気づけば4000人超…!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
「きゃあああ!」
「みんな落ち着いて!」
羽丘は今、混乱の渦に飲まれていた。
「あれが未確認なの!?」
「始めて見た!」
「早く逃げて!」
警備員が吹き飛ばされる。後から来た3人も軽々と飛ばされる。それを氷川日菜は後ろ目に今井リサと湊友希那と宇田川あこと走って逃げていた。正直あの化け物については気になることが沢山ある。だけど話を聞いてくれそうにない、だから諦めた。
「日菜!こっち!」
「あ!日菜さん!」
「麻弥ちゃん!」
「リサさんも!ご無事だったんですね!」
「おや…子猫ちゃん達…私が守って…」
「薫さんもほら!逃げますよ!」
「…」
「あ!リサ先輩達だ!」
「ひまり!Afterglowの皆も!」
「おねーちゃん!」
「あこ!無事か!」
「無事だったんですね!」
「そっちも無事?」
「みんな無事です!」
つぐみがそう言う
「あの化け物…羽丘を荒らし周りやがって…!」
「巴ちゃん落ち着いて!」
その中、日菜は確かな確信を抱いていた。
彼は絶対に来る
リサと目が合う、同じ事を考えていたらしい。2人で頷きあう
「るんってきたかも!今度こそ彼を!」
クウガってどんなものなのか知りたい、そんな気持ちが渦巻いている日菜であった。
「とりあえず体育館に逃げれる!?」
「確かに!そっちの方が安全かも!」
「しっかりしろひまり!」
「うぅ〜…」
体育館へ走る途中、今井リサは倒れている警官を見てしまった。目が片っぽくり抜かれているのだ。
「ひっ…」
吐き気がする。
「どうしたんですか?リサ先輩…」
「絶対に見ちゃダメ!」
「リサ…?」
あんなもの見ては行けない。
「着きました!早く!」
みんな中に入り、鍵を閉める
「はぁ…はぁ…多分これで大丈夫…」
「他のみんなは…?」
「多分無事だと思うよ…」
「ダイエットにしては内容が地獄…」
「リサ先輩?リサ先輩!」
リサは友希那の背中に倒れていた。
「気を失ってるみたい…」
「リサ姉大丈夫かな…」
ガシャーン!窓ガラスの割れる音がする
「「!?」」
割った方面には…あの化け物がいた。身体には血がつき、その臭いが鼻をとおる
「うっ…」
「ひまり!つぐみ!大丈夫か!?」
「巴ちゃん…」
「あの怪人さんつぐってるね〜」
「モカ…今それ言う時じゃない…」
「てかあの化け物こっち近づいてきてるよ!」
「リサ先輩起きて!」
「子猫ちゃんには…手出しはさせないよ…!」
「薫さん…!」
〜花咲川〜
「紗夜さん…やっぱり心配…ですか?」
「ええ…日菜は大丈夫なのでしょうか?」
「彼が行ったから…きっと大丈夫かと…」
「彼の信頼すごいな…」
「でもガラスを割った件は別ですね」
(想さん…強く生きてください…)
そう願わずには居られない燐子だった。
〜羽丘〜
「薫さんダメじゃないですか〜!」
薫さんはあんなこと言いながら立ちながら気絶している。
「いやだぁ〜死にたくなぁ〜い!」
「…?」
「どうしたつぐみ?」
「外からバイクの音が…」
そう言いかけた瞬間、体育館の横にある扉が吹き飛んだ
「「!?!?」」
「おっ邪魔しまぁぁぁす!と同時に轢いてやらぁ!」
そうヤケクソに叫びながら前輪を上げてこちらへ来るバイク。そのバイクはそのまま化け物を跳ね飛ばした。化け物は綺麗に飛んで体育館の壁にぶつかり呻く
「待 た せ た な☆」
「あっ!」
そのバイクの主は、未確認生命体第4号。八意想だった。今は赤の鎧に覆われているが
「あれ〜前は白かったような〜」
モカの質問
「色々あって赤くなった」
「そうなんですか…」
つぐみが返事をする
「で、あんたらは大丈夫か?」
「私たちは大丈夫です」
「そうか、よかった間に合ったぁ〜ほら、さっさと逃げろ、俺はあいつを倒す。」
「分かりました…」
薫とリサをそれぞれ2人で背負い体育館を出る。
「さぁ…かかってこいや…」
俺は相棒のエンジンを鳴らし目の前にいる化け物に宣戦布告した。
『!?』
体育館から凄まじい音がして後ろを振り返ると
「えっあの人バイクで校内入っていったよ!?」
あこが声を出す。皆は呆れ半分驚き半分でいた
「めちゃくちゃするなぁ…」
「…ん?ここは…?」
「あっリサちーおはよ!」
「日菜…?あっあの化け物は!?」
「第4号が来てくれたんです」
「来てくれたんだね…」
良く考えればまりなさんとRoselia、パスパレしか八意の名前を知らないことに気づいた。
今回も…勝つよね」
「るんってきた!私見に行ってくる!」
「ちょっ日菜さん!?」
そう言うと日菜はもう校舎内に入っていった。
「はや…」
「アタシいってくる…!」
「リサ先輩!?」
リサは日菜を追い走って中に入っていった
「待てやァァァ!」
様々なものを蹴散らしながら廊下をバイクで疾走する。
こいつ、めちゃくちゃすばしっこいし煽ってきやがる。俺のイライラゲージが溜まっていく。落ち着け俺…俺はやればできる子八意想だ!
