今回の敵さんあまりインパクト無いです(無慈悲)
「酷い顔してますよ…大丈夫ですか?」
いつも通り門にいる紗夜に声をかけられふりかえる
「紗夜か…顔が酷いのは気にするな。昨日徹夜して勉強しただけだ」
あの後とりあえずワークや教科書を見たりしてなんやかんやしていたらいつの間にか朝になっていた。
「テスト勉強してなかったのですか?」
「する暇がねぇだろ…」
「それもそうですね…少しだけなら教えられますが?」
「悪ぃ…ちょっと頼む」
そうして紗夜と向かったのは3年の階の3年A組だった。周りがざわざわしてやけに視線が痛い気がする、とりあえず周りを見渡すと千聖と花音、燐子を見つけた。1クラスで知ってる奴が4人もいる事に驚きながら紗夜からの講習を受ける
〜チャイムが鳴る5分前〜
「とりあえずこれで一通りは大丈夫でしょう。チャイムもなりますしそろそろ帰って準備を始めないと」
「教えてくれてありがとう紗夜、全然分からんかった。」
紗夜がありえないみたいな顔をする。俺はそんな紗夜から逃げるように教室へ帰り…
テストが始まった。
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「はぁ…」
俺はバイクを押しながら歩く、その隣にはポピパの5人がいた。なぜかって?山吹ベーカリーに寄って帰ろうとしたらたまたまである。
「いいなー!バイク!有咲もそう思わない!?」
「うるせー!私に聞くなぁ!」
「あはは、元気だなぁ香澄ちゃん…」
「バイクのハンドル取れるんだ。何に使うの?」
「ちょっおたえ!?分解しちゃだめだよ!?」
「あー大丈夫。くっつくから」
「くっつくの?」
(何に使うかは教えてくれないんだ)
沙綾に聞かれウンウンと頷き実演する。俺はたえから渡されたトライアクセラーをバイクにはめ込む。バイクは弦巻家にメンテ&修理をしてもらいゴウラムの破片も預けておいた。色々と研究するらしいので任せておく。
「へー…すごい…」
「それは思う」
「乗りたい乗りたーい!」
香澄が目をキラキラさせて近づいてくる
「あー…乗せたいのはいいが今は無理だな。また今度の機会だ」
その時、不意に近くの路地裏から声がして…警官が1人転がってきた。血を流してぴくりともしないので恐らく死んでいる
「え…」
有咲も沙綾もりみもたえも香澄も何が起きたか分かっていない。俺も理解するのに少し時間がかかった。そして路地裏から人…いや化け物が1人歩いてきた。猛獣のような見た目、プロレスラーのような体格。間違いなく生身なら死ぬ
「ひっ…」
そんなか細い声を出したのは誰か、俺は近くにいた沙綾に鞄をわたして
「えっ…ちょっ…八意くん!?」
「逃げないとやばいですよ!」
有咲が叫び、相手がこちらを視認する。俺はベルトを出して…
「変身!」
赤のクウガへと姿を変えた。
「えっ!?」
「え…」
香澄達がそんな声を出すと同時に相手も
「クウガ!」
と言い突進してくる。
「はっ…!」
俺は後ろに人がいるので避ける訳にはいかず突っ込んでくる相手をなんとか両手で受け止める。
「っ…!」
思ったより力が強い。俺は突進してきた相手の背中に両腕で肘打ちを入れ怯んだ所に顔めがけ肘打ちを打ち込む。相手は後ろによろめく、追い討ちに俺は拳を2度打ち込み距離をとる。後ろで香澄が
「すごい!すごいよ有咲!」
「し、信じらんねぇ…八意が4号…」
と有咲と会話をしていた
「超変身…!?」
やつの突進に剣で迎え撃とうと紫のクウガになるべくベルトに手をかざそうとした時。相手が右腕にある鎖で俺の右手首に巻き付けてきた。
「くっ…!」
フォームチェンジを封じられてしまった俺はやむを得ず左手で相手の鎖を握り引っ張ろうとするが…鎖はビクともせず逆に俺が振り回されることとなった。
「うぉぉああ!」
俺は近くの停めてある車に激突し左半身に激痛を感じた
「っ!」
相手はいつの間にか鎖を縮ませ俺との距離を詰めていた。至近距離で後ろから鎖を回し首を絞める
「ぐっ……かはっ…!」
