テストが終わり終業式を迎えた。
「よっしゃああああ!夏休みぃぃぃ!」
夏休み初日、俺は特別やることも無いがとにかく今日はダラダラしようと思いソファに寝転ぶ
「タマも涼しいほうがいいもんな〜」
にゃ〜お。とエアコンの下で丸くなってるタマ。1番涼しいとこ行きやがってこんちきしょう。
「あ…そういえば色々切らしてたな」
ネコ用おやつに水にインスタント食品。
「買いに行くか…」
そう言いながら服を着替えてバイクに跨る
「黒服さんには本当にお世話になってるなぁ…今度なにか買っていくか…あとまりなさんにもバイトの件で色々やっちゃってるしなぁ…」
そうゆうのを一気に見れるのといえば
「ショッピングモール…行くか…」
にしても熱い。バイクで走っているのに体に来るのはクソみたいな熱風。おまけにヘルメットのせいで顔は余計に暑い。早く帰りたいので少し速度をあげたのだった
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「ふんふんふーん♪」
鼻歌を歌いながら歩く弦巻こころを先頭に、ハロハピが歩いていた
「あっつ〜…アイスも溶けるよこれ…」
「美咲ちゃん…大丈夫?」
「大丈夫だよ…花音さん」
「みーくん大丈夫?」
「はぐみは相変わらず元気だねぇ〜」
こうなったのは30分前のハロハピ会議にて
『今日は暑いから皆でアイスを買いに行きましょう!』
『またそれは突然な…』
『はぐみはだいさんせー!かーくんは?』
『私も賛成だね』
『私も…美咲ちゃんもどう?』
『…わかりました…』
という感じである
「にしてもいつ着くの…?」
「あともう少しよ!」
その時、近くから男性の声がした。
「なんだね君は!」
そして…
「うわぁぁ!」
こころ達も前に倒れる男性。男性が着けてたであろう眼鏡がそこら辺に落ちる
「え…?」
「あら?大丈夫かしら!」
「ちょこころ…!?」
とりあえず5人は近寄るとその近くには人が1人、立っていた。不思議な雰囲気の…男性だろうか…女性だろうか
いまいち性別が分からないが奥沢美咲はこの人には近づいちゃダメだと言うのが伝わってきた。それは隣にいたはぐみも分かるらしい。暑くて出る汗とは違う汗が流れていた。
「これ…逃げた方がいいんじゃ…」
「え…?」
美咲はこころの手を掴み走り出す。それにつられはぐみや薫、花音も…だが
「きゃ…!?」
「花音さん!」
「かのちゃん先輩!」
「花音…!」
花音はつまづいてこけてしまった。相手は気味の悪い笑みを浮かべながら歩いてくる
「やだ…」
そして…
その時だった。ブォォンと音がし花音の目の前にいた人がぶっ飛ばされフェンスにぶつかり…
「「!?」」
キノコみたいな見た目の化け物に変わった。そして花音のまえにいる人物は…
「八意さん!」
ヘルメットを外しバイクから降りて花音に手を伸ばす。そのバイクには荷物が吊り下げられており買い物帰りだったことが伺える
「大丈夫か?花音。立てるか?」
「う、うん…ありがとう」
「お前らも大丈夫か?」
「はい…大丈夫です。じゃなくて八意さんも逃げましょう!」
「いや…大丈夫だ。」
咄嗟に言われた言葉に美咲は理解出来なかった。だが…
「変身!」
八意想が4号になるのを美咲たちは見た。
「「え!?」」
俺はそんな声が後ろからして…そういえばもうこれで全員にバレたなと苦笑する。
「クウガ…」
と言った相手の方を見る。俺は飛びかかり拳を入れる、見事腹にヒットし相手は後ろによろめく。俺はさらに追い打ちを入れて蹴り飛ばす。その相手にまた追い打ちをかけるが避けられる。
「すばしっこいな…!」
壁にもたれかかっていた相手に拳を入れようとするが躱された…そして相手は隙を狙い俺に抱きつき…
口移しで首に何かを注入した。
途端、全身に力が入らなくなる
「あ、あ あぁぁああ…」
呂律が回らない。思考ができない。よろめきながら逃げる相手を追いかけようとするが…足に力が入らなくなりその場に倒れる。その時に俺は白のクウガへと退化した。そして変身が解除された
「あ、あああ…」
「大丈夫ですか!?八意さん!しっかりして!花音さん救急車!」
「わ、分かった!死なないでね想くん…!」
そんな声が耳に伝わるが既に体の感覚がなくなりつつあった。
(だ…め…だ…いし…き…が…)
体の内側が腐っていく。それはやがて血管に達し脳に達してどこかダメなところへと毒が回って…
(お前ら…ごめんな…)
八意想の心臓は…止まった
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「想くん息してない!」
はぐみが口に手をかざしながら叫ぶ。
「想くん!想くん!」
「そんな…」
花音はスマホを落としてしまった。カシャンと音がして画面が割れる。美咲もその場にへたりこんでしまった
「私達のせいだ…私達のせいで…」
