笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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皆さんがネタバレしないようにしてくれていた…

作者号泣案件()


page12 銀色の巨人

〜ノアの内部〜

 

想「すごいな…」

 

俺達は光に包まれ、ひとつになった。沢山の人の願いや祈りが今も聞こえる

 

廻里「そうですね…」

 

修一「力が湧いてくる…!」

 

想「確かに…やっぱこの光のお陰なのかな」

 

廻里「多分、そうでしょう。さぁ…行きますよ?」

 

お互いに軽口を叩きあいながら微笑み_____だがその時間も終わりだ

 

修一「ああ…そうだな!」

 

想・修一・廻里「「最後の戦いだ!」」

 

 

 

 

 

 

〜外側〜

 

ガミオ「「貴様がどんな姿になろうとも…俺には絶対に勝てぬ!」」

 

そう叫び相手の背後に回る。相手は1歩も動く素振りもなかった。現に自分が後ろに回っても何もしてこないからだ。

 

ガミオ「「俺の…勝ちだァァァッ!」」

 

リサ「危ない!」

 

そう高らかに勝利宣言をし、拳を光の巨人のみぞおちに叩き込もうと…

 

想・修一・廻里「「…っ!」」

 

だが光の巨人は見向きもせずにその攻撃を片腕で受け止める。

 

ガミオ「「なっ…!?」」

 

想・修一・廻里「「はぁっ!」」

 

代わりに飛んできた光を宿した拳がガミオを殴り飛ばした。少し家を巻き込みながら転がる

 

〜花咲川女子学園〜

 

紗夜「光…」

 

紗夜達もまた、花咲川女子学園の屋上から見えるだけのものは見ていた。雷が降り注ぎ__化け物が巨大化したり…

 

__銀色の巨人が現れたのを…見ていた

 

燐子「すごい…まるで…ゲームのキャラクターみたいな…」

 

こころ「銀色の巨人だわ!…きっと想ね!」

 

こころが笑顔でそういう。後ろにいた美咲がやれやれと首を振りながら言う

 

美咲「また無茶したんですかね…」

 

その横にいた千聖が歩み寄り、美咲に微笑みながら言った。

 

千聖「彼の事だしやりかねないわね…」

 

2人は苦笑した。

 

美咲「でも…勝って欲しいな」

 

千聖「彼を誰だと思ってるの?奥沢さん」

 

美咲「そうですよね、負けませんよね。自分達の知ってる彼なら…」

 

千聖「ええ…」

 

その時だった。2人から水色と黄色の光が銀色の巨人に飛び立った。

 

美咲・千聖「「あ…」」

 

そんな声を漏らした美咲と千聖、だが他にも彩やイヴ、その場にいる人が…

 

こころ「綺麗な光ね!」

 

こころがはしゃぎながら飛び跳ねる。その光は花咲川女子学園全員から溢れだし、とまることを知らず銀色の巨人に流れていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガミオ「「俺は負けんぞォォッ!」」

 

恐怖を押し殺し、そう叫びながらこちらへ走ってくるガミオ。

 

想・修一・廻里「「たぁっ…!」」

 

俺たちは息をひとつにし、ガミオの腕を掴み背中を転がせて地面に叩きつけた。

 

ガミオ「「ガァッ…!?」」

 

叩きつけられたガミオは苦しそうな声を漏らす。だが諦め悪く立ち上がり俺達に死角から蹴りを放とうとする…

 

ガミオ「「っ!?」」

 

想・修一・廻里「「…っ」」

 

だが俺達はまた片手で防ぐ。腕をのけ払い今度は俺たちが振り向きざまに肘打ちを腹部に叩きつける。

 

ガミオ「「グッ…!?」」

 

叩きつけた瞬間、何かが爆発するように俺たちの腕からエネルギーがスパークする。

 

さながら追い討ち攻撃だ。

 

呻きながらよろめくガミオに、俺達は___今度は両腕にエネルギーを灯し、十字に切り裂くように肘打ちを叩き込む

 

ガミオ「「ゴァァァァッ!」」

 