追い討ちと言わんばかりに首を絞めてる反対の手で俺の頭を掴み車のトランクに2度、3度とぶつける。車のトランクが凹みビービーと機械音が鳴り響く。
「ふっ…!」
後ろにいる相手に肘打ちをいれ鎖をほどこうとするが意外と絡まりてまどう
「なんだ…これ…!」
その間にも相手は起き上がり俺に体当たりしようとするが俺は地面に座る体勢になり足に意識を入れて相手を蹴る。右足に炎があがり相手にヒットする。
「グォア!」
相手は後ろに吹き飛び鎖も衝撃でちぎれる。その場しのぎのキックなので威力は期待できず…
「…!」
やはり目の前で相手の腹にあった紋章は消された。相手は起き上がり吠える
「ウォォォォアアアア!」
「超変身!」
俺は青のクウガへと姿を変え構える。
「すごいね…あの人」
戦いを見守っているポピパメンバー、たえが口を開く
「信じられないね…あの人がニュースでやってた4号だなんて」
沙綾が八意のカバンをぎゅっと抱きしめながら言う。
「でも相手もすっごく強いね…!」
香澄も少しは怖いのだろう。だがそれでもその恐怖を紛らわせるように口を開く。
「香澄ちゃん…大丈夫…あの人は負けないよ…!」
八意想と出会ってまだ間もないりみが言う
「りみりん…」
「だってあの人は悪い人じゃないもん…だからきっと強くて優しい人なんだ…!」
「そうだね、りみりん!」
そういうと香澄は息を吸い…
「頑張れ!負けるな!」
と叫んだ
「ちょま!なにして…」
「何って…応援だよ?」
「それは分かるってーの!」
有咲が叫ぶ。俺はそれを聴いていた
「まったく…!無茶苦茶言ってくれるぜ…!」
飛んできた鎖をあえてよけずに両腕で掴む。そこから始まる鎖の引っ張り合い
「っ!」
「ふっ!」
無声の気合と有声の気合いがぶつかる。だがしかし、着々と相手の方に俺は近づいていた。
「くそっ…!」
そして相手との距離が近くなり…また俺は首に腕を巻き付かれ首を絞められる。
「ぐっ…あぁ…!」
青のクウガはロッドが無ければあまり強くない。
「超…変身…!」
俺は赤のクウガに姿を変え腕を引き剥がし腹に肘打ちを打ち込む。相手の方を向き拳を数発入れて距離をとる。俺は持ってる鎖をそこら辺に投げ捨て相手目掛け走り出した
「あ…戸山さん」
香澄は呼ばれた方向に振り返ると…学校帰りのafterglowがいた。
「蘭ちゃん!」
「ポピパは何してるんだ…?」
巴が言った時、後ろから音がした
「おりゃ…!はぁ!」
「あ!」
ひまりが指をさす。そこでは赤のクウガと怪物が激闘を繰り広げていた
「八意さん…」
「おーおーやってますな〜」
「正体知ってるんですか?」
沙綾が聞くとモカが
「しってますよ〜」
つぐみが
「前に…助けてもらいました…///」
と少し顔を赤くしながら言う。その事に有咲は少し不思議に思う。
「すごいですよね、あれ」
たえが指さしながら言うとひまりが
「ほんとだよ〜私達が初めて見た時もっと凄かったですもん」
「見たことあるんですか?戦いをしてるとこ」
「うんうん、あの時はボロボロになってて、私達が連れて帰って治したんだよね…」
「そうだね、その時につぐみとモカが喧嘩したんだったな!」
「それでつぐみが誘拐されて、八意くんが助けてくれたんだよね〜!」
「う、うん!」
「へぇ〜!そんな事があったんだ!」
「貴重な経験だね」
「おたえ…」
沙綾が頭を抱える。
「今もこうやって頑張ってるんだね。八意くん、話聞いてみたいかも…」
皆が八意想を見る。
「はぁ…!」
俺はジャンプしながら相手の顔に拳をぶつける。鈍い音が響き、相手が後ろによろめく。そこにもう一撃入れようとするが避けられ俺の腰を掴み投げ飛ばす。
「ぐわっ…!」
トライチェイサーにぶつかり一緒に倒れる。後ろから破砕音がして振り返りすぐに視線を戻す。
「っ!?」
タックルをかまされ後ろに吹き飛ぶ。さらに歩みよった相手がトライチェイサーが踏み火花を散らす。立ち上がった俺にメリケンサックで殴ってくる。
「ぐあっ…!」
左胸にメリケンサックの猛攻
(こいつ…心臓でも潰す気かよ…!)