美咲は後悔した。あの時外に出るのを止めてさえいれば彼は死ぬことなど無かったのだ。
しばらくして救急車がやってきた。
だが病院に着いても、医者たちは首を横に振るばかりで何もしてくれなかった。
その間も…誰も喋らなかった
八意想は病院で1番大きくて豪華な部屋に運ばれた。
彼にはもう、心電図モニタも点滴も必要ない
しばらくしてガールズバンド全員が集合した。
安らかに眠る彼の姿を見て日菜、つぐみ、沙綾、紗夜、リサが彼に駆け寄る。その目には大量の涙があった。
「そんなぁ…!想さん!」
「つぐみ…」
巴が声を出すがその声も弱々しい
「こんなの…こんなの無いよ…!」
「リサ姉…想くん…ゲームしよって終業式にりんりんと約束したじゃん…」
だが彼は目覚めない
「ねぇ…想くん…?るんってこないよ…?何かのドッキリなんでしょ?」
「日菜ちゃん…」
ドッキリじゃないなんてことは誰にでもわかる。だが日菜はそれを受け入れたくない
パスパレメンバーはあんな日菜の姿を見たのは初めてだった。あんなに泣く日菜の姿を…
「想くん…!」
「さーや……」
香澄もいつも通りの元気さは無かった。
「八意さん…!」
あの紗夜があんなに取り乱している。そしてしばらく…
彼女達の泣く声だけが部屋に響いた
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「…久しぶりに見るな。この世界」
「よっ」
後ろから声がして振り返る
「アマダムか」
「あぁ、お前あの毒で死んだ」
「そうか、まぁ…悔いしかねぇな」
「そこでひとつ、お前を生き返らせることをする。ただし条件がある」
「なんだ?」
「この能力を使えばお前の毒を取り除いて蘇らせる事が可能だ、だが…」
「だが?」
「お前もアイツらグロンギと同室の存在になる。そしてもし俺が破壊されたりしたら…お前は死ぬ」
「ネビュ〇ガスかなにかかよ…ま、いいぜ」
「随分あっさり決めたな」
「ああ、言わなきゃバレないからな。」
「…そうか、じゃ始めるぞ。」
「ああ」
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〜次の日〜
「リサ…紗夜…」
Roseliaは集まって練習をしていた、だがリサも紗夜もいつもよりミスが多くとても練習と呼べるものではなかった。その理由は友希那でも分かる。
「今日の練習は終わりにしましょう…みんな各自休むように、リサ、紗夜、あまり無理はダメよ?」
「分かった…」「わかりました…」
〜afterglow〜
「つぐみ…大丈夫か?」
「えっ…うん、大丈夫だよ…」
afterglowも練習と呼べるものではなかった、特につぐみが、蘭達が心配しても大丈夫の一点張り、大丈夫じゃないことくらい…痛いほどわかるのに
「今日はやめにしよっか」
「蘭ちゃん…」
〜パスパレ事務所〜
「日菜さん…ずっとあんな感じで…」
麻弥が困ったように口を開く。千聖もイヴも彩もみんな接触を試みるが返ってくるのはどこか気が抜けた返事、お手上げ状態だ
「今日のレッスンは中止にしましょう」
「千聖さん…」
事務所の社長もスタッフさんも事情を知っていた。だから余計な口出しはしない
だが一方で
「撃て…!うわぁぁ!」
「くそっ…何で効かなくなった…!八意想はなにをしている…!」
一条を含めた警官は必死に戦っていた。だが奴にガス弾は突如として効かなくなり、4号が来てくれない状況のなか、1人、また1人と死んでいく。毒を注入では無く放てるようになったギノガは凄まじいものであった
「僕のこの毒で、あのクウガはもう死んだよ」
「なんだって…!?」
一条は動揺してしまった。クウガが死んだ…つまり八意想が死んだという訳だ、相手は楽しそうに続ける
クウガからの攻撃を受けて休んでいた所に他のグロンギから
「相変わらず虚弱な奴だぜ」
「情けない奴」
と嘲笑われたギノガだったが、
敵の攻撃を受ける度に体質を変化させる能力を持っており、クウガや警察との闘いを経て、警察のガス弾にもビクともしない体質に変化したのだ
「だからこれからはもっと楽に、もっと沢山の人間を楽に殺せる…きっと、すごく楽しいよ!」
心底楽しそうに笑う。
「貴様…!」
一条悠介は激怒した。効かぬとわかっていてもガス弾入りの拳銃を放つ。
まだ未来がある子供を守れなかったことへの悔しさ
そして…目の前の化け物に対する怒りとともに
「…?」
不意にギノガは違う方向を向いた。そして…
「もうクウガもいない。今日は見逃してあげる、でも明日は、たくさん殺すよ!」
そういうと、どこかへ行ってしまった。
「くそっ!」
一条はパトカーを殴った。拳から血が出る。周りを見渡せば、大量の死体だ。みんなガスマスクを付けているからわからないが死に顔はきっとひどい。一条はパトカーを動かした。
シリアスなんか書けなかった…
次回…