笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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WiFi復活!
心置き無くいじれる!
(今までと何ら変わりないが)


page29 記憶とポテト

「またここか…」

俺は白い世界に招かれていた。背景が黒くなる。

「あれは…?」

紫のクウガが見える。右手には剣を持っていた。

「剣…?」

あの姿は剣が使えるのか?途端に紫のクウガはいなくなる、

そして誰かの声が頭に響き渡る

「邪悪なるものあらば、その姿を彼方より知りて疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり」

「なんだ…!?」

「邪悪なるものあらば鋼の鎧を身に付け、地割れの如く邪悪を切り裂く戦士あり」

「邪悪な者あらば、その技を無に帰し流水の如く邪悪を薙ぎ払う戦士あり」

次々と流れ込んでくる。

「邪悪なる者あらば希望の霊石を身に付け、炎の如く邪悪を打ち倒す戦士あり」

目の前に移るクウガが緑や紫、青に赤になる。そして…

 

周りが火で燃える。悲鳴が聴こえる

『聖なる泉枯れ果てし時 凄まじき戦士雷の如く出で 太陽は闇に葬られん』

「凄まじき戦士…?」

 

『心清き戦士 力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝の身も邪悪に染まりて永劫の闇に消えん』

 

『清らかなる戦士 心の力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝自らの邪悪を除きて究極の闇を消し去らん』

 

「あれは…」

クウガが街の人々を殺し回る様を見た。角は4本、

「!?」

近くにcircleがある。中に居るのは…

「やめろ…やめろ!やめろやめろ!」

俺は声を上げ絶叫する。そして世界はまた白くなり…

「っ!?」

そこには白い青年が立っていた。

その青年は笑顔で

「いつか君も僕みたいになれるよ」

とだけ言い消えた。

 

_________________________

 

「っ!?はぁ…はぁ…」

ベットから飛び起きる。

「大丈夫ですか?」

「はぁ…はぁ…ここは…俺はたしか倒れて…」

周りを見渡す。病院だ、そして横を見ると…

「紗夜さん…」

「やっと気づきましたか…大丈夫ですか?随分とうなされていましたが…」

「ああ…大丈夫だ。」

 

『いつか君も僕みたいになれるさ』

なんなんだあの言葉は…誰なんだアイツは…

 

「あの後、なにがあったんですか?貴方、一応両腕折れて背中も火傷なんですよ?」

「やっぱり…バレてた?」

「当たり前です。やはり…未確認ですか?」

「その通りだ。2度も敗北してるなぁ…俺」

「負けたんですか?」

「うん、そしてこのザマだよ…」

「別にザマとか言いませんが…疲れないんですか?」

「そうだな…ココ最近スッキリ眠れたことないな…あはは、でも大丈夫だ。若さがあるから!」

 

「ふざけないでくたさい!そんなにボロボロになって!誰かに褒められるわけでもなく!自分が記憶喪失なのに!ただ誰かを守りたいだけでその命さえも捨てようとするなんて…!」

 

堪えきれない涙が、紗夜の頬を伝う。

「私…!なんで泣いて…」

紗夜にも紗夜なりの考えがあるのだろう。

「紗夜…」

俺は泣く紗夜を右手で頭を撫でる

「八意…さん?」

「確かに…俺はあんまり戦う理由が無かった。最初はな、だけど今はある。」

 

「ただ、お前らの笑顔を守りたい。それだけじゃダメか?」

紗夜の身体が震える。

「それだけの理由で…あそこまでするんですか…?」

「俺は別に見返りが欲しいからって理由でこの力を使ってるわけじゃない。そういえば俺には今、あまり夢がないからな、でもお前らは違う、バンドという夢がある。俺はそれを支えたいんだ」

そこで八意はハッ!となる。

「どうしましたか?八意さん?」

「俺にも夢できたかも…」

「聞いてもいいですか…?」

 

「お前らの笑顔を守るために闘う!」

ガバッと立ち上がりそう言って…

「あっ!?いって〜!?俺怪我してたわ忘れてた!くわぁ〜いってぇ!」

「ふっ…」

そんな彼に思わず笑ってしまう

「あっ!今笑った?」

「私だって笑いますよ!貴方は私をなんだと思って…」

「風紀委員という名の校則違反野郎Killingマシーン?」

「さっきの涙を返してください…」

 

くぅ〜…

 