民家を巻き込みながら吹き飛び、膝を着くガミオ。

 

想・修一・廻里「「…」」

 

俺達はガミオに近づいていく。

 

ガミオ「「何故だ…何故だァァァァァァッ!」」

 

ガミオは心から湧き上がる恐怖を叫びで押し殺し、先程俺達を襲った雷を放とうと構えた。

 

 

〜羽丘女子学園〜

 

ひまり「やばいよ…!」

 

ひまりが近くの巴の方を揺さぶる。

 

巴「大丈夫だ…ひまり…!」

 

だが巴は恐怖を何とか噛み殺しひまりにそう言う。

 

 

〜花咲川女子学園〜

 

紗夜「あれは…!」

 

 

それぞれが先程を見ていて知っている、あの威力…流石に銀色の巨人でももしかすれば耐えきれないのかもしれない。

 

 

リサ「…!」

 

 

リサも再び危機に落とされる。だがそんな場所に似つかわしくない優しい風がなびく。

 

想『大丈夫…』

 

その風と共に聞きなれた声が耳に入る。リサだけでは無く後ろにいたあこと友希那、Afterglowにも聞こえたのである。

 

いつも勇気をくれる彼の『大丈夫』

 

それはこんな状況にも優しく心に染み渡り、恐怖という名の氷を優しく溶かしてくれる。

 

 

 

 

 

ガミオ「「死ねェェェェェッ!」」

 

 

 

先程よりも一段と威力の増したように見える電撃が銀色の巨人を襲う。

 

 

想・修一・廻里「「…っ!」」

 

 

蘭「っ!?」

 

 

羽丘女子学園では蘭達が意味もない、そう分かっていながら身構える。迫り来る電撃に備え…

 

美咲「危ないこころっ!」

 

花咲川女子学園では、1番先頭に立っていたこころを助けるべく美咲が抱え込もうとする。

 

そこから分裂したエネルギーが民家を焼き付くし…羽丘女子学園や花咲川女子学園を襲う…

 

 

 

 

 

 

 

_________はずだった。

 

 

 

 

 

 

日菜「あれ…?」

 

自分たちに迫ってきたはずの電撃が無かった。確かにさっきまでは眼前に迫っていたはずだ。その事につぐみも友希那も蘭も

 

千聖も美咲も紗夜達も全員が疑問を浮かべていた。だがその疑問もすぐに解けた

 

 

 

ガミオ「「ッ!?」」

 

 

ガミオは『勝った』そう高らかに宣言しようとしていた。だがそれは妄想だけで終わった。心底腹ただしい。だがより一層の畏怖が襲う。

 

 

 

 

 

想・修一・廻里「「もうその攻撃は分かってんだよ!」」

 

 

 

 

 

俺達は光から造り出した球体を片手にそう叫んだ。球体の中では先程ガミオが放った電撃が溜め込んであり、今か今かと激しくスパークしていた。

 

あこ「すごい…かっこいい…!強い!」

 

 

 

〜ノアの内部〜

 

 

修一「とどめだ!」

 

そう言いながらエネルギーをバーストさせようとした修一を止める

 

想「いやまて…!」

 

修一「なんでだよ…!?もう倒せるんだぞ!」

 

想「ああ、それは分かってる。だがアイツらグロンギは爆発力が凄まじいんだ。ダグバの時は殴りあって爆発はしなかったが…こいつはそうはいかないらしい…」

 

 

廻里「なら…宇宙に飛ばすとか?」

 

修一・想「「それだ!」」

 

俺達2人は声を揃え叫ぶ。廻里はそれに目をぱちくりさせてため息をひとつ

 

廻里(この人達本当に今までどうやって戦って生き残ったのだろうか?)

