笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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遅くなりました!すいません!


page42 はた迷惑な機械

 

「あれ…いつの間にか…」

 

俺は事務所を出て帰ろうとした時だった。バイクに引っ付いていた機械はどこにもいない。駐輪場には俺のバイクしかない。

 

「うわ…最悪だ…」

 

俺はみんなの悲鳴を聴く前バイクを走らせて晩御飯を買いに行こうとした。

 

___________________

 

〜ファーストフード店〜

 

「い、いらっしゃいませー…」

 

レジに並び店員の顔を見ると…

 

「花音?」

 

「八意くん…?」

 

「意外だな。バイトしてるなんて」

 

「そ、そうかな…」

 

「うん、似合ってるし可愛い」

 

「ふぇっ!?かわっ…ご注文をどうぞ…!」

 

少しおちょくりすぎただろうか。顔を真っ赤にして俯いてしまった花音に対して俺は少し申し訳なくなる

 

(またなんか買っていくか)

 

と思い注文した品を受け取ってレジにめちゃくちゃ近い席に着く。俺が頼んだのはコーラとポテトとチーズハンバーガー。やっぱこれが一番。俺が食べ始めようとした時、香水の臭い匂いが鼻を刺激した。レジを見ると花音がガラの悪い野郎共にナンパされていた。

 

(前にもこんなの無かったか?)

 

トレーを持った店員が

 

「困りますお客様…!」

 

「うるせぇ!ババアは呼んでねぇよ!」

 

と言いトレーを弾き飛ばす。上に飛んで行ったトレーはどうゆう訳か俺の頭に降ってきてトレーが頭にぶつかり、トレーに置いてあった飲み物が俺の頭にぶちまけられた。

 

「ぷっ…あはは!見ろよアイツだっせ!」

 

1人に釣られ他のふたりも「あはは」とか笑い出す。俺はブチ切れた。もう知らん

 

俺は無言で立ち上がり一番最初に笑った奴に近づく。

 

「なんだお前…!」

 

勢いつけて腹パンし後の二人も頭をぶつけさせて気絶させる。一番最初に笑ったやつはまだ気絶していなくて床に這いつくばっていた。俺はそいつの横に屈む

 

「あ…あ…!」

 

「二度と来んじゃねぇ」

 

そう言うととうとう限界が来たのか気絶する。俺は3人を手際よく片付け(外に放り投げた)そして自分の席に座って無言で机の紙ナプキンで頭を拭く。今日は最悪な日だ。ろくなことが起きない、早く帰ってタマと触れ合いたいと思いつつ拭いていると

 

「お客様申し訳ございません!」

 

と花音を含めた数人が俺に頭を下げてきた。

はて?謝ることがあるのだろうか。悪いのはあいつらで店員さんは守ろうとした。

 

「頭にかかったの…コーヒーとコーラで…」

 

「へ?うわっ!?ほんとだ最悪な相性だうわぁ!」

 

ほんと…今日は一体なんなんだ…

 

その後、あーだこーだ言う店員さんを何とかして受け流し帰った。タマには近づくなとひっかかれ泣く泣くシャワーを浴びて戻るとタマはまるまって寝ていた。

 

すげーショックなのでふて寝した。

 

___________________

 

「はぁ〜…学校始まったな…」

 

バイクを駐輪場に停め、靴箱めざし歩き出す。最近バイク通学も許して貰えた(弦巻家)なので大分楽だ。

 

「お、おはよう…」

 

「花音か。よう」

 

「2日前はごめんね…!」

 

「気にするな気にするな」

 

花音の肩を叩きながら笑顔で言う

 

「あと助けてくれてありがとう…」

 

顔を赤くしながらもじもじと言う花音に

 

「どういたしまして〜」

 

と答え教室へ足を運ぶ…まではよかった

 

 

 

 

 

 

「すいませんすいません!大丈夫ですか…!?」

 

俺は今、教室の扉を開けたら美少女が飛んできてそれに巻き込まれて廊下の壁まで吹っ飛ぶという経験をした

 

「牛込さんだっけ…とりあえず俺の上からどいてくれ…」

 

「ああ…すみません!」

 

俺の上から起きて立ち上がる。俺も少し遅れて立ち上がる。まだ少し後ろの方が痛むがそれより

 

「ケガは無いか?」

 

「うん…どこも大丈夫だよ…八意さんは?」

 

「俺も大丈夫だ。お互い無事でよかったな。牛込さん、なんでそんなに急いでたんだ?」

 

教室から悲鳴。扉を開けると壁に黒光りしている生命体Gがいた。あーなるほど大体察したわ

 

「…あれを使うか…」

 

俺のカバンの中には今、ホルスターが突っ込んでありその中には6発装填のリボルバーがあった。大体がお守りか緑のクウガの時に使う。俺も虫はあまり好きじゃないのでこれを使って遠くからズドン!とやりたいのだが…

