ「ふっ…、それでこそ俺の獲物だ!」
そういうと刺叉を振り回し柄を地面にたたきつけ、こう高らかと叫んだ
ジイノ「俺は当たって砕く!ゴ・ジイノ・ダだ!」
想「お前ら、危ないから下がってろ…」
明らかに雰囲気が変わったのを肌で感じながらリサ達を後ろに俺は立つ。
リサ「う、うん…」
想「じゃあ俺も名乗るか…」
かつてcircleでやって大滑りした名乗りを…だが少し今回は違う
想「俺はクウガ……戦士クウガだ!」
俺もジイノに負けず劣らずそう言い放った。
あこ「かっこいいっ!りんりんかっこいい!」
友希那「今のは様になっていたわね」
そういうRoseliaを後ろに、戦闘は始まった
刺叉を武器とする…
かきにくいわ!