 

一気に2人が心配になってしまった廻里。だがそれも一瞬、すぐに思考を戦闘に変える

 

想・修一・廻里「「せぁっ!」」

 

俺達は暴発しそうな電撃を宿した球体を左手に流し込み、構える。

 

ガミオ「「ガァァァァァァッ!」」

 

俺達を殺そうと走り迫るガミオ。その右手には俺と同じ電撃を宿していた

 

想・修一・廻里「「はぁぁぁぁぁッ!」」

 

俺達は走り迫るガミオと同じように走り始め______タイミングを見計らい全身を右回転させる。

 

想・修一・廻里「「吹…き飛べぇぇぇッ!」」

 

回転し、さらに威力の増した左手をガミオの腹部に持ち上げるように叩きつける。

 

ガミオ「「ゴァァァァァァァァァァッ!!」」

 

アッパーのように叩きつけた左拳から電撃の波動が飛び出し、ガミオを空高くに吹き飛ばす。

 

 

 

 

_____ガミオは花咲川1高いビルを超え、黒く広がる雲を超え、大気圏を超え…

 

 

_____遥か彼方の宇宙までやってきた

 

 

ガミオ「「フンッ!」」

 

流石に宇宙まで行くと銀色の巨人のアッパー光線の威力も落ちるのか、ガミオはその光線を両手で振り払った

 

ガミオ「「はぁ…はぁ…あの人間どもがぁ…!」」

 

怒りのあまりこめかみに血管が浮く、何故人間共にこれだけの力があるのか…

 

 

かつての人間にこのような力はなかった。我々グロンギが一方的に殺戮を繰り返しそれに怯えるだけだった。怯えてればよかったのだ。何故抗う、何故絶望を否定する

 

 

〜地球〜

 

想・修一・廻里「「ふっ…!」」

 

俺達は宇宙空間でトドメをさすべくあえて技で倒そうとする。一か八かの賭けだ

 

 

俺達は両腕を縦に構える。炎のようなエネルギーが腕に流れ込んでくる

 

 

エネルギーを貯めて放つ。今の俺達は自然と見えない力に押されるようにその行動をしていた。

 

 

両腕を広げ右手と左手にエネルギーを凝縮させる。凝縮させたエネルギーが激しく光る。

 

あこ・巴「「いけぇぇぇぇっ!」」

 

想・修一・廻里「「…!」」

 

気づけば俺達はたくさんの人達に…彼女達に応援を貰っていた

 

紗夜「やってください!」

 

燐子「が、がんばれ…!」

 

日菜「やっちゃええ!」

 

沙綾「頑張って…!」

 

廻里「…いきましょう!」

 

修一「ああ…!やろうぜ!俺達3人の力で!」

 

 

『『頑張って!!3人の”ヒーロー”!!』』

 

 

想「ああ…!やるぞ!これで最後だ!息を合わせて光線を放つぞ!」

 

修一・廻里「「分かった!」」

 

腕を広げていた銀色の巨人が動き出す。

 

ガミオ「「させるかァァァッ!」」

 

それより少し前に動き出したガミオ、宇宙空間から出ることは叶わずとも妨害はできる。電撃を最大まで溜め込み、右手首に左手をうちつけ、光線のようにして放つ

 

 

 

想・修一・廻里「「ライトニング・ノア!!」」

 

 

対する俺達は、右手首に左拳を打ちつけるように腕を組み、幾重もの超絶光子プラズマを重ね合わせで放たれる眩い七色の光線が俺たちの手から放たれる。

 

 

 

大気圏辺りで黒い電撃と七色の光線が激突する。その衝撃は凄まじく、こちらにまでその波動のような風が吹く。だが誰も目を閉じようとはせず、ただただ放たれる虹色の光線に見惚れていた。

 

日菜「虹みたいだね…」

 

日菜がそう呟く。隣にいたリサも「そうだね…」と涙を流しながら言った

 

六花「でら綺麗や…」

 

 

 

〜花咲川女子学園〜

 

こころ「美咲!凄いわ、虹よ!!」

 

こころがさっきよりもはしゃぎながら走り回る。美咲はいつも通りのこころに苦笑いしながら…虹に見惚れていた

 

美咲「光…かぁ」

 

_________________________

 

ガミオ「「負けるものか…!___この私が負けるものかァァァァァァッ!」」

 