 

「人が多すぎるな…」

 

如何せん人が多すぎる。あまり使ってるところは見せたくない、と言うか見せたらやばい。

 

どうするべきか頭を悩ませ…選択肢から拳銃を除外。いくらGでも生き物は生き物だからね仕方ないね

 

(殺さず平穏に…)

 

その時さらに悲鳴が起きた。Gが飛んだのだ、教室を

 

「Gって飛ぶのかよ!」

 

俺は咄嗟に走りGをキャッチ。そしてそのまま外へほおり投げ窓を閉める。そして廊下をダッシュし御手洗にいき執拗に右手を洗った。

 

「はぁ…」

 

俺はひとしきり洗い終わり教室へ帰るとみんなは「おぉ〜…」と感嘆の声を漏らしていた。

 

「はぁ…汚ねぇ…」

 

出来ればもう二度と相手にしたくないかもしれない

 

「おはよう!」

 

後ろから突っ込んでくる感覚。俺はなすすべなく前に頭から倒れる。完璧に気を抜いていた。

 

「お、おはようこころ…」

 

「あら!大丈夫かしら?」

 

こころが起き上がりそれに遅れ起き上がる

 

(デジャヴがすごい…)

 

それと同時にチャイムが鳴る。みんな席に着き俺も座る。

 

4時間目が終わり休憩時間。俺はいつも通り中庭のベンチに座っていた。向こうの方ではポピパのみんなとハロハピの2人(美咲とこころ)が何やら楽しそうにしている

 

「…?」

 

不意にこころが空を指さしそれに釣られ美咲もポピパも空を見る。その時、燐子も紗夜も花音もはぐみも千聖も彩もイヴも小川も花咲川にいる生徒は見ていた

 

空から…クワガタの機械が飛んできたのを

 

 

「はぁ…?」

 

俺はベンチに座りながら飛んできた物体に理解が遅れ…

 

 

そして理解してベンチから立ち上がり走り出す。

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

案の定、俺のバイクにくっついて自慢げに待機していたクワガタ、周りの自転車はあっちにこっちに散乱していた。とりあえず押して校門近くまで寄せる。周りを見れば何事かと見に来た生徒でいっぱいだった。その中にはポピパや美咲や花音やこころやはぐみや燐子や紗夜や千聖や彩やイヴやいた。その中から紗夜が出てくる

 

「なんですか…これは?」

 

「俺に聞かれても困る」

 

そう言った時バイクから無線の音がした。

 

『本部から連絡!未確認生命体第24号は…』

 

「え…?本部?なんですか?」

 

困惑する紗夜をよそに俺はバイクに跨り

 

「悪ぃ!ちょっと行ってくる!」

 

「え…ちょっと…!」

 

その先を聞かず俺は門を出て走り出した。

 

「ちゃんと後で説明してくださいね…」

 

紗夜がぽつりと呟く。大体は理解してくれていた。彩も千聖もイヴも紗夜も燐子も。八意想の正体を知る者は

 

〜羽丘女子学園〜

 

「あ!あれって!」

 

屋上でいつも通り過ごしていたafterglowのひまりが指をさす。みんなもそれに釣られて見ると

 

「八意さん…」

 

つぐみが呟く。

 

「なに…あのバイク…」

 

「派手でカッコイイな!」

 

赤のクウガの姿の八意想、モカは

 

「頑張れ〜」

 

といつも通りゆっくり応援していたのであった。

 

「あ!」

 

廊下を歩いて氷川日菜も一瞬だけだがクウガの姿を見た事に驚き

 

「後で何があったかきこー!」

 

とるんっと来たらしくご機嫌だった。

 

「あ…」

 

今井リサも一瞬だが八意想の姿を見ていた。今日も戦ってるんだなと思う。なにか自分に出来ることが無いかなとも思う

 

「どうしたんですか?リサ先輩」

 

「いや!なんでもないよ!」

 

(ケガがありませんよーに…)

 

彼の無事を祈るのだった。

 

___________________

 

バイクを走らせながら八意想は考えていた。

 

(このクワガタみたいなやつ…名前あるのか?)

 

意思疎通が出来るかどうか試そうと話かけてみる

 

「なぁ…名前とかあるのか?」

 

『自分の名前はゴウラム』

 

「シャベッタァァァ!!」

 

普通にびっくりした。こいつ喋るのか

 

「ゴウラムか…OK分かった」

 

その時、無線が繋がった

 

『八意想!聴こえるか?』

 

声の主は

 

「一条さん!?一体どうやって!?」

 

『前にに君が繋いできただろう!』

 

あ、そういえばそんなことしてたな。

 

『それよりも…』

 

「聞きました!出たんでしょう?」

 

『なら話は速い!またトラックのナンバーが違うから伝える!』

 

伝えられた番号を脳に記憶し

 