俺は両腕で防御する。左腕も右腕にも激痛が走る。
「ぐっ…はぁ!」
俺は攻撃の隙を何とか見極め拳を打ち込む。後ろに下がる相手にさらに追い討ち…そして
助走をつけるべく後ろに数歩下がる。相手の腹には傷がひとつ、そこを弱点と見た俺は傷にむけてキックを放とうとした
両腕を開いて腰を落とした構えを取る
敵に向かって走り出す。足の裏から炎が上がるのを感じながら、タイミングを見計らってジャンプ
「うぉりゃああああああ!!」
と叫びながら飛び蹴りをぶちかます。相手の腹に見事命中し俺は膝をついて着地する
「はぁ…はぁ…」
足から煙が出ていた。そして…
「グワァァァ!」
と叫びながら相手は爆発的した。
気を抜いたせいか左半身が痛む
変身を解除し、ポピパの方を向き…
「なんでafterglowまでいるんだ?」
何も気づかずにいたので、俺は少しばかり困惑した。
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「今から練習の時にたまたま通りかかってこうと」
状況が分かり、皆と歩く。バイクは黒服が回収して行った。
ポピパとafterglowは仲がいいんだなと思いながら俺は歩く。そして分かれ道で
「じゃーなー」
「あ…あの…!」
「ん?どうしたつぐみ?」
「また…明日…一緒に帰れませんか!?」
「「え?」」
afterglowもポピパも固まる。その中俺は
「…?、べつにいいけど、迎えに行けばいいのか?」
頷くつぐみ、その顔は紅く染まっていた。俺は不思議に思いながら別れた
〜afterglowside〜
「もしかしてつぐー」
「な、何かなモカちゃん!」
「八意くんの事好きなの〜?」
「ええっ!?」
キーボードをセッティングしていたつぐみの手があたふたする。
「うん、なぁ蘭、あれは大胆な告白だったな」
「そうだね、本人は気づいて無さそうだけど…」
「巴ちゃんも蘭ちゃんも!?」
「つぐ〜抜けがけはよくないぞ〜」
「ひまりちゃんまで!?」
その後、質問責めされたつぐみであった。
〜ポピパside〜
(あれはもう好きって言ってんのと変わんねぇじゃねぇか〜…)
「どうしたの有咲?分かれ道だよ?」
「え、あ、ほんとだ。」
(香澄達も本人も気づいてないし…)
有咲は考えるのをやめた。本人がどうにかするだろうと言うふうに結論付けて
〜山吹ベーカリー〜
「やっとついた…」
「あはは、お疲れ様。今用意してくるね」
「おう…」
俺は店の奥へと消えた沙綾を待ちながらパンを選ぶ
「なんだこれ…ポッピンパン…?古代パン?」
見るからにハンバーグ定食なパンやシナモンロールなパンがあり意外と面白いのが増えてる。
「ポッピンパンか…なんとなくアイツらポピパが頑張って考えたっぽいな…ひとつ買おう。…でかいな」
古代パンとポッピンパンとやらをトレーに乗せた所で沙綾が帰ってきた。
「おう、沙綾。エプロン似合ってるぞ」
「えっ!そうかな…?」
「うん、」
(初めて言われた…男の人に…)
「そういえばさ…八意くん」
「なんだ?」
「あの姿、なんなの?」
トングを止めて沙綾の方を振り返る。その目には疑問と少しの警戒が見えた。
「見た通りだ、アイツら化け物と同じ分類。世間一般では4号だったか?」
「もしかして…私達を襲ったりしない?」
「どうだろうな、今はあれだがもしかしたらあるかもしれない。ま、そうなったら自害してでも止めるがな」
「自害…どうしてそこまでしてるの?」
「さあな、ただお前達の笑顔を人知れず守りたいだけだ。それが記憶を無くした俺の今のやりたいことだ。」
「そうなんだ、ね、よかったら話聞かせて?」
「別にいいが…つまらないぞ?」
「いーの!」
沙綾はなぜかは分からないが。今の彼は無性に守ってあげたい。そうでもしないと…
どこかへ消えてしまいそうな危うさが今の彼にあったから
だからこそ沙綾は話を聞いて少しでも彼の気持ちが和らげばいいなと思ったが…
聞いた話が思った以上に残酷で少し気分が悪くなりそこで沙綾の意識は途切れる。
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「ん…」
「あ、起きたか。おはよう沙綾」
「えっ!?」
気を失っていたのだろう。そこまではいい
「なんで…八意くんが私のエプロンを?」
「ああ、これか。気を失った沙綾の代わりに店番してた。」
沙綾の父母には少し疑われていたが母が思ってたより優しくすぐにうちとけ代わりに店番をさせてくれたのだ。
「お前の父さん母さん優しいな。余り物のパンまでくれた。これで明日の朝飯がどうにかなった…よし!」
小さくガッツポーズをとる彼に
「ふふっ…」
沙綾は微笑んでしまう。
「なんで笑った、まぁ…いいや笑顔みっけたてことで」
「なにそれ、変なの」
「じゃ、俺帰るわ。歩きだけど…」
「ちょっとまって…!」
沙綾はなぜか八意の服の裾を掴んでいた。沙綾自身も分からない。
「ん…?どうした?」
彼は優しい声で沙綾の頭を撫でていた
「聞いたぞ、妹と弟から、沙綾は凄く頑張ってるってな、そんな頼りになる人でもたまには甘えたくなる時があるんだよ。」
少しズレているような八意想の意見に沙綾は笑う余裕すらなかった
(心臓が…ドキドキしてる…もしかして…)
「やべ…タマにご飯あげないと」
彼は沙綾の頭を撫でるのを辞めたあと、店の外へ出ていく、
「変身…!」
周りを見て静かなこえで青のクウガへ姿を変えた
「本来ならあれだが遠いからね仕方ないね…じゃーな!沙綾、また明日!」
そういうや否や彼は恐ろしいほどの跳躍力で飛んでいってしまった。
「これが…恋か…」
沙綾は綺麗な夜空を見ながら1人呟いた
本編でもガドラさんは昼から夜までずっと戦ってましたが1話限りの登場でしたね〜
総集編だからかな…