こんな奴に負けるなど自身のプライドが許さない。もう何がなんでも倒す………例え相打ちになったとしても…

 

 

腕により一層の力を込め、迫りくる七色の光線を押し返そうとする。

 

ガミオ「「…よしっ…!!」」

 

辛うじてだが、少しずつ…少しずつ、着実と押し返せている。

 

 

 

 

 

 

 

想・修一・廻里「「うぉぉぉぉぉぉぉッ!!」」

 

俺達は再び迫り来る電撃を必死に押し返そうと吠える。自身の力を全て振り絞るように…

 

 

 

______外で応援してくれているたくさんの人たちのために……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガミオ「「っ!?」」

 

先程まで押していたはずの光線が、再び自身に向けて戻ってきてくるのをガミオは見た。

 

ガミオ「「何故だ…!何故だ何故だ何故だ!!」」

 

込み上げてくる畏怖を押し殺し叫ぶがこちらへ迫り来る光線は止まらない。

 

 

 

 

 

『頑張れ〜!!』『いけぇぇ!』『倒せぇぇ!』

 

 

俺達は今まで感じたことの無い全能感を感じながら再び光線を押し戻した。

 

想・修一・廻里「「これで最後だ!!」」

 

そう3人で叫び腰を低くする。腕から放たれる光線がいっそうその輝きを増す。

 

想・修一・廻里「「おおおおおっっ!!」」

 

 

輝きをました光線が、ガミオを貫くまで時間はかからなかった。

 

 

 

ガミオ「「グォアアアアッ!」」

 

 

ガミオの光線を押し戻し、体にぶつかる。七色の光線はそのままガミオを貫き……

 

 

 

 

 

 

____宇宙に、かつてないほどの爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜地球〜

 

想・修一・廻里「「はぁ…はぁ…はぁ…」」

 

俺達は光線の体勢をやめ、一気に崩れ落ちかける。その時だった。

 

想・修一・廻里「「…!?」」

 

周りの景色が突如として小さくなってゆく。それはまるで…光が消えていくような…

 

___そして、極めつけ強い光が俺たちを包み込んだ

 

 

 

 

 

想「…っ!」

 

気づけば、俺達3人は元通りになり、羽丘女子学園の運動場に立っていた。

 

廻里「終わった…終わったんですね…!」

 

修一「ああ…そうみたいだな…!青空が眩しいぞ…!」

 

想「勝った…やった…!」

 

俺達3人は一気に崩れ落ちた。だがまだそれだけで終わりではなかった。

 

 

_____気づけば、沢山の人達が俺たち3人を囲んでいた。

 

修一「あ…?」

 

顔を上げるのもつらそうに修一が呻くと同時に…突如として浮遊感が体を支配した

 

想「なぁっ!?」

 

修一「おわっ!?」

 

廻里「えっ!?」

 

日菜「バンザーイ!!」

 

つぐみ「ば、バンザーイ!」

 

巴「お疲れ!!バンザーイ!」

 

様々な生徒や先生達から俺達はいわゆる”胴上げ”をされていた。俺達は浮き沈みを繰り返しながら微笑む。

 

約5分間…胴上げは続いた

 

_________________________

 

 

想「俺と戦ってくれてありがとう、2人とも」

 

俺達は1度集団から抜け出して羽丘女子の屋上に来ていた

 

修一「いや、困ってる人を助ける。当たり前のことをしたまでさ」

 

廻里「はい、リサ達を放ってはおけませんから…」

 

想「2人とも…ほんとにありがとう…」

 

俺は笑いながら_____涙を零していた

 

廻里「そろそろ…お別れみたいですね…」

 

修一「なんだか名残惜しいなぁ…!ったく!」

 

2人からも光るものが流れていく。彼らの体が光に包まれ、下から消えていくのだ

 

 

 

俺は知っていた。この世界で自身の役目を終えれば元の世界へ帰る。俺も1度は体験したことがある___なぜか記憶からは抜け落ちていたが廻里の時にあったのだ。

 

想「この日あった事は絶対に忘れない…」

 