「え…」
相手を追いかけると途中で消える。消えた方向を見ると…
「階段…」
2階、3階へと続く階段があった。おそらくやつはこの階段を昇ったに違いない…
「もうこれ映画のワンシーンじゃねぇかぁぁぁ!」
恐怖を叫びで誤魔化し、バイクの前輪を上げ階段をバイクで走る。足から来る衝撃がすごい
「あばばばばばばばばばばばばば」
めちゃくちゃ揺れるのでそうやって叫んでおいた。2階に着く
「どこ行きやがった…!」
俺はそのままの勢いで3階、そして屋上まで行く。屋上に入るための扉をバイクでこじ開け外に出る。時刻は夕方、屋上を茜色に染め上げる夕日
「ご丁寧に扉まで閉めてくれやがって」
その夕日を背中に浴びる俺に対し相手は
「ふん」
とだけ言いこちらに襲いかかってきた。
「おらぁ!」
前輪を上げ相手にぶつける。途中右に逸れるので上にあげた前輪を右に倒す。見事ヒットし相手は手すりまで飛んでいく。手すりにぶつかり形が変わる。
ガシャーン!バイクが横に倒れる
俺もバイクから倒れ尻もちを着く
「いてっ!」
相手が馬乗りになり首を絞める
「くっ…おっ…」
女のくせに化け物みたいな握力してやがる。あ!こいつ化け物だったか、そんな呑気なことを考えているが…
やばいこれ本気で死にそう…相手の腕を掴み精一杯引き剥がそうとする。
「当然だが…俺は死ぬ気はねぇよ…!でもな…!アイツらにも手出しはさせない…!例え…命に変えたとしても…!」
今ここは2階、途中で合流したリサ、日菜の2人
「リサちー動いても大丈夫なの?」
「ちょっとしんどいけど大丈夫…!」
「あの人どこいったんだろー」
「屋上じゃない?」
「あー!そうかも!」
そう言って屋上まで駆け上がると…
「「あっ…!」」
馬乗りにされ、首を絞められている彼がいた。そんな光景を目の当たりにする。当然動けるはずがない、もしかしたら邪魔になるかもしれないから、
「当然だが…俺は死ぬ気はねぇよ…!でもな…!アイツらにも手出しはさせない…!例え…命に変えたとしても…!」
彼からそんな言葉が聞こえた。その言葉が日菜に突き刺さる。日菜の心に罪悪感が生まれる。その罪悪感は後悔へと変わり日菜をより追い詰めた。昨日一緒に帰ったリサの言葉を思い出す
『彼もね…きっと望んであの力を手に入れたわけじゃないと思うの、記憶が無い彼が、でも、記憶喪失で混乱してるはずなのに、あぁやって私達を守るために死にそうになるまで戦ってたでしょ?だから日菜もあんなこと言っちゃダメ、冗談かもしれないけど、また会った時謝ってみたら?彼優しいから許してくれるかもよ☆』
『はーい』
あの時ははーいの一言で受け流したが今は違う。彼は本気だ、命を捨てる覚悟でああやって戦ってる。だけど自分はどうだ?あんな覚悟は無い。遊び半分で言ってしまった
(あたし…なんであんなこと言っちゃったんだろ…バカだ…)
「日菜…?」
日菜を見ると顔に大粒の涙を沢山零していた。
「わたしっ…!彼にあやまるぅ…!」
「昨日言った事、覚えてたんだね、うん!戦いが終わったら一緒に彼のとこ行こ!」
「うんっ…!」
「ほら、ハンカチ」
「ありがとぅ…!」
『勝ってよね…!想!ここに女の子1人待ってるよ』
「うぉぉぉああああ!」
腕にありったけの力を込める。腕が少し浮く、押し返す、この腕を
「…!?」
相手は困惑するがさらに力を込めてくる
「っ!?おおおお!」
一瞬押され返されたがまた押し返す。
足は使える!そう考えた瞬間、体は動いた。相手のみぞおちに蹴りを入れる。体制を崩した相手にさらにパンチを2発。形勢逆転といったはずだが…俺は激痛で立てなかった。腰が痛い、腕が痛い。相手が立ち上がり、こちらに襲いかかる。まだだ…まだ足が使える…!