『こちらも探している!また後で連絡する!』

 

無線が切れた。俺も探すため速度を上げる。

 

 

しばらくするとトラックが1台。異様な速度で走って行った。

 

(まさか…)

 

後ろに書いてあるナンバーを見ると…一条さんの言ってた番号と一緒だった。即座に進行方向を180度変えて走り出す。

 

 

 

「速い…トラックてあんな速度出たか…?」

 

トラックの後ろを走り始めてから約3分。一向に近づいた気がしないのだ。そして場所も色々とまずいことになってきたのである。

 

(花咲川が近い…てか近づいてる…)

 

そうなのだ。花咲川がだいぶ近い、今は授業中、こんなものが突っ込んだら大騒ぎにも程がある。

 

(頼む…!このまま通り過ぎてくれ…!)

 

だがそんな願いも儚く散った。

 

トラックは器用に右に曲がり門に突っ込んでそのまま中へと入り運動場へと入っていった。

 

(…。)

 

俺は心を無にして中に入り運動場の端っこへ行きそこで止まる。ちょうど反対側にはギャリドが乗ったトラックが待機していた。校舎側を見るとみんな窓に張り付いて見ていた。知ってる顔もちらほら見かけ…何故か呆れている人もいた。

 

(後で紗夜辺りに呼び出し食らうかなぁ…)

 

視線を戻しエンジンを吹かす。相手はアクセルを踏み込み加速していく。相手との距離はあまり無い。俺も加速する。

 

「こうなったら突っ込んでやらぁぁぁ!」

 

絶叫と共に走り…ゴウラムの角の先に炎がともっているのを見た。キックの時とおなじ。だがそれを確認する前に身体を凄まじい衝撃が伝わる。

 

「うぉぉああ!?」

 

トラックは後ろに下がり横転。それを視界の端に捕え、校舎側から悲鳴が聞こえる。俺はようやく収まった衝撃から身体を持ち上げ立ち上がる

 

「あ…?」

 

バイクからぶっ飛んだのだろう。俺はバイクから少し離れた場所に横たわっていた。慌てて横たわったバイクを確認すると…少しパーツが欠損したりしてボロボロだった。ゴウラムは…バイクの周りに転がっているあの石片だろうか?

 

「1回技を放てば暫くは動けない…か」

 

次にトラックを見る。

 

「…!」

 

トラックにはあの紋章が大きく出ていた。ギャリドは中から出ようとするがその前に…トラックは爆発した。ギャリドを巻き込んで

 

そうして、ギャリドとの戦いは幕を閉じた

 

___________________

 

 

「貴方は一体…」

 

「………ハイ」

 

「まったく…」

 

「……………………ハイ」

 

放課後、今は生徒会室にいる。目の前にいるのは風紀委員の氷川紗夜。俺は今、どえらい説教をされている。なんなら精神が死んでもおかしくない。それもこれもトラックを運動場で大爆発させた俺が悪いのだが…流石の燐子さんも庇いきれないようだ。

 

あの後、消防車などが駆けつけ鎮火作業などを行いながら警官らが事情を生徒に聞いていた。一応大丈夫そうなので授業はそのまま続き…俺はちゃんと途中から入ったがんで色々あって今に至る。

 

「ほんとすんません…」

 

俺は正座してしゅんと項垂れていた。割と本気で申し訳なく思っていた。

 

「もう…次からはちゃんと場所を選んでください」

 

そういえば…ズ集団の時とは違ってメ集団は爆発する範囲が少しばかり大きい気がする。

 

「聞いてますか?」

 

「えっあっ…はい」

 

紗夜さんに言われ意識を戻すと呆れ顔の紗夜さんが立っていた

 

「聴いてなかったです…」

 

「まったく…貴方って人は…」

 

「紗夜さん…ちょっといいですか?」

 

「…?」

 

俺は立ち上がり紗夜さんの頭を撫でた。燐子さんも少しあたふたしている

 

「え…///ちょっと…///」

 

「紗夜さん、表情柔らかくなりました?」

 

「…え!?」

 

「いやなんか…出会った時より柔らかくなったな〜って…」

 

「もう!…でも…」

 

「…?」

 

その先を聞く前に部屋の扉が開いた

 

「一条さん!?」

 

「八意想!って…お取り込み中だったか?失礼した…」

 

そう言って扉を閉めようとした一条さんを止める

 

「違います一条さん!誤解です!だよな!?紗夜!」

 

「そうです!」

 

その後、一条さんを紗夜に紹介してその日は解散ということになった。紗夜は俺が家まで送り届け(日菜に捕まった)何とか家に帰れたのである。

 

もうその時から…時間は進んでいた…

 

 

期末テストというものが…八意想に襲いかかる

 

 

〜その日の夜中〜

 

 

 

「ウワァァァァ!テストダァァァ!」

 

しかも次の日\(^o^)/

 

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