修一「当たり前だ…そもそも忘れられないっての…」

 

廻里「修一さんの言う通りですね」

 

そういうふたりは、もう顔しか残っていなかった。

 

想「あはは……じゃあ、また会えたらいいな」

 

廻里「また会えたら…今度こそ話がしたいですね」

 

修一「ああ…3人で盛大に話したいよ!」

 

想「叶えられたら…いいよな…」

 

それを最後に、2人は消えていった

 

いや、元いるべき世界へ帰って行った

 

想「うぅ…うぁぁっ!」

 

俺はまた泣いてしまった。確かに過ごした時は一瞬だったかもしれない。だけれども…その少しの間で素晴らしい程の”絆”を紡いできた

 

リサ「みーつけた」

 

気づけば、いつの間にかリサがいた。俺は涙を見せまいと必死に拭き取る。だが溢れる涙は止まることを知らない。そんな俺を…リサは優しく包み込むように抱き寄せ…頭をそっと撫でた

 

想「…リサ」

 

リサ「1人で泣かなくて大丈夫だよ」

 

想「泣かしに来てるだろ…それはよぉ…」

 

リサ「辛かったよね…苦しいこともあったよね…」

 

想「だからそれは…泣かせにきてるって…」

 

喋るのも困難になるくらい、俺は嗚咽を漏らしながら泣きじゃくる。リサはただずっと…俺の頭を撫でていた。

 

_________________________

 

〜2時間後〜

 

日菜「あ〜っ!、みーっけ!!」

 

リサ「しー…」

 

しばらく探し回ったのだろう日菜が、大声で言おうとした時だった。リサはそれを優しく止め、下を指さした

 

想「すぅ…すぅ…」

 

夕日に照らされた羽丘女子学園屋上に、彼はリサに膝枕をされながら寝ていた。目は真っ赤に腫れ、それ程泣いたのだなと思わせた

 

リサ「彼…疲れちゃったから…寝かせてあげて」

 

日菜「うん、わかった。」

 

そう言うと日菜は隣に座り、寝顔を楽しそうに観察し始めた

 

日菜「前にもこんなことあったよね〜」

 

そんな日菜の質問にリサは苦笑する

 

リサ「ふふっ、あったね〜」

 

あれはまだ最初の頃、羽丘女子学園をトライチェイサーで走り回りあのヒョウの怪人を倒した時だった。夜になるまでひたすら日菜を膝枕していた彼を思い出す

 

日菜「あの時のことはほんとに後悔してるよ」

 

リサ「彼…めちゃくちゃ怒ってたよね」

 

日菜「でも許してくれたな〜」

 

クウガのベルトを欲しいと言った日菜、彼は当然断った。だが日菜には分からなかったのだ。

想『これはそんな簡単に触れていいものじゃないんでぜ』

 

だがその言葉の意味もすぐ思い知らされた。化け物との戦いで、彼はどれだけの覚悟で戦っているのか…

 

 

戦いが終わった後、日菜は自分の過ちを素直に謝った。怒られるかと思いきや彼は優しく許してくれた。

 

 

日菜「ほんと…想くんって不思議だね」

 

リサ「そうだね…」

 

友希那「あら、2人ともこんな所にいたのね」

 

丁度、片手にペットボトルを持った友希那がいた

 

 

リサ「友希那…それは?」

 

リサは友希那の持つペットボトルを指さした

 

友希那「ええ、彼ずっと戦ってたから水くらいはいるかなと……寝ているのね…」

 

友希那は眠る彼を見て少し微笑む。

 

友希那「花咲川女子学園にいたバンドメンバーも来てくれたわ」

 

日菜「じゃあおねーちゃんいるのか!会いに行ってくる!」

 

その言葉を置き去りに、日菜は走り去って行った。

 

リサ「ほんと紗夜のことが好きなんだね…」

 

友希那「ええ、そうね…」

 

 

想「すぅ…すぅ…」

 

自分たちを照らす夕日が少し眩しい中、この戦いの功績者は眠りについていた

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