「おりゃあああ!」
足にありったけの力と精神力を込め、蹴り飛ばす
相手は飛んでいく、ふらつきながらも立ち上がり、足を見る、煙が出てる
「てことは…!」
相手を見ると…
腹に紋章が浮かんでいた
「っ!?ぐっ…!」
体がひび割れていく、抵抗しようとするが抵抗できない
「クウガァァァ!」
相手はそう叫び、爆発した。
「はぁ…はぁ…ぐっ…」
変身解除した途端、吐き気と全身の痛みに襲われる。だがここで倒れる訳には行かない。そう言い聞かせ、倒れたバイクを持ち上げる。
「早速派手に戦ったな〜…途中で抜け出してきたし紗夜さん怒るだろうなぁ〜」
そう言いながら歩きだそうと屋上の扉を見る
「…なんでいるの?」
リサがニコニコしながら日菜の背中を押す。そのままリサは扉の向こうへ行った
「…?」
日菜と二人きり、確実に不味い状況だ…何をいえばいいのかわからん俺に対し日菜が口を開く
「ごめんなさい…」
「え…?」
「あんなこと言って…ごめんなさいっ…」
「ちょ…泣くなよ…」
「私遊び半分であんなこと言っちゃった…!ごめんなさいっ…ごめんなさいっ!」
「落ちつけ…」
わぁぁぁんと泣き出す日菜、それに困惑する。何の件で謝ってるのかは想像が着いた。日菜さんなりに考えて謝ってるんだな…だから…
頭に手を置く、日菜が少しびくっとした。優しく抱き寄せて頭を撫でる
「!?」
「大丈夫、俺は気にしてないよ。」
何かが決壊してさらに泣き出すと日菜が泣き止むまで静かに撫でつつけた。優しく、ずっと
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「あちゃーこれ寝ちゃってるね〜…はいこれお疲れ!」
「ありがとうリサ…多分きっと泣き疲れて寝ちゃってるんだろうな…」
リサから缶コーヒーを貰い、プルタブを開け、飲む
疲れた身体コーヒーがしみ渡るのを感じながら屋上に座っている。膝枕状態の日菜さん。頭を撫でるとくすぐったそうにするのでその反応に隣に座るリサと苦笑する。
「今…時間は?」
「夜の7時だね」
「バレないように学校出ないとな…w」
「そうだね…w」
ふと、日菜のポケットにあるスマホが鳴っている。
俺はポケットから取り出すと
「紗夜さんからだ…」
出てみる
『やっと繋がった…日菜大丈夫だった?』
「大丈夫ですよ」
『なんで貴方が日菜の電話から?日菜はどうしたの?』
「俺の膝の上で眠ってますよ」
『……ふしだらな事してないですよね?』
「横にリサさんがいるのにそんなことするわけないじゃないですか、第1、俺を好きな人なんて誰もいないですよ」
横でリサさんかピクっとなったが気にしないでおいた
『…そうですか、では私はこれで、日菜が起きたら電話ありましたとだけ伝えておいてください』
「へいへい」
電話が切れた。横を見ると、リサさんが顔を真っ赤にして俯いていた
「どうしたんですか?リサさん?」
「えっと…その!あのねっ…!」
「…?」
次の一言で驚く
「私…想くんの事が好きです…」
「…はい?」
俺はそんな間抜けな声を出した
リサさんはチョロインだった…!?