部屋にそんな間抜けな音が響き渡る。音の正体は…

「お腹すいたの?紗夜さん…」

部屋にある時計を見る。夜8時

「…///」

顔を真っ赤にしながら睨んでくる紗夜さん。恥ずかしいのだろう。

「なんか…奢るよ、これでさっきの事はチャラにしよう!」

「ほんとですか…?」

「ほんとほんと!」

「なら…ハンバーガー屋に行ってもいいですか…?」

 

「……へ?」

 

________ハンバーガー屋__________

 

 

 

めっちゃ美味しそうにポテトたべるなぁ…紗夜さん。肝心のハンバーガーには手をつけず、ポテトを2つも平らげた、

俺はチーズバーガーを食べているが、

「ポテト…いります?」

「っ!?」

なんか見てるだけで腹一杯になってきた。

「貰います…」

そういえばこの時間のバイト彩だったな。さっきびっくりしたわ

 

『いらっしゃいませーって八意くん!?』

『彩…お前こんな所でアルバイトしてたのか?』

『紗夜さんも…まさか2人は…付き合ってたり…?』

『違う違う、奢りに来ただけ』

『その左手…包帯巻いてあるけど今日のことと関係あったり?』

『まぁそんな感じ、それよりメニュー、頼んでいい?』

『あっどうぞ!』

とまぁそんな感じのやり取りをして席に着いた。

〜15分後〜

 

明らかにガラの悪い5人組が店内に入ってきた。

(うわぁ…彩大丈夫かな?)

案の定、彩は構われていた。

「君かわいいね!俺達と遊ぼーぜ!」

「やめてください…」

「お客様…おやめ下さい…!」

「お前には用はねぇよ!うせろ!」

5人組のひとりが店員目掛け拳をはなとうとする。その拳を俺はトレーで受け止める。トレーにヒビがいく。

「 うっそやろ…お前ゴリラかよ?」

「なんだテメェ…ヒーローヅラか?あ?」

俺の周りを5人が囲む、みなやる気満々だが…

「ちょっとまった!ここでやりあうのはあれだ…」

俺は前髪をかきあげながら

 

「表出ろやお前ら」

 

1度は言ってみたかったセリフなんだよね〜わかってくれ(真顔)

「上等だ!コラ!」「お前なんかぶっ殺してやる!」

「あーはいはい分かりましたから、」

そう言いながら店を出ていく。

店内では

「なにあの人カッコイイ…」とかなんやらで騒然としていた。

紗夜と彩は目配せをし…(大丈夫かな?あの人…)とおもっていた。そして警察を呼ぶのであった。

 

近くの路地裏に入る。途端に逃げ道を塞がれ…

「俺たちはこんなものまで持ってるんだぜ…!」

みなポケットからスタンガンやナイフを取り出した。

「さっきはよくも舐めやがって…!」

「五体満足で帰れると思うなよ!」

(ここ治安悪くね?)

そんなことを思いながら屈伸をする。

「おらぁぁ!」「死ねやぁぁ!」

2人、俺を挟む形で迫ってくる。スタンガンはあれだがナイフは痛い。いやスタンガンも痛いわ。

俺はナイフの方をいなし鳩尾に1発、スタンガンは普通に避ける。2人は追突し

「あっ…」

片方スタンガンでやられた。気を失う。

それと同時にパトカーの音が近くなる。

「やっべ…まずいなぁ…」

正直こんな事に力を使いたくなかったが…俺は近くにあるゴミ袋を手当り次第に投げつけ視界を奪ったと同時に青のクウガに変身、跳躍力で逃げたのであった。何とか店内に戻る。変身したからか身体が幾分か治っていた。

(この回復?まるでアイツら未確認みたいだな…)

と思う。

「あっいた!」 「いました!」

「あ、やあ2人とも?」

「「やあじゃないですよ!」」

「………はい」

その後少しだけ説教を受けた。店の人たちからはお礼を言われ、色々あり、病院の部屋に戻ってきたのは夜の九時半だった。

看護師に

「抜け出さないでください!分かりましたか?腕の包帯とかどこやったんですか!」

と言われ

「腕ちゃんと動きますよ?もう完治ですね!」

いやまだ多少痛むが…

「え…」

そう言われ引かれた。なんか傷つく、

 

次の日に検査を受け退院、最後まで引かれていた、二度と病院行きたくねぇなと思って歩く。とりあえず学校に向かい教室へ入り席に着く。

「八意くん、昨日大丈夫だった?」

「山吹か、俺はもう大丈夫、ちょっと疲れてたみたいだわ」

「ゲームのやりすぎはよくないぞ〜」

「分かった分かった…」

そんな会話をしながら平和なひとときを過ごす…

 

 

 

 

そう…この時、水を伝ってここまで来る化け物に気付かずに…

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